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在住者オススメのスウェーデンお土産12選!世界一臭いあの食べ物も…?
皆さんは「スウェーデン」と聞くと何を連想しますか?自然が綺麗?オシャレなデザイン? 旅行の際に考えておきたい事の1つがお土産選び。この記事では皆さんの持ちうるイメージにピッタリなものから、「え?北欧にそんなものが?」と意外に思うものまで、北欧在住者の目線で選んだオススメを紹介します!
この記事に登場する専門家
フィンランド・オーランド大学IT科の学生、北欧&語学系ブロガー
シンイチ
スウェーデンのお土産にはどんなものがある?
こんにちは!フィンランド在住ライターのシンイチです。スウェーデンのお土産と聞くと、家具や雑貨などデザインに関わるものを多く想像されるかもしれませんが、もちろんそれだけではありません。皆さんも知っている「あのキャラクター」や、「ある分野で世界一」のものも登場しますのでお楽しみに!
日用品編①世界最大家具屋【IKEA】発祥の地で素敵な家具や日用品を手に入れよう!
IKEA
IKEAは世界最大規模の家具量販店であり、スウェーデン発祥です。せっかくなので、本場スウェーデンのIKEAで、便利でデザインも良くてお手頃な価格の家具や日用品を手に入れてはどうでしょうか?郵送で自分用のお土産に良いと思います。
例えばこんな折り畳み式の台。ノートパソコンを乗せたりするのにとても便利です。
他にもオシャレなデザインのクッションや、
台所用品なども置かれています。
日本ではなかなかお目にかかれない掘り出し物があるかもしれませんよ。
IKEA Stockholm City - Kitchen の詳細情報
住所:Regeringsgatan 65, 111 56 Stockholm, スウェーデン
ウェブサイト:https://www.ikea.com/ext/local-store/se/sv/stockholm-city-kok/
営業時間:平常時 平日 10時~20時 土曜日 10時~19時 日曜日 11時~17時
7月8日~8月9日 平日 10時~19時 土曜日 10時~18時 日曜日 11時~17時
行き方:ストックホルム中央駅からだと、Kungsgatanを東に一直線に進むのがわかりやすいです。(徒歩約16分)
※IKEA店舗はスウェーデン国内には複数ありますが、シティのど真ん中にあってアクセスしやすいのがここになります。ただし名前からもわかる通り、こちらは台所用品に絞っているようなので、それ以外のものも見たいという方は郊外の店舗に行く必要があります。
Subway から IKEA Stockholm City - Kitchen
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日用品編②お得な冬物セールを逃すな!【Stadium】
Stadium
スウェーデンにはStadiumという、主にスポーツ用品を取り扱っている大手チェーン店があるのですが、ここではスポーツ関連だけでなく、冬物の日用品も手に入ります。
特に冬になると冬物セールがあり、本格的な冬用の衣服や靴が大幅割引で売られるようになります。僕自身は普段はフィンランドのスウェーデン語圏のオーランド諸島という島に住んでいるのですが、こちらに来て1年目の頃は、スウェーデンに冬に来た時に防寒用の帽子や冬用のブーツをここで買っておきました。お土産用としても自分用としても◎
ニット帽。耳までスッポリかぶれば北欧の冬でも暖かいです。
冬用ブーツ。靴底は滑り止め、表面は防水加工が施されています。
※注意※
Stadiumでの支払いは、カードや電子決済アプリのみで現金は受け付けていない所も多くあるので、最低でもVISAカードやMASTERカードなどを1枚は用意しておくとよいでしょう。
Stadiumへの行き方
住所:Drottninggatan 53, 111 21 Stockholm, スウェーデン
ウェブサイト:https://www.stadium.se/
営業時間:平日10時~19時 土曜10時~18時 日曜11時~17時
行き方:Drottninggatan(ドロットニングガータン)という通り上にあります。ストックホルム中央駅から東にほぼ真っすぐ。このストリートは、後述でもう少し詳しく説明します。
カルチャー編①あのキャラクターは北欧生まれ!【ムーミンショップ】
ムーミンショップ
「北欧」と聞くと、ムーミンを思い浮かべる人は少なくないのではないでしょうか。ムーミンの作者であるトーベ・ヤンソンはフィンランド人ですが、彼女はスウェーデン系フィンランド人で、元々のムーミンのお話はスウェーデン語で書かれています。従って、ムーミンはスウェーデンにとっても非常に馴染みの深いものなのですね。
ムーミンショップではカバン、コップ、タオル、缶の入れ物など、様々な日用品がムーミンのデザインで売られています。ムーミンがデザインに使われている分だけやはり値段は高くなりますが、ムーミンファンの人にはとても嬉しいお土産になるでしょう。
ムーミンショップへの行き方
住所:Västerlånggatan 20, Stockholm, スウェーデン
行き方:ストックホルム中央駅から東へ200~250mほど進み、Drottninggatan(ドロットニングガータン)を南下します。徒歩17分ほど。
※このお店は僕がストックホルムを実際に歩いていた時に見つけたもので、後でネットで調べてもサイトが見つかりませんでした。そのため、店の正式な名前や営業時間などは残念ながら把握していません。住所は当時撮った写真に偶然写っていたストリートナンバーから割り出したものです。ストックホルムにはムーミンカフェやMoomin pop-up shopという所もあるのですが、これとは別物です。
Subway から Västerlånggatan 20
ガムラスタンのムーミンお土産屋への行き方
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カルチャー編②歩行者天国でショッピングしよう【Drottninggatan】
Drottninggatan(ドロットニングガータン)
これは「お店」ではなく「通り」の名前で、いわゆる歩行者天国です。スウェーデン語で「ガータン」とは「通り」という意味であり、ドロットニングは「女王」という意味です。非常に雰囲気が良く、落ち着いたストリートとなっています。
この通りは非常に栄えた観光エリアの1つで、レストランやお土産屋さんがたくさん並んでいます。スウェーデンの国旗入りグッズなどを取り扱っている「典型的なお土産ショップ」もたくさんありますし、オシャレな雑貨屋さんや日本では見られないご当地アパレルブランドなどもあります。
僕は上の写真のスウェーデンTシャツはこのドロットニングガータンのスウェーデングッズで買いました。ただし店の入れ替わりはけっこう激しく、必ずしも同じ店が何年も同じ場所に存在しているとは限らないので注意しましょう。
Drottninggatanへの行き方
すぐ上の「ムーミンショップの行き方」に出てきています。その中で南北に走っているのがDrottninggatanです。
カルチャー編③北欧で人気の漫画をチェックしよう【Comics Heaven】
漫画ショップ、Comics Heaven
“Manga”はもはや世界でそのまま意味が通じる単語となっており、スウェーデンにも日本の漫画が好きな人はたくさんいます。Comics Heavenは観光者に人気のエリアであるガムラスタン内に位置するコミックショップです。
欧米のコミック、英語翻訳版の日本の漫画など多岐にわたる品ぞろえ。教科書っぽくない、ネイティブのような自然な英語の言い回しを勉強したいという人にはちょうどいいかもしれません。時には日本でよりスウェーデンでの方が人気が出ていて、掘り出し物として「逆輸入」できる漫画もあるかも?
ぐでたま、スウェーデンにも進出。
Comics Heavenへの行き方
住所:Stora Nygatan 23, 111 27 Stockholm, スウェーデン
ウェブサイト:https://www.comicsheaven.se/
営業時間:月~土 10時~18時30分 日曜 11時~17時
料金:ものによって異なります。ウェブサイトに(スウェーデンクローナ表記ですが)どの漫画がいくらかは載っています。
行き方:ストックホルム中央駅からDrottninggatanに入るまで東に進み、Drottninggatanをガムラスタンに入るまでずっと南下します。徒歩約20分。
Cityterminalen から Comics Heaven
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カルチャー編④サンタクロースの世界を堪能できる【トムテランド】
トムテランド
「トムテ」とは、スウェーデン語で「サンタクロース」という意味です。ダーラナ地方にあるトムテランド(サンタワールド)はテーマパークであり、名前の通りサンタクロースの世界を体験できる場所なのですが、もちろんお土産屋さんもあります。
チョコレートやポップコーン、シュガーキャンディなどのお菓子類、サンタクロース関連のオモチャや本、デコレーションなどが用意されています。もしかしたらサンタクロースっぽい素敵な衣装も見つかるかも?
トムテランドへの行き方
住所:Gesundaberget 792 90 Sollerön, スウェーデン
ウェブサイト:https://www.tomteland.se/in-english
営業時間:10時~16時
時期:
2019年夏:6月17日~8月18日
2019年秋:10月31日~11月2日
2019年冬:11月22~24日、29~30日、12月1日、6~8日、13~15日、20~23日、25~31日、1月2~7日
※日程が変わる事もありうるので、正式な情報は必ず上記リンクの公式ウェブサイトの「営業時間」(Öppetider / Openhours)でご確認ください!
入場料金:
子供(3~12歳):170クローナ(1943円)
大人:220クローナ(2515円)
家族(大人2人+子供2人):696クローナ(7955円)
子供(3人目以降):1人あたり140クローナ(1600円)
20人以上の団体客:交渉により決定(連絡は直接トムテランドへ)
※(1クローナ11.43円で計算)※
行き方:ストックホルム中央駅からMasExpressenという電車に乗り、Mora駅へ。ここまでで4時間15分ほどかかります。Mora駅からはバスに30分ほど乗り、Tomtelandsvägen Gesundaで降ります。そこから徒歩23分ほどでトムテランドへ到着します。
※Mora駅からのバスは事前予約が必要だそうです。予約は下記のリンクから。※
Cityterminalen から Santaworld
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お菓子編①あなたもきっと気に入る北欧の人気チョコ【Fazer】
Fazerチョコ
Fazer(ファッツェル)はフィンランドのチョコレートのブランドなのですが、北欧全体に進出しており、スウェーデンでもよく見かけるチョコです。味は濃すぎず、まろやかな甘みで日本人の口にも非常によく合うと思います。
Fazerのチョコには何種類も味があるのですが、個人的にオススメなのはGeisha(ゲイシャ)です。写真からも想像がつくように、ミルクチョコやナッツが使われています。特に甘党の人にとってはやみつきになるような味ですよ。
Fazerチョコは空港のお土産コーナーで箱入りで売られていますが、その辺のスーパーにふらっと入るだけでもバラ売りのものが見つかりますので、いろんな味を少しずつ試してみたいという方は空港よりもスーパーの方がいいかもしれません。
値段は、僕の住んでいるフィンランド・オーランド諸島では60セント(現在のレート:1ユーロ120.8円で72.5円)ぐらいです。
スウェーデンでは通貨がユーロではなくクローナであり、場所によって値段が違う事もあると思いますが、ばら売りなら大体1本70~80円ぐらいとみてよいでしょう。
お菓子編②朝食にもホームパーティにも合うクラッカー【knäckebröd】
knäckebröd(クリスプ・ブレッド)
北欧でよく見られるクラッカータイプのパン。カロリーが低く栄養価も高いので、健康食としても認識されています。
北欧のお宅にお邪魔すると大抵おいてありますし、クルージングやホテルのビュッフェでもパンのコーナーでは必ずといっていいほどに見かけます。これをお土産に買えば、「北欧、行ってきたよ!」という証明になる事間違いなしでしょう。
ちなみに、僕は現在フィンランド・オーランド諸島のIT企業で有給インターン中なのですが、この職場の食卓にもやっぱりありました。上の写真がまさにそれです。
値段:7~30クローナ(80~343円)ぐらい。単体で買うか箱入りで買うか、また箱のサイズによって値段が変わります。(1クローナ11.43円で計算)
買える場所:ほぼどのスーパーにも置いてあります。
お菓子編③スウェーデンのちょっとユニークなチーズ【Räckost】
Räckost
チューブ式のチーズです。先ほど紹介したknäckebröd(クリスプ・ブレッド)の上に乗せたりします。もちろん普通のチーズと同じように他の食べ物にまぶしたり(かけたり)するのもありです。
手で直接掴んでまぶすのと違って、手が汚れないのがいいですね!
値段:25クローナ(285円)(1クローナ11.43円で計算)
買える場所:ほぼどのスーパーにも置いてあります。
お菓子編④スウェーデンの歴史あるコーヒー【Arvid Nordqvist】
Arvid Nordqvist
コーヒーのブランド。粉コーヒーです。値段はやや高めですが、高級感のある味から多くのリピーターに長きにわたって愛されています。パッケージのデザインも良くてオススメの一品!
値段:ものによりますが、例えば500gで約60クローナ(686円)のものがあります。(1クローナ11.43円で計算)
買える場所:スーパーで手に入ります。
さて、ここから先は、むしろウケ狙いな「おみやげ番外編」です(笑)
番外編①真面目なイメージとは裏腹ないたずらグッズ
スウェーデン人は時に「北欧の日本人」と称される事があります。アメリカ人のような自信満々で社交的という「典型的な欧米のイメージ」とは対照的に、どちらかといえば日本人のようにシャイで控え目な人たち。
でも、スウェーデン人や僕ら日本人のように「控え目」といわれる人たちにだって、おちゃめな一面はあるものです。
ストックホルムにはButterick’sという、ホビー・エンターテインメント系のお店があるのですが、その中にドッキリ系のものが揃った「いたずらコーナー」があります。「実はイタズラ大好きです♪」というあなただけに、「イケないオモチャ」の一部をコッソリとご紹介しましょう。
Sprutande kamera
カメラの形をした水鉄砲です。今どきはカメラではなくスマホで写真を撮るのが普通になっているので、こういうカメラを構えたらもしかしたら怪しまれるかもしれませんが、いったん狙いを定める所まできたらもうこっちのもの!
Flytande ögon
「プカプカ浮かぶ目玉」という意味です。その名の通り、溜まった水面に乗せると目玉が浮いているように見えます。「お風呂沸いたよー!」とか言われていざ浴槽の蓋を開けてみたら目玉が浮かんでた、とかいう展開になったらビビりますよね(笑)
カメラ型水鉄砲も、浮かぶ目玉も、それぞれ60クローナ(686円)ぐらいです。(1クローナ11.43円で計算)
※人間関係が崩壊しないよう、ご使用は自己責任でほどほどに※
Butterick’sへの行き方
住所:Drottninggatan 57, 111 21 Stockholm, スウェーデン
ウェブサイト:https://www.buttericks.se/
営業時間:平日10時~19時 土曜10時~18時 日曜11時~17時
行き方:ストックホルム中央駅からKungsgatanを東に進み、Drottninggatanと交差している所で右折して2ブロックほど進むとあります。
Cityterminalen から Buttericks
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番外編②室内開封厳禁な世界一臭い食べ物【シュールストレミング】
シュールストレミング
日本のバラエティ番組にも何度か登場している、超臭いニシンの塩漬け。「世界一臭い食べ物」とも称されており、「シュールストレミング」のキーワードで検索すると、その手のリアクション系動画が多数見つかります。
↓フィンランド人、北欧在住日本人による13分ほどのシュールストレミング動画。
フィンランド在住の日本人とフィンランド人の動画なので、(2:35)の「Avata(開けて)」のように、所々フィンランド語音声+日本語字幕の所もあります。ついでにちょっとしたフィンランド語フレーズの練習にもなるかも?
(2:48) 一同、バラエティ番組みたいなリアクション。
(3:03) 放送禁止用語も飛び出すほどの臭さらしいです。
(4:36) 最初の犠牲者、Jussi君。
(5:40) このシュールストレミングに関しては、スウェーデンのスーパーで6ユーロ(700~800円ぐらい)で手に入ったそうです。
(6:10) Ota kaikki suuhun!(全部口に入れて!)とムチャぶり(笑)
(6:44) ノックアウト。
(8:24) The taste is far worse than what it smells...(臭いよりも味の方がよっぽど酷い)と呟くJussi君
(8:37) あおいさん、「辛っ」
(9:55) あれちゃん、トドメの一撃。
さて、このシュールストレミングを試してみたいという方は、最低でも以下の注意点を頭に入れておくように強くオススメします!
注意1:スウェーデン国内で買って日本に持って帰る場合、飛行機には手荷物としても預け荷物としても持ち込めない(←それほどまでに臭いが荷物に染みついて取れなくなる危険がある)ので、船で輸送する事になります。
注意2:元々北欧のような夏は湿度が低くて涼しい所で保管する事を前提としているので、日本のような高温多湿な場所では、時間が経つと発酵が進み過ぎてもはや個体の原型をとどめていない事もあるそうです。(密閉された缶の中でも発酵が進むようになっているため)
注意3:シュールストレミングの缶を開ける際は、屋外で行うようにしてください。また、空気に触れた状態でそのまま開けるのではなく、バケツの水の中で開けるのが一般的です。それほどまでに臭いが強烈で、これらをやらずに普通の缶詰感覚で開けるとトンデモナイ事になるそうです。
※シュールストレミングは使い方を間違えると冗談抜きで「ものすごい事」になるらしく、長年続いた友情がこれ1つでぶっ壊れたという人もいるそうです(笑)必ず安全対策万全の状態にしておきましょう!※
意外と多様なスウェーデンのお土産:オシャレ系でも面白系でも!
いかがでしたか?北欧のイメージにピッタリなものもあれば、「え、そんなものまで?」と思うような意外なものもあったのではないでしょうか。
お土産はその国での滞在の一部を映し出す「鏡」でもあるので、せっかくなら「これだ!」と思えて、後からも思い出に残るものを買っていきたいですね。
この記事が読者のみなさんのお土産選びの参考になれば幸いです。
筆者のブログはこちら!
『SONOTAさんの北欧通信』http://sonotasan.com/