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京都の珍しい漬物特集!他では食べられない珍しい変わり種とお店を紹介!
古都京都は美味しい日本料理で有名な所ですが、美味しい漬物の名産地としても知られています。京都は漬物の専門店も多く、他の地域では食べられない珍しい変わり種の漬物も多くあります。今回、京都で珍しい変わり種の漬物を中心に紹介します!
この記事に登場する専門家
旅行好きのセラピスト
meshimeshi
京都で変わり種の漬物を食べよう
こんにちは、meshimeshiです!京都は、金閣寺や伏見稲荷大社など有名な観光スポットも多い人気の観光地です。京都は昔からの文化を大切に保存し、食文化の代表である漬物は、観光客にも人気のお土産となっています。京都の漬物は種類が豊富で、他の地域では食べられない珍しい変わり種の漬物も多くあります。
京都は漬物の聖地
京都は内陸部に位置し、新鮮な魚介類を輸送することが難しい地域であったため、昔から食品の保存手段として発酵技術が発展してきました。魚介類の保存手段を応用し、京都では新鮮で上質な京野菜の保存も行われてきました。野菜を発酵させてより美味しくさせる漬物の技術もここから生まれました。
京都の漬物事情
今や京都は、全国でも有名な漬物の名産地となっています。京都には漬物の専門店が数多く店を構え、観光スポットとしても紹介されるようになりました。京都の三大漬物である千枚漬け、すぐき、しば漬けを求めて海外からも多くの観光客が訪れています。多くの漬物屋はほとんどの商品が試食できるので、漬物初体験の人も安心して購入することができます。
京都の変わり種漬物
それでは漬物の街京都で、他の地域では食べられない珍しい変わり種の漬物を紹介します。もちろん珍しいというだけでなく味わいも一級品です。私も全て食べましたが、どの漬物もご飯やお酒によく合います。
①ヤングコーン
まず最初に紹介する変わり種の漬物はヤングコーン(450円)です!ヤングコーンの漬物は明治8年創業の老舗の漬物屋である田辺宗の商品です。田辺宗は京野菜を中心に、旬の素材を昔から培われた技術を持って、漬物という日本料理に仕上げていきます。漬物だけでなく、日本人のソウルフードでもある味噌の製造もおこなっています。
他の地域ではまずお目にかかれない変わり種の漬物がヤングコーンです。ヤングコーンというとシチューに入れたり洋風のおかずの定番野菜ですが、田辺宗の手にかかるとまぎれもなく漬物の素材となります。ややあっさり目の味付けでポリポリという独特の食感が魅力的な漬物です。
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②味わい漬たまねぎ
味わい漬けたまねぎ(594円)は、昭和37年創業の老舗漬物屋である京つけものもりの商品です!京つけものもりでは、「美味い野菜からしか、美味しいつけものは造れない」という想いから自家農園で栽培された京野菜を中心に美味しい漬物を作っています。味わい漬たまねぎは各種メディアでも紹介された人気商品で、新玉ねぎを使った漬物です。
新玉ねぎならではのみずみずしさと、サクッとした弾力のある歯ごたえが魅力で、酸味の中に甘みを感じます。アクセントの柚子の風味が口の中をさっぱりしてくれます。そのまま食べても美味しいですが、サラダや薬味としても利用できます。お店の人が使い方のアドバイスをしてくれるので遠慮なく聞いてみましょう。
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③だしおりーぶ
続いて紹介する変わり種漬物はだしおりーぶ(540円)です。こちらも京つけものもりの商品で、イタリアのソウルフードであるオリーブを日本の出汁に漬け込んだ商品です。魚介の旨味がオリーブに染み込んで意外としっくりくる味です。出汁の風味に山椒のピリッとしたアクセントがやみつきになります。
私も興味本位で買ってみて、お店の人に紹介されたように細かく刻んでおにぎりの中に混ぜてみました。オリーブのポリポリとした食感と出汁の風味が合わさって、梅干しとはまた違った美味しさとなりました。あまりにも美味しかったので、職場の同僚に勧めてみたら同僚もいつの間にか購入していたようでした。
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④ラブレぬか漬け
ラブレぬか漬けは、京都の有名な漬物屋の一つである西利の珍しい漬物です。西利は昭和15年創業の老舗の漬物屋で、おいしくやさしくをテーマに業務拡大し続ける京都を代表する漬物屋です。伝統の味を大切にしつつ新しい試みをし続ける革新的な漬物屋で連日多くの観光客がお店に訪れています。
ラブレぬか漬け(237円~)は、乳酸菌を使って発酵させた漬物で、京都三大漬物であるすぐき漬けから発見されました。ラブレ乳酸菌の作用によりヨーグルトを食べているのと同じように腸内環境を整え、免疫機能を高めるはたらきもあります。もちろん酸味がきいておいしい漬物です。
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⑤トマト
トマトの漬物(475円)は、他の地域ではあまりお目にかかれない珍しい漬物ですが、京都ではよく食べられている漬物の一つです。京漬物の老舗西利では、7月~9月の限定発売でトマトの漬物を販売しています。真っ赤に熟したトマトを豪快に丸ごと漬け込んであり、トマトの甘みと酸味を楽しむことができます。
そのまま食べてももちろん美味しいですが、サラダにすると生のトマトと比べ、熟成したトマトの深い味わいを楽しむことができます。私も食べましたが、生のトマトのフレッシュさとは異なり、トマトの旨味をより濃く感じることができます。漬けたといってもやはりトマト、オリーブオイルと抜群に合います!
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⑥GABA漬物
GABA漬物もメディアでおなじみの京つけものもりの商品です。GABAとは、γアミノ酪酸のことで脳内の抑制性の神経伝達物質です。GABAが作用するとリラックス効果があったり、血圧の高い人に効果があるとされています。GABAを後から添加したわけではなく、京つけものもりの漬け方で自然と生まれ出たものです。
GABA漬物の商品には、南京漬け・大根漬け・茄子漬け・人参漬け・胡瓜漬けが含まれており、いずれも糠床で漬けた商品となっています。私も食べてみましたが、特に美味しいという以外は劇的に体が変化したようには感じませんでした。しかし、こういうように研究して新たな成分を見つけていく姿勢は、お客さんを大切に考えているのだと感じました。
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⑦ワイン茄子
ワイン茄子(648円)は、創業元禄12年の老舗赤尾屋の人気商品です。赤尾屋は三十三間堂に本店を置く老舗の漬物屋で、伝統の漬物からアイディアに富んだ漬物まで様々な漬物を販売しています。ワイン茄子は他では見かけない珍しい変わり種の漬物で、新鮮な千両茄子をなんとワインで漬け込んでいます。
ワインの酸味が茄子の味わいと見事に調和し、上品な香りがする赤尾屋オリジナルの商品です。そのまま食べても美味しいですが、きりっと辛口の白のワインとよく合います。ご飯のお供としてもよくマッチし、漬物の固定観念を払拭するような商品です。
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⑧紅大根(ぶぶづれ)
紅大根(486円)は、創業1804年の老舗漬物屋御すぐき處京都なり田の変わり種の漬物です!御すぐき處京都なり田本店は、京都で最も歴史のある神社である上賀茂神社のほとりの社家町の中で店を構えています。上賀茂神社の社家の間で始まったとされるすぐき漬けを中心に販売しています。
小柄で鮮やかな彩と、独特の香りがある紅大根をあっさりと漬けた漬物で、大根のピリッとした辛みと独特の風味が特徴です。そのまま食べても美味しいですが、私のおすすめはお茶漬けにして食べると紅大根の辛みが丁度よいアクセントになります。お酒にもよく合うので様々なシーンで使いやすい漬物です。
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⑨はじか芽
続いて紹介する珍しい変わり種の漬物は、はじか芽(540円)です!はじか芽は京漬物の老舗大こう本店の季節限定商品の商品です。はじか芽は芽生姜を甘酢で漬け込んだ商品で、仄かに香る生姜の香りと、生姜自体の甘みと辛みのバランスが絶妙です。はじか芽以外でも七味唐辛子がいっぱいかかった七味大根(594円)も人気があります。
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⑩ふきのとう漬
ふきのとう漬は、はじか芽と同じく京漬物 大こう本店の人気の商品です。春の風物詩フキノトウを採取した後、塩漬けにし、十分塩が回ってきたところで醤油漬けにした商品です。じっくりと熟成させてあるので保存がきき、通年で食べることができます。
フキノトウ独特の苦みと醤油のコク、適度な酸味が見事に調和した逸品で思わずご飯やお酒に手が伸びてしまいます。ご飯にもちろん合いますが、私個人としてはこのほろ苦さは日本酒に非常によく合います。春の訪れを感じながら楽しめる珍しい変わり種の漬物です。
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京都で普段食べられない漬物をお土産に
京都は江戸時代から知られた漬物の名産地です。高い技術で漬けられた漬物は日本の食文化の一端を担っています。今回、京都の珍しい変わり種の漬物ばかりを取り上げて紹介しましたが、京都には美味しい漬物がまだまだあります。ぜひ、京都に来られた際には美味しい漬物を沢山堪能してくださいね!