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石川

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金沢城の石垣を巡ろう!実はライトアップも美しい加賀百万石の金沢城をご紹介!

2019.11.15

金沢駅からのアクセスが抜群の金沢城。 見どころは江戸期から残る石垣、建物、さらに平成になって再現された櫓や門など盛りだくさん! 夜はライトアップも楽しめます。 そんな金沢城の魅力を、実際に行ってみた筆者独自の目線でぎゅっと凝縮してお届けします。

この記事に登場する専門家

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ラーメン大好きライター

大足

お寺・神社・お城・古墳が大好物な金沢在住ブロガーです。休みの日は観光地や史跡をぶらぶら歩くのが趣味です。食べ歩きも大好きで色々食べますが、主戦場はラーメンです。何気にソムリエ資格なんかも持っています。

  1. 日本100名城のひとつ金沢城!加賀百万石の心臓部!
  2. 金沢城へのアクセス&入場料
  3. 金沢城で最も「絵」になるスポット【石川門】
  4. 堂々たる風格!金沢城の正面を守る巨門【河北門】
  5. 金沢城唯一の有料エリアにして見どころ満載!【菱櫓&五十間長屋&橋爪門】
  6. 国内に現存する最大規模の土蔵【鶴丸倉庫】
  7. 表裏・左右の違いの秘密を見抜けるか?【三十間長屋】
  8. ブラタモでも紹介!あのアート石垣が見られる!【玉泉院丸庭園】
  9. 金沢城の別名は「石垣の博物館」外周も楽しめ!
  10. ライトアップで巡る夜の金沢城は魅力でいっぱい!
  11. 見どころ尽きない金沢城!さあ、次はあなた自身の目で!
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こんにちは、ザ・ラーメン大好き大足です。

今回は金沢のシンボル、金沢城のお話をさせていただきます。


「金沢城」と聞いてイメージするものは何でしょうか?

前田利家の居城?

豪華絢爛な百万石の城?

天までそびえ立つ巨大な天守閣?

難攻不落の防御要塞?


恐らく思いつくイメージは各人各様でしょうが、どれも正解。

おっと天守閣はありませんが、その辺はまた後で触れます。

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利家入城の1583年から江戸時代終焉の1867年までの284年間、金沢の地を守護し続けた金沢城。

残念ながら当時の姿のままで残っている遺構は決して多くはありませんが、それでも見どころはいっぱい!

うっかりしてるとスルーしてしまう大~事な大~事なポイントもいっぱい!


今回はそんな金沢城の魅力をガッチリと紹介します。

知って見るのと、知らずに見るのとでは大違い!

知られざる金沢城の発見の旅。

さっそくスタートです!

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アクセス

金沢駅からバスを利用した場合の料金は以下の通り。


  • 金沢駅→兼六園下(200円)
  • 金沢駅→広坂・21世紀美術館(200円)
  • 金沢駅→香林坊(200円)


ルートとしては兼六園下で降車して石川門から入場するのがオススメです。

入場料

公園ですので入場料はありません。

ただし【菱櫓&五十間長屋&橋爪門】の入館のみ有料となります。


【個人】

  • 大人(18歳以上):320円
  • 小人(6歳~18歳未満):100円 



【団体(有料対象者30名以上)】

  • 大人(18歳以上):250円
  • 小人(6歳~18歳未満):80円 

詳細情報

金沢城の表玄関

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金沢城、どこから入る?という質問。

なんてったって天下にとどろく加賀百万石のお城ですからね、入口いっぱいあります。

当然選択肢が色々生まれるのですが、中でもイチオシなのが石川門。

まずはここをくぐって欲しい!


外観のビジュアルからいきなりキますよ~♪


塀には徳川時代を象徴する白漆喰の深いホワイト。

腰の部分には海鼠壁(なまこかべ)と呼ばれる、瓦をタイルのように貼り付けた贅沢な装飾を施し。

屋根には高級な鉛瓦が鈍い白灰色を放ち。

門構えは頑強で格式高い高麗門(こうらいもん)。


入場からいきなりボルテージ上がりまくります!

門をくぐった直後も気を抜くな!

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で、ここから入って、次に続く二の門もくぐって入場・・・って、ちょっと待った!

まだです!

まだ石川門の見どころは終わってません!

一旦足を止めて、石垣に注目してください!


どうです?

左側と右側で造りが違うでしょ?

それも露骨に。

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左側のゴツゴツした方は「粗加工石積み」、右側のキレ~イに成形されている方は「切り石積み」という積み方。

左は古い時代に造られたので加工技術が拙く粗いのですが、右は後年に造られたものなので洗練されて美しい仕上がりになっています。


なんでこんな事になってるのかというと、火事で焼けて修繕した際、損傷のひどい右側だけ積み直ししたからです。

おかげで左は古いまま、右は最新技術でリニューアルという状況が生まれ、今日までその姿が残っているのです。

二の門をくぐっても気を抜くな!

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石川門は二重門構造になっていて、一の門をくぐって、二の門をくぐって、さあ金沢城見学スタート・・となりがちですが。


ちょっと待った!

このまま真っすぐ城内に進んではいけません!

すかさず左折して、門の裏側に回り込んで下さい。

さりげな~く櫓への入場口があります。

ここ、知らない人はほぼ100%見落とすので要注意です!

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内部は自由に見学可能。

上階に登れないのが残念なのですが、1階部分はぐるっと周遊できます。


中の雰囲気がい~いのですわ♪

薄暗くて、天井が高くて、柱や床が疲労しまくってて。

江戸時代感全開!


この櫓、江戸時代から残ってる遺構ですからね。

昔はこの同じ空間をリアル侍がすたすたと歩いていたんですよ。

そう思うと、なんか不思議~なタイムスリップ感を味わえます。

詳細情報

※石川門の内部公開は基本的に3~11月の土日・祝日のみとなります。詳しくは金沢城・兼六園管理事務所にお問い合わせください。


石川門のマップはこちら

実はこちらが金沢城の正門

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そんな石川門を抜けて真っ先に目に入るのが「河北門」と「菱櫓&五十間長屋」。

まずは河北門へと進みましょう。


この門、金沢城の正門にあたります。

先に紹介した石川門に「表玄関」なんて呼び名を使いましたが、それは現代の話。

江戸時代当時、正式な正面玄関はここ河北門でした。


なので見れば分かりますが、デカいですよ。

サイズだけなら城内の門ではここが最大。

圧巻の存在感です。

見どころは門扉の重厚感

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この河北門の一番の見どころは何と言っても門扉。

重いんですよ~ビジュアルが。


ずっしりブ厚い扉材。

至る所に配された鈍重な黒金具。

ダイナミックに広がる横幅そして高さ。

その全体が作り出す威厳と頑強感!


これぞ加賀百万石の入場口と言わんばかりの大迫力。

見応え満点!!

櫓内は自由に出入り可能

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この河北門も二重門構造になっていて、内側の二の門は櫓門になっています。

櫓内部へは側面にある階段をトコトコ上って入れるようになっており、並列してスロープもあるので車椅子やベビーカーの方も安心です。

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中は解放されてて出入り自由。

一間の大空間になっていて、高い位置から外の景色が楽しめます。

東を向けば先ほど通った石川門、西を向けばこれから目指す菱櫓や五十間長屋。

いかにも「お城」的な景色が楽しる、城内でも随一のビュースポットとなっています。

外側からも眺めて欲しい!

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さらにもうひとつ要チェックな見どころがあります。

それは「門外」からの眺め。


一の門をくぐって、一旦外に出てください。

そして直下の新丸広場へと続く一本坂を下り、くるっと振り返ってください。

そこから改めて河北門を眺めてください。

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これがかつて登城者が見上げた眺め。

下から見上げることで威圧感が一層増して、城内から水平の目線で見た時とは全然印象が変わるはず。

しかもかつては右側に「ニラミ櫓」と呼ばれる櫓が建っていました。

文字通り侵入者を「睨む」ための櫓で、出入りする人間を全てここから監視していたのです。


繰り返しますが、ここは金沢城の表玄関です。

当然セキュリティ最厳戒地点。

そんな当時の緊張感をじーーーっくり想像しながら歩いてみると面白いですよ!

詳細情報

なぜか四角形ではなく菱型に作られた菱櫓

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先にチラっと書きましたが、金沢城に天守閣はありません。

正確には一時期あったのですが、火事で消失した後、再建されなかったのです。

理由は幕府の目が怖かったから。

下手に軍事施設を作って、叛意ありとか騒がれたら大変ですからね!


その代わりと言っては何ですが、城内にはいくつかの櫓がありました。

その内のひとつが菱櫓。

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この櫓、名前の通り「菱型」をしています。

なんと使われている柱までも菱型。

普通建物って形も柱も四角形ですよね?

でもこの櫓はすべてが菱型なんです。


なんでわざわざ菱型に作ったのか?

実ははっきりとした理由は分かっていません。

角度によって大きく見えるからとか、視野が広がるからとか色々言われてますが、あくまで後世の推察です。

一体どういう意図を持ってこの形にしたのかを示す明確な記録は残っておらず、今も、そして恐らくこの先も、永遠の謎となっています。

見どころは外観だけじゃない!

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その菱櫓、中に入って見学できます。

入場券はすぐそばの売店で購入できます。

せっかくなのでぜひ中も見てってください。


中はぴっかぴか!

なんたって新築ですからね!

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この櫓、石川門と違って平成になって築造された建物です。

なのでまだ木の香りがするくらいつやつや。


設計に当たっては有識者の意見を聞き、資料を徹底的に調べ上げ、できるかぎり史実に忠実に再現してあります。

しかも「超」が付くくらいに本格仕様で、建材は全て木を使用。

鉄筋にすればパパっと済むのですが、そんなハンパな仕事はしません!


・・・おかげでものすご~くお金かかってんですけどね(笑)。

内部の見どころ

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内部は菱櫓→五十間長屋→橋爪門へと連続して繋がっています。

結構な長さ。

なんでもこの一連の建物、明治以降に造られた木造城郭建築としては全国最大規模なんだそうで。

まーとにかく広いです。

ゆっくりゆっくり歩いてご鑑賞ください。

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五十間長屋内には壁や屋根の造りを説明した断面サンプルや柱の組み物構造解説、櫓の1/100スケール模型、金沢城のジオラマなど、興味深い展示物が所々に置かれています。

これらのスポット展示も、見逃さずしっかり見てくださいね!

詳細情報

シンプルな中にもオシャレ心アリ

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「鶴丸倉庫」、その名の通り「倉庫」です。

なのでご覧の通りさっぱりとした外観となっています。


とは言え、そこは加賀百万石の心意気。

さり気な~いデコレーションがそこかしこに隠されています。

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まずは腰壁。

石のタイルがペタペタと貼り付けられています。

これはお隣の福井県で採れた笏谷石(しゃくだにいし)。

腰回りにぐるりと貼り巡らせることで、見た目の単調さを払拭しています。

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さらに窓。

これも見落としがちなんですが、よーく見てください。

窓枠が神社の鳥居の形になっています。

これもデザイン。

言われないと気付かないでしょ?

昔は陸軍に使われていた金沢城

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さてこの鶴丸倉庫、中を見学することもできます。

室内は仕切りのない一間になっていて、入口から奥まで一気に見通せます。

構造は二階建てで、階段を上る時のギシギシという音がなん~ともレトロ。


二階も平たんな一間。

天井は屋根の裏っかわをそのまんま露出させた、簡素な傾斜屋根になっています。

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で、その天井、注意深く見てみると妙なものが目に入ります。

梁でも柱でもない、なんか後から取り付けたっぽい細い角材。

しかもその角材のあちこちに、フックのような金具がいっぱい付いています。


これ、洋服掛けです。

実はこの鶴丸倉庫、明治時代は陸軍の倉庫として活用されていました。

主に衣類の収納に使ってたそうで、恐らくこれらのフックはその衣類をぶら下げておくためのものだったと言われています。

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でも見ると分かるんだけど、結構高さあるんですよねー。

とても背伸びして届くようなレベルじゃない。

どうやって取り外ししてたんですかね?

明治時代の軍人さんって、身長3メートルくらいあったんですかね?


そんなわけない?(笑)

詳細情報

※鶴丸倉庫の内部公開は基本的に4~11月の指定日のみとなります。詳しくは金沢城・兼六園管理事務所にお問い合わせください。


鶴丸倉庫のマップはこちら

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表が簡素で裏がゴージャスな謎

鶴丸倉庫から歩いて3分、横に長ーい建物が見えてきます。

三十間長屋です。

「間(けん)」とは長さの単位で、三十間は約54メートル。

この長屋の実寸は約48メートルなので、まあ「大体三十間」って感じですね。


さて長さはさておき、まずチェックして欲しいのが表と裏の仕様の違い。

正面から表をじっくり見て、次に裏に回ってもう一度じっくり見てください。

全然違うのが分かるはずです。

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表は「表」なのに壁と出入口だけのシンプルな造り。

それに対して裏は「裏」なのに中央に切妻破風、両サイドに比翼唐破風の出窓を備えたオッシャレ~な造りになっています。

なぜか?


理由は体裁。

裏面は城の外側に向いてるので城外から丸見え、それに対して表面は城内側からしか見られることはない。

だから「見える部分」はカッコ良く、「見えない部分」はまあそれなりに、という風に作ったのです。


なん~とも人間臭い理由。

おエライさんほど見栄と体裁を気にするのは、今も昔も同じなんですね!

左右で屋根の造りが違う謎

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さらにもうひとつ違和感があります。

屋根の左右で形が違うのです。

向かって左側はちょっと凝った入母屋造り、右側はばっさりした切妻造りになっています。

これはなぜか?


実はこの長屋、火事で一度焼けています。

その後再建されたものが現在まで残ったのですが、消失前は右側に櫓が建っていました。

なので再建時のプランとして、後々右側の櫓も再築してドッキングさせようという計画があったのです。

だから右側の屋根は、ごく簡単な切妻造りに留めたのです。

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しかしご覧の通り、その後櫓が再建されることはなく。

今現在も屋根の左右で造りが違うままのチグハグ状態が続いているのです。

海鼠壁の色がバラバラな謎

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海鼠壁(なまこかべ)とはこの長屋の腰回りに施されている装飾。

黒の平瓦をぺたぺた貼って、周囲を漆喰で塗り固めてあります。


この瓦、じーっと見てください。

なんか色ムラ激しくないですか?


参考までに先ほど登場した五十間長屋の海鼠壁はこんな感じ。

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どうです?

こちらは色がきれいに揃ってるでしょう?

この違いはどこから来たのか?


実は五十間長屋は平成になって復元された現代版。

それに対して三十間長屋は江戸時代に作られたもの。

なので両者の間には大きな「技術格差」があるのです。

要は焼成技術ですな。


現代の技術であれば均一に焼けるのでムラは生まれませんが、江戸時代は火力を均一にできず、どうしても焼きムラが発生したのです。

なので仕上がりがバラバラ。

おかげで統一感のない、オセロゲームのような見た目になってしまったのです。

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とは言え、この色がバラバラの海鼠壁、なんとなーく味があっていいと思いませんか?

わたし的にはこちらの方がカッコ良く見えるのですが。

どうでしょう?

詳細情報

※三十間長屋の内部公開は基本的に3~11月の土日・祝日のみとなります。詳しくは金沢城・兼六園管理事務所にお問い合わせください。


三十間長屋のマップはこちら

金沢城内の前田家プライベート空間

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三十間長屋の脇を抜けて下に降りると、広大な庭が現れます。

玉泉院丸庭園(ぎょくせんいんまるていえん)です。


ここは元はと言えば前田家の私的領域。

お隣にある加賀藩の「公式」な庭園であった兼六園とは真逆の立ち位置にあります。

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とは言えその控えめさゆえか、何とここ、最近まで埋め立てられていました。


ヤっちゃったのは旧日本陸軍。

「いらんし埋めちゃえ!」って感じで潰しちゃったのです。

大正時代くらいの話です。

それが発掘・復元されたのはつい最近の平成27年。

なんか江戸時代の庭園にしてはえらくピカピカして見えるのはそのためです。

空間を贅沢に使った大庭園

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スタイルはご覧の通りの池泉回遊式。

池を中心に水周りをぐるっと周遊できる構造になっています。


見どころは何と言ってもその広大さ。

まー広いです。

これで私庭ってんですからね!

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ぐーんと続く奥への広がり。

低→高へと展開されていく縦の広がり。

池の水は涼やかな静を表現し、その源泉にある段落ちの滝では激しい動が躍動する。

随所に配された庭石は視覚的重厚感を生み、植物の緑は輝くような生命感を放つ。


いやー素敵!

隅から隅まで見どころだらけ!

弁当持ってきて1日中眺めてても飽きませんわ♪

全国唯一のアート石垣

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そしてもうひとつ超有名な「アレ」があります。

色紙短冊積石垣(しきしたんざくづみいしがき)です。

ブラタモでも登場して、タモリが絶賛したザ・アートな石垣。


どうですコレ?

遊んでるでしょ?

完全に遊んでるでしょ?

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そもそも石垣の役割は、敵の侵入を食い止めたり攻撃を防いだりするためのもの。

だけどこの石垣、その本来のミッションを完全に無視してます。

100%遊んでます。


こんなヤンチャな石垣が見られるのは全国でもここだけ。

ここは何が何でも必見なので。

絶対に見てってくださいねー!

詳細情報

風合いが違う謎

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「石垣の博物館」の異名を持つ金沢城。

石垣だけにスポットを当てても見どころいっぱい!

いちいち説明してるとそれだけで1本の記事になるくらいネタ満載ですので、ここでは外周の要点だけに絞って解説します。


まずは玉泉院丸庭園を下りて城外に出てください。

そのままくるりと回れ右。

そこにある石垣に注目してください。


なんかちょっとおかしくないですか?

よーく見ると一部分、周りと色が違う。

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赤枠の部分。

色違うでしょ?


ここ多分、継ぎ石してあります。

要は最近継ぎ足した石って事ね。


実はこの場所、玉泉院丸庭園と同じく最近になって復元された場所です。

わたしもよく覚えてませんが、たしか昔はこの辺に体育館があったはず。

その体育館を潰した後、元あった形に石垣を修復したんでしょうね。

その際欠損の大きかったこの部分については新しい石を詰めて埋めたもんだから、あからさまに色味に違いが出てしまったと。

恐らくこんな所でしょう。


こんなどうでもいいアラ探しをするのが石垣鑑賞の楽しさです!(←?)

詳細情報

露骨に石が大きい謎

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さらに外周をぐるっと回り進むと、ある場所から突然石のサイズが大きくなります。

大きいものになると、人の背丈をはるかに超えるほどの大きさ。


ここ実は金沢城の表玄関にあたります。

この先にあるのが先にも紹介した河北門で、いわばここが金沢城の正式なスタート地点。

なのででっかい石をガーン!と置いて威厳を出した訳です。

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この石、「鏡石」と呼ばれるもので、他のお城でもよく見かけます。

例えばお隣の富山城の場合はこんな感じ。

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わざと大きな石を見せることで、「こんなんどーやって積んだの?この城、すンごいな~」と思わせるのです。


ただ金沢城の場合はスケールが違う。

まあ数が多いんですわ。

1個2個でっかい石をハメこんだってレベルじゃなく、アッチもコッチもでっかい石だらけ。

迫力が違います!


おカネもパワーもあったんでしょうね。

百万石の実力が実感できる場所です。

詳細情報

段々になっている謎

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さらにさらにぐる~っと回って石川門付近まで戻ってくると目に入るのがこの石垣。

段々になってます。

なぜか?


この場所は城内でも一番古い部類に入る石垣で、それゆえに当時はまだ石垣蓄積技術が未熟でした。

要はこんな高い石垣は積めなかったんですね。

でも作りたい。

そこで途中に段を設けて、なんとかこの高さまで積み上げたのです。

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これ、利家怒ったらしいですよ~。

石垣建造時、工事を命じられてたのは息子の利長で、利家は朝鮮出兵のあれやこれやで九州にいました。

やっと仕事終わって帰って来たら、なんとそこにできていたのはガッタガタの石垣!

「なんで段々あるんじゃー!」と大激怒したと言われています。


でもできんモンはできんしね。


上司の無茶振りに泣かされる部下。

現代でもよく見かける構図です(笑)。

詳細情報

トドメに石垣の博物館!

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最後に見どころをもうひとつ。

そのままぐる~と回っていもり堀の方まで来ると、石がいくつもゴロゴロっと並べられています。

これ石垣のサンプルです。

修繕の際に再利用できなかった石材などがズラリと展示してあるのです。

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この展示が面白いんですよ。

へ~石垣に使われてる石ってこんなに奥行きあるんだ、って視覚的に理解できます。


形状の違いも一目瞭然。

やや成形を施した粗加工石積み(あらかこういしづみ)や、きれいにカットされた切石積み(きりいしづみ)など、加工技術の発展がものすごく分かりやすく理解できます。


石垣内部の構造なんかも丸見え。

表面はこうなってて、裏側はこうなってて、みたいな感じで、普段は見られない中の中まで見られます。

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完成品の石垣だけじゃなくて、原石の加工の過程も紹介されています。

へ~石垣の石材ってこんな風に仕上げてくんだ~、ってのが実物を追って見られます。


どれもこれも興味津々!

石垣ファンなら必見の展示です。

詳細情報

金沢城ライトアップ情報

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さてこんな見どころいっぱいの金沢城。

だけど楽しめるのは昼だけじゃありません。

年に数回ライトアップも行われています。


公式アナウンスによると以下の通り。


  • 金沢城・兼六園観桜期ライトアップ
  • 金沢城・兼六園ライトアップ【春の段】
  • 金沢城・兼六園ライトアップ【初夏の段】
  • 金沢城・兼六園ライトアップ【秋の段】
  • 金沢城・兼六園ライトアップ【冬の段】


夜の金沢城が織りなす幻想感はもう格別。

特に三の丸広場から眺める五十間長屋の荘厳なビジュアルは感涙モノですよ!


金沢城のライトアップ情報はこちら

玉泉院丸庭園は通年で楽しめます

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とは言え、県外からの観光の場合、必ずこの時期に合わせて来られるとは限らない。

でもご安心ください。

玉泉院丸庭園は通年でライトアップを実施しています。

実施日と時間は以下の通り。


  • 毎週金曜日・土曜日、祝日の前日
  • 日没~21時まで


ゆらゆらと移りゆく光の中ににたたずむ静寂の庭園。

息を飲むほどの美しさですよ!


玉泉院丸庭園のライトアップ情報はこちら

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以上、長々と紹介してきましたが、金沢城の見どころはまだまだあります。

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鶴の丸休憩館

例えば平成29年にオープンした鶴の丸休憩館。

ここは城内で唯一食事ができる場所です。

中には豆皿茶屋という喫茶スペースがあって、地元金沢の味が楽しめる趣向になっています。

広い金沢城、散策に疲れたらちょっと休むのに最適です。

詳細情報

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本丸園地

そして本丸園地。

ここは原始金沢城の本丸、つまりセンターゾーンだった場所です。

現在は鬱蒼とした雑木林になってますが、かつてはこの場所に天守閣が建ってたんだとか。

ん~どの辺に建ってたのかな~?なんて想像しながら散策してみてください。

詳細情報

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辰巳櫓跡

金沢城でもっとも見晴らしがいいのが辰巳櫓跡。

その名の通り、かつてここには櫓が建っていました。

足下は切り立った崖。

今は道路が通っていますが、江戸時代当時は水堀になっていました。

高度感がスゴイですよ!

詳細情報

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まだまだ語り尽くせない、わくわくいっぱいの金沢城ワールド。

この続きはご自身の目と足でお楽しみください。


すぐ近くには兼六園や金沢21世紀美術館など、他にも魅力いっぱいな施設が満載!

駅からも近く、アクセス抜群のロケーション。

この付近は金沢でもっとも熱い観光エリアです。

1日や2日じゃ絶対に周り切れません。

ぜひ何度でも何度でも遊びに来てください!



筆者の個人ブログ

金沢ラーメン遊歩

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