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赤穂城跡に行ってみた!行き方や入場料・赤穂浪士ゆかりの城下町の魅力を解説!
赤穂四十七義士の物語でも知られる「赤穂城」。現在は赤穂城の跡地そして、国史跡に指定されている場所です。今回は、この赤穂城跡を実際に観光してきたので、観光する際に抑えておくスポットをご紹介したいと思います!
この記事に登場する専門家
お出かけライター
アル
赤穂城跡の観光
こんにちは、大阪在住ライターのアルです!
赤穂城跡を観光するのであれば「忠臣蔵」や「赤穂事件」の物語は外せない内容ですね!
赤穂の観光スポットにはこれらの物語の主役である「赤穂浪士」にまつわる場所が多数あります。
今回は、赤穂浪士のお話を交えながら「赤穂城跡」や関連する近場の観光スポットをご紹介しますので、
ぜひ参考にしてくださいね!
赤穂城跡の入場料
赤穂城跡は現在「総合公園」として、赤穂市で管理されている「入場無料」の観光スポットです。
ただし、入場できる時間は決まっていて、午前9時から午後4時30分です。
年末年始は休業日となっていますので、うっかり観光に行っても、
赤穂城跡の本丸門は開いていないので注意してくださいね!
住所 | |
営業時間 | |
入場料 |
赤穂城跡の駐車場
赤穂城跡の周辺には東・西・南3ヵ所の専用駐車場と、赤穂城跡のすぐ近くにある観光スポット「大石神社」の駐車場があります。
この中で、赤穂城跡に近い駐車場は、「東側の専用駐車場」と「大石神社の駐車場」ですが、
おすすめは赤穂城跡と合わせて観光しやすい「大石神社」の駐車場です。
また、「東側の専用駐車場」と「大石神社の駐車場」の近くには公衆トイレも設置されているので、
周辺を観光する拠点としても良い駐車場ですよ!
住所 | 〒678-0233 兵庫県赤穂市加里屋中洲6丁目59 |
営業時間 | 8:30~17:30 |
入場料 | 無料 |
赤穂城跡の概要
赤穂城は1645年に赤穂事件の主要人物「浅野長直」が築城を命じ、13年の年月をかけて完成させた城とされています。
築城当時はお城の南側が海であったことから、「海岸平城」と呼ばれる全国でも珍しいお城です。
ただ、現在では埋め立てられた土地が広がっているため、赤穂城跡の南側には民家や畑が広がっていて、
海を見渡すことができなかったのは残念でした。
当時の地図から考えると、赤穂城の天守台からは瀬戸内海に浮かぶ小豆島の景色も見えたことでしょう。
1873年に廃城となってからは、建築物もほとんど失われてしまいましたが、
1971年に赤穂城が国の史跡に指定されてからは、少しずつ復元され今に至ります。
赤穂城跡はまだ復元されている部分が少なく、現在はガランとした景色でした。
ですので、赤穂城の歴史を踏まえて観光することが楽しむポイントですね!
赤穂城跡の本丸庭園で大池泉を眺めてみる
赤穂城の本丸に作られた庭園には「大池泉」と呼ばれる大きな池があり、
築城された当時は本丸御殿の一角から眺めることができたようです。
この「大池泉」は現在復元されているので、実際に見ることができる観光スポットです。
御殿は残念ながら今のところ平地になっていますが、跡地が復元されることがあれば
当時の景色を見られる日がくるかもしれませんね!
赤穂城跡の本丸天守台からみる景色
赤穂城跡にある天守台に登ってみると本丸を見渡すことができます。
天守台に登る石段は結構な段差があるので、歩きやすい靴を履いて行くほうが良いですよ!
天守台に天守はありませんが、赤穂城跡の中でも一番高い場所ある観光スポットです。
北側を見てみると本丸御殿の跡地と、二之丸門が見えます。
モミジも植えられていて、少し紅葉していました。
そして西側は「大池泉」を見渡すことができます。
赤穂城跡の一番高いスポットなので、見晴らしも良く写真を撮るスポットとしてもおすすめです。
ちなみに、東と西側は木が生い茂っているだけなので、特に見るものはありませんでした。
この天守台には現在のことろ天守が無いのですが、跡地だから天守が無いのではなく、
築城当時から天守が建てられることはなく、天守台しかなかったのです。
赤穂城を築城した江戸時代には、防備の拠点ではなく経済の拠点としての役割を担っていたことも、
天守を築かなかった理由の一つとされているようです。
天守台が元々ないことから、実際に天守台に登って見る景色は、今も昔も見える範囲は近いのかもしれませんね!
赤穂城跡によみがえる旧赤穂城庭園
さて、復元されている跡地は本丸だけではありません。
大規模な回遊式庭園があった二之丸庭園のエリアも、少しずつですが復元されています。
二之丸庭園には大石内蔵助の大叔父にあたる「大石頼母助良重」の屋敷もあったとされているため、
庭園の入口には「大石頼母助屋敷門」が復元されていますよ!
こちらも赤穂城跡と同じく、午前9時から午後4時30分まで入ることができますが、
今のところは、どこに何があったのかという配置が分かるだけで、ほとんど何もない広場になっていました。
二之丸庭園は本丸庭園と合わせて「旧赤穂城庭園」として国の名勝に指定されていますので、
跡地が復元されていけば、良い観光スポットになりそうでしたよ!
赤穂城跡を観光した後は大石神社でお参り
赤穂城跡の本丸に「本丸庭園」、二之丸には「二之丸庭園」、
そして三之丸にあるのが「大石神社」です。
大石神社は同じ赤穂城跡の敷地内にある観光スポットなので、合わせて観光しやすいおすすめの場所です。
入口には赤穂四十七義士の石像が立ち並び、観光客をお出迎えしていました。
大石神社の入口まで続く石像を見ながら歩いて行くと一番最後にいたのは、やはり「大石内蔵助」ですね!
大石内蔵助の石像は色々な種類がありますが、大石神社の入口にある石像は、
あの有名な「吉良邸の討ち入り」時の姿でした。写真に収めておきたいおすすめのスポットです。
赤穂大石神社には神社と併設して「義士宝物殿」があり、
大石内蔵助が討ち入りの際に利用したとされる「采配」や「呼子鶏笛」などが展示されています。
赤穂義士が好きな方にはおすすめの観光スポットですよ!
大石神社のご利益
大石内蔵助が率いる赤穂四十七義士が行った、「仇討ち」を見事に達成させたことから、
大石神社では「大石内蔵助」がご祭神とされていて、「大願成就」「願望成就」のご利益が得られると言われています。
たしかに、過酷な状況から見事に大願を成就させているのでご利益がありそうです。
お守りの授与所を見てみると、赤穂義士にちなんだ「義士みくじ」が並んでいました。
大石神社では「義士みくじ(100円)」が基本的なおみくじのようです。
おみくじの筒にもご利益である「願望達成」の文字が書かれていますよ!
その他にも「水みくじ(200円)」という、水に浮かべると字が浮き出てくる変わったおみくじもありました。
ちなみに「大石内蔵助」は三男二女の子宝に恵まれていたことから、子宝に恵まれるというご利益もあるようです。
「大石内蔵助」が住んでいたとされる場所(現在は大石神社の義士史料館)の中庭に、
「子宝陰陽石」という石があり、撫でたり触ることで子宝に恵まれると伝えられていますよ!
子宝に恵まれたい方にはおすすめの観光スポットです。
赤穂城跡から近い城下町の観光スポット
赤穂城にはもともと天守が無いことから、城下町を見渡せるほどの景観はありませんが、
城下町にも赤穂浪士と関連のある観光スポットがあるということで見に行ってみました。
その中でも赤穂浪士ゆかりの観光スポットが、「花岳寺」というお寺です。
浅野家のお墓や大石家のお墓、そして義士たちのお墓があるお寺ですね!
「花岳寺」にある赤穂義士のお墓は、赤穂四十七義士が埋葬されたお墓とは別に、
後で建設されたもので、ここには「遺骨」ではなく「遺髪」が納められているそうです。
「花岳寺」は赤穂を治めていた赤穂藩の「菩提寺」とされているお寺なので、
赤穂城跡と合わせて観光するにはおすすめのスポットでしたよ!
住所 | 〒678-0239 兵庫県赤穂市加里屋1992 |
営業時間 | 9:00~16:00 |
拝観料 | 大人:400円 高校生・大学生(学生証提示):200円 |
赤穂城跡の観光まとめ
赤穂城跡の観光スポットはまだまだ復元途中の場所が多いので、
現在は本丸よりも三之丸にある「大石神社」のほうがメインの観光スポットになっていました。
今後、赤穂城跡の発掘調査で見つかった遺構や書物から建物や庭園が復元されていけば、
すばらしい観光スポットになりそうですが、まだまだ先は長そうです。
ただし、復元が進んで行くと、当然今の赤穂城跡は見ることができなくなっていくので、
まだ見たことのない方は、一度見ておくのもおすすめですよ!
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