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Categoryヨーロッパ

ヨーロッパ移動はLCC!Ryanairは1000円台から?本当は便利なルール・乗り心地を徹底解説!

ヨーロッパ旅行での移動はLCCがお得です。でもヨーロッパのLCCって荷物規定が厳しい?どれくらい安いの?ヨーロッパ最大手LCC【Ryanair】は悪評がチラホラありますが、ルールさえ守ればめちゃくちゃお得。Ryanairマスターの筆者がRyaniarの情報、利用方法と注意する点などを伝授いたします!

この記事に登場する専門家

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スウェーデン在住ライター

Maddy

西洋史とマヤ文明を学んだ大学時代を経て、バックパックと共に旅をした国は30カ国以上!現在はスウェーデン在住、たまにバンコク。歴史オタクと現地在住の知識を活用し、活きた旅情報をお伝えします!

LCCを使って賢くヨーロッパを周遊しよう!

こんにちは!ヨーロッパを含む30カ国以上をバックパックとともに旅をした経験のあるMaddy(Instagram更新中!)です。日本でも人気が出ているLCC(格安航空会社)はヨーロッパ内でも数社あり、本当に驚くほどの安さで飛行機移動ができます。その中でも筆者は幾度となくヨーロッパLCC最大手【Ryanair】を利用しています。

Ryanair 機体
引用:https://www.instagram.com/p/B51DdHiCW-3/

このLCCについて検索すると残念ながら非常にネガティブな内容、文句ばかりが目立つ記事が多いです。ですが声を大にして言いたい、【Ryanairはルールに従い、一旦利用に慣れれば超お得にヨーロッパ旅行ができるLCC】であることを!この記事では最新のルールとRyanairを上手に利用する方法をお伝えいたします。この記事を通して少しでもRyanairを知りヨーロッパ旅行で利用する人が増えることを祈ります。

ヨーロッパのLCC・Ryanairってどんな航空会社?

Ryanair 搭乗

Ryanairはアイルランド国籍の格安航空会社です。1985年に設立され、ヨーロッパのLCCに対する規制緩和後に、格安航空券を武器に規模を拡大し、2018年には写真にあるLaudamotionを買収して現在ではヨーロッパ内最大のネットワークを武器に運営しています。があることで有名なヨーロッパのLCCです。ヨーロッパ内は短距離フライトで色んな国に行けるので気軽に利用できるLCCが人気です。

Ryanair ヨーロッパ LCC
引用:https://www.instagram.com/p/B6FupFBhKbv/

Ryanairはとにかく安い運賃と、とてもシンプルな機内でのサービス、そして数多くの独自ルールがある会社です。LCCなのでフルサービスキャリア(例えばJALなど)のようにドリンクのサービスはありませんし、チェックインを必ず事前にしなければいけない、受諾手荷物や座席指定には別料金がかかり、ルールを守らずに搭乗しようとすると罰金、もしくは最悪の場合搭乗拒否されることがあり、それがRyanairの悪評を有名なものにしています。

ヨーロッパLCC・Ryanair、クレーム記事が多いけれど実際はどうなの?

Ryanair ヨーロッパのLCC
引用:https://www.instagram.com/p/B6G7pceFuiO/

Ryanairは非常に安い運賃が売りの代わりに、罰金やその他付加料金で経営が成り立っているLCCです。正直なところ、現地でグランドスタッフにごねればなんとかなるだろう、という乗客が非常に多いのがヨーロッパの現状で、その人たちからの罰金できちんとルールを守る人はお得に飛行機を利用できるシステムになってます。

Ryanair 罰金

筆者は何十回とRyanairを利用していますが一度もRyanairが原因で何か被害を被ったことはありません!もちろん上記のようにHPなどに記載のあるルールは必ず守って毎回搭乗していますが、決められたルールも日本のLCCに比べたらヨーロッパのLCCは厳しくはありませんよ。

ヨーロッパLCC・Ryanairの機内の様子・座席について

Ryanair 座席

さて、では実際の座席や機内の様子を見ていきましょう!機内は特に汚い!と感じたことはありません。座席は全てエコノミーシートとなっており、シートピッチは普通席で76cm、幅は43cmです。JALやANAが79cm x 45cmまたは44cmですので少しだけ小さいけれど、体格が小さめの日本人であれば問題ない広さかと思われます。座席指定するには1000円前後で追加料金が発生します。

Ryanair 機内の様子
引用:https://www.instagram.com/p/B3rPnw6C0UG/

格安航空券を提供するために機内の設備も簡略化されており、機内エンターテイメントがない、リクライニングできない、シートポケットがない、そして安全のしおりが座席にすでに設置されており、紙媒体の提供がないことです。ドリンクの提供ももちろんありませんが、LCCでよく利用するとすれば1〜2時間のフライトでしょうからこのへんの設備がないのもあまり苦ではないでしょうか?Ryanairは飲食物の持ち込みはOKなのでご自身で準備して搭乗しましょう!

ヨーロッパLCC・Ryanairの航空券はタイミングが良ければ激安

Ryanair 航空券 安い

では、実際どれくらい航空券が安いのか見てみましょう!筆者がスウェーデンに住んでいるのでスウェーデン発着の航空券を試しに探したところ、スウェーデン〜ハンガリー間がなんと1300円程度で販売されています!他にもヨーロッパ内外のフライトを見ると


  • スペインのバルセロナ〜モロッコのフェズ 1700円 (他LCCだと約5000円)
  • イギリスのロンドン〜チェコのプラハ 2200円 (他LCCだと約4000円)
  • イスラエルのテルアビブ〜ドイツのベルリン 3000円 (他LCCだと約1万円)
Ryanair LCC 航空券
引用:https://www.instagram.com/p/B5xM7WMq7lS/

とあります。安いですね!しかし、Ryanairで格安航空券を購入するためにはタイミングが重要です。Ryanairはたまにセールをしますが、セール以外にも①早めに航空券を購入すると安い②閑散期だと安い航空券が見つけやすいので今後ヨーロッパ旅行を考えている人はぜひRyanairのWebサイトをこまめにチェックして見てくださいね。

ヨーロッパLCC・Ryanairの手荷物・受託手荷物のルールについて

Ryanair 機内持ち込み手荷物
引用:https://www.instagram.com/p/B42PRN6BHyq/

LCCは基本的に乗客からの付加料金で経営が成り立っています。その中でも一番大きな収入となっているのは機内持ち込み、および受諾手荷物の料金です。Ryanairには荷物について基本3つのプランがあります。ちなみに全てのプランは【空港の免税店の買い物袋】も持ち込めます。

Ryanair 機内持ち込み

①座席の下に収納できる手荷物のみで搭乗する場合。この場合は追加料金なしで搭乗できます、サイズは40cm x 25cm x 20cmです。10kgまでの重さを持ち込み可能です。この手荷物のみで搭乗する場合は搭乗の順番が最後となります。

※正直今まで重さを図られたことがありません。サイズが規定内であるか厳しいチェックがある場合あり。

Ryanair 機内持ち込み

機内持ち込み荷物と座席下に収納できる手荷物の二つを持ち込み搭乗する場合。こちらは6ユーロ〜14ユーロ(約730〜1700円)支払うと機内に二つ荷物を持ち込むことが可能です。①と同じサイズのものと、55cm x 40cm x 20cmのサイズを10kgの重さでまとめましょう。この大きい手荷物は機内の棚に、小さな荷物は座席下に入れることになります。優先的に搭乗できる特典もついてきます、このセットは限りがあるので必要な場合は早めに購入しましょう。こちらはサイズ、重さともに厳しいチェックがある可能性あり。

Ryanair 受諾手荷物

受諾手荷物を預ける場合。10kgの受諾手荷物は事前予約時は10ユーロ〜17.50ユーロ(約1300〜2000円)、20kgは約3200円で購入できます。液体物を持ち込みたい場合はこちらのプランを選ぶ必要があります。受諾手荷物がある場合は必ずチェックインカウンターに行きましょう。空港で追加する場合は10〜20ユーロ(約1200〜2500円)です。こちらはサイズ、重さともに厳しいチェックが必ずあります。

ヨーロッパLCC・Ryanairが発着する空港を必ずチェックしよう

Ryanair 空港 遠い
引用:https://www.instagram.com/p/B5vKhvyAAKg/

Ryanairで移動を考える場合、必ずチェックして欲しいのが搭乗予定の飛行機メインの空港ではなく郊外の空港を利用している場合が多い」のです。ロンドンと名のつく空港で例を見てみましょう!

ヨーロッパ LCC 空港

真ん中のピンはビッグベンです。ロンドンだけでも空港が4つあり、かつロンドン市内からはすべてやや遠い場所にあります。他のヨーロッパの都市のLCCが発着している空港もよく郊外にあるので、空港の位置と、空港まで移動手段はきちんとあるかを確認をしましょうね!

ヨーロッパLCC・Ryanairの手荷物チェックなどはどのくらい厳しい?

Ryanair 手荷物サイズチェック
引用:https://www.instagram.com/p/BzVJb_1h-Lb/

まずは基本的に必ずルールを守りましょう。上記でお伝えした通り機内持ち込み荷物のサイズは40cm x 25cm x 20cm、もしくは55cm x 40cm x 20cmです。スーツケースなどの形が変化しないものは必ず規定内のサイズに納めてください。空港によってはこのようにサイズを測るものがチェックインカウンター、もしくは搭乗前のゲートにも設置してあり、規定外のものを持っていないかのチェックが入ります。

Ryanair 超過手荷物 罰金

バックパック、ボストンバッグのように形を少し変えられるものに関しては数センチの差は目を瞑ってもらえるでしょうが保証はしません。搭乗ゲートで規定より大きな荷物であることがわかると25ユーロ(約3000円)手数料を取られますのでご注意を!

ヨーロッパLCC・Ryanairの事前ウェブチェックインは必ず行おう!

Ryanair 搭乗
引用:https://www.instagram.com/p/BwCkZp3JQZb/

この事前ウェブチェックインを忘れて罰金を支払うことになった人が非常に多く、またその人たちが悪いレビューを広めまくっています。RyanairはLCCですのでカウンターの数も少ないので搭乗はセルフですることになっています。これを忘れると空港で55ポンド(約8000円)、もしくは55ユーロ(約6700円)の手数料を支払うことになります

Ryanair ウェブチェックイン

ウェブチェックインに関しては簡単ですし、事前にRyanairのサイト、またはアプリでパスポートなどの情報を登録しておけば非常に早く終わります。事前のチェックインは通常2日前から搭乗の2時間前までです。追加料金を払えば60日前からチェックインできます。個人的には2日前からできるのだからよっぽどインターネットの通じない場所に行かない限りはこの追加料金を払っての事前チェックインは必要ないかと思います。ちなみに搭乗券の印刷については一部の空港を除き現在必要なく、アプリの搭乗券で乗れますよ。

ヨーロッパLCC・Ryanair独特ルール・ビザチェックは必ず忘れないように!

Ryanair ビザチェック

これがRyanairの一番独特なシステムです。まずビザチェックは何かと言うと、【搭乗者が目的地の国に入国するためにビザが必要かどうか】の確認です。なぜこの確認をRyanairが飛行機の出発前にするかというと、もし旅行者がビザがなくて入国できない場合、出国した国に送還されることがあればRyanairの負担で搭乗者を輸送しなければならないのです。Ryanairとしては非常に避けたい事態ですよね。

ヨーロッパ シェンゲン協定国
引用:https://www.instagram.com/p/B5WMZQAgcIA/
  • シェンゲン圏内の国→他のシェンゲン圏内の国の移動
  • 同国内の移動


この二つの移動をRyanairで利用する場合はビザチェックの必要がありません。

  • シェンゲン圏内の国→シェンゲン圏外の国に移動


この時にビザチェックが必要となります!例えばスペインからモロッコに移動する場合は、ビザチェックが必要ですね。

【実体験】ビザチェックは少し判断が難しいことも・・・

Ryanair ビザチェック

実は筆者がスウェーデンからオーストリアのウィーンに行った時、チェックイン時に上の青色部分のような注意書きが出てきました。ビザチェックを空港で行ってくださいね、という内容です。シェンゲン圏内同士の移動だったのでビザチェックインは必要がないはずなのに?と疑問に思いましたが、どっちにしても2時間前には空港に着くように予定していたので、カウンターに並んでビザチェックインが本当に必要なのか試してみました。

Ryanair ビザチェック

すると、スウェーデン→オーストリアではビザチェックが必要でした!両国ともにシェンゲン協定国であるはずなのに…?と疑問に思いましたが、スタッフにそれを聞いてもわからないようでした。オーストリアと日本間に特別な協定があるから?私がスウェーデンの居住許可を所有しているからか?だとすると、ハンガリー→スウェーデンでもビザチェックが必要になると思い、帰りの飛行機でも念のためにカウンターに並ぶことに。ちなみにこちらもウェブチェックインをした時、「搭乗前にビザチェックを行ってください」と注意書きが出ました。

Ryanair ビザチェック
引用:https://www.instagram.com/p/rel3rin17I/

カウンターでいざ自分の順番になると、今度は「シェンゲン圏内の国へのフライトだからあなたはビザチェックインは必要ありません」と伝えられました!なかなか混乱しますね…ここであなたがビザチェックが必要かどうかの簡単な見分け方をお伝えします!

Ryanair 搭乗券

ウェブチェックインをした際、上のような搭乗券の赤い四角部分にQRコードが入っていればビザチェックの必要はありません。確かに私はオーストリアに飛ぶ時の搭乗券になぜかQRコードが入っていませんでした…。なぜこのような違いが出るのかスタッフの方にお聞きしましたが明確な理由はわかりませんでしたので、とりあえずはQRコードが記載してあればビザチェックは必要なし、と覚えておいてください。一番確実なのは空港カウンターに並んでダブルチェックを行う、ですのでヨーロッパ旅行をする際は少し時間に余裕を持って行動してみてください!

ヨーロッパLCC・Ryanairに乗る際は空港にはだいたい2時間前に着こう

Ryanair 空港 早めに

上記のようなちょっとしたトラブルがありうるし、基本ヨーロッパ内は予定通りに交通機関が時刻通りに動くかもわからないので空港には2時間前には着くようにしましょう。Ryanairは空港のカウンターが少ないので長い列が予想されますが、これに関してはアジア圏LCCに比べれば非常にスムーズに手続きがされるので長い列だと感じても1時間あれば余裕でチェックイン、荷物預けの作業は終わりますよ。

ヨーロッパLCC・Ryanairで遅延が起きた!その時の対応が素晴らしかった

Ryanair 遅延
引用:https://www.instagram.com/p/B5uFET_FNsU/

さて、筆者はありがたいことに数十回以上の搭乗でRyanairの長時間遅延に遭遇したのは一度だけです。その時は空港の問題でそこから離発着するほぼ全ての飛行機が遅延していました。その時、グランドスタッフの方が1時間に一度は搭乗ゲートに来てお客さんに説明をしたり、バウチャーを配ったりして非常に丁寧な対応をしていました。機材の遅れによる遅延も体験しましたが1時間程度の遅延、許容範囲内。LCCで移動する時はこのようにリスクもありますが、Ryanairの対応だけが特に酷いと感じたことはありません

ヨーロッパLCC・Ryanairの客室乗務員のみなさんの対応は?

Ryanair 客室乗務員
引用:https://www.instagram.com/p/Bqzlt_fjszM/

酷評を読んでいると、Ryanairのスタッフは態度が悪い、制服をだらしなく着ているなどの意見がありますが、私が実際搭乗した感想は「ヨーロッパの他LCC会社、もしくはフルキャリアサービスの航空会社とも変わりない接客」です。日系航空会社の接客に慣れていると不満足なものかもしれませんが、ここはヨーロッパ、かつLCC。必要最低限のお仕事を皆さんやっているという感じです。でも態度がすこぶる悪い、とかはなくて、むしろみんないい意味でリラックスして笑顔で仕事をしている印象ですよ。

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ヨーロッパ 旅行 LCC

最後まで読んでいただきありがとうございます!座席や接客に特にこだわりがなく、時間に少々余裕がある、そして自分で調べることを苦としない方は確実にお得にヨーロッパの飛行機移動ができるLCC・Ryanairをおすすめします!これからヨーロッパ周遊旅を検討している方は是非とも利用してみてください。

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