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現代日本を感じる樺太旅行体験談!渡航方法・ビザを解説!おすすめのホテル・観光地・グルメは?

2019.11.14

樺太は、ヨーロッパの極東の地。一時は日本が統治していたこともありますが、現在、ロシアの一部とされている土地です。馴染みがないため、渡航方法やビザの取得有無、結局何が見れるのか?について分からないことが多いと思います。実際に旅行した体験談をもとに、知られざる樺太旅行について紹介します。

この記事に登場する専門家

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冒険と登山が好きな自転車乗り

うなお丸

植村直己さんに憧れて登山を始めました。世界のあちこちに旅をするのが大好きです。よろしくお願いいたします。

  1. どこの国でもない樺太を知っていますか
  2. 樺太への旅行方法
  3. 日露が混ざる樺太の観光地
  4. 樺太のおいしいものを食べてみよう
  5. 樺太旅行で出会える現代日本
  6. 樺太旅行でおすすめのホテルを紹介
  7. 樺太旅行では日本とのつながりを強く感じられた
  8. 筆者のインスタグラムはこちら!

こんにちは! うなお丸です。

私はわりと日本人に縁のある海外の土地を旅するのが好きです。

サイパンとか、トルコとか。


ロシアと日本の間にある樺太もその一つ。

いっときは日本の領土となり、太平洋戦争後、8/15以降に戦場となった地です。


あまり知られていないことですが、樺太は今でも北海道との交流が強く、日本製品なども普通に売られています。

日本領土時の建物なども残されており、日本人からするととても考えさせられる土地、樺太の観光情報をお教えします!

日本から一番近いヨーロッパ

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樺太は、北海道から海峡を渡ってすぐのところにある地域。

1945年(昭和20年)までは、南半分を「樺太(カラフト)」として日本が、北半分「サハリン(ロシア語: Сахалин)」としてソ連が領土にしていました。

現在は、ロシアが実効支配しているため、日本から見ると飛行機ですぐの所に位置するヨーロッパとなっています。

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ロシアとなっているため、通貨はルーブル。

日本から行く場合は空港で両替ができます。


日本とサハリンは2時間の時差があり、日本が0:00だとサハリンは2:00になります。

白色地図の地帯

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戦後、日本は、サンフランシスコ講和条約によって樺太(南樺太)を放棄しました。

けれど、ソ連はサンフランシスコ講和条約に加盟していなかったため、地図的には、樺太はソ連でも日本でもない土地となりました。

高校時代の地図などを開いてみるとそこは白く、何色にも塗られていません。現在もまだ帰属問題が決まっておらず、この地域はまだロシアでも日本でも、そしてどこの国でもありません。

滞在72時間までの旅行ではビザが不要になることも

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引用: https://www.instagram.com/p/B23E2jBJ-GT/?utm_source=ig_web_button_share_sheet

通常、旅行する場合はロシアの電子ビザを取得する必要があります。

ただし、以下の条件を満たす場合、ビザが免除されます。


・「北海道サハリン航路」のフェリーを利用すること

・指定された旅行ツアーであること

・二人以上のグループで申請すること

・ツアー参加者名簿と日程表がロシア側に受理されていること

・滞在時間が72時間以下であること

電子ビザを申請する方法

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引用: https://www.instagram.com/p/ByzCoYYB3tk/?utm_source=ig_web_button_share_sheet

もともとは大使館や領事館に赴いてビザを取得しなければなりませんでしたが、2017年8月8日以降、電子ビザが適用されるようになりました。

入国日の20日〜4日前までに申請しなくてはなりません。

入国から8日間以内が有効期間。

電子ビザを申請する場合は、下記のサイトから申し込めます。

不備がなければ申請から4営業日以内に発行されます。


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引用: https://www.instagram.com/p/xwFC6ojxZH/?utm_source=ig_web_button_share_sheet

樺太にはいくつかのアクセス方法がありますが、飛行機で行くのが一般的な行き方です。

今回は2通りの渡航方法をご紹介します。

樺太への行き方①:飛行機

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成田もしくは札幌から飛行機が飛んでいます。


成田からであると、ヤクーツク航空が便利。

ヤクーツク航空は成田とサハリン最大の都市ユジノ=サハリンスクの空港を直行便で結んでいます。2018年11月5日以降、ヤクーツク航空が国際線を飛ばせなくなったため、現在はオーロラ航空にてチャーター便として運航中。運行スケジュールは、


毎週火曜・金曜

成田(16:50)→ユジノサハリンスク(21:00)

ユジノサハリンスク(13:40)→成田(13:50)

※()内はともに現地時間。

往復3万円台〜


また、札幌からであれば、オーロラ航空が運航しています。

運行スケジュールは毎週月曜・水曜・木曜・土曜・日曜。

1日2便で、時間は曜日によって変わります。

往復6万円台〜

樺太への行き方②:船

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引用: https://www.instagram.com/p/BjtC-evHbCf/?utm_source=ig_web_button_share_sheet

稚内からコルサコフまで船で行くことができました。

北海道とロシアを結ぶ唯一の定期航路です。

日本が領有していたころは、この区間は「稚泊航路」という鉄道連絡船が就航していました。

1995年にロシアの船会社によって定期航路が設定され、1999年からは日本側の東日本海フェリーの運営となり、日本船籍の「アインス宗谷号」が就航しました。

それから20年近く、夏季の定期航路として運航が継続されてきました。


ただし、2019年は**夏季も船が就航していません**。サハリン側からチャーター船を用意できなかったためで、今後も就航を再開する見込みはかなり低いとみられているので、やはり基本としては飛行機での渡航が一番楽ということになると思います。

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引用: https://www.instagram.com/p/B3IpdFdFxam/?utm_source=ig_web_button_share_sheet

樺太は、日本の地名がつけられ、神社や公共建築物が数多く作られました。

1945年の8月、沖縄の地上戦よりも後に、最後の地上戦が行われた場所でもあります。

その歴史から、古い日本の資料、建物が残っていますし、ユジノサハリンスクでは街の構造が北海道開拓同じような碁盤の目の姿を残しています。

観光情報が集まる北海道サハリンセンター

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引用: https://www.instagram.com/p/BQkRqpuhDGT/?utm_source=ig_web_button_share_sheet

北海道サハリンセンターは、平成13年に北海道がサハリンとの交流のために建てた施設です。

北海道の企業がサハリンで活動するための情報を提供しています。

最新のサハリン観光情報やニュースを手に入れることもできます


開所時間は9:00~18:00時。13:00~14:00は昼休みとなっています。

電話番号 4242-45-75-60 (日本からかける場合は、最初に、010+7+が必要)

hokkaido@snc.ru

ロシア的観光地①ロシア正教会Праиославная Церковь

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引用: https://www.instagram.com/p/B2YYpN4AQ1U/?utm_source=ig_web_button_share_sheet

ロシア正教会は、大通りの建つ教会。

1990年代に建築された正教会で、教会内の礼拝堂を無料で見学することができます(祝祭日・記念日などを除く)

教会を訪れるときは、男性は帽子を外し、女性はスカーフを頭に巻くのがマナー。礼拝は、行事の際は撮影ができません。

礼拝堂の内部にはロシア正教のイコン(宗教画)が飾られており、荘厳な雰囲気。祝祭日の金曜日には結婚式を挙げたカップルが多く訪れますし、深夜に花火で祝福を挙げることもあります。

教会の右隣の売店ではイコンなどの販売をしています。ただし、ロシア国内でイコンを購入すると、出国時に税関手続きが必要となる場合があるので、購入は慎重に行いましょう。領収書は大切に保管しておく必要があります。


入場料:無料

ロシア正教会の詳細情報

ロシア的観光地②レーニン広場

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ユジノサハリンスク駅前にある、レーニン広場。

レーニン生誕100周年を記念し、1970年に作られた広場です。

ソビエト連邦の初代指導者・レーニンの巨大な銅像が立っています。

最近リニューアル工事が行われ、レーニン像の背後に公園風に花壇や噴水、ベンチなどが配置されました。

日本統治時代に関わる観光地①サハリン州立 郷土博物館

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サハリン州の郷土資料館は、もともと太平洋戦争前に樺太庁博物館として建てられた建物。日本の城をイメージさせる「帝冠様式」で建てられたもので、建築家貝塚義雄の手によるもの。

サハリンが、もともと日本に領有されていた歴史を強く感じさせます。

純日本風というにはどこか洋風も混ざりこんだ、美しい外観は当時のままです。


もともとロシアの博物館があったのですが、南樺太が日本の領土になった際、樺太庁博物館になりました。樺太の動植物や考古学、民俗資料などが展示されていたのですが、太平洋戦争後にソ連に占領されました。

樺太庁博物館の内容は、現在、日本の国立国会図書館デジタルコレクションの中に、博物館案内が残されていて、当時の展示内容を知ることができます。

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現在の郷土資料館には、アイヌの、木綿や動物の皮を活用した民族衣装、古代の鎧、間宮海峡を渡った間宮林蔵に関する展示、太平洋戦争時の資料(ソ連側視点)も展示されています。

建築と展示の両方から、樺太に残された日本の歴史を知ることのできる、興味深い博物館です。


電話番号︰+7 424 272-75-55

入場料:50ルーブル(約850円)

営業時間︰10:00〜18:00

定休日:月曜日

日本統治時代に関わる観光地②サハリン州 鉄道博物館

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ユジノサハリンスク駅の近くにあるサハリン鉄道博物館は、日本人にとっては興味深い博物館。

樺太時代の鉄道に関する展示や、サハリンの鉄道に関する展示、古い日本の車両の展示が行われています。

日本語の説明文はありませんが、写真に登場する人々は日本人の顔をしているので、日本人が建設した鉄道の記録というのがわかります。


サハリン鉄道博物館の外、ユジノサハリンスク駅前広場の近くには機関車(D51‐22)が展示されています。日本から譲渡されたもので、サハリンの鉄道の無煙化が進むまで使われていました。使われなくなった今でも、サハリンの人々に愛される機関車です。


鉄道好きにはたまらない魅力がありますし、サハリンと日本の関係を感じられる博物館でもあります。

入場料:無料

電話番号:+7 424 272-75-55

開館時間:日~金曜日10:00~18:00 土曜日10:00~20:00

閉館日:月曜日

戦後の悲劇を残す観光地③真岡郵便電信局跡地

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真岡、現在のホルムスクにある郵便局の跡地は、現在でも建物が建っています。1階は銀行のテナントが入っていて、営業を続けています。

一見見るとただのビルなのですが、太平洋戦争での悲しい歴史がここに残っています。1945年8月20日、日本降伏後に真岡にソ連軍が上陸。当時勤務していた女性電話交換手は、ぎりぎりまで業務を務めたのち、12名のうち10名が襲われる前にと局内で自決を図り、9名が死亡しました。真岡郵便局事件、「北のひめゆり(事件)」とも呼ばれた事件です。


日本人として訪れると複雑な気持ちを抱く場所かもしれません。

現在もこの建物が残っているので、ホルムスクにいくなら立ち寄ってほしいスポットです。

自決した9人の慰霊碑は、現在稚内に建立されています。

樺太旅行で美味しかったもの:ボルシチ

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樺太では様々な料理を楽しむことが出来ますが、ボルシチは、ロシア料理の代表格と言っても良いものです。

ボルシチを食べられるロシア料理のレストランは各地にあり、ユジノサハリンスクでも食べることができます。

寒い日にのぴったりのご飯ともいえます。ビーツを使った本格的なボルシチがおすすめ。

ビーツを入れると、スープが美しい深紅色になる華やかな一品です。

ロシアをはじめ広くヨーロッパで作られている煮込み料理の定番として知られ、サワークリームを入れて召し上がると、一味違った味を楽しめるほか、黒パンを添えて食べるととてもおいしく食べられます。ぜひ如何でしょうか。

元日本で走っていた車たち

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ユジノサハリンスクなどの大都市では日本の中古車をよく見かける事があり、どこかで使っていた名前がそのまま書かれた車、トラック、バスなどが行きかっていて、異国にいながら、日本に戻ったような錯覚を覚えます。


時々自分の出身地の近くの車を見かけたり……

そのような車を探すのも楽しいかもしれませんね。

ドラッグストアに日本のおしめを発見

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ユジノサハリンスクのスーパーマーケットや街中を歩いていると、日本製品と数多く出会いました。某アニメのおしめ、また数多くの日本から輸入されたであろうおしめなども多くありました。

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その他にもアニメショップ、日本のゲームがあるゲームセンターなど数多くの物もみかけました。

サハリンでも日本の文化は割と浸透しているらしく、人気のようです。

こういった物を探すのも楽しいかもしれないですね。

サハリン サッポロ ホテル(Sakhalin Sapporo Hotel)

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引用: https://www.instagram.com/p/BTjJ9aagK3V/?utm_source=ig_web_button_share_sheet

ユジノ・サハリンスク市内中心部にあるホテルで、市庁舎から徒歩5分の好立地。

また、レストラン、バーもあり、日本人にも海外の人にも人気のホテルの一つです。日本語は通じませんが、サービスは丁寧でした。

お願いすれば送迎バスを出してもらえます。

朝食付きで約9,000円です。

サハリン サッポロ ホテルの詳細情報

電話番号:+7 424 272-15-60

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サハリンを旅して思ったことは、もちろんビザなどの煩雑な手続きこそありますが、日本から最も近く、だけれど日本人があまり訪れない土地であるという事を痛切に感じました。


また、歴史的な背景もあり、日本との関りが深かった土地を日本人が訪れる事で見えてくるものもあると感じました。

例えば神社の跡地などを訪れた時、そこで樺太の将来について語り合った人、また、そこに腰かけていた樺太に住んでいた日本人が居たことなどを考えました。


発展が進んだサハリンでは様々な人に出会い、また、そこで数多くの人に親切にしていただきました。今後またサハリンを訪れることがあれば、親切にしてもらった人たちにもう一度お礼を言いに行きたいのと、まだ訪れた事の無いサハリンの地域も訪れたいと思います。

ロシア好きには、シベリア鉄道横断という旅行もオススメです↓