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千年以上の歴史ある京都のお花見名所を厳選!子連れで楽しめる禁酒スポットもご紹介!
京都は、平安時代の昔から、桜を愛でてきた街。桜の名所とされるスポットがあちこちにあり、春になると大勢の人でにぎわいます。混んでいても行く価値ある有名スポットや、のんびりお花見ができる場所、ファミリー向け禁酒スポット、花見のできるカフェなどを紹介します。
この記事に登場する専門家
冒険と登山が好きな自転車乗り
うなお丸
平安時代から京都は桜を愛でてきた街
こんにちは!うなお丸です。
今回は京都にある桜の名所をまとめます。
京都の人々は、平安時代の昔から、1000年以上も桜を愛してきました。
現代でもそれはかわらず、名所旧跡から日常の街並みまで、春になると桜の花で彩られます。
有名なお花見スポットや穴場、子連れにおすすめのところ、桜を見ながらお腹も満たせるところなどを紹介していきますね。
世界の人が愛でるお花見定番の名所
京都は、世界各国から、和の風情を愛する人々が訪れています。
桜の季節は、紅葉の季節とならんで観光客の多いシーズン。
京都でお花見をするなら外せない桜の名所があります。
定番スポット①京の枝垂桜といえば【円山公園】
円山公園は京都を代表する神社・八坂神社の奥にあります。
グーグルマップにも、「桜の花で有名な都市公園」と紹介されているほどに、名の知れた桜の名所。
学生や社会人の花見のメッカとしてもしられ、数多くの桜があることで有名です。混んでいても、桜を見るのに困ることはあまりないと言えるでしょう。
何と言っても大きな枝垂れ桜が特徴。この枝垂桜は大変に見応えがあり、京都の有名な桜の一つです。
私も、毎年混むとわかっていても、ついつい見に行ってしまいます。
八坂神社に屋台が数多くある他、円山公園にも屋台が出ています。また、円山公園にある料亭などのお店がおでんや日本酒などを有料で提供しています。
子連れで行く事は可能ではありますが、混雑している夜の時間帯などは迷子などに注意してください。また、悪天の時は子連れはあまりお勧めできません。
また、八坂神社の奥にあるという立地から、非常にアクセスも良い事もおすすめポイントの一つと言えるでしょう。
おすすめの入り口は、南楼門側。西門に比べると空いていました。
脇の桜が美しいです。
アクセスが良く、どこからも桜が見やすいことから、お昼ごろから夜にかけてかなりの混み具合。
朝の早い時間などにいくと、人気の枝垂桜も写真をしっかりと撮れます。
八坂神社と丸山公園では、夜桜ライトアップも行われています。
円山公園の詳細情報
定番スポット②山が春色に染まる【嵐山】
嵐山は京都を代表するお花見スポット。混み具合は京都で一、二を争うほど。
嵐山に向かう、阪急も嵐電もバスもかなり賑わいます。
渡月橋を渡った所に桜が咲いているほか、橋から見える山のあちこちに桜があり、見ごたえはとても良いです。
ガイドブックにもよく取り上げられています。
山がふんわりと桜に染まっている風情がかわいらしくて大好きです。
トロッコ電車や保津川くだりなどを利用すれば、あまり混雑など気にせず、桜を見ながら優雅に川下りを楽しむことができます。
有名スポットだけあって、美味しいグルメも勢揃い。
京都らしいお土産屋さんも多く、ここだけで一日中楽しむことができます。
嵐山・渡月橋の詳細情報
定番スポット③さきがけ桜が春を告げる【平野神社】
平野神社は京都の金閣寺の近くにある神社で、桜の名所としても知られる神社です。
境内では所狭しと桜を見る事ができる他、枝垂桜なども大変綺麗に見る事ができるのもポイントと言えるでしょう。
屋台が非常に多く、家族連れで賑わっています。
が、八坂神社などとは違い、極度に混み合っているというほどではありませんし、神社と桜を両方とも楽しめるのもおすすめポイント。
3月25日~4月20日の間、「桜茶屋」と呼ばれる屋台が多数境内に登場し、お祭りの雰囲気を楽しめます。
鳥居の前後も桜でいっぱいで、ツーショットがきれいでした。
子連れでのお花見も可能で、実際に多くの子供たちがいました。が、足元は砂利なので、ベビーカーで行くのは少し不便です。
近隣にコンビニや、レストランなどの店(ファミレス)が存在するため、茶屋が満席の場合、花見の前後に立ち寄れて便利でした。
少し歩いたところに嵐電の駅がありますが、おすすめはバスでの訪問。
マイカーの場合は、神社の駐車場は常に満車なので、近隣の駐車場を使いましょう。私たちも近くの駐車場が空くのを待って入りました。
平野神社の詳細情報
のんびりと桜を見たいなら隠れた名所へ
桜は好きだけれど、人混みは苦手だから行きづらい、というデメリットもありますね。
京都人も常々感じていることです。
桜の季節になると、どこにいっても人が多くて落ち着かない……という人のために、穴場お花見スポットをまとめました。
穴場スポット①延々と桜並木の続く【鴨川堤防】
鴨川沿いは実はかなり綺麗に桜を見る事が出来るスポットです。
四条界隈こそ桜はありませんが、三条や五条の河原には桜が続く区間が存在します。
観光客もいますが、範囲が広いためほとんど気になりません。
また、出町柳駅から更に上流にいった賀茂川・高野川沿いにも、かなり綺麗な桜並木が広がっています。
駅が近く、散策するスペースも広いのですが、近所の人以外はあまり訪れません。
まさに穴場と言えます。
我が家では毎年ここで撮影会をするのが、春の楽しみ。
お手洗いは、出町柳駅の上や、橋の近くに公衆トイレがあります。
鴨川・三条大橋の詳細情報
穴場スポット②春の心を騒がせる【十輪寺】
十輪寺は、在原業平にゆかりのある寺として知られています。別名なりひら寺。
さくらやかきつばたなどの花を描いた朱印が有名で、朱印ガールに人気。
また、猫をあしらった朱印も大変に有名となっています。
「そうだ、京都、行こう。」2014年キャンペーンの舞台となったお寺。
このお寺には多くの桜があるのですが、最も有名なのが「なりひら桜」。樹齢200年の枝垂桜です。
建物に囲まれた庭園を覆うように咲き、別名「天蓋の桜」とも呼ばれています。
在原業平と言えば、光源氏のモデルと言われるほど、浮き名を流した色男ですが、百人一首で桜にまつわる歌を詠んでいる事でも有名な詩人。
この世に桜の花がなければ、春になっても心穏やかに過ごせるのに、と、桜が咲くとどうしようもなく心が踊るさまを歌っています。
彼の心のように、境内では桜が美しい様を見せています。
春にお参りすると、桜の御朱印がいただけるので超おすすめ!
十輪寺の詳細情報
穴場スポット③花筏の美しい【山科疏水】
滋賀から京都に流れる、琵琶湖疏水沿いにある桜並木が大変に綺麗です。
疏水の上に枝を伸ばす桜が美しい場所。
二週間連続でお花見に行ったのですが、二週目の、花の散る頃には、水面は花筏で覆いつくされていました。
桜並木は綺麗ですが、観光客が少なく、非常に落ち着いた雰囲気で桜を楽しむことが出来る場所。
桜と菜の花が植えられていて、鮮やかに咲き競っていました。
ところどころベンチがあったり、ピクニックシートを広げられる場所もありました。
奥には公園があり、子供も使えるトイレがあって便利でした。
地下鉄山科駅かJR山科駅からのアクセスが非常に便利です。
山科疏水の詳細情報
子連れにもぴったりなトイレありお酒禁止のお花見名所
ファミリーだってお花見がしたい。
でも、小さな子を連れて、宴会している人の中へ行くのは心配ですね。
そんなご家族に、ぴったりのお花見スポットを紹介します。
子連れスポット①落ち着いて桜を楽しめる【京都府立植物園】
京都府立植物園は、入場料のかかる場所ではありますが、子連れにはおすすめの名所。京都市民で子どもパスポートがあれば無料で入ることができるのです。
半木エリアの桜並木は、満開になると、空気まで染めそうな程な美しさでした。
他にも、さまざまな植物を楽しむことができますし、子どもに大人気の複合遊具や絵本コーナーもあり、桜の季節以外でも子連れにうれしい場所です。
ピクニックシートを広げられる大芝生もありますし、その北側には屋根付きテーブルも並んでいて、のんびりランチも楽しめます。
私が行ったときは、親戚4家族合同でしたが、十分に座れました。
近くにはおしめを代えられるトイレもあります。
さらに、園内では飲酒が禁じられているので、酔っぱらいもいません。
子供と共にのんびりと楽しみたい、またゆっくりと植物を見たいと言う方に非常におすすめのスポットと言えるでしょう。
京都府立植物園の詳細情報
子連れスポット②ペンギンと桜のツーショットが拝める【京都市動物園】
京都市動物園は京都市の児童も訪れるスポットで、子供達に人気の場所として知られています。また、動物園の近くには琵琶湖疏水が流れており、そこに植わっている桜が大変に綺麗です。
疏水側にはベンチが多く置かれていて、お弁当を食べながらのんびりできました。
また、その桜を観れる形で、ペンギンの水槽が設置されているため、ペンギンと桜という
かなり珍しい取り合わせの風景を楽しむことができますよ。
普段見ることのできない動物たちと桜の競演に、子供たちも大はしゃぎで走り回っていました。
京都市動物園の詳細情報
子連れスポット③水族館や鉄道博物館もある【梅小路公園】
梅小路公園は京都駅の近くにある広い公園。
京都鉄道博物館と京都水族館が併設されています。
公園には大きな芝生広場があり、春には多くの家族連れがピクニックシートを広げ、桜の風景を楽しんでいます。
最近では近くにJRの駅ができた他、バスでもアクセスすることが出来る為、利便性が大変に高まりました。
子供向けの複合遊具があるほか、線路が見れるので、わが子は何時間でもここに痛がってました。
梅小路公園の詳細情報
桜を愛でつつしっとりとお食事タイム
お花見で人ごみにつかれたら、のんびり座れる場所が欲しくなりますね。
そんな時におすすめなのが、桜が見えるカフェや食事処。
京都の中でも、特に桜が美しく見える街中スポットのそばにあって、桜を見ながら一服できるお店を紹介します。
桜を見ながらお食事①美術館併設のテラス【Cafe de 505】
京都岡崎にあるこちらのカフェは岡崎疎水が近く、また平安神宮にも近いカフェ。
国立近代美術館に併設されたカフェですが、入場しなくてもお店に入ることができます。
テラス席からは、のんびりとした雰囲気を楽しみながら、疎水べりの桜を楽しむことができ、心が満たされました。
Cafe de 505の詳細情報
桜を見ながらお食事②高瀬川の大正ロマンcafe【TRAVELING COFFEE】
高瀬川にあるこちらのコーヒーショップは、小学校の校舎を利用した珍しいコーヒーショップ。
少しレトロ調のインテリアがロマンチック。
コーヒーもおいしかったです。
高瀬川は、鴨川の二条から分かれた人口の運河で、二条~五条辺りまで桜並木に覆われています。
桜の姿を見ながら見るコーヒーは格別ですよ。
TRAVELING COFFEEの詳細情報
桜を見ながらお食事③巽橋の桜を仰ぐ【祇園たんと】
巽橋は、祇園のエリアの白川にかけられた石畳の橋。
小さなせせらぎと連なる町屋、水面に差し伸べられた桜がとても絵になって、時を越えた気持ちになる人気のお花見スポットです。
この巽橋のたもとには、お好み焼き屋さんがあって、窓から桜を見ることができます。
建物自体も風情があって、心躍ります。
祇園たんとの詳細情報
お花見をするときの服装やおすすめアイテム
夜は冷えるので羽織れるものを用意して
花見時期は春先なので、気温がなかなか読めない時期。
その為、着脱のしやすい服を用意しておきましょう。また、突然の天候の変化に備えた雨具などもいいでしょう。
昼間暑く、夜はかなり冷える季節。体調を崩しやすい季節でもあるので、暑さ対策よりは、寒さ対策をする方が臨機応変な対応ができます。
また、ネックウォーマーやマフラーなど、手首、足首、首などをしっかりと防寒できるようなものを持ち合わせておくと安心です。
是非試してみてくださいね。
マナーとしてごみ袋を持っていこう
近年、花見をする際に、ゴミを捨てて帰る、また、ブルーシートや、花見に使ったものを捨てて帰ったりするなどが問題化しています。
誰か一人がやったから良い、と言う考え方をしていると、結果としてその花見会場が使えなくなったり、最終的には花見を楽しむ人達の首を締めることになります。
後片付けはしっかりとして帰りましょう。
京都でお花見をする際の注意点
撮影禁止の場所を撮影しない
京都では、祇園の花見小路など、昨今の観光客増加の影響で、カメラ撮影を禁じているところがあります。
桜を撮影する際は、撮影禁止の看板がないか、撮影をしてよいかを確認しましょう。
写真は巽橋で、ここは祇園エリアだけれど撮影可能です。
交通機関はものすごく混み合う
花見の名所でも、交通機関があまりない、また花見時期だけ異様に混む場所などもあります。
どのような公共交通機関で行くのがよいのか、のリサーチは大切。
洛外なら車で行く方が楽だったり、駅から歩いた方が早かったりする場合もあります。
バスが混む事はどうしても避けられません。そういった際には電車を利用していけないか、なども調べてみるのも一つの手です。
電車の駅からは少し歩く事が多いですが、結果的に電車の方が時間短縮になり、早く着くことも。
場所に応じた交通方法をとりましょう。
撮影ポイントを長い間占領しない
きれいに撮影ができる場所では、多くの人が長い間足を停めたり、三脚を広げてしっかり撮影しようとします。
数年前、季節は違うのですが、雪の貴船神社ライトアップが行われた際、撮影ポイントで長い間三脚を広げて撮影した人が多くいて、この写真のように混雑がひどくなってしばらくライトアップが中止となりました。
特別に美しい撮影したい気持ちはわかりますが、他の人にも譲る気持ちを持って撮影するようにしましょう。
人気スポットでのトイレは事前にすませよう
円山公園や、平野神社など、混雑するところはトイレも混雑します。
特に、お酒を飲んで宴会できる場所では顕著。
事前に、最寄りの駅などでトイレを済ませてから訪れることをおすすめします。
食事や宴会が可能かを確認しておこう
小さな寺社、公園によってはシート張りなどを禁止していたりする場もあります。
また、お弁当を食べることはできても、お酒は禁止だったり、バーベキューなど火が禁じられている場所も。
そういった場所では、宴会の類は行わないようにしましょう。
京都の桜は様々な見方が楽しめる
京都のお花見名所を紹介しました。
人気のスポットを見に行きたい人も、落ち着いて桜を愛でたい人にも、京都の桜はピッタリです。
わいわいするもよし、じっくり桜と向き合うもよし。
是非、京都の桜に酔いしれてみてくださいね。
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モナ王(@mona_ou315)
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