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オーストラリアで注意したい虫と対策を在住者が伝授!刺すハエにご用心!

2019.11.29

自然豊かな国オーストラリア。大きな街の中にも公園や緑がとても豊かですが、そのぶん多いのが虫。ほとんどのものがこちらから抵抗しなければ無害ですが、それでも注意したい虫がいるのは事実です。オーストラリアのファーム在住者として気をつけたい虫とその対策を伝授します!

この記事に登場する専門家

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オーストラリアの兼業農家

ナイーブME

西オーストラリア州南部のド田舎でヤギとアルパカの世話をしながら建築業を営む兼業農家。都会のオシャレな情報よりも、僻地のクセある情報に強いです!
私の一風変わった生活ぶりを綴ったブログはこちら→hppts://www.naiveme.net

  1. オーストラリア観光で見落としがちな虫の存在
  2. オーストラリアの虫は危険?
  3. ものすごくイライラさせられるハエ【ブッシュフライ】
  4. 刺されるとものすごく痒くなるハエ【ミジー、サンドフライ】
  5. 噛まれると痛いアリ【アンツ】
  6. 上手に取り除かないと病院行きになるダニ【ティック】
  7. 世界で一番危険な蜘蛛【シドニーファネルウェブ】
  8. 日本でもよく耳にする背中の赤い蜘蛛【レッドバック】
  9. 海外旅行保険には加入してきましょう!
  10. 【まとめ】オーストラリアの大自然を楽しむために
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こんにちは!西オーストラリア州南部で現業農家をしております、ナイーブMEです。オーストラリア旅行の最大の目的は自然を楽しむことだと思います。オーストラリアでしか見られない動植物や絶景の自然観光がみどころ満載の国ですよね!この大らかな自然に魅了され、気分も開放的になりアウトドアを楽しんでいると・・・チクッ!!見落としがちなのが『虫』の存在。

オーストラリアに虫が何種類いるのかはここでは問題ではありません。オーストラリアの国土の広さに加え手付かずの自然が多いこと、また農地も広いことを考えると虫が多いのは当然です。また、大きな街にも公園や緑のエリアが多いので、ビル街を少し離れると必然的に虫に出くわす確率が高くなります。

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しかし全ての虫が危険なわけではありません。ここではオーストラリア滞在中に出くわす確率が高いであろう、かつ有害(毒性があるとは限らない)な虫とその対策などを紹介していきます!

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現地名称:ブッシュフライ(Bush fly)

このハエの存在なくしてオーストラリアの自然は語れない!!と言っても過言ではないくらいハエの存在感は大きいです。気温が高くなるとどこからともなく大量に発生します。自然の多い所ほど発生量が多く、時に大量過ぎてブンブンとハチのように聞こえるほどです。このハエになぜイライラさせられるかというと、顔に止まるからです!

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このハエは、暖かい場所水分を好みます。そのため、気温が暖かくなると発生し、人間の体温と粘膜の水分を求めて顔に止まろうとします。具体的には目頭、鼻の穴、耳の穴、口の中など隙あらば止まろうとするので私は飲み込んでしまった経験があります。もちろん顔だけでなく背中にもたくさん止まるので、部屋に入る前には洋服を振るってから入りましょう。

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ブッシュフライの発生しやすい場所と対策

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温かい気候を好むので、基本的に夏の日中に発生します。しかし、エアーズロックなど年中温かい場所には年中いるようです。私の住むエリア(西オーストラリア州南部)ではだいたい10月後半から発生しますが、暖かい北へキャンプに行ったときは8月でも発生していました。風に弱いので、風が強い日にはあまり発生しません。

ハエが顔に止まるのを防ぐには、ハエ除けネットを被るしかありません!

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サングラスだけでは隙間から進入してくるので太刀打ちできません。ハエが顔に止まるくらい平気だと思われる人もいるかもしれませんが、目に入ってこようとするので瞬きで捕まえられるくらいしつこいです(笑) 現地ではフライネットとして販売されていますが、高価ですので日本から持参することをおすすめします。


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現地名称:ミジー(Midge)、サンドフライ(Sandfly)

おそらくオーストラリアで一番困る虫として有名なのが、こちらのミジーやサンドフライかと思います。多くのワーキングホリデー経験者のブログでも語られているやっかいな小さなハエの一種です。厳密に言うと、ミジーとは二枚羽の小さなハエ全般、サンドフライとは小さなハエ全般を指すようですが、一般的には同じものと考えていいようです。(オーストラリアではどちらの名前でも呼ばれていますが、ここではミジーと呼ぶことにします。)

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引用: https://www.instagram.com/p/BYDtnQoAfuc/?igshid=1tbcv21fhzpvn

ミジーに刺されると、とてつもなく腫れ上がり痒くなります。腫れは治まっても、その痒みは数週間続くこともあると言われています。ミジーは網戸を通過できるほど小さく、刺されたことにも気付けないというやっかいもの。そのミジーの大きさというのはこちら!

引用: http://www.butox-info.com/images/culicoides-mosquito-fly.jpg

左上が蚊、右上がハエ、そして丸で囲まれたものがミジーです。これでは気付けませんよね・・・

ミジー、サンドフライの発生しやすい場所と対策

ミジーは水辺や草むら、砂地に生息します。また、夜明けと夕暮れといった湿った薄暗い時間帯に発生しやすく、曇りの日は日中も発生すると言われています。風の強い日には発生しません。刺すのはメスだけで、産卵のためのたんぱく質を求めて吸血します。産卵場所から数百メートルしか飛ばないので、発生場所にはできるだけ近づかないほうがいいでしょう。

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とは言っても、オーストラリアの自然を楽しみに来たのに水辺や草むらには近づかないなんて不可能ですよね!そこでかしこく対策です。

①肌の露出を控える

できるだけ長袖、長ズボンを着用しましょう。

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せっかくオーストラリアに来たのだから開放的に肌を出したい気持ちがあるかもしれませんが、キャンプや自然系の観光地へ行くときにはできるだけ肌の露出は控えたほうが賢いです。オーストラリア政府の保健省のHPでは、肌に密着するものではなくゆったりめで明るめの色の洋服を推奨しています。

②虫除けスプレー

ディート(DEET)もしくは、ピカリジン(picaridin)入りのものが有効です。日本ではディート入りの虫除け剤は昔から使われていましたが、成分として規制があり2016年よりその規制が緩和されたとのこと。オーストラリアの虫除けは日本のものよりも強力で、ディート40%のものもあります。日本の製品よりも、オーストラリアのものが有効です。

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ここで注意したいのが、お肌のことを考えてナチュラル素材のものを選ぶとディートが入っていないので、ミジーには効きません。ミジー対策としてはオーガニックではなく、ケミカルで勝負しましょう。

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ミジー、サンドフライに刺されてからの痒み対策

私は実際に刺されたことはありませんが、友達が刺されて夜も眠れないほど痒がっていました。痒み対策としては、痒み止めを塗るのが効果的ですが、これも日本のものではなくオーストラリアのものが有効です。すぐに調達できない場合の、簡易的な痒みを和らげる方法は以下になります。

①患部を冷やす

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これはオーストラリア政府が推奨する方法ですが、アイスパック等で患部を冷やします。

②患部を温める

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冷やしてだめなら、最後の手段として温めてみると効果があったという報告もあります。患部に熱いシャワーをかけたり、沸騰させたお湯にスプーンを浸けて温まったスプーンを患部に当てるなど。

炎症がみられたら専門家へ!

ミジーの痒みは1~2週間続くようですが、刺されたこと自体で病気になることはないようです。しかし掻きむしったことにより、その患部からの炎症がみられるようでしたら薬局またはお医者さんへ相談することをおすすめします。

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西オーストラリア州政府の保健省(Department of Health)からのガイドラインは以下になります。英語ですが、気になる方はご覧ください。

現地名称:アンツ(Ansts)

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オーストラリアには毒アリもいますが、ここでは一般的なアリについて。街中や住宅地にも芝生エリアが多いため、見る機会が多いです。そして、公園の芝に座ってくつろいでいる人も多いので自分もつい座りたくなりますが、座る前にアリの通り道ではないか確認しましょう。私は住宅地で何も確認せずに座ったら体中に激痛が走り、正体はアリでした。

アリの巣の付近やアリだらけエリアを歩かないといけないときの対策

ハイキングやキャンプ場でどうしてもアリを避けては通れないときの対策は、ずばりアリの身体への進入口を完全に塞ぐことです!ズボンを靴下に入れこんで走るのみ!その場の通過後は、アリが洋服にいるかもしれないので掃いましょう。

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現地名称:ティック(Tick)

写真を見ているだけでも痒くなるダニ。血を吸って成長するダニは吸血時間が長いため身体の一部と化してしまうので、吸血中に触って気付くことが大半だと思います。私は2度噛まれたことがありますが、自分で触ってイボかと思って鏡で見て発見しました。生まれたときは1ミリのダニが、吸血によって1センチにも成長するのだとか!!

テッィクの発生しやすい場所と対策

沿岸部や湿気のある場所で、長い草のある低地を好みます。主なダニは東側沿岸部に生息しているようですが、西に住む私も被害に遭っていますのでオーストラリア国内どこでもいると思ったほうがいいでしょう。

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ティック対策としては、長袖と長ズボンの着用と靴下の中に靴下を入れ込むこと。明るめの服を着ることでティックが服についても見やすく振り掃いやすくなります。また、発生しやすそうな場所への外出後にはシャワーを浴びるのも早期発見への道です。

ティックに吸血されている現場を押さえたら!

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私のように自分で触ってみて、あれ?と思って気付くパターンがほとんどだと思います。見てしまったら衝撃的ですが、慌ててダニを取ろうとしてはいけません!というか、ダニががっつりと噛みこんでいるので、そう簡単に取れるものでもありません。正しい取り方としては、清潔なピンセットでできるだけ皮膚に近いところからダニを掴み上に引き抜きます。このときにできるだけ、ダニを圧迫しないように気をつけましょう。さもないと、体内にダニの体液が入る恐れがあります。

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ダニはけっこうな吸引力なので、引っ張られる側としては痛いですし、引っ張る側も経験しましたが怖いです。しかし、ダニが体内に残ると炎症を起こすことがあるので、思い切ってかつ丁寧に取り除きましょう。

取り除く自信がなかったり、ダニが体内に残ってしまったら・・・

少しでも吸血を避けるために発見次第すぐに取り除くことが理想ですが、自分で取ることが不可能ならばお医者さんへ相談するしかありません。また、ダニアレルギーを持つ場合も、専門機関へ受診することをおすすめします。

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現地名称:シドニーファネルウェブ(Sydney funnel-web)

世界で一番危険な蜘蛛と称されている体長約4 cmで光沢のある青黒い蜘蛛。強力な牙を持ち、人間の爪を突き破るほどの威力だそうです。この蜘蛛が持つ毒は致死性の高い神経毒で、大人でも約30時間で死に至るとか。

ファネルウェブの発生しやすい場所と対策

その名の通りシドニーから100 km圏内でよく目撃されますが、タスマニアからクイーンズランド州北部までの東海岸の湿地帯や森でも確認されています。倒れた木や岩の下、物の隙間など薄暗いところに生息していることが多いようです。

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対策としては、そのようなエリアに行くときには肌の露出を控えるのはもちろん、ファネルウェブがいるかもしれないと常に警戒すること。手などをむやみに死角に突っ込まないこと。靴を履く前には、一度上下逆さまにして蜘蛛がいないか確認すること。

ファネルウェブに噛まれたときの対応

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噛まれた患部に包帯をきつく巻いて、患部のある肢体(腕や脚)に添え木をして肢体が動かないように固定します。横になるなどして安静にすることで、毒素が体に回るのを遅らせることができます。もし包帯がないならば、シャツなど代用品を使って圧迫と安静です。そして救急へ連絡し(電話番号は000)、最寄の病院へ行きましょう!!1950年代に血清が誕生して以来、ファネルウェブによる死亡報告はありませんので、パニックにならずに冷静な対応が必要です。

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現地名称:レッドバック(Red back)

背中に赤い線のある蜘蛛なので和名セアカゴケグモ、英語名はレッドバック。メスの体長が約1 cm、オスがその半分くらい。日本でも発見されている毒蜘蛛なので、ニュースで聞いたことある方がほとんどではないでしょうか。これは、オーストラリアでは最も身近な毒蜘蛛です。シドニーファネルウェブに比べて毒性が低く、噛まれても特に病院に行く必要がないとされています。

レッドバックの発生しやすい場所と対策

暗い湿り気のある場所を好みます。茂みや落ち葉の下などはもちろん、植木鉢やベンチの下、排水溝や室外機の裏、倉庫や車庫の中など民家の周りにも生息することから、遭遇率が最も高い毒蜘蛛です。上で使用している写真は、我が家の倉庫の布の間から出てきたものです。

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対策としては、湿り気のある暗い所や物の下にはレッドバックが潜んでいると警戒すること。靴を履く前には靴の中も確認することなど、ファネルウェブに同じ。私は庭や倉庫などで作業をする際は、必ず手袋をしています。

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レッドバックは大人しい性格なので、人間に見つかると逃げたり死んだフリをして基本的には無害です。

レッドバックに噛まれたときの対応

患部を洗い流し、痛みを柔らげるためにアイスパック等で冷やします。出血している場合は毒素を体外へ逃がすために止血や圧迫をしないでください。ほとんどの場合は、噛まれたことによる痛みと発汗、少しの腫れでおさまり、まれに頭痛や吐き気、筋肉痛のような痛みが発生すると言われていますが、特に病院にかかる必要はないとされています。

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しかし、症状が重たかったり不安な場合は病院へ行くことをおすすめします。また、子どもが被害にあった場合も病院へ行きましょう。

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以上、6種類の虫を紹介しましたが、自然大国オーストラリアにはもちろん他にも噛んだり刺してくる虫はいます。個々の体質によって反応が違うのでなんとも言えませんが、ハチに刺されてアレルギー反応を起こしたり、蚊に刺されて感染症になったという報告もあります。必要であれば病院にかかることもあるので、海外旅行保険には必ず加入してきましょう。

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なんだかオーストラリア旅行を怖がらせてしまうような感じになってしまいましたが、何も知らないで行って被害に遭って大変な思いをするよりは、予備知識を持って賢く楽しく快適に過ごしてもらいたく記事にしました。どの虫に対しても共通している対策は以下になります。

  • 肌の露出を控えること
  • 服は肌にピッタリのものよりルーズなものが好ましい
  • 虫の好むようなところに入るときは警戒すること
  • 薬剤は現地物のが効果的
  • 海外旅行保険に加入してくること
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西オーストラリア州政府の保健省から、ここで紹介した以外の虫刺されに対する応急処置のガイドラインが出ています。全文英語ですが、包帯の巻き方は画像で示されていますので興味のある方は参考にしてください。

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私ナイーブMEは、西オーストラリア州南部で農場暮らしをしています。私の日々の暮らしの記録や驚きなどざっくばらんに書いた雑記ブログを運営中です!ディズニーランド16個分の敷地でオージー旦那とヤギとアルパカとの暮らし、兼業である建築業の様子、西オーストラリア州の大自然などをお届けしています。

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筆者がオーストラリアの鳥について考察しています!読んでみてください。