ドイツに行くならコレを見たい！楽しいイベント＆お祭り7選！

こんにちは、ドイツ大好き旅ライターの松本マユです。

「ドイツを観光するならどの時期がいい？」と聞かれることがよくあります。ベストシーズンは気候のいい夏ですが、秋にはオクトーバーフェスト、冬にはクリスマスマーケットが行われ、夏とはまた違った体験ができるのも魅力的。

せっかくドイツを旅行するなら、このようなイベントやお祭りを目当てに行くのもいいかもしれませんね！

ここからはドイツのイベント＆お祭り7選を、見どころやおすすめ度とともに紹介していきます！

オクトーバーフェストはドイツ全土で開催されますが、何と言っても有名なのはミュンヘンでしょう。

ミュンヘンのオクトーバーフェストは世界最大のビール祭りとして知られています。毎年9月半ばから10月にかけて開催され、2018年は16日間の期間中に約630万人もの人が訪れたそう！

オクトーバーフェストの会場には、数千人が入れる巨大なテントが並びます。出店しているビールメーカーはすべて地元ミュンヘンの企業。ビールはメーカーによって味が異なるので、好きな味を探して飲み比べするのも楽しいはずです。

この時期にしか飲めない「オクトーバーフェストビール」を始め、すっきりしたピルスナー、小麦を使ったヴァイツェン、黒ビールの一種であるドゥンケル、そしてノンアルコール飲料やドイツグルメなどもありますよ！

おすすめ度 ★★★

有名度 ★★★

観光客の多さ　★★☆

オクトーバーフェスト(Oktoberfest)

開催地：ミュンヘンなど

ミュンヘンの会場：テレージエンヴィーゼ(Theresienwiese)

開催時期：9月中旬～10月上旬

公式サイト：https://www.oktoberfest.de/en

ドイツでオクトーバーフェストに並ぶ有名なイベントと言えば、クリスマスマーケット。このイベントはドイツ各地で行われ、小さいものまで合わせると1,500～3,000もの数が開催されているそうです。

クリスマスマーケットの醍醐味は、イルミネーションや巨大なツリーなどで華やかに装飾された会場の雰囲気。美しい雪景色がクリスマスムードをさらに盛り上げてくれます。

そしてもう1つの醍醐味は、おいしいグルメやクリスマス雑貨の屋台でしょう。「グリューワイン」と呼ばれるホットワインを片手に、ドイツならではのグルメを食べ歩くのも楽しいですよ！

有名な都市はニュルンベルクやシュトゥットガルト、ドレスデンなど。

クリスマスマーケットについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。都市ごとの特色や、食べておきたいグルメも紹介しています！

おすすめ度 ★★★

有名度 ★★★

観光客の多さ　★★☆

クリスマスマーケット(Weihnachtsmarkt)

開催地：ドイツ各地

開催時期：11月下旬～クリスマス前後

公式サイト(ニュルンベルク)：https://www.christkindlesmarkt.de/

ドイツのカーニバルは毎年11月11日から翌年2月～3月にかけて行われます。最も盛り上がるのが2月～3月の「バラの月曜日」で、この日には大規模なパレードが開催されます。

カーニバルはさまざまな街で行われますが、特に有名なのはケルン、マインツ、デュッセルドルフ、ボンでしょう。

派手に仮装した人々や音楽隊がパレードしたり、音楽に合わせて観衆がダンスしたり、皆でお酒を飲んだり……勤勉で真面目な国民性と言われるドイツ人も、カーニバルでは羽目を外します。飲めや歌えのどんちゃん騒ぎで、とにかく楽しいイベントです！

カーニバルでは紙吹雪が舞い、お菓子がバラまかれます。私はキャンディーやポップコーン、チョコレート、髪飾りやイヤリングなどの「戦利品」をゲットしましたよ。

おすすめ度 ★★★

有名度 ★★☆

観光客の多さ　★★☆

カーニバル(Karneval)／ファシング(Fasching)／ファストナハト(Fastnacht)

開催地：ドイツ各地

開催時期：2月～3月

公式サイト：https://japan.diplo.de/ja-ja/themen/kultur/0-karneval-in-deutschland/978184

中世らしい衣装や甲冑を身につけた人々が集まる「中世祭り」は、ドイツ人からも高い人気を集めるイベントです。中でもカルテンベルクで行われる「カルテンベルク騎士祭」は圧倒的な規模を誇ります。

ミュンヘン近郊のカルテンベルクは、13世紀に建てられたカルテンベルク城を有する歴史ある街。中世の面影が残る街の中で騎士や貴族、曲芸師、道化師などに扮した人々が歩き回る姿を見ると、まるでタイムスリップしたかのように錯覚してしまいます。

祭りのハイライトは、馬に乗った騎士たちが槍で戦うトーナメント。試合は円形闘技場のような場所で行われ、雰囲気も抜群です。

中世らしいグルメの屋台も数多くありますよ。

YouTubeにはカルテンベルク騎士祭のオフィシャルトレーラーもあるので、気になる方はぜひ見てみてください。映画さながらの本格的なパフォーマンスに驚くことでしょう！

おすすめ度 ★★★

有名度 ★☆☆

観光客の多さ　★☆☆

カルテンベルク騎士祭(Kaltenberger Rittertuenier)

開催地：カルテンベルク

開催時期：7月

公式サイト：https://www.ritterturnier.de/en/

ドイツの中央よりやや南にあるディンケルスビュール。ロマンティック街道沿いの街としても知られ、戦火を逃れて立つ中世の街並みが魅力的です。

そんなディンケルスビュールでは、毎年7月に「キンダーツェッヒェ」という子ども祭りが行われます。

17世紀に起きた30年戦争で、ディンケルスビュールはスウェーデン軍に焼き払われそうになりました。そのとき将軍の前に進み出たのは子どもたち。必死で慈悲を懇願する子どもたちに我が子の面影を感じた将軍は、街の焼き討ちを取りやめました。街の人々は子どもたちに感謝し、ごちそうでもてなしたと言われています。

子ども祭りのメインは、この逸話を再現するパレード。子どもたちが民族衣装に身を包んで行進する姿はとてもかわいらしいですよ。他にもダンスやコンサート、歴史劇などのプログラムが開催されます。

おすすめ度 ★★☆

有名度 ★★☆

観光客の多さ　★☆☆

キンダーツェッヒェ(Kinderzeche)

開催地：ディンケルスビュール

開催時期：毎年7月

公式サイト：https://www.kinderzeche.de/1/start/

ドイツはビールのイメージが強いですが、実はワインも超一流。特にリースリングなどの白ワインが有名です。

前年に収穫されたブドウでできたワインをお披露目するために、多くのワイン名産地では「ワイン祭り」が開催されます。

会場にはワインやグルメの屋台があり、その地方自慢のワインを味わうことができます。移動遊園地が併設されていることも多く、にぎやかなムードの中で楽しめるでしょう。

秋には発酵途中の貴重な白ワイン「フェーダーヴァイサー(Federweißer)」を出す屋台もあります。本当にお酒なのかと思うほど甘く、驚くほどフルーティーです。希少なワインなので見つけたらぜひ飲んでみてくださいね。

ワイン祭りが開催されるのはモーゼルやラインヘッセン、ラインガウを始めとする、ドイツ各地のワインの名産地。特にライン川沿いのリューデスハイムやヴィースバーデンのワイン祭りが大規模です。

おすすめ度 ★★★

有名度 ★☆☆

観光客の多さ　★☆☆

ワイン祭り(Weinfest)

開催地：ドイツ各地

開催時期：夏～秋

公式サイト(リューデスハイム)：https://www.ruedesheimer-weinfest.de

大規模な花火が打ちあがる「ラインの火祭り(ライン・イン・フラメン)」は、ライン川沿いの5都市で行われるイベント。5月にボンで開催されるのを皮切りに、7月にはリューデスハイム～ビンゲン、8月にはシュパイ～コブレンツ、9月にはオーバーヴェーゼル、ザンクト・ゴアール～ザンクト・ゴアルスハウゼンと、時期と場所を移しながら5回行われます。

ライン川を流れる船や古城が明るくライトアップされ、幻想的なムードの中で眺める花火は格別。予約すれば船に乗ることも可能です。

おすすめ度 ★★☆

有名度 ★☆☆

観光客の多さ　★☆☆

ラインの火祭り(Rhein in Flammen)

開催地：ボン、リューデスハイム～ビンゲン、シュパイ～コブレンツ、オーバーヴェーゼル、ザンクト・ゴアール～ザンクト・ゴアルスハウゼンの5ヶ所

開催時期：5月～9月

公式サイト：https://www.rhein-in-flammen.com/

紹介してきたように、ドイツにはさまざまなイベントやお祭りがあります。

観光スポットを巡る旅ももちろん楽しいですが、ワイワイとしたイベントに参加するのも素敵な思い出が作れるはず。みなさんも行きたいイベントの時期を狙って旅行してみてはいかがでしょうか？

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