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世界遺産エアーズロック周辺のオススメ観光スポットは?アクセスや注意点も解説!
世界中の人から人気のオーストラリアの観光地、エアーズロック。大自然のパワーを感じられるスポットとしても有名です。今回は実際に訪れたことのある筆者が、エアーズロック周辺の観光においておすすめスポットや行き方をご紹介。また個人かツアーでの観光か、をお教えします!
この記事に登場する専門家
世界に恋するライター
ナオミ
憧れの地、エアーズロックへ!
こんにちは、世界に恋するライターことナオミです!エアーズロックは、日本ではドラマ『世界の中心で、愛を叫ぶ』によって認知度が上がり、それ以来人気の観光地となっています。エアーズロック周辺の観光スポット、注意点、行き方などをチェックした上で、憧れの地エアーズロックへ行きましょう!
そもそもエアーズロック(ウルル)とは?
エアーズロックはアボリジニの聖地!
オーストラリアのほぼ中央、ノーザンテリトリーにあるウルル・カタジュタ国立公園内にあるのがエアーズロック。なんと標高868m、周囲は9.4kmと世界で2番目の大きさを誇る一枚岩なんです!このエアーズロックは先住民族であるアボリジニの聖地。彼らはこの場所を「ウルル」と呼んでいます。1987年にはユネスコ世界遺産にも登録されました。
気になるエアーズロックの入場料は?
さて、気になる入場料ですが2019年8月現在は以下のようになっています。
大人:25ドル(約1800円)
子供(5〜15歳):12.50ドル(約915円)
子供(4歳以下):無料
家族(大人2人+子供2人以上):65ドル(約4760円)
※2019年9月現在
車でエアーズロックに向かって走っていくとゲートがあり、そこで購入することができます。もしくはオンラインで事前に購入することもできます(ホームページは英語のみ)。チケットの有効期限は購入から3日間になるので、ゆっくりと観光することが可能です!個人ではなくツアーに参加して観光する方は、パッケージに含まれている可能性があるので購入前に要チェック。
Purchase Passes
公式ホームページ
book.parksaustralia.gov.au
日本からエアーズロックまでの行き方
エアーズロックに一番近い空港は、コネラン空港(空港コードはAYQ)という小さな空港です。残念ながら日本からの直行便はないので、最低でもシドニーやブリスベン、ケアンズなどの大都市で一回の乗り換えが必要になります。また、エアーズロックの北東約450kmに位置するアリススプリングスという街から車で行くことも可能です。しかし6時間ほどかかるため、ほとんどの人が空路を選ぶようです。せっかくなので、大都市と合わせたオーストラリア旅行でゆっくりとした観光をオススメします!
飛行機の座席は左側を!
せっかくなら、飛行機からエアーズロックを見たいという方、飛行機の座席は是非左側を取ってください!「ついにエアーズロックが見れる!」というワクワクの中、広大な地に突如現れる巨大な一枚岩を見たときには感動間違いなし!
①まずは【エアーズロックリゾート】へ
観光の拠点となるエアーズロックリゾート
コネラン空港から約5kmに位置する小さな街が、エアーズロックリゾート(Yulara)です。ほとんどの旅行者が泊まるホテルのほとんどはこのリゾート内にあります。また、ビジターセンター、レストラン、スーパーマーケット、ATM、お土産屋さんが集合したタウンスクエアがあるので、滞在中に何か困ったことがあったらこのタウンスクエアに行くことをオススメします!
The spiritual heart of the Australia
Official website for Ayers Rock Resort - Located only 15km from Uluru (Ayers Rock),the Resort offers 4 hotels & accommodation, tours and a campground.
www.ayersrockresort.com.au
エアーズロックリゾートまでの行き方
空港からは、周りにはなにもない上にリゾートまでの看板が出ているので、個人でレンタカーを借りている方でも迷わず行くことができます。レンタカーを借りない方は、飛行機の発着に合わせてくるAAT Kingsというバスに乗って、無料でリゾート内まで行くことができます!
便利な無料シャトルバスを利用しよう!
リゾート内には無料のシャトルバスが、毎日10:30amから12:30amまでの間、20分おきに運行しています。各ホテル、キャンプ場、タウンスクエアを回っているので、レンタカーを借りない方やお酒を飲みたい方は活用してくださいね!ただしこのバスは、国立公園までは行かないので注意してください。
②世界の中心⁈圧巻の一枚岩【エアーズロック】
しっかりと準備をして、いざエアーズロック観光へ!
エアーズロック周辺は、昼間は日差しが強く、朝晩の寒暖差がとても激しいです。サングラス、日焼け止め、夜用の長袖などは必須です。また、ハエが多いので虫除けの帽子があると便利です。これらは日本で買い忘れてしまっても、エアーズロックリゾート内にあるタウンスクエアで手に入れることができるのでご安心を!
エアーズロックまでの行き方
レンタカーの方は、看板に沿って行くこと5kmほどで公園入り口のゲートに着きます。ではレンタカーを借りない方は?というと、こちらも便利な観光バスがあります!しかもエアーズロックのみならず、下記の④でも紹介する観光スポット、カタジュタにも行くことができます。種類によって値段が変わり、また季節によってタイムテーブルも変わるので、公式ホームページをチェックしてください!
Transfers | Uluru Hop On Hop Off
公式ホームページ
uluruhoponhopoff.com.au
登山が禁止に…それでも十分観光を楽しめます!
残念ながら2019年10月26日に、エアーズロックは登山禁止になってしまいます。しかしベースウォークと呼ばれる約10kmほどのウォーキングトレイルがあり、アボリジニの壁画が見られたり、様々な動植物に出会うことができます。ガイドを付けて歩くこともできるので、詳しい説明が欲しい方にはガイドツアーでの観光がオススメです!「10kmは長いな」という方には、4つのショートウォークもあります。
エアーズロックの色々な顔をみつけて!
エアーズロックはとにかく大きな一枚岩です。見るスポット、見る時間によって様々な顔をわたしたちに見せてくれます。その中でもやはり、観光中に一度は見てもらいたいのがサンライズとサンセットの時間のエアーズロックです!刻一刻と変わるエアーズロックの表情を、ぜひ目に焼き付けてください!
③期間限定のイルミネーション【フィールド・オブ・ライト】
延長決定!ロマンチックな5万個のイルミネーション
世界的アーティスト「ブルース・ムンロ」氏による、5万個以上のライトを使用したイルミネーション、その名も「フィールド・オブ・ライト」。当初は2017年3月31日までの予定でしたが、大人気のため2020年12月31日までの延長が決定されました!
行き方は?個人でも行けるの?
フィールド・オブ・ライトへは個人で行けるのでしょうか?公式ホームページには以下のようにあります。
We strongly recommend pre-booking your Field of Light tours prior to arrival as spaces are limited and tours are selling out. The exhibition is located in a remote area away from the Resort and is not accessible unless booked onto one of the tours.
https://www.ayersrockresort.com.au/events/detail/field-of-light-uluru公式ホームページ
つまりは、事前にツアーを予約をしないと行けません!公式ホームページからも予約ができますし、日本語で予約したい方は日本語ツアー会社のホームページから予約ができます。しかしツアー自体はほとんどが英語なので注意してください!
Field of Light Uluru
Field of Light Uluru at Ayers Rock Resort can be visited until December 2020. Don't miss this once-in-a-lifetime experience. Book online now.
www.ayersrockresort.com.au
オススメはディナー付きツアー!
様々な種類のツアーの中でも、一番オススメなのがディナー付きのツアーです!ホテルからの送迎バスに乗り込み、少し走るとエアーズロックが見られる小高い丘に着きます。シャンパンやワイン、なんとクロコダイルのカナッペなどを頂きながらサンセットを見ます。
その後テーブルに移動して、アボリジニの伝統楽器「ディジュリドゥ」を聴きながらビュッフェスタイルのディナーです。知らない方と同じテーブルになるのですが、色々な国や地域からの人たちとの会話も楽しみのひとつです!
星が綺麗なのも見どころ!英語になってしまいますが、辺りを暗くして星の説明も行ってくれます。その後イルミネーションの中を散策することができます。地上にはたくさんのライト、夜空には数え切れないほどの星…。とてもロマンチックです!
④「風の谷のナウシカ」のモデルになった?!【カタジュタ国立公園】
カタジュタはエアーズロックリゾートから50kmほど離れた場所にあります。カタジュタとはアボリジニの言葉で「多くの頭」という意味があり、その名の通り遠くから見ると頭のような岩山が連なっています。
カタジュタへの行き方
カタジュタまでの行き方は、途中まではエアーズロックリゾートからエアーズロックへ向かう行き方と同じです。入場ゲートを通りしばらくして二股に分かれるところを、エアーズロックと逆の右に曲がってずっと走っていくと着きます。レンタカーでない方は、①の”エアーズロックまでの行き方”で紹介した観光バスでも行けるので、ご参照ください!
カタジュタのオススメ観光スポットは?
カタジュタには2つのビューイングポイントと、2つのウォーキングトレイルがあります。まずはビューイングポイントをご紹介します!
カタジュタにあるビューイングポイント
1つ目は Kata tjuta dune viwing!こちらはエアーズロックからカタジュタに行く途中にあります。サンライズ、サンセットどちらも綺麗に見られるオススメの観光スポットです!遠くにはエアーズロックも見ることができます!
2つ目は Kata tjuta sunset viewing!カタジュタの近くにあり、サンセット時には美しい景色を見ることができます。
カタジュタのウォーキングトレイルは2つ!
ウォーキングトレイルは、Walpa Gorge walk(ウォルパ渓谷)とValley of the Winds walk(風の谷の2つがあります。
ウォルパ渓谷は、往復2.6km、1時間ほどで行ける簡単なトレイルです。しかし日差しが強い上に日陰の休憩スペースなどがないため、水分補給をしっかりとして自分のペースで行くようにしてください。
さて、風の谷の方はあの「風の谷のナウシカ」のモデルになったのでは?と噂の場所です(諸説あります)。名の通り、岩山を通り抜ける風がとても気持ちの良いトレイルです。こちらは2つのlookout(眺望)場所が設定されており、ぐるっと一周回ると、なんと7.4km、往復4時間のトレイルになります!安全のため、1つ目のlookout(Karu Lookout)より先は、11時以降で気温36度以上になった場合、閉鎖されます。
アメリカ国立公園13選!ラスベガスから日帰りも!気候・服装のおすすめも紹介します。
アメリカの大地がくれる感動は想像を超えるものがあります。 日本では味わえないアメリカ国立公園ならではの絶景。 生涯の思い出になる事は間違いありません。 大自然からたくさんパワーを受け取って、ストレスフリーで自由な旅をぜひ一緒に感じてみて下さい!
trip-partner.jp
ツアー?それとも個人で観光?
英語、体力、運転に自信のない方は無理せずツアー観光を
「せっかく来たのに説明が聞き取れない…」「徒歩や運転ばかりで疲れてしまい思い切り観光が楽しめない…」「運転に自信がないのにレンタカーを借りてしまいストレス…」
こんなことになってしまったら旅行も台無しです。個人で動くよりお金はかかってしまいますが、自分に合ったツアーを選び、思う存分観光を楽しみましょう!
自由に観光したい!それならレンタカーで!
英語や運転に自信がある方で、「何にも縛られず個人で自由に観光したい」という方にはレンタカーがオススメ!一番良い方法は、事前にオンラインで自分に合ったものを予約し、コネラン空港でピックアップする方法。 Hertz、Aviz、Thriftyの3社がありますが、どこも1〜2人のスタッフで回しているので、並ぶのが遅れるとけっこう待たされることになります。国際免許証を取得することも忘れずに!
【番外編①】エアーズロックはハートマークだらけ?!
新しいエアーズロック観光のトレンドになるかも?!
実はエアーズロックには、隠れミッキーならぬ、隠れハートマークがたくさんあります!ウォーキングをしながら、1つでも多くのハートマークを見つけてインスタ映えを狙いましょう!
【番外編②】ウルル・カタジュタ国立公園内のトイレ事情
観光をする上で大事なトイレ事情!
国立公園内にトイレは以下の4つの場所にあります。
エアーズロック
・Cultural Centre(文化センター)
・Mala carpark(マラ駐車場)
・Talinguru Nyakunytjaku(タリングル ニャクンジャク)
カタジュタ
・Kata tjuta sunset viwing(カタジュタ サンセットビューイング)
特にカタジュタは少し離れているので、計画をもって観光するようにしましょう!
【まとめ】敬意を忘れず、エアーズロック観光を楽しもう!
最初にも述べましたが、エアーズロックはオーストラリアの先住民族アボリジニの大切な聖地です。敬意を持って行くことと同時に、ゴミの持ち帰り等のマナーなど当たり前のことを守りながら観光しましょう。
いかがでしたか?日本から遠く離れた地、エアーズロック。その地が発するエネルギーはすさまじいものです。しっかりとした準備を怠らずに、壮大な景色を堪能してくださいね!