中国・西安のベスト7観光スポット！三国志・キングダムでお馴染み中華文明はここで堪能できる！

ニーハオ！中国在住ライターのはなまるです。

今回は中国の古都・西安の観光スポットを紹介したいと思います。

中国はとっても広く、北方と南方、西方と東方では、雰囲気も話す言葉も違います。

西安は、陝西省の省都で、人口1,000万人の大都市です。

秦、漢、随、唐など13の王朝が都を設定し、特に唐の時代には国際都市として非常に栄えました。そのため、様々な観光スポットが目白押しで、特に中国の歴史好きにとっては必見の観光スポットがたくさんあります。

もちろん、最も有名なスポットは兵馬俑ですが、それ以外にもたくさんあります！

2019年4月に映画が公開され、再度人気爆発中の漫画：キングダムのゆかりの地を巡ることもできます！

今回は中華文明を体験できる数々のスポットをピックアップしてみましたので、早速見ていきましょう

観光スポットを個別に見ていく前に、まずは西安の場所や治安、ベストシーズン情報をチェックしましょう。

西安は中国の西方に位置する大都市です。北京から高速鉄道を使って約5時間、上海から高速鉄道を使って約12時間で行けます。

東京から西安に行く場合は上海で乗り換えを行う必要があります。

次に、西安の治安について見て行きましょう。大都市なので、比較的安全ではあるものの、スリなどの軽犯罪は起きやすく、交通マナーはあまりよくないので、十分注意が必要です。また、観光都市であるため、外国人観光客を狙った客引きやスリは多く見受けられます。

可能な限り、派手な格好は止め、安全対策は取りましょう。

ちなみに、英語は殆ど通じないので、最低限の中国語は準備していった方がよいです！

私が、西安に行った際、少し怖い思いをしました。

後ほど、紹介する回族街を歩いていた時のこと。

突然、中国人の方に話しかけられ、どこから来たのか？パスポートは持っているのか？と。

警察の人のようで、どうやら、チベットの方と関わりがある人が増えていないか？という点を警戒するために、時折声をかけているようでした。

咄嗟のことだったので、少し緊張してしまいましたが、

日本から観光できているだけだ、と述べると、去っていきました。

中国の西方は、チベットやウイグルなど、難しい問題を抱えているところもあるので、政府も過敏になっているケースがあります。

西安や成都などの大都市で、このようなことが起こることはまれだと思いますが、

一応、頭の片隅に入れておいてもらえればと思います。

次に西安に行く場合のベストシーズンですが、3-5月と9-11月がちょうどよい季節かと思います！気を付けるべきは、空気が乾燥していることです。旅行中は十分に水分補給をし、お肌の乾燥にも気を付けてください！

また、後ほどご紹介する華山に行く場合は、花が見事に綺麗な春か紅葉が綺麗な秋がオススメです。ただし、中国の長期休みである国慶節や労働節と被ると人混みがすごいので注意です。（年によって日にちは変わります）

西安の”定番”の観光スポットを見て行く前に、1つ先にオススメスポットを紹介しておきます。

それが、ここ、【秦二世陵遺跡公園】です。

ここはキングダムファン必見のスポットとなっています。

秦二世陵遺跡公園は中華統一した秦が滅びるまでを学ぶことができる博物館と、秦二世「胡亥」（始皇帝の次の王）の墓があります。

ガイドブックには載っていないスポットで、西安の中心部である城壁からも少し離れている（南に）ため、穴場のおすすめスポットです。

ここの見どころの一つとして、会議の様子を模型で再現されているブースがあります。迫力満点なのでぜひ見てみてください。

もう少しディープなキングダムファン必見の場所を紹介します。

それが、函谷関です。

キングダムでも、秦が、楚・趙・魏・燕・韓の5ヶ国連合軍の合従軍と絶体絶命の戦いを繰り広げた最大の戦場です。

多少、西安から離れていて、電車を使わないといけないこと、皆が思い描いているほどの壮大なスケールではない（※後述）ということもあって、行くかどうかは慎重に考えてください。

行き方は、

・西安北駅から、高速鉄道を使って、最寄り駅である三門峡南駅まで向かいます。

高速鉄道は、C-Tripでも予約できますが、このルートだと、当日西安北駅でチケットを購入しても問題ないでしょう。所要時間は約1時間です。

三門峡南駅に到着すると、そこからはタクシー。約30分で函谷関に着きます。

入場チケット（80元）を購入し、そこから歩くこと30分。函谷関に到着します。

スケールとしては、他の古城を見ているのであれば少し物足りないかも。

ただ、正面に見える、「函谷関」という文字は格好いいですね。

この正面を守り抜くべく戦ったのかなあなどと、キングダムのシーンが思い返されます。

というのも、この函谷関は当時のものではなく、復元版なのです。

そして、もう1つ、日本でも大人気の三国志のファンには必見のスポットを先に紹介しておきます。

それが、五丈原諸葛亮廟、です。

もうこの漢字の並びだけでも、イメージがつきますね。

そうです、蜀の軍師・諸葛孔明と魏の司馬懿が最後に戦った古戦場です。

蜀軍の中原回復という悲願の夢が絶たれた名シーン、ここに、諸葛亮の廟があります。

諸葛亮像はもちろん、姜維、魏延といった人気武将の像もあります。

ここは、中が結構広く、あちらこちらに像が立てられており、

あれは誰かな？といったクイズをしながら回るのも楽しいかと思います。

住所：陝西省宝鶏市岐山県五丈原鎮

ちなみに、三国志に関連する地域を観光したい場合、中国で行くべき都市を挙げるならば

①四川省の成都

②湖北省の武漢

③陝西省の西安

の３つです。

①四川省の成都は、皆さんお馴染み、蜀が掌握したところで、中心地と言っても過言ではないです。

成都武侯祠が有名で、張飛や関羽といった人気武将の像があちらこちらにあります。

成都の観光スポットは下記にまとめているのでチェックしてみて下さい。

②湖北省の武漢は、荊州といえばピンとくるのではないでしょうか。

ストーリーにも何度も魏・呉・蜀の各英雄が目指した戦略要地です。

ここには古城壁がたくさんあり、遺跡を巡るには事欠かない地域です。

オススメは、沙市区の春秋閣です。

そして、もう1つがここで紹介している③西安です。

三国志は中国でも有名で、中国人友達に、どこがオススメかヒアリングしてみましたが、

大体の人が、この3か所をあげていました。

この3か所をぐるっと回る旅行を計画しても面白いかなと思います。

では、ここからは、西安を訪れたら欠かせない、”定番”のスポットになります。

どうぞ！

皆さんご存知、西安といえば、兵馬俑。これは外せないポイントですよね。

兵馬俑は20世紀考古学最大の発見と言われ、約2,000年前の秦の始皇帝時代に作られた、兵士や馬の人形の焼き物です。秦の始皇帝と言えば、キングダムのモチーフになったことでも有名です。

兵馬俑はとても広く、ずらりと並ぶ姿は圧巻。ぜひ一度実際に見てみてください。

・歴史好きな方

・世界遺産マニアな方

おすすめ度★★★

名称      秦始皇帝兵馬俑博物館

住所      西安 臨潼区

営業時間・開場時間          3月16日—11月15日 8：30—18：00（17:00までに購入票）、11月16日—次年3月15日　8：30—17：30（16:30までに購入票）

利用料金や入場料             オンシーズン150元/人次（3月1日-11月底）、オフシーズン120元/人次（12月1日-次年2月底）

参考サイト          http://www.bmy.com.cn/2015new/index.htm

西安でもう一つ、有名な観光スポットは華清池です。

日本ではなじみがないですが、中国人の友達に言わせると、西安と言えば「兵馬俑」と「華清池」。というほど有名なスポットです。

このスポットは、唐代の玄宗皇帝が中国の稀代の美人、楊貴妃のために作った離宮です。また、唐代から続く温泉地でもあります。兵馬俑とセットで見れるツアーもあるので、ぜひ訪れてみてください！

・歴史好きな方

おすすめ度★★☆

名称　華清池

場所　西安 臨潼区 华清路

西安のランドマークと言えば、この大雁塔になります。

街の中心部から少し南に下ったところで、7階から街を一望できます。西安の絵葉書にもよく使われているスポットなので、ぜひ行ってみてください！

・高いところからの景色が好きな方

おすすめ度★★☆

名称      大雁塔

住所      西安市雁塔区广场东路3号

営業時間      08:00—17:30

利用料金・入場料             大慈恩寺50元，登塔30元

参考サイト          http://baike.baidu.com/link?url=ZH1bAsQ-F09uSMLYlXafN-DQP7h1KtZ7xNyFeC_FrPUTeSi2YcVzxctmMKo7Y2mib4YFYwguRdu0QPa3Doy1F3HqHJKIEnoH8R_t-iVCfa-hdpD8gXUyW5IE2glUY__e

ここ西安鐘楼は西安のシンボルです。ロータリーの中心になっており、地下にはデパート、周辺にはホテルやレストランもあり、とても人通りが多いエリアになります。

街の中心部にあるので、必ず寄るスポットになるかと思います。そのため、西安の旅行の予定を立てる場合は、この西安鐘楼を拠点にしつつ、他の行きたいところを決めていくのが良いかと思います！

・夜景好きな方

おすすめ度★★☆

名称 西安鐘楼

場所 中国 西安市 碑林区 鐘楼商圏

唐代の長安城を基盤に8年もの年月をかけて作られた西安古壁城は圧巻のスケールです。

大人気の漫画：キングダムを読んでいると、中国の古壁城ってどんなのか、気になったりしますよね。私もキングダムを読んでからすっかり中国の古城にはまり、いろんな古城を回りました。各地に点在していますが、やはり西安の古壁城は圧巻のスケールでした！

とても広いので、自転車を借りて回るのがオススメです！

・城にはまっている方

おすすめ度★★★

名称      西安古城壁

住所      陕西省西安市碑林区内古城

営業時間          夏 現地時間 8：00-22：00；冬 現地時間 8：00-19:00

利用料金・入場料             54元 学生27元

参考サイト          http://www.mafengwo.cn/poi/2716.html

中国五大名山の1つ華山はぜひ私がオススメしたいスポットになります。

ここは世界一危険な登山として有名です。登るのはとても大変ですが、山頂からの景色は絶景です。また、途中までロープウェイで行くこともできます。

・登山好きな方

・スリリングな体験をしたい方

おすすめ度★★★

名称      華山・長空桟道

住所      陕西省渭南市华山南峰东侧山腰

営業時間          24時間

利用料金・入場料             無料 注：安全縄を借りるのは30元

参考サイト          http://baike.sogou.com/v8417194.htm

西安はイスラム文化も色濃く入っています。回民街（イスラム人街）というのは、中国とイスラムの文化が融合したグルメを食べられる市場になります。中華料理とイスラム料理を一度に食べ歩きできるのはここだけなので、ぜひとも訪れてほしいスポットです。

ここで、特にオススメなのが泡食莫（パオモー）とビャンビャン麺です。

泡食莫は、羊ダシのスープに細い面とナンのようなパンを細かくちぎって浸して食べる料理です。この羊肉は柔らかくてとても美味しいです。

ビャンビャン麺は、超難しい漢字の麺料理であり、帰国後の土産話としてもこれも必ず食べておきたい一品です。他にも麺料理はたくさんあるのでぜひ開拓してみてください。

・食べ物、特に麺料理が大好きな方

・旅行と言えば食！と考えている方

おすすめ度★★★

名称      回民街

住所      西安碑林区西大街1号

営業時間・開場時間          24時間

利用料金や入場料             無料

参考サイト          http://baike.baidu.com/link?url=ZX6ztxNIbPNghJvLxNpMJNi-2GKuTOEbvO4rimtwWnOsy-0VigRNnzpmtgTliQdcAxeByqCkPme34eBkiGih6K

いかがでしたでしょうか？今回は中国の観光スポットとして、

①兵馬俑

②華清池

③大雁塔

④西安鐘楼

⑤西安古壁城

⑥華山

⑦回民街（イスラム人街）

をご紹介いたしました。

西安は中国の歴史を体験できる観光スポットが多く、さらに、自然豊かな一面やイスラム文化との融合を垣間見れる一面など、面白い要素がたくさんあります。

夏休みや冬休みなどの長期休みに向けて、ぜひぜひ旅行の計画づくりの参考にしてみてください！