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Categoryドイツ

リューデスハイム観光情報!ライン川クルーズ(川下り)を徹底解剖!

ドイツを代表する観光といえばライン川クルーズ(ライン川下り)。リューデスハイムをはじめとするライン渓谷中流上部は世界遺産に登録されています。ここでは、ライン川クルーズの楽しみ方を、古城めぐりや絶景スポットなど様々な角度からご紹介します!

この記事に登場する専門家

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オランダ在住トラベルライター

あゆみん

リラックマ大好きオランダ在住28歳主婦。サイクリングが好きで、時間を見つけては色々なところをほっつき回るのが趣味。自分が実際に行って見聞きしたことを人に話したがりな性格が高じてライターになる。オランダ第5の都市・アイントホーフェンでの暮らしを綴ったブログ(https://ameblo.jp/k0531377/)も執筆中。

ライン川クルーズ(川下り)って何?

ライン川

スイスアルプスからドイツを抜け、オランダのロッテルダムへとそそぐ全長1,320キロのライン川。ハイネやワーグナーなど、著名人たちの作品にも影響を与えたとされるライン川は、まさにドイツ人の心のふるさとです。

大自然に抱かれた美しきライン川のたもとには、中世の面影を残す古城や個性豊かな街が点在するなど、風光明媚な情景を眺めながら旅をするのがライン川クルーズ(ライン川下り)の醍醐味でもあります。

運行区間

ライン川クルーズ運行区間

ライン川クルーズを開催する船会社はいくつかありますが、一般的にはKD社がメジャーです。KD社は、マインツ(Mainz)〜ケルン(Köln)を結んでいますが、世界遺産の「ライン渓谷中流上部」であるリューデスハイム(Rüdesheim)〜コブレンツ(Koblenz)が最も見どころが多くおすすめです。

もちろん、途中下船して街を観光してもよし、せっかくなので古城を改装したホテルに宿泊するのもよし、再び船着場に戻ってきてまた別の船に乗ることも可能です。自分の旅のプランに合わせて好きなように楽しめるのもライン川クルーズの嬉しいところです。

KD社基本情報

船会社名:KD rhine

運行期間:2019年のローシーズンは4/13〜18と10/14〜20、2019年のハイシーズンは4/19〜10/13

料 金:3€〜62€(区間によって異なる)

※リューデスハイム〜コブレンツまでは正規料金で片道44.4€ですが、GET YOUR GIDEにて、あらかじめ1日パスを購入するほうが安いのでおすすめ。

※運行スケジュールはこちら(英語のページに飛びます)

♩ライン川クルーズ(川下り)のメッカ、リューデスハイムを観光

リューデスハイム

ライン川クルーズで最もおすすめしたい観光地といえばリューデスハイム(Rüdesheim)。ここを抜きにして川下りは楽しめません!なぜなら、小さな街の中にここほど魅力的な観光スポットが詰まった街は他にないから。「ラインの真珠」とも呼ばれる美しく可愛らしい街は必見です。

①まるで童話の世界に迷い込んだみたい!【つぐみ横丁】

つぐみ横丁

リューデスハイムで最も有名なのがつぐみ横丁。「世界一陽気な横丁」の名にふさわしく、幅2mほどの狭い路地にレストランやカフェ、お土産物ショップが所狭しと立ち並びます。

リューデスハイムカフェ

つぐみ横丁の老舗カフェEiscafe Engelでは、ここの名物であるリューデスハイマーカフェ(Rüdesheimer Kaffee)がいただけることで有名。客の前で角砂糖にブランデーをかけて火をつけ、そこにコーヒーを注ぎ入れるというパフォーマンスの入ったおもしろドリンクです。

リューデスハイムカフェ

店舗情報

Eiscafe Engel

住 所:Rheinstraße 11, 65385 Rüdesheim am Rhein, ドイツ(つぐみ横丁内にあり)

電話番号: +49 6722 4024780

営業時間:火水木日は9:30~18:00、土金は 9:30~20:00(月曜定休)

②ケーブルカーから見える一面のぶどう畑【リューデスハイムカーブルカー】

リューデスハイムブドウ畑

リューデスハイムは、ワインに使用されるブドウの産地としても知られています。ケーブルカーから見える広大なブドウ畑は圧巻の光景です。

リューデスハイムカーブルカー

詳細情報

Rüdesheimer Seilbahngesellschaft(ケーブルカー)

住 所:Oberstraße 37, 65385 Rüdesheim am Rhein, ドイツ

電話番号: +49 6722 2402

営業時間:平日は9:30~17:00、土日は9:30~18:00

③リューデスハイムのかわいい街並みが見れる!【ニーダーヴァルトの丘】

リューデスハイムニーダーヴァルトの丘

ケーブルカーで山頂に着くと見えてくるのがニーダーヴァルト記念碑(Niederwalddenkmalです。これは、ドイツ帝国発足を記念して建てられたもので、この記念碑のある丘から見る光景が素晴らしく、青々としたライン川と新緑の生い茂る木々の中に、リューデスハイムのかわいい街並みが見て取れます。

④日本人経営のワイン専門店【プロスト・ワインハンデル】

リューデスハイムワインショップ

リューデスハイムには、日本人経営のワインのセレクトショップがあることをご存知ですか?

プロスト・ワインハンデル(Prost Weinhandel KG)には、赤ワイン用のブドウで作られた白ワインや、わざとブドウを腐らせることで深い甘みを引き出す貴腐ワインなど、日本ではなかなか手に入らない個性的なラインナップが勢揃い。購入前に試飲もさせてもらえるのでワイン好きの方はぜひ訪れてみてください。

リューデスハイムワインショップ

店舗情報

Prost Weinhandel KG

住 所:Oberstraße 39, 65385 Rüdesheim am Rhein, ドイツ

電話番号: +49 6722 941163

営業時間:8:00~17:00

⑤オルゴールの音色に癒される【ジークフリート・メカニカル自動演奏楽器博物館(ブレムザー館)】

ヨーロッパ最大の自動演奏楽器の展示が見れるのがここ、ジークフリート・メカニカル自動演奏楽器博物館です。ガイドツアーとともに、オルゴールをはじめとする自動演奏楽器の優しい音色に耳を傾けてみてください。

詳細情報

⑥お土産にぴったり!クリスマスショップ【ケーテ・ウォルファルト】

リューデスハイムクリスマスショップ

クリスマスマーケットで売っているような木の温もりが伝わってくるクリスマスのオーナメントショップ、ケーテ・ウォルファルト(Käthe Wohlfahrt Rüdesheim。日本へのお土産におひとついかが?

店舗情報

Käthe Wohlfahrt Rüdesheim

住 所:Oberstraße 35, 65385 Rüdesheim am Rhein, ドイツ

電話番号: +49 800 4090150

営業時間:月〜土は9:00~19:00、日は10:00~18:00

♩まだある!ライン川クルーズ(川下り)の観光地あれこれ

ライン川

ライン川クルーズの見どころはなにもリューデスハイムだけではありません。

川沿いにざっと30はある古城をめぐるのも魅力的ですし、街自体が一大観光地になっているところもあります。また、ライン川クルーズ最大のハイライトであるゲデオンスエックローレライなども見逃せません。

ライン川沿いマップ

上記の簡略図は、以下に紹介するライン川沿いの見どころが、どの区間にあるかを示したものです(オレンジ色の●は観光するのにおすすめの街)。ここでは、船が辿る順番に沿って各スポットをご紹介していきます。

①これぞ古城の代名詞【ラインシュタイン城】

ライン川古城

崖の上にそびえるラインシュタイン城(burg rheinstein)は、日本人のイメージする古城にぴったりではないでしょうか。部屋の中には豪奢なインテリアの数々、塔の上からはライン川の絶景が見え、中庭には美しい花が咲いています。

現在は博物館として一般公開されており、当時の城主の暮らしぶりを見ることができます。

ここはおしゃれに古城ウェディングなんかもできるそうです。

詳細情報

■Burg Rheinstein

住 所:Burg Rheinstein, 55413 Trechtingshausen, ドイツ

電話番号:+49 6721 6348

営業時間:10:00~17:30

②中は博物館【ゾーネック城】

11世紀に建てられた長い歴史をもつゾーネック城(Castle Sooneckは、現在はガイドツアー付きでのみ見学可能です。

場内には狭い通路や細い階段がいくつもあって、まるで迷路のような構造が楽しいお城です。

詳細情報

■Castle Sooneck

住 所:ドイツ 〒55413 ニーダーハイムバッハ

電話番号:+49 6743 6064

営業時間:10:00〜18:00(月曜定休)

③ドイツ伝統の木組みの家が残るかわいい町【バッハラッハ】

バッハラッハ

バッハラッハ(Bacharachは、ドイツらしい木組みの街並みが見れることで知られています。丘の上には現在ユースホステルとして使われている古城、シュターレック城(Burg Stahleckがあります。

※古城ホテルの詳細については後述。

④川の中央に立つ【プファルツ城】

ライン川古城

ライン川を船で遊覧していると・・・ん?川の中洲になにやら小さな建物が。この一風変わったロケーションに城を構えるプファルツ城Burg Pfalzgrafensteinは、その昔、ライン川を通過する船の関所として機能していたそう。もちろん中も見学可能です。

詳細情報

Burg Pfalzgrafenstein

住 所:ドイツ 〒56349 カウプ

電話番号:+49 172 2622800

※営業時間はこちら(右側「Öffnungszeiten」の下)でご確認ください。

⑤伝説の残る雄大な岩【ローレライ】

ローレライ

ローレライ(Loreleyという名前を誰もが耳にしたことがあるのではないでしょうか。ローレライは、ライン川流域の街、ザンクト・ゴアールスハウゼン(Sankt Goarshausen)近くにある、水面から130mほど突き出た岩山のこと。ここは、その昔、この地に住む精霊が美しい歌声で航行する船人たちを魅了したという神秘的な「ローレライ伝説」が残っています。

⑥蛇行するライン川をのぞむ絶景ポイント【ゲデオンスエック】

ライン川絶景

ゲテオンスエッグ(GedeonsEckは、雄大なライン川の大蛇行が見れるライン川一の絶景スポット。この展望台へ行くためには、ライン川沿いのボッパルト(Boppard)という街にあるチェアリフト(Sesselbahn Boppard)に乗る必要があります。

頂上にはレストランGedeonsEckがありますので、晴れた日はぜひ、大自然の作り出すダイナミックな風景を眺めながらお食事をお楽しみください。

詳細情報

Sesselbahn Boppard(チェアリフト)

住 所:Mühltal 12, 56154 Boppard, ドイツ

電話番号:+49 6742 2510

※営業時間はこちらからご確認ください(ドイツ語のページに飛びます)

Restaurant GedeonsEck(レストラン)

住 所: Gedeonseck 1, 56154 Boppard, ドイツ

電話番号:+49 6742 2675

営業時間:10:00〜18:00(冬季は休業)

⑦夜景が美しい都市【コブレンツ】

コブレンツ

ライン川とモーゼル川が合流するポイント、ドイチェス・エック(Deutsches Eck)を抱えるコブレンツ。その対岸には、エーレンブライトシュタイン要塞(Festung Ehrenbreitstein)があり、この要塞から見下ろす夜景が美しいと評判です。

要塞までは、ライン川の上を空中散歩するように引かれたロープウェイ、ザイルバーン・コブレンツ(Seilbahn Koblenz)でアクセスします。

詳細情報

■Seilbahn Koblenz(ロープウェー)

住 所:ドイツ 〒56077 コブレンツ

電話番号:+49 261 20165850

※営業時間はこちらからご確認ください(ドイツ語のページに飛びます)

■Festung Ehrenbreitstein(要塞)

住 所:ドイツ 〒56077 コブレンツ

電話番号:+49 261 66754000

※営業時間はこちら(右側「Öffnungszeiten」の下)からご確認ください(ドイツ語のページに飛びます)

⑧大聖堂で有名な都市【ケルン】

ケルン

ライン川クルーズの終着点、ケルン(Köln。 世界最大級のゴシック建築で知られるケルン大聖堂をはじめ、チョコレート工場香水博物館ホーエンツォレルン橋など、一大観光地として知られています。

♩ライン川クルーズ、川下り観光の合間に古城に宿泊するという手も

ドイツ古城

ライン川沿いの古城には、現在はホテルとして営業しているところもあります。一歩敷地内に足を踏み入れれば、もう気分はお姫様。歴史をまとった重厚な雰囲気は古城ホテルならではです。

ロマンティック ホテル シュロス ラインフェルス

ローレライの向かいに立つ4つ星ホテル。中世の雰囲気を味わえるダイニングやユニークな内装のお風呂が自慢の宿です。

ライヘンシュタイン城

昔の面影を残す外観に対し、お部屋は現代的な雰囲気で過ごしやすくなっています。博物館もあり、宿泊客出なくても日帰りでお城を楽しむこともできます。

ホテル・シェーンブルク城

雰囲気たっぷりのクラシカルな内装、行き届いたサービス、美味で贅沢なディナー、5つ星も納得の古城ホテル。

ユースホステル シュターレック城

高級路線の古城ホテルが多い中、こちらは珍しいユースホステル形式でリーズナブルに宿泊可能。

あなただけのライン川クルーズ(川下り)観光を楽しんで♩

ライン川

一口に、「ライン川クルーズ(ライン川下り)」と言っても、絶景鑑賞や街の散策、古城めぐりに古城ステイと、様々な楽しみ方があるのがお分りいただけましたか。日程も時間も自由自在に旅の工程が組めるライン川クルーズ。ぜひ自分自身の楽しみ方を見つけてみてください。

筆者のブログはこちら

夫とふたり オランダ・アイントホーフェン暮らし〜from Eindhoven, the Netherlands〜

柿の種のピーナッツいらない人さんのブログです。最近の記事は「アイントホーフェンでいいと噂のスーパーに行ってみた(画像あり)」です。

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