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モンゴルでゲルに宿泊し遊牧民体験!意外に暖かいゲルの魅力と体験談!

モンゴルといえばゲル、ゲルといえばモンゴル、というほどモンゴルとゲルは切っても切り離せないアイコニックな存在ですよね。そんなゲルに宿泊しながら遊牧民のようにモンゴルを旅するツアーの魅力と、ゲルは実は暖かい、といったようなゲルでの体験を通してわかったことをお伝えします。

この記事に登場する専門家

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ひとりバックパッカー女子

Fumi

学生時代にひとり旅にはまり、バックパックを背負って約20か国を巡りました。台湾、カンボジア、タイに住んでいた経験があるので、元在住者目線からの魅力もお伝えしていきます。現在はドイツ系企業で働いていて休みも取りやすいので、休暇を利用して相変わらず一人旅に行っています! ブログ(https://lifeisreseach.hatenablog.com)で一人旅や海外生活の情報を発信しています!

そもそもゲルとは?

ゲル外観

こんにちは!これまで20か国以上を旅してきて、一番良かった国はモンゴル、と思うほどモンゴル旅に恋をしてしまったバックパッカーふみです。

そもそもゲルとは、モンゴルの遊牧民が使用する、移動式の伝統的住居です。

中心には2本の柱があり、屋根と壁は骨組みが組まれ、その周りを羊の毛からできたフェルトや動物の毛皮で覆った造りになっています。

遊牧民の方曰く、冷たい風は北から南に吹くため、ゲルの入り口は南向きに造られるそうです。

モンゴルでゲルに宿泊するには?

現地ツアーに参加しよう

ゲルは上記の通り遊牧民の移動式住居です。

そのため、ゲルに宿泊するということは遊牧民のお宅にお邪魔する、ということになります。

遊牧民の友人がいるのであれば別ですが、いきなりゲルを訪ねて泊めてもらう、というのは難しいですよね。


そこで、ツアーに参加しましょう。

おすすめは、現地のツアー会社、コーディネーターのツアーに参加することです。

日本の旅行会社のツアーは日本語ガイド付きなどの利点はありますが、非常に割高で現地のツアー会社の倍以上の価格のものが多いです。

その点、現地のツアー会社は価格も良心的であり、ローカルガイドなのでゲルの所有者である遊牧民の方々としっかりとした関係性を構築しているのが安心のポイント。

会社にもよりますが、現地ツアーは70ドル(約7500円)x日数といった価格設定で、宿、食事、移動の車、ローカルガイドすべて込みですので日本で予約するツアーと比較するとやはり半分以上安いのです。

引用:https://www.instagram.com/p/BVBPSo7H-Qe/?utm_source=ig_web_copy_link

そうは言っても現地のツアー会社はどこが良いのかわからない!という方へ、同様の価格帯で様々なツアーを提供しているWIND HORSE GUEST HOUSE & TOURSというツアー会社がおすすめです。

とにかくスタッフのホスピタリティが素晴らしく、経験豊富なローカルガイドが幅広い知識や人脈を活かし、特別な思い出として記憶に残る旅を提供してくれます。

モンゴルのゲル宿泊ツアーの魅力とは?

モンゴルのツアーの魅力は、ゲルに宿泊できることの他にも沢山あります!

①大自然を感じられる!

モンゴルの旅でなによりも感動するのはやはりモンゴルの自然の壮大さです。

ツアーの日中は車でモンゴルの広大な大地を旅するのですが、見渡す限り地平線、という景色は都市で生活している我々にはものすごく新鮮かと思います。

モンゴル 山

渓谷や山々が大きく、人間がちっぽけに思えるほどの大自然です。

モンゴル 渓谷

博物館でかつてゴビ砂漠のエリアに生息していた恐竜の化石を見た後に、石灰岩の崖に座って、一億何千万年前にはその目の前に広がる大地に恐竜がいたのか、と白亜紀に思いを馳せて不思議な気持ちになったり、石灰岩の地層からも大自然の歴史を感じますね。

モンゴル 石灰岩

②動物たちと触れ合える!

ゲルが羊の毛や動物の毛皮でできていることからもわかる通り、遊牧民の生活は動物との共存です。

夜寝るときにはゲルの周りは何もなく静かだったのに、朝起きてゲルを出た瞬間にこんな光景が広がっていたりします。

動物たちは完全に放し飼いされているのに、夜中の間にきちんと飼い主のゲルに戻ってくるのが面白いですよね。

モンゴル 動物

井戸から水を汲み上げてラクダに水をあげるのも・・・

モンゴル ラクダ

こんなに多くのヤギの乳しぼりを見るのも・・・

モンゴル ヤギ

ラクダに乗って砂漠を旅することも・・・

モンゴル キャメルライディング

日本にいたらなかなかできない経験ですよね。

人間は昔からこうやって動物たちと共に生きてきたのだな、と感じさせられますよ!

③文明社会から解放される!

携帯電話を使用しようと思っても、砂漠のど真ん中は当然圏外です。

Wi-Fiのあるゲルも稀にあるのですが、ほとんどのゲルには無いため、SNSやインターネットが当たり前のように日々の生活の中にある私たちにとっては、最初は不便に感じるかもしれません。

それでも、朝起きて仲間と話をしながら朝食をたべ、移動時間もみんなで話したり、夕食後も明るいうちは外で話をし、暗くなり外が寒くなってきたらゲルの中に入ってそれぞれ読書をし、眠くなってきたら眠りにつく、という生活はいいものです。

モンゴル 夕日

こういった人との触れ合いを大切にして、太陽の動きと共に生ききるのが人間の本来のあるべき姿なのかもしれない、と考えさせられます。

④異文化に触れることができる!

モンゴルの遊牧民の生活は、ゲルという住居ひとつとってもわかるように私たちの生活とは全く違います。

チベット仏教の信仰やシャーマンの存在、伝統料理など、非常に興味深い特有の文化があります。

モンゴル チベット仏教

旅行をきっかけに全く違う文化の一部を知り、そこから興味を持ち、もっと詳しく知りたいと好奇心を刺激されることも、モンゴル旅行ならではの旅の醍醐味かと思います。

⑤人生について考えるきっかけになる!

モンゴルの大地でネット社会からも解放されて自然や動物と共に生活していると、普段の日本での生活とあまりにかけ離れていることから不思議な感覚が湧いてきます。

また、遊牧民の方々と接することで、この人たちはこの地に生まれて、遊牧民として動物たちと生活をし、そのような日々を送りながら歳を重ねていくのかと思うと、人生というのは様々な形があり、こうでなければいけないということは無いのだということに気付かされます。

モンゴル 砂丘

日がすべて落ちかけて暗くなった夕方の砂丘の上からの景色は、見渡す限り地平線で、言葉では表せないほど美しく、頭上には星空と月があり、地球上に自分たちしかいないかと思うほど静かで、その美しさに感動しながら、思わず人生について考えさせられます。

モンゴルのゲルでの生活とは?

ゲルと聞いても見た目は思い浮かぶけれど、中がどうなっているのかはあまり知らないですよね?

ゲルでの生活の疑問にお答えします!

①ゲルではどうやって寝るの?

私たち旅行者が宿泊するゲスト用のゲルの中には、壁に沿ってベッドが4つほど並べられていて、布団や毛布、枕などはすべてしっかりと用意されているので意外と心地の良い睡眠をとることができます。

ゲル ベッド

夜中にゲルの外で寝ている動物たちのいびきで起こされることもありますが、それもモンゴルでしかできない経験ですね!

②ゲルの中は暖かいの?

夜になると外は非常に寒くなるのですが、意外にもゲルの中は暖かいのです。

ゲルを覆っているフェルトや毛皮などが風を通さず、しっかりと外の寒さから守ってくれます。

ゲル 内部

用意されている毛布や布団も厚手のものなので、暖かい室内で気持ちよく眠りにつくことができますよ!

③ゲルの中で電気は使える?

さすがに時代は21世紀、ということで遊牧民の生活にも文明の利器が取り入れられていて、蓄電池や太陽光発電で電気を使用することができます。

ゲル 太陽光パネル

外に出てしまえば大自然のど真ん中なのでカメラやスマートフォンの充電はゲルにいる間にしておきましょう。

④ゲルで料理はできる?

旅行客が宿泊するゲルにはベッドしか置いてありませんが、遊牧民が住んでいるゲルには中に炉があり、そこで料理ができるようになっています。

ゲル 料理

ツアー中の食事に関しては、3食ともガイドの方が調理をして用意してくれるので問題ありません。

大自然の中での食事を楽しみましょう!

⑤ゲルでお風呂は入れる?

やはり砂漠の中で水は貴重なのでしょう。

ゲルにはお風呂やシャワーがありません。

なので3日に1度くらいのペースで小さな町に寄り、その際にシャワーを浴びられるお店を利用することができます。

モンゴル 町

モンゴルの人たちにとっては、日本での銭湯のような感覚でしょうか。

数日ぶりに浴びるシャワーは本当に気持ちがよくて、外に出て話している間にあっという間に髪も乾き、不便さが楽しい素敵な経験になりますよ!

モンゴルのゲル宿泊ツアーに参加する際の注意点!

普段の旅行先とは少し違うモンゴルのゲル宿泊ツアーの注意点をお伝えします!

①持ち物は十分に用意していこう!

モンゴル 大地

ゲルは広大な大地の中にあります。

都市への旅行であれば、あれを忘れたから近くのコンビニで買ってこよう!と現地調達も簡単ですが、ゲルの場合はそういうわけにもいきません。

ツアー中に小さな町に寄ってくれるタイミングが何度かあるのでそこで基本的なものを調達できますが、売っているものにも限りがあるので忘れ物はしないように入念に確認をしましょう!

②防寒対策はしっかりしよう!

モンゴル 天気

砂漠では、夏は昼間の太陽が出てる間はとても熱いのですが、太陽が沈みかける夕方からは一気に冷え込みます。

夜は非常に寒くなり外にはいられないほどで、朝も太陽が昇りきるまでは冷えます。

夏でも日没後はとても寒くなるので防寒具は必須で、冬に行かれる場合は更にしっかりと防寒具を持っていくことをおすすめします。

③トイレの衛生面は期待しないで行こう!

モンゴル 水場

トイレの衛生面は期待してはいけません。

どこのゲルもいわゆるぼっとんトイレで、臭いがひどく、ハエもいるので、むしろ外でした方が良いという結論に最終的には至るでしょう。

そのため、トイレットペーパーは少なくとも1ロールは自分で持っていくのが賢明です。

天然トイレで大自然を感じましょう!

④他のツアー参加者とは仲良くしよう!

モンゴル ラクダ 砂漠

他のツアー参加者とは日中の車での移動中、ゲルでの生活など文字通り寝食を共にすることになります。

共に行動する以上、良好な関係性を築いた方が旅も楽しくなるのでせっかくなので仲良くなるといいでしょう。

現地ツアーの良い点は、ツアー参加者は日本人とは限らず様々な国の人と知り合えることです。

私は同じツアーに参加したアメリカの方と今でもFacebookでやりとりをしたり、お互いの旅先でのお土産を送りあったりしています。

そんな素敵な出会いがあるかもしれませんよ!

⑤ガイドの方の注意をしっかり聞こう!

モンゴル 動物 大地

広大な自然の中でどこに行っては危険か、お世話になるゲルの家族にはどのように接するべきかといったことから、ゲルの2本の柱の間は通ってはいけない、など私たちが知らないモンゴルのマナーなどもあります。

旅行者として他の国へ行く以上、現地の文化やマナーは尊重したいですよね。

ローカルガイドは当然ながらプロなのでそういった現地の事情に詳しいです。

ガイドの方の注意はよく聞き、わからないことがあれば遠慮せずに聞いてみましょう!

モンゴルのゲル宿泊ツアーでしかできない体験をしよう!

いかがでしたでしょうか?モンゴルの魅力、ゲルでの生活の魅力を知って行ってみたいと思っていただけたら嬉しいです!

都心部への旅行とは少し違ったゲル宿泊ツアーならではの大自然や動物との触れ合いなど、日本ではできない体験をすることはとても刺激的で、日本に帰ってからも忘れることのできない一生の思い出になること間違いなしですよ!

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