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エクアドルの治安を元南米在住者が解説!男女ともに一人旅は要注意!

2020.03.24

ダーウィンが進化論を思いついたガラパゴス諸島や美しい町並みを誇るグアヤキルなど、多くの観光資源を誇るエクアドル。南米観光で候補に上がることもありますが、近年治安が悪化しており、安全なエクアドル観光のためには治安には細心の注意を払う必要があります。

この記事に登場する専門家

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メキシコ在住ライター

アンティーク

ヨーロッパ及び中南米を中心に世界30カ国以上の一人旅を経験。大学卒業後5年間はチリ、エクアドル、ペルー、ウルグアイといった南米各国に定期出張する日々を送り、現在はメキシコに拠点を移して活動中。

  1. 北部が危険地域-エクアドルの治安
  2. 治安が悪い町は一人で歩かないで-エクアドルの町歩きは細心の注意を
  3. エクアドルで夜の外出は控えて-治安悪化は夕暮れから加速する
  4. エクアドル観光では避けたい一人旅-女性・男性に関わらずツアーに申し込んで
  5. 流しのタクシー利用は厳禁-治安を意識したいエクアドルにおける行動原則
  6. エクアドルのホテル選びは治安重視-高級ホテルか日本人宿へ
  7. エクアドル観光で心がけるべき5つのこと
  8. 治安悪化傾向にあるエクアドルでは気を引き締めて観光したい

こんにちは。メキシコ在住ライターのアンティークです。

エクアドルと言うとアンデスの山々、ガラパゴス諸島など、自然豊かなイメージがあり、南米旅行では行ってみたい国のひとつ。そんなエクアドルですが、心配なのは治安面。今回はエクアドルの安全について、実体験も交えてご紹介します。

外務省海外安全ホームページの情報

海外の治安情報を調べるのに一番信用でき、使いやすいのが外務省の「海外安全ホームページ」。

このページでは各都市の危険度が

①何も記載していない安全地域

②レベル1「十分注意してください」

③レベル2「不要不急の渡航は止めてください」

④レベル3「渡航は止めてください(渡航中止勧告)」

⑤レベル4「退避してください。渡航は止めてください(退避勧告)」

以上の5つにランク付けられています。

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外務省の安全ホームページを参照すると、エクアドルの危険地域は北部、コロンビアとの国境付近に集中していることが分かります。特にカルチ県、スクンピオス県、オレジャナ県、エスメラルダス県などがレベル3「渡航は止めてください(渡航中止勧告)」となっています。首都のキトはレベル1「十分注意してください」、エクアドル最大の町グアヤキルもレベル1「十分注意してください」となっており、旅行時には最大限の注意が必要です。

特にエスメラルダス県のサンロレンソ市では爆弾テロなどが起こっており、非常に危険です。以下、外務省の安全ホームページを引用します。

エスメラルダス県サン・ロレンソ市では,爆弾事案,銃撃,誘拐等が相次いで発生しており,治安が極度に悪化していますので,エスメラルダス県北部地域(サン・ロレンソ市及びエロイ・アルファロ市)への渡航はどのような目的であれ止めてください。

一方、エクアドル随一の観光地であるガラパゴス諸島は注意喚起が出ておらず比較的安全に観光を楽しむことができます。

危険度はレベル1でも十分高い

この外務省の安全ホームページの危険度はどのくらいの危険さを表しているかをメキシコを例にご紹介したいと思います。

私が住んでいるメキシコは2019年に3万4582件、一日96件の殺人があったのですが(日本は2019年合計で950件)、中でも特に危険といわれているティファナ市、フアレス市、レイノサ市で外務省が発表している危険レベルはレベル2、セラヤ市でレベル1です。この例から、エクアドル北部の危険レベル3がどれほど危険なものかが分かります。

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続いて、外務省の安全ホームページで設定されている危険レベル1がどのくらい危険かについて、実体験を例にご紹介します。

上の写真と下の写真は2019年の2月頃に、メキシコの町であるセラヤ市で実際に撮影した写真です。犯罪組織に車が襲撃され、その後火をつけられて放置されています。現在セラヤ市では日本人が被害にあう犯罪も多く発生しており、仕事でも必ず二人一組で訪問するくらい危険な町です。外務省がレベル1の危険度をつけると言うことは、その町はそのような犯罪が起こるくらい、非常に危険な町だということなのです。

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レベル1の危険度でこの様な犯罪が横行するのですから、それ以上のレベルの危険度の都市は本当に危険だということを肝に銘じておかなければなりません。エクアドルへ訪問の際は外務省の安全ホームページなどで情報をしっかりと集めて、最大限安全に気を配る必要があります。

さて、そんな治安が良いとはいえない国エクアドルですが、渡航の必要があるときにはできるだけ安全な地域を選んで渡航するように心がけることが大切です。一方で、仕事など、避けられない事情で危険地域へ赴く必要があることもあります。その際に気をつけたいのが、「絶対に一人で町を歩かないこと」です。

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私も数年前まで仕事で年に1-2回エクアドルへ渡航していました。北部の危険地域であるエスメラルダス県(東部は危険レベル3、西部は危険レベル1)へも訪れていました。その際にはその地域の一番安全な場所にある一番高級なホテルを選ぶように心がけ、外出時は必ず現地の取引先のスタッフと行動を共にするようにしていました。

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危険度の高い町を歩く際には絶対に一人で行動しないことを心がけて旅行や仕事に向かってください。また、一人で歩く必要があるときには貴重品や携帯電話を外に出さない、貴重品は一箇所に固めず色々な場所にバラバラにしてしまう、できるだけ早足で歩くなどの安全対策が重要です。

海外旅行では夜の町並みや夜景を楽しむのが大きなイベントの1つですが、エクアドルでの夜には危険が潜んでいます。夜の外出は要注意です。

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元々治安が良くない国ですが、夕暮れから夜にかけてその危険度は増していきます。特に重要な用事がないのであればエクアドルでの夜の外出は控えるのが無難です。

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夕食に出かけるときなどには、ホテルのレセプションでタクシーを予約してもらい、帰りもレストランで予約してもらったタクシーを利用するのがお勧め。ただし、流しのタクシーは危険ですので乗らないように気をつけてください。

いくら危険と言えども、南米の各都市には魅力が詰まっており、行ってみたいという気持ちは抑えることができません。そんな時は、無理に一人旅や個人旅行を計画するのではなく、ツアーを申し込むのがお勧めです。

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旅行と言うと、よく「女性の一人旅でも大丈夫か」という質問を目にするのですが、南米の旅行に関しては女性・男性関係なく危険が降りかかってきます。特に金銭目当ての犯行の場合、先に殺してから金品を取ると言うような犯罪もあります。エクアドル観光では性別に関わらず、注意して観光する必要があります。

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南米では犯罪というのは日常茶飯事です。私の知り合いの中にもブラジルで射殺されるという悲劇に見舞われてしまった方がいらっしゃいます。エクアドル観光も同じようなことが起こり得ますので十二分に気をつけて、観光を行ってください。

アジアの観光では移動する際に道を走っているタクシーを止めて値段交渉し目的地に向かうことが当たり前ですが、エクアドルでは流しのタクシーに乗るは絶対に止めてください

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2013年には流しのタクシー利用で殺害された例も

2013年には新婚旅行で訪れていたエクアドルのグアヤキルで流しのタクシーを利用した夫婦が襲撃され、夫が殺害されたという痛ましい事件が起こりました。エクアドルでは、特急誘拐と呼ばれる、短時間の間に人を誘拐し、ATMなどでお金を下ろさせるという手口が横行しており、この事件もその様な目的の犯行であった可能性が高いと言われています。

流しのタクシーがその様な犯罪組織の仲間だったということもありますので、タクシー利用の際は必ずホテルやレストランなどに信頼の置けるタクシーを予約してもらってください。

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万が一強盗に襲われたら大人しく従って

また、あらかじめ強盗や誘拐にあわないよう注意するのが第一ですが、万が一強盗にあった場合には抵抗せず言われたとおりに金品を差し出すということが重要です。お金やパスポートは無くなっても何とかなりますが、命は無くなったら終わりです。命第一に行動するように心がけてください。

旅行をすると出費が気になるもの。私もヨーロッパを一人旅していた頃は一泊15ユーロくらいのドミトリー(相部屋)を利用していました。

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しかし、治安の悪い南米では安宿は危険です。何が起こるかわからないため、町で一番安全な地域にある、高級ホテルに泊まるようにしてください。出費よりも命を優先してホテル選びを行ってください。

エクアドル観光の際には次の5点を心がけ、安全第一に行動するようにしてください。

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1.危険度が高ければ渡航しない

事前に情報(特に外務省の海外安全ホームページ)を確認し、危険度が高ければ渡航しないという選択肢がベストです。それでも渡航の必要があれば命を最優先に安全に気を配って行動してください。


2.夕暮れを過ぎたら観光は控える。もしくはタクシーを利用

日本では夜歩いていても大きな問題が起こることは少ないですが、危険地域での夜の観光は控えるのが無難です。夜、バーやレストランに行く際にはタクシーの利用がお勧めです。


3.流しのタクシーには乗らない

タクシー利用の際にはホテルやレストランに配車を頼みましょう。特に中南米では犯罪グループとタクシーが結託していることがあります。タクシーに乗ったところを襲撃されることもありますので注意が必要です。


4.声をかけてくる見知らぬ人は全て敵と思え

海外旅行中、声をかけてくる人がいます。同じ旅行者で「写真とってください」などと言われる場合は問題ないですが、にこやかに話しかけてくる現地人は黄色信号です。私はこの手口でアルゼンチンで身包み剥がされお金・パスポート・携帯を全て取られました。日本では困っても無い人に笑顔で話しかける見知らぬ人なんて怪しいと思うはず。海外でも同じです。困ったときは自分から人に聞くのが一番です。


5.脅されたらおとなしく従う

色々気をつけていても拳銃や刃物で脅されることがあります。その時には静かにゆっくりと犯人の要求に応えます。間違っても反抗してはいけません。命より大切なものは無いと割り切って、貴重品は素直に差し出してください。

ここまでエクアドルの治安について、エクアドルの危険度の紹介とエクアドル観光やエクアドルでの仕事の際に気をつけたいことをご紹介しました。

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エクアドルはとても魅力的な国で、観光にも是非訪れたい国のひとつなのですが、近年治安が悪化しています。特に北に隣接するコロンビアの麻薬組織が政府の取り締まり強化によりエクアドルに流れてきているという話もあり、注意が必要です。

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最後に、危険な国だとご紹介したエクアドルですが、歴史的建築物、赤道のモニュメント、アンデスの山々や雑貨など、観光資源が豊富にあり、魅力溢れる国。実際私もエクアドルを何度も訪問するうちにその魅力に惹かれていきました。また、チョコレートが本当に美味しく、食べ物もとても美味しい国です。

そんなエクアドルでの観光が素晴らしいものになるように、ご旅行の際には安全に十分注意して、日本とは大きく異なる文化に触れてみてください。

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