1泊2日の弾丸トラベル！インドネシア・ジョグジャカルタの観光モデルコース！

こんにちは！インドネシア元在住ブロガーnori norikoです。今回はインドネシアのジャワ島中部に位置するジョグジャカルタをご紹介。1泊2日の弾丸トラベル編です！

２つの宗教が織り交ざる魅惑の古都ジョグジャカルタの旅へLet's GO！！

ジャワ島の中心地として栄えた古都・ジョグジャカルタ。ジョグジャカルタの歴史は8世紀から始まります。

仏教やヒンドゥー教の文化が渡来し、ボロブドゥールいやプランバナンなど華やかな繁栄を示す数多くの遺跡が当時の王朝によって建立されました。

日本の羽田からインドネシア・ジャカルタのスカルノハッタ空港までは飛行機で約7時間。

スカルノハッタ空港で飛行機を乗り継ぎ、ジョグジャカルタのあるアジスチプト国際空港までは約1時間半で到着します。

ジョグジャカルタのアジスチプト国際空港から、ホテル等の宿泊施設がある街の中心部までは車で約30分です。タクシーを利用する場合は1000円程となります。

街中心部にあるホテルに着いたら荷物を預け、いざ観光地へ出発です！

※私は現地オプショナルツアーを申し込み、日本語堪能なガイド付きのチャーターカーを1日手配しました。

ジョグジャカルタの中心部から車で約1時間の場所にある「ボロブドゥール遺跡」に到着です！

8世紀後半から9世紀に造られた世界最大級の仏教遺跡であり、石造の建築物でも有名な世界遺産です。

世界最大の仏教遺跡ボロブドゥール。

その高さは35m、上空から見ると正方形の形をしており、一辺の長さが120mもあるピラミッド状の構造となっています。

とても大きな遺跡ですが建設されてから約1000年もの間、その全てが火山灰に埋もれ密林の奥深くに眠っていたんです…。

遺跡の修復作業に着手したのは２０世紀初頭から。オランダ主導のもと始まりました。

1973年にはユネスコが大規模な修復に着手し、1991年に世界文化遺産に登録されました。

ボロブドゥールの形は、基壇を最下部に壇が５段、その上に円形の壇が３段重なり、そして頂上には鈴の形をした大ストゥーパが立っています。

ピラミッドの三構造は上段から、

「欲界→色界→無色界」という仏教の三界の世界観を表現しています。

この鈴のような形のストゥーパは大小合わせて72置かれおり、内側には1体ずつ仏像が収められています。

ボロブドゥールは「謎の多き遺跡」とも言われてるのです。

そもそもこの遺跡自体、王族の墓なのか寺院なのか今もハッキリしてないそうで…。

色々な調査がされていますが、未だ謎が解明されないミステリアスな遺跡です！

ボロブドゥール遺跡の一番下の基壇から第1回廊へ階段で上ると、さっそく建物の壁にレリーフ（壁画）を見ることが出来ます。

各回廊には端から端まで細かいレリーフ（壁画）が。

仏教にまつわる物語のレリーフが1460面にわたって掘られ、総延長5キロメートルに及びます！

これが約1000年前、当時の人によって掘られた壁画だと思うと…なんだか感慨深いです。

それにしても（火山灰の中での）保存状態が良かったのか、綺麗な状態で残っていますね。

数多くあるレリーフの中で、私が気に入ったのはコレ↓

木の下で座る女性集団はヒソヒソ噂話をしてる、そしてその女性達の顔はとても醜く描かれています。

ぶっさいく…。

これは享楽に対する仏教的な戒め「因果応報」を表してるんですね。人の悪口ばっか言ってると、身も心も汚くなるよっていうことです。笑

ボロブドゥール遺跡全体を見渡せるスポット！

現地ガイドさんにポーズを教えてもらい撮影していただきました。

朝陽に照らされるボロブドゥール遺跡、その奥の森林はとても神秘的。

朝早起きしてでも見る価値はありますよ！！

入場時間は6:00-18:00（チケット販売は17時まで）。遺跡内日本語・英語ガイドが1時間Rp10万で付けることも可。遺跡内ハーフパンツ禁止となっております。※ハーフパンツの場合、入り口にて無料でサロンを貸してくれます。

入場料金（外国人旅行者）は大人：Rp33.75万 / 子供：Rp20.25万 。

※ボロブドゥール＆プランバナン共通券は大人：Rp54.0万  / 子供：Rp33.75万 

※ボロブドゥール＆ボコの丘共通券は大人：Rp54.0万  / 子供：Rp33.75万 

ボロブドゥール遺跡から東へ約3キロの場所にある、「ムンドゥット寺院（仏教寺院）」に到着です。

ムンドゥット寺院はボロブドゥール遺跡より前に建立され、寺院内には巨大な3体の仏像が安置されています。

ムンドゥット寺院の目の前には、とても大きなガジュマルの樹があります。

「天空の城ラピュタ」に出てきそうな大きな樹ですね！

是非ぶら下がってみましょう。遺跡を背景に撮ればSNS映えします！！

入場時間は6時から18時まで、入場料金はRp3.3万となります。

現地ガイドさんおすすめのインドネシア料理が食べれるレストランへ連れて行ってもらいました。

「サテ」という焼き鳥と本場ジャワカレーです！

ジョグジャカルタの美しい田園風景を眺めながらの食事は最高です。

お腹も一杯になったので、次の目的地プランバナン寺院遺跡群に向かいます！

「プランバナン」とは、プランバナン地区一帯にある遺跡群の総称です。ヒンドゥー教寺院と仏教寺院を合わせ240の寺院があったとされています。

このプランバナンでは、仏教とヒンドゥー教の様式が融合した珍しい世界遺産の寺院群を見ることが出来ます。

プランバナン寺院遺跡群内で有名な寺院は以下になります。

★ヒンドゥー教寺院「プランバナン寺院（別名：ロロ・ジョグラン寺院）、カラサン寺院、サンビサリ寺院」

★仏教寺院「セウ寺院、プラオサン寺院」

多くの寺院を持つプランバナンは、ひとつひとつが離れた場所に建てられています。

今回はプランバナン寺院遺跡群でも中心となる、ヒンドゥー教寺院の「プランバナン寺院（別名：ロロ・ジョグラン寺院）」をまわりながら、プランバナンの歴史を振り返りたいと思います！

９世紀のジャワ島中部は北部を仏教の王朝、南部をヒンドゥー教の王朝によって統治されました。

二つの違う宗教の国はお互いに縁戚関係であり、とても友好的だったといわれています。

そして850年頃、南部のヒンドゥー王朝によりプランバナンが建立されました。

プランバナ寺院遺跡群は、920年頃に起こったムラピ山噴火と16世紀の大地震で完全に崩壊し、長い間火山灰に埋もれていました。

その後1930年頃に修復作業が始まります。

修復作業は現在も続けられています。

歩いていると火山灰から掘り起こされた石が数多く置いてあります。

一つ一つ合うピースを重ねていくという…気の遠くなるような作業ですよね…。

写真はプランバナン寺院遺跡群の中心となる、

ヒンドゥー教のプランバナン寺院（別名ロロ・ジョグラン寺院）のシヴァ聖堂です。

シヴァ聖堂の中心には神を祀る部屋があり、後ろの部屋に神の息子ガネーシャ、右の部屋に神の妻ドゥルガー、左の部屋に聖仙アガスティヤが祀られています。

神様の妻ドゥルガーが祀られた部屋です。

この像を触ると、、、美人になれるという言い伝えがあります！

是非美人になりたいので、触ります。笑

プランバナン寺院も無数のレリーフ（壁画）を見ることができます

プランバナン寺院を背景に！現地ガイドさんにポーズも教えていただきました。

現地ガイドさん曰く、正面から撮るよりも斜めから撮る方が迫力が増すのだそうです！

入場時間は6時から18時の間（チケット販売は17時15分まで）です。

また、遺跡内日本語・英語ガイドが1時間Rp10万で付けることもできます。 

入場料金（外国人旅行客）は大人：Rp33.75万 / 子供：Rp20.25万 です。

※プランバナン＆ボコの丘共通券は大人：Rp54.0万  / 子供：Rp33.75万 

※プランバナン＆ボロブドゥール共通券は大人：Rp54.0万  / 子供：Rp33.75万 

※プランバナン&プラオサン&ソジワン共通券は大人：Rp40.5万  / 子供：Rp27万

ラトゥボコとは「ボコの丘」という意味。この周辺にある遺跡は、9世紀頃に造られたジョグジャカルタの王宮跡地です。

現地では「ラトゥボコ」と呼ばれているボコの丘は、プランバナン寺院群から車で約30分の場所にあります。

このラトゥボコ（ボコの丘）は高台に位置し、ムラピ山やプランバナンも見渡せます。

訪れる時間帯は、夕暮れ時がお勧めです！

赤色に染まる空と石門はとても美しく、贅沢な時間を堪能できます。

これも現地ガイドさんにご教授いただいたSNS映えポーズですｗ

入場時間は6時から17時まで（外国人旅行客）は大人：Rp33.75万 / 子供：Rp20.25万

※ボコの丘&プランバナン共通券は大人：Rp54.0万  / 子供：Rp33.75万 

※ボコの丘&プランバナン共通券は大人：Rp54.0万  / 子供：Rp33.75万 

※ボコの丘&ボロブドゥール共通券は大人：Rp54.0万  / 子供：Rp33.75万

ジョグジャカルタ観光1日目を終え、中心街にある宿泊ホテルに到着です。泊まったのは「harper-mangkubumi Hotel」

翌日はホテルから歩きながら街を散策し、中心街にある王宮クラトンや水の宮殿タマンサリを見学します！

ジョグジャカルタ市内のほぼ中心に位置する「王宮・クラトン」

長年ジョグジャカルタを統治してきた王様が住む場所として1756年に建築され、現在も末裔の方がお住まいになられています。

調度品、肖像画、楽器や衣装を展示した博物館があります。

王宮クラトンの近くに建てられた離宮、「水の宮殿・タマンサリ」です。

王室の庭園として造られた水の宮殿（タマンサリ）は、伝統的な舞踊や音楽などを楽しむ場所でした。

この敷地内には大きなプールがあり、王に使える女官たちが水浴びを楽しんだと言われています。

入場時間は9時から15時まで、料金はRp12,000です。

ジョグジャカルタ市内では「ベチャ」と言われる自転車タクシーが並んでます。

運転手さん、けっこう飛ばします。笑

渋滞も通り抜けて車も追い越すのでスムーズに移動ができますよ！ドアとかないので、物を落とさないように気をつけましょう。

観光客目当てのぼったくりがいます。しっかりと値段がおいくらなのか聞いて乗車しましょう。私が利用した際は、5キロ圏内の場所まで1000円程でした。

ジョグジャカルタはひとつひとつの遺跡が離れているため、車での交通手段は必須です。

市内バスやタクシーもありますが、定刻通りに来ない場合が多いのと治安の面でも、日本語堪能なガイド付きのチャーターカーを是非現地で手配することをお勧めします！

現地のガイドさん（日本語）が同行してくれると、ひとつひつつ遺跡の歴史的背景など説明してくれます！（上の写真は現地ガイドさん）

日本の旅行会社のサイト等で「現地オプションメニュー」として用意されてますよ！

いかがでしたか？インドネシアに住むまでは「ジョグジャカルタ」の存在すら知らなかった私も、この歴史深い古都の虜になってしまいました！

インドネシアに出張や遊びに行く家族や友達にジョグジャカルタ観光をお勧めすると、「行ってよかった！」と皆が言ってくれます。

私の中では、バリ島よりもジョグジャカルタがインドネシアでイチオシの観光地です♪

インドネシアを旅行する上でヒントになる情報を纏めています！読んでみてください！