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本場ドイツのクリスマスマーケット特集!おすすめ都市7選とグルメを在住経験者が解説!
本場のクリスマスマーケットを楽しむならドイツ!しかしクリスマスマーケットはドイツ中で開催されているので、どの都市に行けばいいか迷ってしまいますよね。ここではドイツ在住経験者がおすすめする、クリスマスマーケットが素敵な7つの都市を紹介していきます!
この記事に登場する専門家
旅ライター
松本マユ
ドイツのクリスマスマーケット、おすすめ都市をご紹介!
こんにちは、旅ライターの松本マユです。
私はドイツ滞在中、1シーズンで10都市近くのクリスマスマーケットを巡りました。大都市から小さな町まで色々と行きましたが、会場の大きさや雰囲気は各地で異なり、都市ごとの個性が味わえて楽しかった思い出があります。
今回はドイツ在住経験のある私がおすすめする、クリスマスマーケットが楽しめる都市7選を紹介していきます!
ドイツはクリスマスマーケットが有名!
ドイツのクリスマスマーケットは世界最大規模。その数は定かではありませんが、1日限りのものや小規模のものまですべて合わせると、1,500~3,000ものクリスマスマーケットがあると言われています。
クリスマスマーケットと言えば、きらびやかなイルミネーション、幻想的な雪景色、そしてグルメやクリスマス雑貨などの屋台が魅力ですよね。装飾されたモミの木や、広場を彩るイルミネーションは、クリスマス気分を明るく盛り上げてくれます。
会場は名物グリューワインを片手に、ソーセージや煎りアーモンドなどを食べ歩く人々や、オーナメントを購入する人々であふれています。
ドイツでおすすめのクリスマスマーケット①ニュルンベルク
ニュルンベルクのクリスマスマーケットは「世界一有名」と言われ、世界各地から毎年大勢の観光客が訪れます。
このクリスマスマーケットは正式名称を「ニュルンベルガー・クリストキントレスマルクト」といい、天使である「クリストキント(キリストの子ども)」がテーマになっています。
会場のあちこちにはクリストキントを模した装飾が飾られ、オープニングセレモニーではクリストキントに扮した女性による開会宣言が行われます。
これらはいずれもニュルンベルクならではの演出。
メイン会場であるハウプトマルクトには多くの屋台が並びます。グリューワインや名物グルメを始め、キャンドルやせっけんなどの雑貨や、クリスマスのオーナメントなどが売られていますよ。
「キンダー・ヴァイナハト」という子ども向けの会場では、メリーゴーランドや鉄道の遊具で遊ぶことも可能。ドイツのお菓子・レープクーヘン作りも体験できます。
ニュルンベルガー・クリストキントレスマルクト(Nürnberger Christkindlesmarkt)
開催期間:2019年11月29日~12月24日
メイン会場:ハウプトマルクト(Hauptmarkt)
会場住所:Hauptmarkt, 90403 Nürnberg, ドイツ
ドイツでおすすめのクリスマスマーケット②シュトゥットガルト
「クリスマスマーケットに行きたいけれど時間がなくて1ヶ所しか行けない」という方に会うと、私は真っ先にシュトゥットガルトをおすすめしています。
なぜかというと、シュトゥットガルトのクリスマスマーケットは「世界最大」と言われる規模で、さまざまな屋台を楽しめるから。訪問者はなんと約400万人もいるのだとか!
特に会場の広さと、約280もある屋台の数には圧倒されます。店の連なりはマルクト広場から始まり、教会前、シラー広場、シュロス広場まで延々と続いています。
焼きソーセージやレープクーヘン、煎りアーモンド、そして写真のシュトーレンや焼き魚など、グルメの屋台もたくさんありますよ!
シュトゥットガルトのクリスマスマーケットの魅力は、旧宮殿の中庭で開かれる、合唱団によるクリスマスコンサート。にぎやかな雰囲気の中で、神聖なクリスマスムードを演出してくれます。この時期は毎日開催されるので、立ち寄ってみるのもおすすめです。
シュトゥットガルター・ヴァイナハツマルクト(Stuttgarter Weihnachtsmarkt)
開催期間:2019年11月27日~12月23日
メイン会場:マルクト広場(Marktplatz)
会場住所:Marktplatz, 70173 Stuttgart
ドイツでおすすめのクリスマスマーケット③フランクフルト
フランクフルトのクリスマスマーケットはなんと世界最古!
よく「世界最古のクリスマスマーケットはドレスデン」と言われがちですが、実はフランクフルトの方がさらに古いと判明しています。ドレスデンでクリスマスマーケットが開催され始めたのは15世紀ですが、フランクフルトではすでに14世紀に開催されていた記録が残っているのです。
会場はいくつかありますが、まずは街の中心部であるレーマー広場を訪れてみてください。切妻屋根の旧市庁舎やかわいらしい木組みの建物をバックに、巨大なクリスマスツリーが目に入るはず。ここは絶好の撮影スポットとなっています!
フランクフルトのクリスマスマーケットでぜひ訪れてほしいのは、地元のベーカリーが出店しているお菓子の屋台です。
マジパンで作ったクッキーのような「ブレンテン」や、マジパンにアーモンドを混ぜて作った「ベトメンヒェン」は、フランクフルトならではのお菓子。ご当地の味をぜひ試してみてくださいね。
フランクフルター・ヴァイナハツマルクト(Frankfurter Weihnachtsmarkt)
開催期間:2019年11月25日~12月22日
メイン会場:レーマー広場(Römerberg)
会場住所:Römerberg 26, 60311 Frankfurt am Main
ドイツでおすすめのクリスマスマーケット④ベルリン
ドイツの首都ベルリンでは、12区すべてでクリスマスマーケットが開催されています。複数の会場をハシゴして違う雰囲気を楽しみたい、という方にはベルリンがぴったりです。
迷ったらジャンダルメンマルクトに行くのがおすすめ。ここのクリスマスマーケットでは1ユーロ(約122円)の入場料がかかりますが、ドイツ大聖堂やフランス大聖堂を臨む綺麗な広場の中で、ハイクオリティなクリスマスマーケットが楽しめます。
他にもアレクサンダー広場では、シンボルである大きな観覧車がライトアップされ非常に綺麗な眺めです。観覧車は50メートルもの高さがあり、屋台の明かりや遠くで輝くネオンなどを見下ろせますよ。
観覧車やスケートリンクもあるので、満腹になったら遊び、遊び疲れたらまた食べる……という贅沢もできてしまいます。
ベルリンクリスマスマーケット (Weihnachtsmärkte in Berlin)
開催期間:会場によって異なる。
・ジャンダルメンマルクト……2019年11月25日~12月31日
・アレクサンダー広場……2019年11月25日~12月26日
メイン会場:ジャンダルメンマルクト (Gendarmenmarkt)やアレクサンダー広場(Alexanderplatz)など
会場住所:
・ジャンダルメンマルクト……Gendarmenmarkt, 10117 Berlin
・アレクサンダー広場……Alexanderplatz 1, 10178 Berlin
ドイツでおすすめのクリスマスマーケット⑤ミュンヘン
観光都市として人気のミュンヘンには、ベルリン同様、クリスマスマーケットがいくつもあります。
中でもマリエン広場のクリスマスマーケットはミュンヘン最大規模。周りには市庁舎やペーター教会などの観光スポットが立ち並びます。華やかなイルミネーションと伝統ある建物がマッチした景色は、まさに「圧巻」の一言。
ミュンヘンのクリスマスマーケットの特徴は、「クリッペ(Krippe)」が楽しめることでしょう。
クリッペとは、キリスト生誕の場面を模したクリスマスの飾りのこと。ミュンヘンにはドイツ最大のクリッペ・マーケットがあり、等身大という大きなクリッペが置かれています。等身大のクリッペを見るには、マリエン広場からすぐのノイハウザー通りに行きましょう。
他にもオーナメントや雑貨類も充実しており、お土産探しにも最適です!
ミュンヘンクリスマスマーケット
開催期間:2019年11月27日~12月24日
メイン会場:マリエン広場(Marienplatz)など
会場住所:マリエン広場……Marienplatz 1, 80331 München
ドイツでおすすめのクリスマスマーケット⑥ドレスデン
続いて紹介するのは、ニュルンベルクとシュトゥットガルトに並び、「ドイツ三大クリスマスマーケット」に数えられるドレスデン。
ドレスデンのクリスマスマーケットの歴史は非常に長く、2019年で第585回目の開催になるのだとか!
ドレスデンのクリスマスマーケットは、正式には「シュトリーツェルマルクト(Striezelmarkt)」といいます。「シュトリーツェル」とはドイツの焼菓子シュトーレンのこと。
実は、ドレスデンはシュトーレン発祥の地です。そのため会場内にはシュトーレンの出店も多く、クリスマスマーケットの期間中には「シュトーレン祭り」も開催されるのです。
ドレスデンに行ったらぜひ本場の味を試してみてください。
ドレスデンのクリスマスマーケットは規模も非常に大きく、屋台の数は約250もあるそう。広場も美しくライトアップされ、一体感のあるイルミネーションが目を引きます。
「クリスマス・ピラミッド」と呼ばれるタワーのような飾りは高さ14メートルもあり、目を見張るほどの大きさに圧倒されてしまいます。
ドイツでおすすめのクリスマスマーケット⑦ハイデルベルク
最後におすすめするのは、ドイツ南西部の都市ハイデルベルク。ドイツ三大名城の1つである「ハイデルベルク城」で知られています。
クリスマスマーケットはハイデルベルク城を望む中心部で開催され、遠くには城の厳かな外観が浮かび上がります。夜にはライトアップされた城を眺めることができますよ。この景色はハイデルベルクならでは!
他にも「クリスマス・ピラミッド」は、ハイデルベルクのクリスマスマーケットにおける人気スポット。幻想的な灯りの下でグリューワインを味わうのも、非常にいい思い出になりそう。
ハイデルベルクのクリスマスマーケットには約5つの会場がありますが、中でも最も大きいのはマルクト広場です。
すぐ近くのカールス広場にはスケートリンクが広がり、大人も子どもも夢中になって遊んでいました。「ハイデルベルガー・アイスバーン」の看板が目印なので、気軽にスケートを楽しむのもアリでしょう。
ドイツのクリスマスマーケットで食べたいグルメ
グリューワイン
クリスマスマーケットで絶対に外せないのはグリューワイン!
グリューワインは温めたワインにオレンジやシナモンなどを入れたホットドリンクのこと。ドイツの寒い冬に震える体を、アルコールと香辛料が温めてくれます。
王道は赤いグリューワインですが、白ワインで作ったものも飲みやすくおすすめです。
グリューワインはかわいらしいご当地のマグカップに入っています。価格にはこのマグカップ代も含まれているので、お土産として持って帰りましょう!
いらない方は返却口に持っていくと、マグカップ代を返してもらえます。
煎りアーモンド
どこのクリスマスマーケットでも必ずと言っていいほどあるのが、この煎りアーモンドの屋台です。砂糖やシナモンで煮詰めたアーモンドを香ばしくローストしています。
紙の袋に入れてくれるので、持ち歩きながら食べるのが定番です!
焼きマッシュルーム
個人的に大好きなのが、マッシュルームをたっぷりのバターで炒め、スパイスなどで味付けしたこちらのグルメ。
にんにく入りのマヨネーズにディップして食べると、もう病みつきのおいしさです。付け合わせのパンにのせて食べるのも最高です!
他にもこんなグルメが!
ドイツのクリスマスマーケットには、他にもさまざまなグルメがあります。
クリスマスの焼菓子である「シュトーレン」や、大きいまんじゅうのような「ダンプフヌーデルン」、そして写真のように、すりおろしたじゃがいもをカリカリに揚げた「ライベクーヘン」もおすすめ。
もちろんドイツらしい焼きソーセージ(ヴルスト)もありますよ!
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ドイツでクリスマスマーケットが開催されるのは、11月下旬からクリスマス直前までの約4週間。その期間は「アドベント」と呼ばれ、キリストの生誕を祝うための準備期間とされています。12月25日のクリスマス当日には終わってしまうところが多いので、プランを立てる際には注意が必要です。
みなさんもグリューワインを片手に、本場ドイツのクリスマスを味わってきてくださいね!
もしベルリンやフランクフルトのクリスマスマーケットに行く場合、おすすめのお土産はこちらで紹介しています!
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