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バリ島の気候ってどうなの?遊びに行く前に知っておきたいベストシーズンとお天気事情
神々の住む島として神秘的な魅力を秘める東南アジアの人気リゾート、インドネシアのバリ島。赤道に近くモンスーン気候地帯なため、日本とはお天気事情が全く異なります。バリ島旅行を最大限に楽しむためにも、まずは知っておきたいバリ島の気候・天候事情と、旅行のベストシーズンを現地在住筆者が教えます!
この記事に登場する専門家
インドネシア在住ライター
リンゴ
ライター紹介
海外生活歴17年、趣味は旅行で、これまでに訪れた国はヨーロッパ・北アメリカ・アジアで20カ国以上。その中でも、一度行っただけですっかり魅了されてしまったインドネシアへ、2016年に思い切って移住。今すぐにでも海外旅行に飛び出したくなる、素敵なレポを現地在住者の視点から、お届けします!!
バリ島の気候①季節は雨季と乾季の2つのみ
オーストラリアのすぐ北に位置する熱帯気候のバリ島は、年間の平均気温は約28℃。四季はなく、年中基本的に暖かい気候です。
大まかには4月〜10月の乾季、そして11月〜3月の雨季に分かれていますが、乾季でも雨が全く降らないわけではなく、逆に雨季でもずっと降るわけではなくカラッとした日が続く時もあります。雨季の間も一日中雨が降り続くことは珍しく、豪雨のような激しい雨が降ったあとは太陽が出てカラッと晴れるので、一年中いつでも遊びに行ける観光向きの島と言えます。
気候による気圧の変化も一年を通してあまりないので、雨が降るか降らないかということ以外は非常に安定した天候。私自身、日本に住んでいた頃は低気圧でよく頭痛になっていましたが、インドネシアへ引っ越してきてからはそれが全くなくなり、頭痛から解放されて快適な毎日を送っています。
また、ジャケットやブーツなどの冬支度はいらず、一年中シャツとショートパンツとサンダルで過ごすことができます。旅行の荷物が少なくて済むのがバリ島の魅力です。
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バリ島の気候②乾季は日差しが強い!
毎年4月〜10月ごろまで続く乾季は、月間降雨量も10〜80mmと少なめ。湿気は少なくて助かりますが、太陽が強く照りつけるため紫外線対策はかかせません。特に、雨季開けの4〜5月は一年のうちもっとも暑い時期。
4〜5月は日差しがとても強く体力が奪われやすいので、こまめな水分補給を忘れないようにしましょう。数日に一度はスコールのような雨が降りますが、雨の前後では、ぐっと気温が下がって涼しくなります。
バリ島内を自由に観光したいなら、欠かせない交通手段がレンタルバイク。しかし日差しの強い時期はあっという間に日焼けしてしまうので、UV手袋と長袖パーカーがあると便利。また、乾季でも急な雨が短期間降ることがあるので、折りたたみのレインコートまたはポンチョがあると安心です。
バリ島の気候③雨季は涼しいけれど、まれに洪水になることも
毎年11月〜3月ごろまで続く雨季の間は、月間降雨量が100mm超えになります。特に雨季真っ盛りの1月は、300mm近くを記録することもしばしば。とはいえ、一日中降っているわけではなく、1〜2時間激しい雨が降り、その後はカラッと晴れたりもするので、紫外線が少なく涼しい雨季のほうが好きと言う旅行者もおられます。
中でも、雨季に入りたての11月は降雨量と湿気がまだ少なく、徐々に涼しくなり始めているころ。それでもオフシーズンということでホテルは値下げを始めているので、とにかくお得に遊びに行きたいという方にはおすすめの時期です。
また、雨季にバリ島旅行に行くことのメリットは、美味しい果物が豊富にあることです。日本では高くて食べられない、果物の王様ドリアン、マンゴスチン、ランブータン、マンゴーといった甘くてジューシーなトロピカルフルーツが食べられるのはこの時期です。
ただ、雨季ピークの12月〜1月は、雨の量が多く気温も涼しいので暑さが苦手な方には良いかもしれませんが、旅行中はアクティブに動きたいという方には不向きと言えます。バリ島には多くの川がありますが、雨季になるとこの川が氾濫してしまうことがあるのです。
短期間に超大量の雨が降ると、道路排水施設や下水道、中小河川に流れ込んだ雨水があふれ、道路の冠水が生じてしまいます。このような洪水のことを、バリではバンジールと呼びます。
10〜30センチの深めの水たまりのようになることもあれば、数年に一度、大きな被害をもたらす1メートル級の洪水が起きることがあります。道路上でバンジールが起きてしまうと、車やバイクが通れなくなり、ひどい交通渋滞が生じます。交通手段が車かバイクしかないバリ島では、かなりの打撃です。
私も数年前にバリでバンジールに遭いましたが、豪雨のため乗っていたタクシーが20センチほどの深さの水の中をかき分けながら進む、というスリリングな体験をしました。運転手さんが比較的水に浸かっていない道路を選んで遠回りしたため、通常なら15分ほどで着く距離を行くのに45分近くかかってしまったのは、痛い思い出です。
バリ島の気候④ベストシーズンは乾季後半の6月〜10月
雨季の大きな洪水は数年に一度しか起きないとはいえ、やはり海が美しいバリ島を思い切り楽しむなら、常にお天気の良い乾季が一番良いです。
しかし、前述の通り乾季に入りたての4〜5月は一年のうちもっとも暑い時期。雨もまだふりやすいため湿気も比較的高く、紫外線がとても強いのですぐに日に焼けてしまいます。
そこでオススメなのが、6月〜10月の乾季後半の時期です。特に7月〜8月は、降雨量も少なく湿気がほとんどないので、日本のムシムシした夏よりもよっぽど過ごしやすいんです!日差しが強くても湿気がないだけでこうも違うのかと思うほどです。
バリ島は自然も豊かなので、朝と晩はひんやり涼しくなるし、雨があまり降らないことで海の水も透明度が上がってとても美しく見えますよ♫ また、乾季は海の波が高くなるので、サーフィンをしたい方には最高の時期です。
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