【心理カウンセラーが解説】夢精は精神病と関わりがある？夢精との上手なつき合い方とは ?

こんにちは！

心理カウンセラーのすみれです。

いろんな方のこころのお悩みに寄り添い、たくさんの恋愛や性のいろんなかたちを聞かせていただいています。

単に診断や対処を教えるだけではなく、実際に生活の中でどのように恋愛や性についてつきあっていくかをリアルにひも解くのが心理カウンセリングのポイントです。 

私の記事がひとつの正解ではなく、皆さんの恋愛や性生活のヒントになれたら嬉しいです。

皆さんは夢精についてどう感じていますか？

朝起きると違和感があり、はっ！としてパンツの中を確認すると出くわす例のあれです。

どうやら夢精を良く思うか悪く思うかは人それぞれ。

単に「気持ち良いもの」「恥ずかしもの」と決めることはできそうにありません。

中でも、夢精は精神病なの？精神病と関連あるの？と不安に思う人も結構多いんです。

夢精は思春期に良く見られるイメージが強いので、大人になってふと訪れると不安になるのも当たり前。

また、濡らしてしまったアンダーウェアを見ると恥ずかしかったり後ろめたかったり、さらに同居している人がいたらその後の処理に悩む人も多くいます。

夢精に悩むのはあなただけではありません！

ここでは夢精について正しい知識に触れ、夢精を単なる生理現象として紹介するのではなく、実際にどう考えてつき合っていったら良いのかを紹介していきます。

その中でも精神病との関連についてお話していこうと思います。

それでは夢精と精神病について、一緒に考えていきましょう！

夢精について、Medical Note（https://medicalnote.jp）では

「睡眠中に性的な夢を見ることなどにより射精をすること」とまとめられています。

何かしら性的に興奮するもの、夢だけではなく就寝前に見たり聞いたりした性的に

興奮する出来事などが夢精の種になります。

そして、前立腺への刺激が夢精のトリガーとなります。

一方で、睾丸に精液があまりにもたくさんたまっている状態だと、特に刺激がなくても引き金となって夢精が起きることがあるんです。

思春期に訪れる夢精の代表的なかたちがこれですね。

これだけだと、夢精が思春期特有のもののように見えますが違います！

「精液が睾丸を満たして」いて、「前立腺への刺激」がある、この２つを満たしていれば夢精は起きるので年齢はあまり関係ありません。

むしろ、いわゆる「疲れマラ」「お疲れ夢精」と呼ばれる、疲労がたまったことによる夢精も存在し、

むしろ中高年の方に多いんです。

これは単純に精液の量と前立腺の刺激が原因で起こるのではなく、極度の疲労で体が「命があぶない！」と反応し、子孫を残そうとして精液を出させようとするんです。

それは３日です。

つまり、３日で睾丸がパンパンになります。

溜まった精液は当然そのままにしておくと古くなるので、定期的に新しい物と交換する必要があります。

精液は出せば出した分だけ作られるので、定期的に何らかの方法で外に出す必要が出てきます。

つまり、出さない状態で３日間が経つと夢精する可能性は高くなるんです！

先ほど挙げた「疲れマラ」「お疲れ夢精」ですが、自律神経との関係についてお話ししようと思います。

自律神経には体を活発な状態にする交感神経と、リラックスした状態にする副交感神経があります。

ぐっすり良い睡眠をとるためには副交感神経の活動を高める必要があるのですが、「疲れマラ」「お疲れ夢精」はストレスで交感神経が活発なまま、倒れるように眠った時に起こりやすいんです！

これでは健康な睡眠がとれているとは言えません。

「疲れマラ」「お疲れ夢精」はあなたのこころとからだの健康が危ないことを知らせているんです！

夢精の原因はオトコの精力バイブル（https://otokonoseiryokubible.com）によると

①   性的な夢によって刺激されるもの

②   膀胱と前立腺のバランスによるもの

③   慢性的な疲労やストレスによるもの

とまとめられています（一部加筆）。

夢精は単に睾丸が精液でパンパンになって溢れ出たことなので当然病気ではありません！

思春期に比べると精液の量は減るので可能性は低くなりますが、睾丸が働いている以上、年齢に関係なく起こるんです。

ただ、先ほど挙げた「疲れマラ」「お疲れ夢精」や、精液に血が混じる場合には病院で相談しましょう。

さらにもう一つ。

特に性的な刺激がなくて勃起もしていない状態なのに日中に精液が出てしまう人もいます。

これは遺精と言うもので、「疲れマラ」「お疲れ夢精」もこの仲間なんです。

この時点で何かしらストレスをケアする必要がありますが、さらに定期的に射精しているにもかかわらず起きるときは他の身体的な病気を疑う必要があります。

勝手に判断をせず、病院の受診を考えてみてくださいね。

ここまで、夢精の基礎知識についてお話ししました。

普段の生活の中で必ずしも夢精について正しい知識を身に着けられるとは限りません。

周囲から誤った知識を教わったり、偏ったイメージを植え付けられることもままあります。

ここで大切なのは大きく３つ

①   大人になって夢精することは自然で恥ずかしいことではない！

②   「疲れマラ」「お疲れ夢精」はこころとからだの危機を示すサイン！

③   他に精液に血が混じる、定期的に射精をしていても遺精が起きる場合も病院の受診を考える！

とまとめられます。

後でもお話ししますが、夢精をすることはあなたが悪いわけではありません！

ぜひこの記事を読んで、あなたの夢精に対する知識を整理してみてくださいね♪

夢精自体は精神病ではなく、ごく自然なもので恥ずかしいことではないことがわかりました。

では、うつ病やパニック障害など、他の精神病とは関係があるんでしょうか。

これまで夢精と他の精神病との関係は特に言われていません！

つまり、夢精をしたからと言って何か精神病を抱えているのかと不安になる必要はない！ということですね。

何かしらの精神病が原因で夢精が起きると言うより、

夢精への不安や嫌な気持ちが、ストレスになることの方が多いようです。

ストレスになるということは、たとえ夢精自体が問題のないことでも本人にとっては嫌なことですよね。

そこで、夢精とのつき合い方を工夫してみましょう。

これからそのつき合い方を考えるヒントをお話しするので、参考にしてみてくださいね♪

もう一つ大切なことを加えたいと思います。

夢精をしてしまうのはあなたのせいではありません。ごく当然な生理現象です。

むしろそれでストレスを抱える方が心配です。是非、ご自身を責めないであげてくださいね。

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ここまでで、夢精は精神病ではなく、ほかの精神病とも関係しないことが分かりました。

そうと分かればあとはあなたに合った夢精とのつき合い方を身に着けて夢精と仲良しになってみましょう！

皆さん色んなつき合い方をしているようなので、ちょっと覗いてみましょう。

夢精を歓迎する人の多くはその気持ち良さについて語っています。

なんと、マスターベーションやセックスよりも気持ち良いと言う人もいるんです。

夢精は夢か現実かが分からないふわふわっとした状態で起きるので、まさに夢見心地な射精体験になるそうです。

夢精を歓迎しない人はこれまで「夢精しないようにしなくちゃ！」とばっかり考えていたと思いますが、環境を整えて楽しめるようにできると、もはや夢精は問題ではなく予防の必要もなくなります。

でも、夢精を歓迎しない人が多くいるのも事実ですよね。

夢精を歓迎しない人の多くはその恥ずかしさや後ろめたさ、嫌な気持ちに加え、汚れてしまったアンダーウェアの処理に困ることを理由に挙げています。

夢精して気分が下がっているにもかかわらず、下着という厄介事を抱えるとなると、やはり手放しに喜ぶことができないのも無理はありません…

夢精へのイメージは周囲の環境で作られるので、夢精の問題はその人ではなく、環境によるものが大きいんです。

夢見心地な射精体験、文字を見るだけで心地よくなりそうです（笑）

基本的な方法は

①   マスターベーションを我慢し、精液を貯めておく

②   寝る時に性的に興奮するものを見たり、妄想したりする

の二つです。

他にも皆さん独自の工夫をされているようです。

夢精を体験する人はとても多く、また、夢精することで恥ずかしい気持ちになった男性も多くいるのも事実。

つまり夢精に大なり小なり悩まされた経験があるのはあなただけではないのです。

さらに言うと、気恥ずかしさであまり周りに話せない経験もしています。

気心の知れる友だちに話してみれば「お前も？」と、個人差はあるものの共感してくれることの方が圧倒的に多いんです。

たとえ直接経験したことがなくても、アンダーウェアに精液がついた状態の不快感を想像できない人はあまりいません。

同じ悩みを持つ人と話をすることは心理学的にも推奨されている方法です。



問題を自分だけではなく人と一緒に抱えるので問題が軽くなるんですね。

さらに、色んな人にとって夢精への考え方や体験が違うので、面白い発見があるかもしれませんね。

先ほども少しお話ししましたが、夢精の問題は環境によって作られるものでもあります。

思春期であれば特に起きやすくごくごく当然なものですし、生殖機能が健康であれば大人になっても夢精は訪れます。

もし夢精することに対して否定的なことを言われたのなら、その方の知識が間違っていることになります。

また、「疲れマラ」「お疲れ夢精」であればむしろ周りの人が気づいてその人のストレスをケアするよう理解し支えることが必要になります。

繰り返しになりますが、「疲れマラ」「お疲れ夢精」はその人のこころとからだの危機のサインです。

それでもやはりできれば回数を抑えたいと思うのも当然です。

基本的には

①   定期的にマスターベーションやセックスで射精をする

②   寝る前に性的に興奮するものに触れない

③   ストレスをケアして日頃からリラックスできるよう心がける

の３つです。

それではここで実際に私が担当したカウンセリングの中で夢精に関するエピソードを、個人が特定できないかたちで紹介しますね。

その方は２０代後半のサラリーマン男性で、当時つきあっていた彼女がいました。

しかし、徐々に彼女とセックスレスになりそのまま別れ、さらにそのトラウマから性に対して臆病になってしまいました。

するとセックスはおろか、マスターベーションも緊張が伴ってうまくできなくなってしまいました。

これは性的な行為ができないだけで、生殖機能は健康なのでその間も精液は作られている状態です。

そう、このタイミングでこの男性は久しぶりに夢精を体験することになりました。

それから度々夢精が起きるたびに彼女の記憶がよぎっては気分が沈み、その苦しさを私に恐る恐る語ってくれたのです。

しかし、次第に彼女の記憶が整理され、トラウマが解消され始めたタイミングでマスターベーションが少しできるようになりました。

するとオンラインで出会った女性と仲良くなり、さらにセックスをすることができるようになったんです！このタイミングで夢精はなくなり、彼女の記憶も次第に薄れていきました。

夢精の問題を解決するために適度な発散が役立った良い例かと思います。

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※簡単ですが、年齢確認必須

みなさんいかがでしたでしょうか。

夢精自体は特に問題ではなく、それにまつわる周囲の目とそこから植え付けられるイメージが問題を作っていると言えるかと思います。

そんなイメージにあやつられず、自分なりの夢精とのつき合い方を発見して、適度な発散をしながら素敵な性生活をエンジョイしてくださいね♪

以上、心理カウンセラーのすみれでした。最後まで読んでくれて、ありがとうございます。

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