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安曇野の日帰り可能な温泉10選!北アルプスの絶景が見られる温泉を実際に行って厳選!
安曇野は3000m級の山々が連なる北アルプスの東に広がるエリア。どこにいても西側に壁のように北アルプスの常念岳や燕岳が迫っています。そんな安曇野で訪れたい日帰り可能な温泉をご紹介します。北アルプスへの登山口にある歴史ある温泉やオシャレな温泉等様々です。
この記事に登場する専門家
宝塚と安曇野在住ライター
一彩
安曇野ってどんなところ?
信州松本から北に10kmほどのところにある安曇野。名前が実にオシャレですね。そのイメージ通り安曇野は箱もの観光施設よりも、このエリア全体の風情を楽しむところ。街全体に視界を遮るものはほとんどなく、どこにいても横に首をふればそびえ立つ北アルプスが目に入ります。
また北アルプスの山麓からは眼下に広がる安曇野の街が見渡せ、北アルプスから湧き出る湧水を使ったわさび栽培や拾ヶ堰等の用水路も清らかなイメージを作り出しているのです。
安曇野にはどんな温泉地があるのか?
安曇野には古くからある温泉と最近できた近代的な建物の温泉が共存しています。古くからあると言えば、燕岳の登山口にある中房温泉と有明温泉、および北アルプスの山々が迫る山麓地域の穂高温泉郷です。それぞれに日帰り入浴できる旅館や施設があります。穂高温泉郷にはシンボルとして八面大王のモニュメントのある足湯があります。
また蝶が岳の麓や安曇野の南の三郷に近代的ホテルがあり日帰り入浴が可能。友人を誘うなら、これらの施設は明るく広々していて清潔感があるので最適です。ここではこれら新旧おすすめの温泉を紹介していきます。
安曇野の温泉①安曇野の眺望を望むなら【ファインビュー室山】
安曇野で眺望が楽しめる日帰り温泉が望みであれば是非おすすめなのがファインビュー室山です。ホテルですが日帰り入浴可能になっています。玄関を入ればロビーの奥に天井までの大きなガラス窓があり名前の通り安曇野・松本の街と東の山が見渡せます。
もちろん露天風呂からも同じ眺望が見渡せます。友人が安曇野に訪れた時に軽く入浴するのにおすすめするのが当館と次に紹介する「ほりでーゆ~四季の郷」です。近代的で明るく、清潔感があり眺望もいいホテルですので無難な選択になります。しかし、ひなびた秘湯を好む温泉マニアには不満かも。
詳細情報
電話番号:0263-77-7711
営業時間:
4月〜11月が10:00〜22:00(21:00まで受付)
12月〜3月が10:00〜21:30(20:30まで受付)
料金:大人500円 小人300円
安曇野の温泉②北アルプス常念岳を望む温泉【ほりでーゆ~四季の郷】
「ほりでーゆ~四季の郷」は北アルプスの蝶ヶ岳の登山口に近いところにある大型ホテルで日帰り入浴が可能になっています。一言で言えばロビーもお風呂も広々していて清潔感にあふれていますのでこちらも友人を誘っていくのにおすすめの温泉です。つまり無難です。
天気が良ければ露天風呂から常念岳を望むことができます。個人的には露天風呂の周りを囲っている竹の塀が印象的です。少し濃いめの緑色になっています。安曇野名産のわさびの色なのでしょうか
詳細情報
アクセス:JR大糸線豊科駅から車で約15分
電話番号:0263-73-8500
営業時間:10:00-21:30(受付21:00)
料金:大人530円 小人310円
安曇野の温泉③燕岳登山の入り口の温泉【中房温泉・有明温泉】
北アルプス燕岳の登山口にある中房温泉は安曇野では最も歴史のある温泉で、9世紀に坂上田村麻呂が立ち寄ったという話から始まります。中房温泉は宿の名前でもあり日本秘湯を守る会の会員で100%源泉かけ流しの温泉を楽しめます。
宿には趣のある様々な風呂がありますがこれらは宿泊者専用で、別途日帰り専用野天風呂「湯原の湯」があります。また中房温泉に向かう手前に有明温泉(有明荘)もあり日帰り入浴できますが私は中房温泉と思って入ってしまいました!!ご注意を!
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安曇野の温泉④安曇野を代表する温泉地・穂高温泉郷の【常念坊】
北アルプスの麓を走る「山麓線」沿いに穂高温泉郷があります。この近辺は美術館やガラス工房、そば屋、カフェなどオシャレな店が点在する安曇野の人気エリアになっています。穂高温泉郷は有明温泉からの引湯で有明温泉と同じアルカリ性単純温泉です。
多くの旅館が点在し、日帰り入浴可能な旅館も多くあります。またリニューアルされた市営の日帰り温泉施設も整っています。常念坊はそんな中でも日帰り入浴可能なこじんまりした旅館でおすすめです。野生の猿が迎えてくれます。くれぐれも目を合わさないように注意してください!
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安曇野の温泉⑤安曇野穂高温泉郷の日帰り温泉施設【しゃくなげの湯】
穂高温泉郷で唯一の日帰り温泉施設が「しゃくなげの湯」。以前にあった日帰り温泉施設「しゃくなげ荘」の老朽化にともない2016年10月に「山麓線」沿いに新しく誕生しました。安曇野市民の入浴料が安く地域密着型と言えるでしょう。
山麓にありロビーや露天風呂から安曇野市街が見渡せるのと人気の炭酸泉があるのが特徴です。せっかく安曇野の景色が見えるのに外からの視線を遮るために塀にしています。温泉ソムリエの私としては内側からしか見えない特殊ガラスをおすすめします~~!
詳細情報
電話番号:0263-88-4126
営業時間:9:30-21:30(毎月第一水曜休館日)
料金:
安曇野市内の方大人500円 小人300円 70歳以上450円
安曇野市外の方大人700円 小人400円 70歳以上650円
安曇野の温泉⑥穂高温泉郷の割烹旅館【山のたこ平】
安曇野の街と北アルプスに挟まれた北アルプス山麓にある穂高温泉郷は情報がないと近辺を走っても日帰り入浴ができる旅館などを探すのは難しいです。ここ「山のたこ平」も、情報がなければ見つけることはできません。
穂高温泉郷の北の端にあり通りがかりで入れるようなところではありません。割烹旅館ですが、日帰り入浴専用の建物もあり入りやすい構造になっています。広々した内湯と木のぬくもりを感じる露天風呂がおすすめの旅館です。隠れ湯を見つけるには様々なメディアをチェックする必要があると感じます。
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安曇野の温泉⑦穂高温泉郷の落ち着いた旅館【松伯】
穂高温泉郷の旅館の日帰り入浴で選択肢にはいるのが「松伯」です。こじんまりした静かな旅館ですが、おすすめは湯船はもちろん床まで檜で作られた本格的檜風呂でしょう。
温泉は源泉かけ流しのアルカリ性低調性高温泉です。穂高温泉郷の旅館のなかではJR穂高駅から最も近い旅館でもあるのが特徴になっています。
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安曇野の温泉⑧北アルプスの山麓に佇む【ホテルアンビアント安曇野】
安曇野の温泉であり宿泊施設で中房温泉に次いで北アルプスの山麓に入り込んだホテルがリゾートホテル「ホテルアンビエント安曇野」と言っていいでしょう。標高1000mのここまでくると安曇野の街の賑わいから離れてしまいます。温泉は中房温泉からの引き湯で、落ち着いた檜の内風呂と露天風呂が備わっています。大きなホテルなのに、かなり山の中というのがおすすめのポイントです。私が訪れた感想ではかなり山奥に来てしまったイメージを感じます。
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安曇野の温泉⑨安曇野ちひろ美術館がすぐ横!【すずむし荘】
安曇野の中心街からかなり北のはずれになりますが、世界初の絵本美術館である「安曇野ちひろ美術館」の横にあるのが「すずむし荘」です。広大な庭を持つちひろ美術館の横で、閑静な場所に佇んでいます。
「すずむし荘」のおすすめは珍しいラドン温泉です。安曇野はほとんどがアルカリ性単純温泉なので泉質だけでも価値があります。痛風や高血圧に効き、がん予防にもなると言われています。さらに宿泊施設やオシャレなレストランもあるコンクリート打ち抜きの斬新な安曇野らしい建物です。
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安曇野の温泉⑩安曇野の東の端にある豊科温泉【湯多里山の神】
安曇野の温泉は単純温泉やラドン泉が多い中、いわゆる美人の湯といわれるナトリウム-炭酸水素塩泉を提供しているのが国道19号線より東の豊科温泉の「湯多里山の神」。
お湯のヌルヌル感は半端ない!こじんまりした日帰り温泉施設で地元に愛されています。私も安曇野の別邸から銭湯代わりに通うおすすめの日帰り温泉です。
詳細情報
電話番号:0263-73-5422
営業時間:10:30~20:30(入館締め切りは20:00) 定休日は毎月第2火曜日
料金:大人530円(中学生以上)小人210円(小学生)
安曇野の上品で風情のある温泉を楽しもう!
安曇野の温泉には特徴があります。露天風呂の竹の壁が緑色のところが多いのです。淡い茶色の方が落ち着くのですが、少しあざやかな緑色になっています。ほりでーゆ~四季の郷や湯多里山の神がそうです。自分の推測では安曇野名産のわさびをイメージしているのではないかと思われます。安曇野の温泉は北アルプスと切り離せませんが、上品で風情のある温泉が多いのが特徴です。是非訪れてみて下さい。