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日本遺産認定の赤穂の塩!塩づくり体験もできる赤穂市立海洋科学館・塩の国をご紹介!
兵庫県赤穂市と言えば、塩が有名です。赤穂市立海洋科学館・塩の国では、「瀬戸内海と塩」について詳しく知ることができ、さまざまな塩田の見学や、実際に貴重な塩づくり体験をすることができます。大人も子供も楽しく学べて、楽しく体験できる施設です。
この記事に登場する専門家
夫婦で旅をするブロガー
ernaa
令和初の日本遺産に認定された【赤穂の塩】をご紹介
こんにちは。ernaaです。
旅行、グルメが好きで、毎週末にはさまざまな観光地を訪れています。
今回ご紹介する兵庫県赤穂市と言えば、塩が有名です。
赤穂の塩は令和初の日本遺産にも認定され、赤穂市の特産品です。
そんな赤穂市にある、海洋科学館・塩の国は、兵庫県立赤穂海浜公園内にあり、塩づくりについて学べたり、塩づくり体験もできる楽しい施設です。
それでは、その魅力に迫っていきましょう。
赤穂市立海洋科学館・塩の国の詳細情報
詳細情報
住所:兵庫県赤穂市御崎1891番地4
赤穂市立海洋科学館・塩の国とは
海洋科学館は、海洋・塩・赤穂についての学習の場であり、「瀬戸内海と塩」がメインテーマになっています。「塩のギャラリー」、「海へのいざない」、「ようこそ赤穂へ」、「海を知ろう」の4つのエリアに分かれて展示されており、分かりやすく、そして楽しく学ぶことができます。
塩の国は、さまざまな塩田が見学できたり、無料で塩づくり体験をすることができます。
そして塩の国は、昔の製法で塩作りをしていた建物や、塩田が残っているため、NHK連続テレビ小説『まんぷく』や、『決算!忠臣蔵』のロケ地にもなっています。
なんと、入場時には、一人一袋の塩が頂けます。
さすが塩の町赤穂ですね。
赤穂市立海洋科学館・塩の国『塩のギャラリー』
塩のギャラリーには、海洋科学クイズQ&Aコーナーがあります。「塩」、「海」、「海の生き物」、「赤穂の自然」の4項目あり、クイズで楽しみながらそれぞれの項目について学ぶことができます。
3択問題で、意外に難しく、毎回出る問題も変わってくるので気軽に大人も楽しめます。お子さんがいる方は是非、一緒にチャレンジしてみてください。
また、塩のワクワクおもしろ科学展では、「給料と塩」や「塩とアイスキャンディー」など、塩に関するいろいろな豆知識が知れてとても面白いです。
そして、巨大岩塩「ジャンボ」や、塩で作られた作品が並べられていて、どれも完成度高く驚きます。
中央には、いろいろな塩の結晶が見れるコーナーもあるので、ぜひ実際に覗いてみてください。
塩の結晶は、成長する時の条件で、さまざまな形に変化するそうです。
さまざまな形があって面白く、発見になりました。
赤穂市立海洋科学館・塩の国『海へのいざない』
中央には直径1.8mの大きな海底地球儀があり、ゆっくりと回転しています。
この海底地球儀は、地球の全表面を立体的に表現されており、これを見ると海底地形の方が陸地よりも複雑で規模も大きいことがわかります。
赤穂市立海洋科学館・塩の国『ようこそ赤穂へ』
このエリアでは、「瀬戸内海の生い立ちと気候」、「空から見た赤穂」、「赤穂の動植物」についての展示がされています。
赤穂コールドロンの3D模型もありました。
そしてハイビジョンシアターでは、赤穂の見どころや、塩田による塩づくりの様子が映し出されます。
かつて、赤穂市の沿岸部は、塩作りの塩田が数多くありました。
しかし、製法が変わった今、その塩田は、住宅地や工業地帯となっています。
そんな赤穂市の歴史を10分程度の動画で学ぶことができます。
赤穂市立海洋科学館・塩の国『海を知ろう』
ここでは、瀬戸内海のさかなたちが展示されています。実際に、水槽にはさかなたちが泳いでおり、なんだか水族館に来たような気分が味わえます。
他にも、オオグソクムシや、塩の国(浜溝)の生き物が展示されていました。
アクアテーブルというゲーム感覚で楽しめるエリアもあります。
アクアテーブルの生きものにタッチすると、その生きものの名前、説明が出てくるという仕組みで、楽しくてつい全部タッチして見たくなります。
そして、「満ち潮と引き潮」についてパネルで学べたり、「プラネットビジョン」では、地球や惑星などさまざまな現象が紹介されています。
赤穂市立海洋科学館・塩の国『塩づくり体験』
塩づくり体験棟へ移動して、実際に塩づくり体験をしてきました。(所要時間約30分)
各テーブルに海水が入った小鍋が用意されており、塩田や塩づくりについてのお話を聞いた後に体験をしていきます。
塩の国では、「流下式枝条架塩田」という方法で、塩分濃度の高い塩水(鹹水)が作られています。※鹹水(かんすい)=濃い塩水
流下式枝条架塩田とは
竹の枝で作られた流下式塩田。海水(濃度3%)をポンプでくみ上げ、竹の枝に落としていきます。その時、太陽や風にさらされ、海水の中の水分が蒸発していきます。それを何度も何度も繰り返し、海水の6倍の濃さの塩分濃度18~19%の高い塩水(鹹水)を採る仕組み。
塩づくり体験の様子
説明を聞きながら、塩づくり体験スタートです。
テーブルには、かん水が入った小鍋、混ぜる棒、スプーン、袋が用意されています。
説明を聞いているうちに、鍋の中がぐつぐつなってきます。
ぐつぐつなってきたら、竹の棒で円を描くようにグルグル回していきます。
混ぜていると、だんだんと塩が固まってきます。
このように固まってきたら、次はスプーンを使ってだまをなくしていきます。
5分くらいしてくると、だまがつぶれなくなるようなので、手早くつぶしていき、サラサラにしていきます。
スプーンを使い、サラサラになるまでつぶしていきます。
そして、仕上がりがこちら。
少し手に取って味見ができるのですが、口に入れた瞬間とてもしょっぱく濃い塩で、本当に塩分濃度が高いのだと実感しました。
出来上がった塩は、空気を抜きながら袋に入れて、あとは持ち帰れます。
『塩づくり体験』で作った塩のおすすめ使用方法
この体験で作った塩は、どんな料理に使用するのがベストか、体験の先生に聞いてみました。
体験で作る塩は、非常にさらさらとしているので、食卓塩として使うのが良いそう。
天ぷらを食べるときに少しつける塩として、おにぎりに混ぜて塩おにぎりにして食べる、ゆで卵にかけて食べるなどがおすすめの食べ方です。
赤穂市立海洋科学館・塩の国『しおタマ』
入場時に、しおタマを購入するかどうか尋ねられます。
ひとつ50円で販売されているので、気になる方はぜひご購入してみて下さい。
塩づくり体験をするなら、このしおタマもセットで購入するのはおすすめです。
しおタマとは
鹹水(海水の6倍の濃さ)に浸して茹でた卵。
ミネラルたっぷりで、ちょっぴり塩味のゆで卵です。
実食
普通のゆで卵とは違って、本当にほんのり塩味がしました。
そのままでも十分美味しかったですが、実際に自分たちで作った塩をかけて食べると、さらに美味しかったです。
しおタマおすすめです。ぜひ食べてみてください。
海洋科学館・塩の国『塩田』
【日本の塩づくりの歴史】
・弥生・古墳時代「藻塩焼き」
塩をとるもっとも原始的な方法のひとつ。
・中世「揚浜式塩田」
海水を、塩浜と呼ばれる砂を敷いた浜にまく。太陽の熱により水分を蒸発させ、その砂を集めて海水をかけ、かん水をつくる。
・江戸時代「入浜式塩田」
潮の干満の差を利用して、海水を塩浜に送りこみ、砂に塩の結晶がつくれるようにしている。
・昭和20年「流下式塩田」
上記にて説明あり
・昭和47年~現代「イオン交換膜法」
イオン交換膜法によりかん水をつくり、さらに真空式蒸発缶で煮つめて塩をとる方法。
日本遺産認定になった赤穂の塩を体験しに行こう!
令和最初の日本遺産認定!
播州赤穂は『日本第一』の塩を産したまちです。
そんな赤穂市にある海洋科学館・塩の国は、驚きと発見がいっぱいです。
知らなかったことが知れたり、体験しながら楽しく学べたり...
日本遺産認定になった赤穂の塩を、実際に足を運んで、学んで体験してみて下さい。
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