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アメリカのアンティークショップを在住者が語る!全米一のエリアや有名な食器とは?
アメリカには、古いものやコレクションを販売しているアンティークショップがたくさんあります。近年日本でも非常に人気のあるアメリカンアンティーク。コレクターでもある筆者と一緒にアメリカの歴史あるもの達を見て行ってみましょう!きっとあなたも興味が湧くはずです♪
この記事に登場する専門家
元アメリカ駐在妻ライター
mg
アメリカのアンティークショップとは?基本情報!
こんにちは!主人の仕事に帯同し二人の子供達とアメリカに5年間駐在していましたmgと申します。今日は、アメリカ駐在妻たちの多くがその魅力に憑りつかれるアメリカンアンティークの世界をご紹介したいと思います。
アンティークショップってどこにあるの?
アンティークショップやアンティークモールは基本的にアメリカ国内全土にあります。あまりに田舎過ぎる場所にはない地域もありますが、ほとんどの地域でアンティークの買い物を楽しむことができます。
アンティークショップでは何が買えるの?
アンティークショップでは実に様々なジャンルの歴史あるもの達に出会うことができます。日本人に人気のジャンルは、食器、おもちゃ、時計などですが他にもジュエリーや本、洋服やマニアックなグッズもたくさん売られていますよ。そのほとんどが現在は生産されていないものだったりするので貴重です。
アンティークっていくらくらいで買えるの?
アメリカのアンティークショップの多くは、ブースごとに個人オーナーが間借りして自分の好きなものを、好きなディスプレイで、好きな値段で売っています。なので同じものでも全く値段が違っていたり、状態も様々。綺麗に陳列されている好みのブースでショッピングを楽しむも良し、ごちゃごちゃのブースからお宝を掘り出すも良し。どこで自分の気に入るものに出会えるかは運しだいなのです。傾向としては、有名なお店は日本から買い付け業者も訪れたりするので全体的に高価な印象です。適度に田舎のお店には意外とお宝が安価に眠っていたりもします。
アンティークを買うなら!おすすめエリア
ここでは、日本人駐在妻や現地在住日本人の間でも有名なアンティークおすすめエリアをご紹介します。
アンティークの聖地【アダムスタウン】
アメリカフィラデルフィアに位置する街アダムスタウンは、全米ナンバーワンと言われるアンティークの街です。約5000軒のアンティークショップがあると言われており、この街に来れば見つからないものはないとまで言われています。日本人バイヤーも多く訪れるのでお値段はやや高めの印象ですが、これだけ数があると中にはお手頃価格のものも紛れているに違いありません!
このように何気ないガソリンスタンドの横にもアンティークショップがあったりします!
アダムスタウンの詳細情報
↑こちらは日本人にも大変人気のお店、272antiquesの地図です。
www.antiquescapital.com/
↑アダムスタウンの街のアンティーク紹介サイト。こちらのサイトからエリア全体の詳細な地図、一つ一つのお店の営業時間などが見れます。
アメリカ最大のアンティークショップ【ハート・オブ・オハイオ・アンティークセンター】
こちらはオハイオ州スプリングフィールドにある全米最大のアンティークモールです。650ものディーラーが400のブースと350のショーケースを出しています。他のお店とは規模が桁違い!じっくり見るなら3時間~4時間は欲しいところです。筆者なんかは下手すると一日いれちゃいそうな充実したモールです。
男前ブース。カッコいいビンテージ物がたくさん並んでいます。ここのブースにはたまたまオーナーさんが品出しに来ていたのですが、渋いおじさまで気になったものを交渉したらその場で20%オフにしてくれました。運よくオーナーさんがいれば直接交渉もできるのも醍醐味だったりします。
こんなラブリーなブースはきっとオーナーさんも素敵な方で、可愛いレトロなお家に住んでいるのかなぁ。と想像が膨らみます♪
ハート・オブ・オハイオ・アンティークセンターの詳細情報
Heart of Ohio Antique Center
↑公式サイトはこちらからどうぞ!
heartofohioantiques.com
大人気!様々なアンティーク食器を見て行ってみましょう!
様々なジャンルがあり、どれも魅力的なアメリカンアンティークですが、日本人に特に人気のジャンルがこの"食器"です。たくさんのメーカーがありますが、ここでは特に人気のメーカー・ブランドをいくつかご紹介します。今の食器にはない不完全さや味があり、実際に使って食事をするとタイムスリップした気分になれるこのビンテージ食器たち。一度手に取ってみればその魅力に気付くはずです♪
日本でも大人気!アンカーホッキング社【ファイヤーキング】
おそらく日本人の間で一番知名度のある、このグリーンの食器。アンティークに興味がない方でも見たことある!って方が多いのではないでしょうか?
こちらは現在もガラスのテーブルウェアを製造し続けている、アンカーホッキング社のブランド『ファイヤーキング』のジェダイ(翡翠)という色のシリーズです。がミルクガラスと呼ばれるガラス製で、現在の技術では作るのが難しいと言われています。飲み物を入れて光に当てるとうっすら中身が透けて見えて、とても味があります。口当たりもとてもなめらかで、陶器のものとはまた違った感触に虜になる人も多いのだとか。
■参考購入価格:写真右側 ジェダイエキストラヘビーカップ&ソーサー 20ドル(約2180円)
※筆者が購入した時の価格(2015~2019年頃)を表示しています。前述のように価格はオーナーさんの一存で決まるため非常に幅があります。そして、アンティークはもう製造されていないものも多いので、年々価格が上昇傾向にあります。参考程度に見てくださいね!
このように刻印が入っています。製造された年代によって刻印の種類も様々あり、中には刻印なしのタイプも存在します。
こちらは製造期間が短く、人気のあるターコイズブルーというカラー。ジェダイに負けず劣らずの人気でだんだん数が少なくなってきています。
可愛いチューリップ模様のこちらのボウルはカッテージチーズが入って売られていたものだそう。蓋つきは特に入手困難です。
ミッキーマウスやスヌーピーのプリントマグも人気です。古いものですのでプリントがずれていたりかすれていたりするものも多いですが、そこもビンテージの味として楽しみたいですね!キャラクター以外にもたくさんの模様がありますのできっとお気に入りの1つが見つかるはずです!
女子ウケ抜群!【ヘーゼルアトラス社】
乙女心をくすぐるレトロ可愛いシリーズがたくさんあるのがこの『ヘーゼルアトラス』社です。
カラフルなストライプ柄が目を引くキャンディーストライプシリーズ。赤は比較的手に入りやすいですが、他の色は希少でなかなかお目にかかれませんでした。
■参考購入価格:写真左下 キャンディーストライプレッドタンブラー 7ドル(約763円)、写真左上 キャンディーストライプオレンジマグ 20ドル(約2180円)
こちらは『さざ波』を意味するウェーブが可愛らしいリプルシリーズ。こんな食器でお茶とケーキを頂いたら一段と美味しく感じそうですね。
刻印はこんな感じでHAの文字が刻まれています。
ポップなマグがたくさん【グラスベイク社】
こちらも様々なガラスのテーブルウェアを展開する『グラスベイク社』。男前でカッコいいデザインのプリントマグも多いので、男性でもコレクションしている方がいます。
パステルカラーの四角いマグカップはリプトンスープマグシリーズ。6色セットのようですが、全色揃えるのはなかなか大変。全部セットで見つかったらラッキーです♪
■参考購入価格:リプトンスープマグ 1つ 4ドル~12ドル(約440円~1320円)
背が低めのショートマグも人気です。お花のプリントが可憐でビンテージ感があります。
刻印はこんな感じです。大きく社名が刻まれているのでわかりやすいですね。
時代を超えて愛される耐熱ガラス【オールドパイレックス】
今もなお大人気、アメリカのキッチンには必ず1つはあると言われている『パイレックス』。耐熱ガラスの保存容器が有名ですね。ちなみに、パイレックスに限らずアンティーク食器全般に言えることは、耐熱となっていてもオーブンはokでも電子レンジのように急激に温度が変化するものには使用しない方が無難です。何しろ、電子レンジのない時代に作られたものもありますので…。
元気が出るカラーのビンテージの保存容器たち。いろいろなパターンの模様があります。アメリカ人でもコレクターの方がたくさんいるので、そんな方がオーナーさんだとこのように一気にたくさん見つかることも多いです。
飾って良し、使って良しの可愛さ。入れ子になっているミキシングボウルも人気です。日本でイメージするミキシングボウルより大きくて重いので、雰囲気がありますよ。実際に使用してみると安定感があって使いやすいんです。
■購入価格:写真右上 グーズベリーピンクレフリッジレーター 20ドル(約2180円)
保存容器のふた部分の刻印。pyrexの社名入りです。
レトロで味がある【ビンテージトイ】
こちらは男性にも人気のジャンルです。『アメトイ』とも呼ばれる古いおもちゃ、ビンテージトイ。何年もの時を超えて、何とも言えないいい味が出ています。日本でも見たことのあるキャラクターのものも意外とたくさん売られています。
日本でもおなじみ【マクドナルドグッズ】
アメリカでも日本でも大人気!コレクターの方も多いのがこの『マクドナルド』シリーズ。日本でもおなじみのドナルドやその仲間たち、誰もが知っているMのマーク、にぎやかで見ているだけでウキウキしますね♪
布製の人形。性質上汚れてしまっているものも多いので、きれいなものや当時の袋のままのものなどは高価な傾向があります。
■購入参考価格:写真右側 ドナルド布製人形・袋なし 20ドル(約2180円)
子供用おもちゃの老舗【リトル・タイクス】
『リトル・タイクス』は現代でも大人気のアメリカを代表する老舗おもちゃブランドです。ビンテージトイは古いものですし、子供が遊んでいるので、きれいなものは希少です。
ドールハウスやバスに乗せて楽しむトドルトッツという小さな人形。ほんわかした表情が何とも言えない可愛さでたくさん集めたくなります。
昔のものとは言え、今のおもちゃと似たような作りのものも多く、楽しく遊べます。
その他の可愛いおもちゃ達
紹介した以外にも、他にもいろいろな種類のビンテージトイがあります。アンティークショップでの出会いは一期一会。逃してしまうとなかなか同じものには出会えません。出会いを大切に、お気に入りの子に出会えるといいですね♪
こちらは押すとプーと音の鳴る、定番の赤ちゃん用おもちゃです。ラバー製なので汚れやすかったり劣化も目立つのですが、飾っておくだけでも雰囲気が出ます。
■購入参考価格:写真右後ろ 赤い女の子の人形 15ドル(約1650円)
日本でも人気のハンバーグレストラン、ビッグボーイのキャラクターも実は大変人気のあるビンテージトイの一つです。右側は現在も活躍中、ナッツのプランターズのキャラクターミスターピーナッツ君です。
■購入参考購入価格:写真左側 ビッグボーイラバードール 25ドル(約2750円)
飾れば一気にアメリカ色に【ビンテージサイン】
アンティークショップでは、昔実際に使用されていたレストランの看板や道路標識なども手に入ります。交換などで現在は使用されなくなったものが販売されているのです。
こんな風にガレージにディスプレイするのもカッコいいですね。1つあるだけでぐんと雰囲気が出るので、アメリカンアンティークの世界観がお好きな方には是非おすすめです♪
【まとめ】知れば知るほど奥が深いアメリカンアンティークの世界
いかがでしょうか?
アメリカの歴史を身近に感じることのできるアンティークショップ。オーナーさんによってはとても良心的な値段で販売しているブースもありますので、是非一度覗いてみてお気に入りを探してみてください。きっと何年物時を超えて、素敵なアンティーク達があなたを待っているはずです。
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