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諏訪市の日帰り可能な温泉10選!長野の山奥の秘湯・諏訪湖畔の絶景を見ながら入浴!
諏訪の温泉と言えば諏訪湖畔に佇む老舗温泉旅館をイメージされるでしょう。確かに諏訪湖畔の老舗温泉旅館が主力ですが、これらの旅館やホテルの日帰り入浴も可能になっており、様々な日帰り温泉施設、山手には秘湯なども点在します。これらのおすすめ日帰り温泉をご紹介します。
この記事に登場する専門家
宝塚と安曇野在住ライター
一彩
諏訪とはどんなところ?
こんにちは。信州と宝塚のDual Lifeをしている一彩です。諏訪と聞けば、思い浮かぶのは諏訪湖と御柱祭りで知られる諏訪大社ではないでしょうか。
しかし諏訪と言えば、諏訪市と諏訪郡があり、諏訪湖畔と諏訪大社は諏訪市と諏訪郡下諏訪町にあります。また茅野を越えてなんと飛び地の富士見町、原村という高原別荘地のあるところも諏訪郡の一部になります。諏訪と言っても範囲が広いんですね。
それから諏訪湖と言えば何か思い浮かびませんか。私は諏訪に近い安曇野にも滞在していますが爆発的にヒットしたアニメ「君の名は」に登場する「糸守湖」を見た時「何か同じような湖を見たことがある。あっそうだ諏訪湖だ。」と感じました。
ネットで検索しますと多くの人が諏訪湖が糸守湖のモデルであると信じているようで聖地化しています。ここではこのように話題になっている諏訪の温泉をご紹介します。
諏訪の温泉の特徴は?
諏訪の温泉地は、大きく分けると4つあります。まずもっとも有名で中心地ともいえる諏訪湖東岸の上諏訪温泉です。そして岡谷寄りで諏訪湖北岸の下諏訪温泉、岡谷の山手にある毒沢鉱泉、飛び地で富士見町付近の温泉があり全てで4か所です。
上諏訪温泉は老舗温泉旅館や歴史ある日帰り温泉施設が点在する諏訪の中心地になっています。そして岡谷の山奥にある毒沢温泉は一転してひなびた秘湯と言っていいでしょう。さらに富士見町や原村には比較的近代的で大規模の日帰り温泉施設がありバラエティーに富んでいます。
諏訪の温泉①こんな温泉見たことない!諏訪の片倉財閥がつくった【片倉館】
私個人として一番おすすめな諏訪市の日帰り温泉は「片倉館」です。訪れたきっかけは私が温泉ソムリエセミナーですすめられた温泉紹介の本でした。一級建築士でかつ温泉をこよなく愛する人が書いた本なので温泉だけでなく建物にも注目しています。この著者が厳選した温泉施設で目に止まったのが片倉館でした。
諏訪の片倉財閥の代表者で片倉製糸紡績株式会社社長の二代片倉兼太郎がかつて欧米を視察しました。この時、欧米に人を癒す多くの福祉施設があったのに感銘を受けて片倉館を建てました。
25mプールのような大理石造りの千人風呂が有名です。底は玉砂利で心地よい感触の温泉になっています。彫刻やステンドグラスにも目が奪われる国の重要文化財です。
詳細情報
アクセス | JR中央本線上諏訪駅より徒歩8分。 |
電話番号 | 0266-52-0604 |
営業時間 | 10:00~21:00(受付は20:30まで) 定休日 毎月第2・第4火曜日 |
料金 | 大人750円 小人450円 |
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諏訪の温泉②日本秘湯を守る会のお宿【毒沢鉱泉 神乃湯】
次におすすめする温泉は湖畔の温泉ではなく、岡谷の近くの山奥に佇む秘湯です。ひなびた隠れ家的温泉がお好みの方にはぴったりの温泉でしょう。その証としてこちらのお宿は日本秘湯を守る会の会員になっています。日帰り入浴も可能です。小さな湯船なので入場制限をしてロビーでお客様が待ち合わせている場合もあります。
こんな奥まったところに佇む旅館で入場制限が行われるのは驚きですが、やはり人気が高いのでしょう。源泉が25度以下なので冷鉱泉ですが、鉄分、アルミニウムを含む珍しい泉質で450年前から怪我の治療に良いことで知られていました。
土日祝日の日帰り入浴は15時までなので早い目に訪問することをおすすめします。私も15時過ぎに訪れてやむなく引き返しました。
詳細情報
アクセス | JR中央本線下諏訪駅よりタクシー5分 |
電話番号 | 0266-27-5526 |
営業時間 | 10:00~21:00(土日祝日は15:00まで) |
料金 | 800円 |
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諏訪の温泉③諏訪湖を一望できる展望風呂【ホテル紅や】
上諏訪温泉の宿泊施設(ホテル)の日帰り入浴をご紹介します。まずは手軽に日帰り入浴できる「ホテル紅や」がおすすめです。諏訪湖畔の中心地、上諏訪温泉のなかでも有名な旅館や施設が並ぶエリアにあります。
日帰り入浴では高層階の展望風呂が利用できます。露天風呂はありませんが、浴槽から大きな窓越しに諏訪湖を一望できるのが最大の魅力になっています。こんな豪華なホテルで日帰り入浴ができるのか?申し訳ないと思わせるような存在です。
詳細情報
電話番号 | 0266-57-1111 |
営業時間 | 12:00~19:30 |
料金 | 大人1600円 小人800円(4歳~小学生) |
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諏訪の温泉④渋いたたずまいの【渋の湯】
こちらは片倉館の裏手にあるこじんまりした旅館で、玄関もわかりにくいですが中に入るとなかなか趣があって外観とのギャップに「驚き」を感じます。駐車場がどこかわかりにくく迷いました。確実に車を止めるなら湖畔沿いの一般駐車場がおすすめです。
お風呂は不思議な構造になっています。かつての男子風呂と女子風呂の仕切りをぶち抜いて合体したのが丸わかりの構造になっています。当然浴槽は2つ同じものがあり、脱衣場も2部屋あります。私が入ったのは男子風呂でしたので女子風呂は別途新設されて露天風呂もあります。内風呂も外の竹林が見えて風情があります。
詳細情報
アクセス | JR中央本線上諏訪駅下車徒歩5分 |
電話番号 | 0266-52-2655 |
営業時間 | 13:00~15:00 |
料金 | 1000円 |
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諏訪の温泉⑤上諏訪温泉の老舗【ぬのはん】
「上諏訪温泉でいい温泉旅館を教えて」と聞かれたら「ぬのはん」の名前をあげれば無難でしょう。江戸時代後期創業の老舗中の老舗で島崎藤村など著名人も宿泊したとされていることがおすすめの理由です。初代半助が布屋と旅館を営んでいたので「ぬのはん」になったと言われています。
老舗らしい美しい日本建築と庭園がみどころで、日帰り入浴できるのが不思議に感じるほどの品格です。お風呂も内風呂、露天風呂ともに重厚感にあふれています。
詳細情報
電話番号 | 0266-52-5500 |
営業時間 | 13:00~16:00 |
料金 | 大人1000円 小人(3歳~小学生)500円 |
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諏訪の温泉⑥朱と白の2種類の源泉が楽しめる【朱白】
諏訪市の上諏訪温泉の中心部にある人気の旅館が「朱白」です。名前にあるように褐色の温泉と無色の温泉の2種類の源泉をそろえています。褐色の方を「朱の湯」と呼びますが上諏訪温泉では珍しい泉質。地下160mという浅いところから湧く古い有色温泉です。
何といってもおすすめは高層階にある露天風呂からの遮るもののない諏訪湖の眺望です。内風呂からも大きな開口部越しに諏訪湖を見渡せます。「朱の湯」と「白の湯」を男女で露天風呂と内風呂に使い分けています。通常は食事付きの日帰り入浴しかできませんが、食事付きでも入浴する価値があります。
詳細情報
電話番号 | 0266-52-2660 |
営業時間 | 食事付きで11:00~15:00 |
料金 | 昼食付きで2800円から6000円 |
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諏訪の温泉⑦綿の湯で知られる【信州しもすわ温泉 ぎん月】
次は諏訪湖北岸にある下諏訪温泉の人気旅館をご紹介します。上諏訪温泉のお湯を女神が綿にしみ込ませ、この地まで持って来たことにより下諏訪温泉となったという伝説があります。この綿を置いた場所が源泉となり、この温泉をひいているのが「ぎん月」なのです。
「ぎん月」にはこの伝説にちなんだ「綿の湯」があります。お湯には加水加温は一切なく、保健所の検査で細菌も発見されず、加水していないので塩素臭もない新鮮な温泉が楽しめます。
詳細情報
アクセス | JR中央東線で下諏訪駅から徒歩15分 |
電話番号 | 0266-27-5011 |
営業時間 | 11:30~16:00(受付15:00まで) 木曜日は、14:00より 宴会などの状況により日帰り入浴できない場合もありますので確認が必要です。 |
料金 | 大人 800円 小学生400円 |
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諏訪の温泉⑧原村にある【八ヶ岳温泉もみの湯】
次に諏訪湖周辺から茅野を越えて飛び地にある諏訪郡原村にある温泉をご紹介します。この周辺は諏訪湖周辺とは趣が異なり高原の別荘地、ペンション街の雰囲気が漂います。八ヶ岳にも近くイメージアップなのか「八ヶ岳」の名前を冠している施設も多くあります。「八ヶ岳温泉もみの湯」もその一つではないでしょうか。
「もみの湯」は日帰り温泉施設ですが、旅館「樅の木荘」の宿泊客が利用するお風呂でもあるんです。最近こういう形態はよく見かけます。泉質はナトリウム-硫酸塩・塩化物でお肌にいい温泉で、大きな木組みの屋根に覆われた露天岩風呂も壮観です。
詳細情報
アクセス | JR茅野駅からタクシーで約20分 |
電話番号 | 0266-74-2311 |
営業時間 | 10:00~21:30(受付21:00まで) 定休日 第3水曜日(祝祭日の場合は翌日) |
料金 | 【原村村民】大人500円 子供(昼)300円 【原村村民以外】大人650円 子供(昼)300円 |
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諏訪の温泉⑨入笠山のふもと富士見町にある【ゆーとろん水神の湯】
原村のとなり富士見町にあるのが「ゆーとろん水神の湯」です。富士山も眺望できる入笠山のふもとにあり富士見パノラマリゾートから車で1分という好立地にあります。8種類の露天風呂が楽しめるバラエティーに富んだ日帰り温泉施設になっており、登山の帰りやお子様ずれにもおすすめです。
詳細情報
アクセス | JR中央本線富士見駅から車で約7分 |
電話番号 | 0266-62-8080 |
営業時間 | 10:00~21:30(最終受付21:00) 定休日:毎週木曜日定(GW、8月は無休、4月、11月、12月は毎週水・木の2日間定休日 |
料金 | 大人 900円 小人 700円 70歳以上500円(要証明) |
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諏訪の温泉⑩ローマ風呂で有名【おかや温泉 美肌の湯 ロマネット】
諏訪ではなく岡谷市にあるため除外しかけたのですが、立地から諏訪の温泉といってもさしつけないのでご紹介します。何といっても「おかや温泉 美肌の湯 ロマネット」はローマ風呂が名物になっています。日帰り温泉施設でこんなオシャレなお風呂は珍しい存在です。また5:30からの朝風呂があるのも地域密着型でやさしいですね。
詳細情報
アクセス | JR中央本線岡谷駅からシルキーバスロマネット行きで10分、終点下車すぐ |
電話番号 | 0266-27-6080 |
営業時間 | 10:00~22:30(受付22:00) 朝風呂 5:30~9:00(受付8:30) 定休日火曜日(祝日は除く) |
料金 | 大人540円 小人280円 朝風呂 大人280円 小人140円 |
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老舗旅館から秘湯、高原の温泉まで多様な諏訪の温泉
諏訪とひとことで言っても、多くの人がイメージしやすい諏訪湖畔の温泉だけでなく山奥の秘湯や飛び地の富士見高原や別荘地原村の温泉があります。老舗、自然を満喫する温泉、遊び心のある温泉など様々な温泉を体験しましょう。
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安曇野?名前は知っていていいイメージだけど何があるの?というのが正直な印象でしょう。その印象通り安曇野には有名な箱物観光スポットは余りありません。安曇野の観光は北アルプスや湧水、田園風景とアートなどの風情を静かに楽しみます。在住者おすすめのスポットを紹介します。
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