仮面夫婦の実態って?我慢は本当に美徳?日本人に多い仮面夫婦のあり方！

みなさんこんにちは。

仮面夫婦歴10年、カトレア姐さんです。

人間誰もが、何らかの仮面をかぶって生きています。

しかしながら、一言で仮面夫婦と言っても、男性のかぶっている仮面と女性のかぶっている仮面には違いがあったりもします。

男性の皆さんは、きっと気づいていないですよね。

今回は、仮面夫婦歴10年の末に離婚した私が、仮面夫婦の実態や仮面夫婦になった原因、男の仮面と女の仮面の違いについて、解説していきます。

最後までどうぞ楽しんでくださいね。

仮面夫婦とは、夫婦仲はとっくに冷え切っているのに、人前では仲の良い夫婦であるように演じている夫婦の事を呼びます。

通常なら夫婦として機能していない場合には離婚して当然で、外国では何かしらのメリットがない限り(例えば税金対策や相続問題・地位のある人のステイタスやスキャンダルを恐れてなど）、夫婦仲が修復不可能なのに、離婚せずに夫婦をしている人は異常です。

しかし、日本人の結婚の場合、驚くほど仮面夫婦率は高いんですよね。

ひとつには、日本人が我慢を美徳とする考え方であること、世間的な対面を重要視することなどが理由として挙げられます。

また、結婚して子供ができると専業主婦になる確率が高かったり、女性の社会復帰が困難だったりと女性の社会的地位が低いこと、経済的に自立していない女性が多い事なども理由と言えるでしょう。

ひとことで仮面夫婦と言っても、どちらかが我慢をしている、両方が我慢をしている、夫婦間は冷え切っているが日常の事は普通にこなしている、など仮面夫婦にも様々なパターンがあります。

セックスレスが仮面夫婦への第一歩と考えている人もいます。

確かに、夫婦とは言っても個々の人間なので、夫婦が一緒に協力し合わないといけない事や出来ない事は、セックスや家事、育児などの分野にほぼ限られていますね。

そうでなければ、一人暮らしや同居人と一緒です。

ただ毎日会社に行ってお金を稼いでくるだけ、家事をして食事の用意をするだけ、などの生活では夫婦として一緒にいる意味は見出せません。

仮面夫婦である場合、男の方は妻を人前で自分の所有物のように扱って見せたり、母親や家族の前だけではいい夫を演じて見せたりします。

例えば、会社の同僚などを家に呼び、妻に大量の料理を作らせて自分が「権威ある夫」である事を見せびらかします。

また、「貞淑で自分のいう事を従う妻」であるように、人前で妻をまるで愚妻のように扱い、大きな顔をする傾向があります。

自分の親や親せきなどの身内の前では、積極的に子供をあやし、おむつを替えるなど「いい父親」であるようにふるまうのです。

普段は、全くそんなことをしない夫に限って、人前アピールの代わり映えの速さ、仮面の付け替えの素早さには呆れてものも言えません。

仮面夫婦の女性は、よっぽど親しい相手でない限り、周りの人間に対してとても注意深く振る舞う傾向があります。

仮面夫婦であることを知られる事が恥だと言う意識がある場合や、誰にも知られずに別の目的を達しようと考えている場合があるからです。

そのため、仮面夫婦という事は他人にバレないように振舞い、積極的に外で夫の話をしたり、幸せアピールをしたりするのです。

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どんなに仮面夫婦を繕って見せても、しょせんそれは夫婦ごっこにすぎません。

正直、仮面夫婦をするのには疲れてくることもあります。

そんな仮面夫婦の行く末は、どうなるのか見てみましょう。

恐ろしい事に、仮面夫婦続行中の夫婦は驚くほどたくさんいます。

子供がまだ幼い、逆に子供が不安定な年代、女性が専業主婦で自立する経済力がない、などの理由で離婚に踏み切れない家庭も沢山あるのが悲しいですね。

また中には仮面夫婦ではあるけれども、離婚するまでのメリットが見いだせない、と言うパターンも。

女性にも仕事があり、経済的に豊かで持ち家などの共有財産があったり、夫婦名義の財産があったりする場合など、離婚する手間を考えると仮面夫婦でもいいか、と思うような場合です。

夫や妻のどちらかが浮気や不倫をした、している、と言う場合など「同じ空気を吸うのも無理」と言う程夫婦関係が悪化しているにもかかわらず、仮面夫婦のまま別居をしていると言う場合もあります。

離婚しないのは、どちらかな何らかのメリットがある場合、子供の手前など理由は様々。

別居することによって関係の修復を考えていると言う、すっぱりと離婚に踏み切れない往生際が悪いタイプも多くいます。

離婚は紙切れ一枚の問題ですが、夫婦関係修復のために別居しているメリットはほとんどなく、逆に女性にとっては別居生活の快適さに慣れ切って、離婚へのカウントダウンが近くなります。

仮面夫婦を止めてスッパリと相手を見切り、新生活へ向けて新しい人生へ歩みだすのは勇気のある事です。

時期的なものもありますが、多くの場合仮面夫婦でいる間に何年もの時間を無駄にしてしまっているでしょうから、離婚する事で気持ちの面ではスッキリするのではないでしょうか。

お見合いで結婚したら相手が思っていたのと違っていた、授かり婚でスピード結婚してしまった、など相手をよく知らないで結婚してしまったのは私の例ですが、仮面夫婦になるまでには実に様々な原因があります。

仮面をかぶったまま夫婦関係を築いている、仮面夫婦継続中の夫婦にも、実際には仮面夫婦になってしまった明らかな原因があるのです。

主な原因を見てみましょう。

夫婦のどちらかが、浮気や不倫をしたと言う場合があります。

片方が浮気をしたことによって、相手とセックスするのが苦痛になり、セックスレスになっていきます。

他の女を抱いた夫に抱かれる、他の男に抱かれた女を抱く、など生理的に受け付けないタイプの人の場合、相手をいつまでも許せなくなり、そのまま仮面夫婦の状態に突入することになります。

同じ空間にいたくない、同じ空気も吸いたくない、と言うのが生理的に受け付けないと言う状況で、浮気の場合には高確率でこのパターンから仮面夫婦に突入します。

家の事や子供の世話を全く見ない、家事育児に協力的ではない男性は、だんだん女性から尊重されなくなります。

子作りだけ積極的で、後はほったらかしなんて、最低ですね。

作る時は共同作業なのに、なんで産んでからは単独作業なんだと、女性からは怒りが。

そもそも、「(家事や育児を)手伝っている」と考えているのが問題です。

家事や育児って、お手伝いじゃないですよね、大人の責任です。

妻からの尊重がなくなる事により、夫婦仲が冷めていきます。

この手の妻は、夫と話し合いをしたり揉めるのもめんどくさいため、仮面夫婦として生活をしています。

産後鬱は自分でもどうしようもない事です。

また、自覚がない場合も多く、多くの夫が産後鬱の状態について無知なため、知らず知らずのうちに仮面夫婦となってしまう事があります。

妻が産後鬱の夫の多くが、妻の症状を自覚しておらず、自傷行為や自殺をしてしまったり、虐待をしてしまったりなどと悲惨な症状が出てきてからやっと気づくと言う人もいます。

こういう夫の多くはまた、自分たちが仮面夫婦と言う状態になっている事すらも気づいていません。

結婚何年も経って仮面夫婦になってしまうのがこのパターンです。

結婚当初は、相手と理解し合おうと血のにじむような努力もしたはずです。

納得いくまで話し合ったり、時には派手なケンカをしたりしましたが、そんな状態が続くと人間は心身ともに疲れ切ってしまいます。

そのうち、「はいはいって相手のいう事聞いていれば取りあえず揉めない」「ケンカするエネルギーももったいない」「夫(妻)は変わらない」など、あきらめの境地に入ってきます。

このように相手に期待しなくなった頃には、すっかり仮面夫婦が出来上がっています。

DVやモラハラを受けている場合、虐げられている事を隠すために、家の外では仮面夫婦を装っている事があります。

助けを求める事ができない場合も多く、他の人から見るとただの「夫に尽くす貞淑な妻」と思われている場合も。

モラハラ夫を持つ妻の場合、夫の言う全てが自分の中の真実と思い込んでしまっている場合もあり、妻側が夫婦として機能していない事実に気づいていないと言う事も稀にあるのが恐ろしいですね。

夫婦としては全く機能していなくても、仮面夫婦としてやっている場合「他人の結婚との比較」「自分の以前の結婚生活との比較」も挙げられます。

例えば私の場合は、仮面夫婦だったけれども「前の夫は無職だったけれど今の男は働いているだけ前よりもまだまし」と言う感じに、以前よりはちょっとまし、他人よりはうちの方がまし、と思う事で夫婦として結婚生活を無理やり送ってしまうのです。

ただの我慢の延長なのですが、既に求めている結婚のレベルが低いため、それよりはちょっとマシなレベル、と言う事で仮面夫婦のままずるずると関係を続けてしまいます。

すっかり愛情が冷めた場合の仮面夫婦が、無関心夫婦です。

もはや、夫婦でいる意味もないのですが、相手がしている事など、もはやどうでも良いのです。

相手が浮気していてもOK、むしろ自分を求めてこないなら好都合。

その代わり自分の事もほっておいて欲しい、そのような修復不可能な状態の仮面夫婦です。

この状態になるまで、浮気や不倫、ケンカや話し合いなど数々の段階を通ってきた場合が多く、原因と言うよりは仮面夫婦の最終段階とも言えますね。

さてここからは、妻側の話です。

妻も、ただ単に仮面夫婦でいるわけではありません。

私の場合は離婚までの約10年間、仮面夫婦を通していましたが、全く何も考えずに仮面夫婦をしているわけではないのです。

妻もただ、何も考えずに仮面夫婦の座に甘んじているわけではありません。

仮面夫婦でいるにはそれなりの理由があるのです。

例えば、休職中や育児休暇中の妻の場合は、社会復帰するための時間稼ぎとして、黙って仮面夫婦をしている場合があります。

例えば子供の将来の資金や家計の足しに、と言いつつ離婚資金を貯めている可能性もあります。

離婚までは仮面夫婦として生活基準を下げずに、計画的に準備している妻は、多いのですよ。

DVやモラハラ、ネグレクトの夫を抱えて仮面夫婦をしている妻は、離婚に有利になるための作業を黙々とこなしています。

例えば、何月何日にどんな出来事があったかを細かに日記などに記しています。

DVやモラハラ夫の場合、すんなりと協議離婚できない事があるため、状況証拠や物的証拠は必要になってきます。

いざ裁判になった時に備え、証拠品は多ければ多いほど良いので、何年にも渡って仮面夫婦をしながら、離婚に備えています。

日本人の仮面夫婦に多いのが、「子供のために我慢している」という犠牲心からくる仮面夫婦です。

子供にとってはいい迷惑の場合もあるでしょうが、子供がある程度の年齢になったら、成人したら、社会人になったらと期限を決めて我慢している場合も。

子供が成人したら離婚しようと、ずっと機会を狙っている場合もあります。

仮面夫婦の女性に多いパターンで、熟年離婚も同様です。

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上記の仮面夫婦の原因やパターンは、多くが自分の身の上に起こった出来事です。

私の場合は元夫が外国人だったため、状況はさらに複雑で、仮面夫婦と言うよりはもはや偽装結婚と言っても良い状況だったでしょう。

つまり、元夫に滞在許可を下すために、仮面夫婦の状態を10年も続けてしまったと言う訳です。

ちなみに、仮面夫婦を続けた事に対して、私側のメリットは全くありません。

人生において関わってしまった男への、最後の仕事、と言う自念を込めてひたすらただ10年間を耐えただけです。

元夫はDVとモラハラがひどく、結婚1年ほどで既に別居生活をしていました。

外国人という事で滞在許可が下りず、滞在許可目当てだと他に結婚をする相手も中々見つかりません。

夫の仕事関係の友人や、同じ国の友人に会うとき、夫の家族と会うときには「妻」を演じ続け、日本人である私の事を悪く言う人はいませんでしたね。

連絡は必要最低限を、メール連絡のみ。

しかし、自分が「滞在許可のために利用されている」という事は極力考えないように努力はしていました。

考えると腹が立つ以外、建設的な事は何もありませんでしたしね。

結局、滞在許可証が下りるまで実に10年が掛かり、最終的には離婚という道を選びました。

当然でしょうね。

でもその間にも不誠実な元夫に関するDVなどの証拠を黙々と集めて、実に書類はファイルに2～3冊分になっていましたし、実際離婚の際に有利に働きました。

仮面夫婦でいた10年間は、他の出会いを見つけると言う点では正直無駄にしてしまったとは思いますが、自分の人生においては資格取得や転職をしたりと黙々と過ごしていましたので、結局は自分の人生は自分の物、現在は充実した毎日を過ごしていますよ。

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