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アフリカの玄関!エジプトの治安事情や危険エリアを現地に行った経験とともに解説!
エジプトは、とても古くから国が存在していた、歴史上でも地理的にもとても面白い国。ピラミッドや世界最古の図書館、地中海に面したヨーロッパ風の街並みなど、多くの観光スポットが存在しています。エジプト観光をする際に気になる気候・物価・治安についてまとめました。
この記事に登場する専門家
冒険と登山が好きな自転車乗り
うなお丸
アフリカの入り口にある国エジプト
こんにちは、うなお丸です!
以前、エジプトを観光したことがあるので、気候など気になるポイントについて説明します。
観光大国・エジプトは、日本人にとって過ごしやすい国なのでしょうか。
私はエジプト人に貴重品袋を盗まれたりしましたが、それ以外はおおむね楽しい旅行でした。
私が実際に経験したものを踏まえて説明します。
そもそもエジプトはどんな国?
エジプトは、アフリカ大陸北端に位置する、歴史ある国。
ナイル川の豊かな恵みに包まれ、5千年以上昔から国家が存在していました。
観光業に支えられているエジプトは、観光地は首都のカイロを中心に、ルクソール、アレキサンドリア、ギザ、アスワンと各地にあるのですが、バスや電車で簡単に移動できます。
各観光名所を巡るツアーも数多く存在しています。
エジプトは赤道に近く日本よりかなり暑い
エジプトの気候は基本的には高温であると言えますが、砂嵐などが吹き荒れる事もあるため、注意が必要です。また、太陽の力が非常に強く、スコールのような雨も降るため、帽子、そして雨具を忘れないように持参するのが大切であると言えるでしょう。
赤道に近い国なので、日本より厳しい暑さはついて回ると思っていいかもしれません。
エジプトの四季別おすすめ服装
夏……日差しが非常に強く、上エジプトでは昼間は50℃近くになることも。観光や街の散策は朝夕の比較的涼しい時間帯を中心に行きましょう。
水分摂取を積極的に行ってください。
半袖は半ズボンで出歩きたいところですが、日差しも非常に強いため、やけどのような日焼けになる可能性があります。昼間に外に出るなら、肌を露出しない服装を心がけ、日焼け止めや帽子も活用するようにしましょう。
冬……冬と言っても、エジプトでは最高平均気温が20℃と、日本の春秋の気温と変わりません。長袖と半袖の二種類を用意し、他に脱ぎ着しやすい上着を持っていきましょう。雨が多くなるため、雨具は必須アイテムです。
春や秋……日本の夏の気温になります。湿度がないので、カラッとしており、日本の夏に比べると少し過ごしやすさを感じるでしょう。半袖でかまいませんが、薄手のカーディガンがあると便利。
そんなエジプトで風邪にご用心
意外かもしれませんが、風邪で体調を崩す可能性もあります。バスのエアコンが効きすぎているからです。
私は真夏にエジプトのバスに乗りましたが、やけに寒いなと思って温度計を見ると、車内の温度が14度まで下げられていて驚きました。
外が暑いとはいえ、室内に入った時のために羽織るものは必ず用意しましょう。
エジプトの物価はどれくらい安いの?
物価に関してはかなり安いと言えます。おおよそ、日本の1/3~1/5くらいです。
居心地のいいホテルでもかなり安くなっています。
安全と快適さを求めるのであれば、多少お金を出せばいいホテルにも泊まれますし、おいしい食事を楽しむことも出来るでしょう。
土産物の値段などはあってないような所もありますが、購入する前に値段は確認するようにしましょう。
1エジプト・ポンド=約1.7円(2019年10月調べ)
食べ物関係の相場
パン:20円
水1.5リットル:30円
コーラ:30円
ビール:200円
小売店で食材を買うと、驚くほど安く済みます。
ただし、イスラム教の国なので、アルコールはほぼ観光客向け。
日本と同じくらいの値段になっています。
外食関係の相場
屋台飯(コシャリ):70円
カフェ:500円
外食のビール:500円
エジプトでよく食べられているのが、コシャリ。
屋台で食べると激安です。
これを食べていたら自炊の必要もないな、と思って毎日食べてました。
ホテルの相場
ホテル(ドミトリー):800円~
ホテル(シングル):2000円~
エジプトで一番安いホテルが800円、
三ツ星が2000円、四つ星ホテルで5000円くらいでした。
2000円レベルの部屋で十分広くてきれいでしたし、ホテルの人も優しかったです。
交通機関の相場
電車(カイロ〜アスワン):1500円~13000円
タクシー(空港〜市街地):500円
カイロ~アスワンは14時間ほど。
夜行列車と寝台列車があり、寝台列車は観光客向けなのか、割とお高め。個室で洗面台がついています。
日用品や観光地の相場
洗剤:70円
シャンプー:200円
ギザのピラミッド:420円
考古学博物館:420円
日用品は、スーパーなら定価販売ですが、雑貨屋では定価がありません。
値段交渉をしてみると、安くなることもありますよ。
観光名所の値段はもちろん定価です。
エジプトでの節約方法
物価の安いエジプトですが、それでも節約の必要があるなら、ゲストハウスのドミトリーの部屋に泊まりましょう。宿泊料が安くなるうえに、台所のあるゲストハウスなら外食をしなくても自炊できます。移動は電車よりバスの方が安く上げられます。
ただし、金額的にそこまで大差がありません。安い手段で危険な目に合うよりは、多少支払いが増えても安全に旅行するという考え方もあります。
エジプトの治安はまだ緊張感が必要
元来は、観光立国のために治安が落ち着いていたエジプトですが、アラブの春以降、治安が急激に悪化しているというのが現状です。
シナイ半島方面では頻繁にテロが発生していますし、首都カイロでもテロなどの報告が多々なされています。
注意して行動する必要があると言えるでしょう。
エジプトの治安に関する外務省発表
◆事情があっても行くべきではないエリア
・シナイ半島
・リビア国境地帯
◆不要不急の立ち入りはやめるべきエリア
・西部及び南部の砂漠地帯(海岸線は除く)
◆注意を要するエリア
・大カイロ都市圏など全域
砂漠地帯では、警察や軍が対テロ作戦を強めているのですが、旅行者をテロリストと誤認して攻撃、多数の死傷者が出る事件が起こっています。これを受け、エジプト観光協会は、砂漠ツアーを中止するように旅行会社に通達を出しています。
テロが頻発に起こっていないエリアでも、緊迫状況は残っているため、何か起こった際の連絡手段や移動手段を確保し、こまめに外務省発表を確認しておく必要があります。
エジプトで治安に気をつけるエリアはこちら
カイロのタハリール広場
首都カイロの有名な広場なのですが、デモ集会などが行われる場所でもあります。そのため、テロリストの標的にもなりやすいので、デモが発生しているときは近寄ることはやめましょう。
観光遺産周辺
ピラミッドや太陽の船など、古代の歴史に触れられる観光スポットが多数ありますが、そのような場所が標的にされたテロが起こっています。観光客も標的になると考えられています。何か起こってもいいように、緊急時に必要になる会話については事前に調べておきましょう。
何かが起きた場合は、現地警察などの公的機関の指示に従うようにしてください。
主要国大使館付近
各国政府の出張機関である大使館は、テロリストの標的として狙われる危険性が非常に高くなっています。
基本的には近づかないように、避けて行動しましょう。
犯罪にあったりなどでどうしても大使館に行かないといけない場合でも、十分気を配ってから行くようにしてください。
シーン別治安に気を付けるポイント
街中ではすりに注意
カイロなど、雑多な人々が住む都会ではすりや強盗が多発しています。
あまり高級な衣類やカバンをもっていかないようにしましょう。
少人数で歩いているときは、背後からつけてきている人がいないか、こまめに振り向いて確認するようにしましょう。
手を入れやすいポケットのついている上着は、便利ではありますが、すりが手を入れやすいものです。外側のポケットに大切な物を入れないようにしましょう。
人気のない道では強盗に注意
人通りのない道では、襲われる可能性が高くなります。
極力立ち入らないか、立ち入るなら複数人で行くようにしましょう。
いのちあっての物種です。
酔っ払いには近寄らない
イスラム教の国ではありますが、観光客に向けて、ビールの販売やお店での提供はあります(日本ほど多くはありません)
海外の旅行者がホテルやレストランで飲んでいる姿を見ることがあります。
過度に飲んで酔っ払っている人たちには近づかないのが無難。
バスやタクシーではシートベルト着用
エジプトの運転手は、運転マナーが荒いため、毎年多くの交通事故が発生しています。日本人でも被害にあっているという報告があります。
シートベルトを着用すれば、けがの程度を下げることにつながりますので、車に乗る前は、シートベルトがついていることを確認し、乗車中はシートベルトを着用してください。
現地の人を信用しすぎない
良からぬことを考えて、観光客に親しくしてくる人たちがいます。
私は、エジプトで知り合った人と仲良くなり、私も相手もスーダンに行くことになっていたので、しばらく一緒に旅行をしました。
結果、スーダンで、その人に貴重品袋を盗まれてしまいました。
貴重品袋を置いてお風呂に入っていたからです。
どれだけいい人だと思っても、貴重品を放置したり預けたりするのは厳禁です。
治安以外に気を付けるべきポイント
川の水や野良の動物に触れない
川の水には、感染病の危険性があります。
皮膚から入り込む寄生虫もいます。
泳いだり手足をつけたりしないよう注意してください。
狂犬病も報告されています。野生の動物には近寄らないようにしましょう。
食事環境が衛生的ではない
インフラが整っていないため、生水や水道水は飲まないようにしましょう。路地で販売されているコップ入りジュースなども衛生上問題があります。
食中毒予防のため販売されているボトルに入ったミネラルウオーターを飲み、食事は清潔なレストランでよく加熱調理されたものを食べることをおすすめします。
エジプト旅行のうなお丸的感想
やはりピラミッド
エジプトではギザのピラミッドを見に来たという人が多く、ピラミッドの人気の高さを実感しました。
実際ピラミッドを見ると本当に大きく、ここまで旅してきてよかったと思わせてくれました。けれどエジプトは他にもいろんな魅力のある土地。ピラミッド以外の観光地について、事前に勉強してから行くと、大変に楽しむことができます。
カイロはとてつもない大都市
カイロは、エジプトの首都であるのみならず、アフリカ大陸を代表する大都市で、どこに行っても人と車の多さにびっくりしました。
また、地下鉄も常時人が多く、アフリカでも大都市になるとこんなに人が集まるんだ、とびっくりした覚えがあります。
エジプトを訪れる観光客も多く、とてもいろんな人と会うことができるのもカイロの魅力でした。
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