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1.6kmの空港!?デトロイト空港を徹底解説!これで乗り継ぎにも迷わない!お土産・レストラン・市内アクセス情報も!
日本から来る際、ニューヨークやフロリダ、カナダへの乗り継ぎ、または出張などでよく利用されるデトロイト空港。観光ではモータウンや新しいアートの街としても注目されています。そんなデトロイト空港での乗り換え方法や待ち時間を有意義に過ごす方法などをご紹介します。
この記事に登場する専門家
気ままなアメリカ在住ライター
bunny
アートなイメージが定着しつつあるデトロイトにある空港をご紹介!
こんにちは〜!気ままなアメリカ在住のbunnyです。
アメリカ本土は、西海岸、山岳地、中西部、東海岸と広大ですが、その中でも東側のニューヨークやフロリダ、トロントなどのカナダに行く時に乗り継ぎ空港として利用されているのがデトロイト空港です。
デトロイトは全米一治安の悪い街として有名ですが、最近ではダウンタウンはきれいに整備され警備も十分で、だんだんと安全な街としてよみがえって来ています。また、一度は廃墟同然になった住宅に若いアーティストたちが移り住むようになってアートの街としても人気が出て来ています。
そんなデトロイトにあるデトロイト空港は、乗り継ぎだけではもったいないくらい面白い街でもあります。他の都市に行く時の乗り換えだけではなく、デトロイトを散策する機会があればぜひ空港から出てデトロイトを満喫してみてくださいね。今回は、そのデトロイト空港を楽しむ方法をご紹介します。
デトロイト空港ってどこにあるの?
デトロイト空港は、アメリカ、ミシガン州の東側デトロイトにある空港です。デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港(Detroit Metropolitan Wayne County Airport)が正式名称で、かなり長い名前なので短くしてデトロイト空港と呼ばれています。空港コードは「DTW」です。名古屋や成田から直行便があるデルタ航空のハブ空港でもあります。時間帯は、東部標準時間(Eastern time zone)でニューヨークと同じ時間帯になります。ちなみに大都市のシカゴとは1時間の時差があります。
デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港
デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港
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デトロイトはモータータウンと言われるだけあって、自動車産業が盛んです。日本からも自動車関係の日本の会社が進出しているので、駐在で日本から来ている人もたくさんいます。自動車産業が盛んな名古屋周辺との繋がりも強く、そのためデルタ航空では、名古屋からの直行便が飛んでいます。
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デトロイト空港ってどんな空港?
デトロイト空港は、広いけれどとてもわかりやすい構造になっています。
デルタ航空とスカイチームはエドワード・H・マクナマラ・ターミナルを利用します。エドワード・H・マクナマラ・ターミナルにはターミナルA、B、Cの3つがあります。国際線の場合は南北に1.6kmもあるコンコースAを利用することが多く、レストランやショップがずらりと並んでいるので、時間つぶしもラクラクです。
国内線など小さな飛行機を利用する場合は、コンコースB、Cが主になります。ユナイテッド航空などのスカイチーム以外の航空会社を利用する場合は、ノース・ターミナルになります。エドワード・H・マクナマラ・ターミナルとノースターミナルはシャトルバスで移動できます。コンコースB,Cを利用する場合、国内線などの小さな飛行機でもボーディング・ブリッジから入ることができるので、タラップを利用して乗り降りすることはないのが便利です。特に冬の寒い時期にはボーディング・ブリッジから入れるのはうれしいです。
デトロイト空港でどれくらい日本語は通じる?
デトロイト空港は日本人の利用も多く、日本人にとても優しい空港でもあります。標識には日本語表記があり、日本食レストランもあります。また、空港内の音声案内も日本語があるので安心です。
デトロイト空港での乗り継ぎ方法
日本からアメリカに来る際、一番最初の空港で入国審査と税関の通過をしなければなりません。たとえ乗り継ぎだけでも最初に降りた空港で手続きすることになります。飛行機を降りてからどこに進めばよいのかわからない場合は「エスタ」もしくは「ビザ」など、自分のステータスを言うと「こっちよ」と指示してくれます。
デトロイト空港の入国審査は早く進むことでも有名で、1時間に3200名もの入国審査ができるそうですよ。事前にESTAの申請をしているのでATMマシンのような機械「APCキオスク」で入国手続きをすると、顔写真が載った紙が印刷されるので、それを持って入国審査のブースに進みます。APCキオスクでは日本語の選択もあるので安心です。
ビザを持っている人はAPCキオスクを利用できないので、係員のいる所に案内されますので、指示にしたがって進んで行きましょう。
入国審査が終わったら荷物を一旦引き取り、検査を受けて乗り継ぎ便に預けます。
日本からデトロイト空港に来る場合、入国審査後税関を通過するとコンコースAに出て来ます。
そこから小さな飛行機で他の都市に行く場合、コンコースB、Cに移動しなければいけないこともありますが、トンネルを通って行くだけなのでとても簡単です。
デトロイト空港のレストラン
デトロイト空港での乗り継ぎの際には、たくさんのレストランやフードコートがあるので、十分な時間がある時にはレストランへ、急いでいる時にはフードコートやテイクアウトなど、選択肢が多いので便利です。アメリカ国内線では食事は出ないので、空港で購入したハンバーガーやサンドイッチなどを機内で食べている人もよく見かけます。
①おしゃれな「フードコート」
コンコースAの南側の端と北側の端にはフードコートのようなエリアがあり、イースタン・マーケット・ショップやコーヒーショップ、SHED BAR(シェド・バー)などがあり、ゆったりとした椅子でのんびりできるスペースになっています。
②ヨーロピアンコーヒーの「illy」
コンコースAの真ん中にあるヨーロピアンコーヒーで人気のイリーのコーヒーショップです。広いスペースに近代的なデザインのカフェで、上をエクスプレストラムが走っているのを眺めながらゆっくりできます。
③日本食「空」
デトロイト空港内にある日本食のレストランで、オープンな雰囲気があり、とても清潔な感じのお店です。お寿司やうどんなどがあります。
④ベーグル専門店「アインシュタイン・ブラザーズ・ベーグルス」
気軽なファストフードとして人気があるのがチェーン店でベーグル専門店の「アインシュタイン・ブラザーズ・ベーグルス」です。ロゴもかわいいのですが、ベーグルの種類も多く、ベーグルサンドイッチなどボリュームいっぱいのメニューもあります。時間がない時には購入して機内持ち込みで食べることができるので気軽に利用できるのがいいです。人気のお店で、いつも列ができているので、時間に余裕のある時に利用すると良いですね。
⑤ボリューム満点の「Andiamo」
私たちはデトロイト空港でファストフードではなく、温かい朝食を食べたかったので「Andiamo」に行きました。オープンな雰囲気でお店の奥にはピザ窯もあり、本格的なピザが頂けます。
この時は朝食だったので、パンケーキやオムレツなどの種類がありました。
大きな窓があり、飛行機も見えます。入り口側にはエクスプレストラムが走っているのが見えて空港の雰囲気を十分に満喫できます。
トスカン・ブレックファストは典型的なアメリカンな朝食で、卵2個を好きなスタイルで調理してくれます。スクランブルエッグにしてもらって、ソーセージとベーコン、ハッシュドブラウン(ポテト)、それにトーストが付いて12ドルです。ボリューム満点!
もうひとつは、フリタッタ・ローマ!イタリアンスタイルのオムレツで、オープンなオムレツにマッシュルーム、ほうれん草、トマト、チーズが乗ってバジルペストがかかっていました。
本当はこれにベーコンとハムが入るんですが、私は野菜のみにしてもらいました。バジルペストが濃厚で美味しかったです。
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デトロイト空港でショッピング
ミシガン州にはフットボールで人気のあるミシガン大学とミシガンステート大学があり、そのチームのグッズなどをお土産に買って帰る人が多いです。DFS免税店の他にもチョコレートやスナックなどを売っているお店もあるので、最後のお土産の数調整にも良いですよね。
①アメリカのスポーツファンにオススメの「MICHIGAN SPORTS」
コンコースAの真ん中にあるお店で、ミシガン州のスポーツチームのTシャツやグッズなどが購入できます。
②いろんなチョコレートが揃っている「SO CHOCOLATE」
コンコースAにあるチョコレート屋さんです。いろんな種類が揃っていて、大袋の中に個装されたものなども入っているので、ばら撒き土産などにも良さそうです。
コーラ味のHARIBOグミやアメリカで人気のm&m's、スニッカーズなども大袋に入っています
③まさにデトロイト「DETROIT!」
ミシガン州にあるミシガン大学やミシガン州立大学のロゴが入ったTシャツや、音楽で人気のモータウン、車産業が盛んなデトロイトらしいデザインのものなどが揃っています。
④コンビニ的なお店もいっぱい!
他にもスナックやペットボトルの飲み物、マガジンなどを売っているコンビニ的なお店もたくさんあります。
コンコースAでは、「The New York Times」や「The Wall Street Journal」、「CNBC smartshop」などに豊富に揃っています。
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デトロイト空港でリラックス
乗り継ぎ時間が長いと待っているだけでも疲れてしまいますよね。そんな時はリラックスできる施設などを利用すると良いです。
①スパ「be relax」
デトロイト空港の中にあるスパ「be relax」では、マッサージだけではなく、マニキュアやペディキュアもできるので、時間潰しには最適です。
10分からできるチェアマッサージでは、洋服を着たまま簡単に受けられるのがいいです。
飛行機に乗ってむくんだ足だけでもマッサージしてもらうと、次の機内で楽になります。じっくり時間がある時は横になってマッサージをしてもらったり、フェイシャルなどのメニューもあります。
デルタ航空のラウンジ
エドワード・H・マクナマラ・ターミナルにはデルタ航空のラウンジ「デルタ・スカイ・クラブ」が4箇所あります。
コンコースAのエクスプレストラムのそれぞれの駅のそばにあり、コンコースB,Cではトンネルの近くにあります。デルタ航空のビジネスクラス利用者、もしくはスカイチームのビジネス、ファーストクラス利用者、デルタ航空のマイレージスカイマイルのゴールド会員以上の方、スカイチームマイレージのエリートプラス会員以上の方はラウンジを利用できるので、軽い食事や飲み物、Wifiも使えるので、ゆっくりリラックスやちょっとした仕事などもできます。
また、空港内にはおしゃれな椅子もあるので、ラウンジを使えなくてもゆっくりできますよ。
デトロイト空港の中にホテルがある!?
デトロイト空港の中にはホテルがあります。「ウェスティン・デトロイト・メトロ・エアポート」で、デルタ航空のターミナルと直結しています。出発時の預ける荷物がない時は、ホテルのエントランス専用のセキュリティチェックを通って空港内に入ることができるので、早朝便などの時には時間の節約ができてとても便利です。
また、到着時の引き取る荷物がない時などもそのままホテルに入ることができるので、疲れている時にベッドに直行できるのはうれしいですよね。
ただ、ウェスティンと言うホテルのランクと空港内と言うことでお値段はそこそこ高いです。料金は一部屋300ドル前後だそうですよ。
空港周辺の無料送迎付きホテル
私がデトロイト空港の早朝便に乗る時に使っているホテルは、空港から車で5分ほどのところにあるホテルです。
このあたりにはたくさんのホテルが並んでいて、寝るだけの格安ホテルから、プールなどがあってゆっくり休めるホテル、高級ホテルなどがあります。
私が今まで泊まってよかったのが「シェラトン・デトロイト・メトロ・エアポート・ホテル」です。ロビーが中庭のようになっていて開放感があり、部屋も清潔で広く快適でした。シェラトンホテルの割に価格も一部屋150ドルくらいでとてもリーズナブルです。
空港への送迎も無料でしてくれます。(事前にフロントデスクで予約する必要があります。)
他にもホリディ・インやコートヤード・マリオットなどリーズナブルなホテルが同じ通りにずらっと並んでいます。
デトロイト空港で喫煙できる所はある?
残念ながらデトロイト空港内での喫煙はできないようです。アメリカの空港には喫煙所がないことが多く、デトロイト空港にも喫煙所はありません。レストランやバーがたくさんありますが、もちろん禁煙なので、こちらでも喫煙は不可能です。
デトロイト空港内の移動はラクラク!
デトロイト空港のメインコンコースAは、南北に1.6kmあります。ゆっくり時間があってお店などを見ながら移動するにはとても楽しいですが、急いで端から端のゲートに移動するのはちょっと大変です。
そこで、利用したいのが無料のトラム。エクスプレストラム(Express Tram)は、北側のノース駅(North Station)、中央部分にあるターミナル駅(Terminal Station)、南側にあるサウス駅(South Station)の3駅あり、一直線なので迷う事なくとても簡単です。
駅の位置案内(Airport Directory)を見て、行きたいゲートの近くの駅で降りればいいんです。
コンコースAを直線で走っているエクスプレストラムは、高い位置を走っているので、歩いている時にも常にみることができます。
幻想的なトンネルがデトロイト空港の中にある!
デトロイト空港はコンコースAとコンコースB、Cを繋ぐ道が地下にありトンネルになっています。
そのトンネルが異次元感覚でとても素敵なんです。
光のトンネルと呼ばれていて、長いトンネルは音楽と共に照明の色が変わるんです。長い平面型エスカレーターの動く歩道の上を歩くのもよし、止まってじっくり照明の変化を楽しむのもよいです。
天井がドーム状になっていて、壁の色が変わり天井も床も全て色が変わるような錯覚があります。トンネルに向かうエスカレーターもかなり長く、ガラス張りで飛行機を見ながら降りて行く感じも素敵です。
デトロイト空港から行ける観光地
デトロイトはミシガン州の中の大きな都市です。全米で一番ギリシャ人が多いと言われている州でもあるのでギリシャ人街があります。また、自動車産業が盛んでフォードのミュージアムがあったり、ダウンタウンには野球で有名なデトロイトタイガースのメイン球場のコメリカ・パークやカジノ、アメリカの自動車会社GMが入っているルネッサンスビルなどもあり、川の対岸にはカナダを望める景色を楽しめます。
いろんな面があるデトロイトは、デトロイト空港から車で30分ほどの距離にあります。
デトロイト空港からダウンタウンへのアクセス
デトロイト空港を出て、デトロイトの街に行く場合のアクセス方法をご紹介します。デトロイト滞在の方だけではなく、デトロイトでの乗り継ぎ時間がすごく長い場合など、ちょっとダウンタウンに出てみるのも楽しいですよ。
デトロイトのダウンタウンには電車が通っているのですが、デトロイト空港と繋ぐ電車はありません。市街に出るにはバスかタクシーを利用すると良いです。
バスを利用してダウンタウンへ
デトロイト空港からダウンタウンへ行くバスは、SMARTバスです。
デトロイト空港に到着して入国審査、税関を通過して出口から外に出ます。その際バス乗り場は「グランド・トランスポーテーション・センター(Ground Transportation Center)」と書かれた方向に進んで行きます。
バスのルートは「261 FAST MICHIGAN」。デトロイト空港からダウンタウンデトロイトまでのルートで、快速なので停車駅も少なく所要時間は約1時間ほどです。料金は2ドル。前方から乗車します。
乗り継ぎ時間が長くてダウンタウンにちょっと行ってデトロイト空港に戻る場合は、街中のバス停から乗ります。空港へ行くルートのバスは黒いバスで、FASTと書かれているのですぐにわかります。バス停で待っていてもバスが近づいて来たら手を上げて乗る意思を見せると素通りされずに乗れます。
タクシーを利用してダウンタウンへ
タクシーの方がバスに比べて時間もかからないので、時間がない時や長旅で疲れている時にはタクシーの利用もいいですよね。空港からダウンタウンへの所要時間は約30分ほどで、料金は50ドルほどです。
コンコースA(エドワード・H・マクナマラ・ターミナル)から出て来る場合は、マクナマラ・ガレージ・レベル4から、ノース・ターミナルから出て来る場合は、レベル4グランド・トランスポーテーション・センターから乗れます。
これで乗り換えも怖くない!デトロイト空港を楽しもう!
日本人にはニューヨークやフロリダなどに行く時に乗り換え空港として利用することが多いデトロイト空港ですが、乗り継ぎに時間がある時には十分に楽しめる空港でもあります。
コンコースAは南北に1.6kmもあるので、無料で乗れるエクスプレストラムに乗ったり、いろんな種類があるレストランで食事したり、最後にお土産を買ったり。乗り継ぎの場合の手続きも日本語表示のある機械でラクラクできてしまうし、空港の案内も日本語に対応しています。
日本人にも優しいデトロイト空港をたっぷり満喫してくださいね!
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