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徳島南部の日帰り観光モデルコース!徳島を1日で完全制覇したい方におすすめ!
徳島県といえば、一体どのような観光地を思い浮かべるでしょうか?鳴門の渦潮、阿波踊りの徳島市など、多くの人が知っているのは大体そのあたりまで…知名度は残念ながら高いとは言えません。今回は徳島市を拠点として日帰りで巡ることができる南部辺りにスポットを当ててみました。
この記事に登場する専門家
愛媛県在住ライター
むらあひる
徳島県南部のバラエティー豊かな観光スポットを紹介!
こんにちは。さんまにはスダチをかけて少しでも徳島に貢献したいと思っているむらあひるです!!!!(笑)今回はほとんどの方があまり訪れない、しかしながら魅力的な場所の多い徳島県の南部にスポットを当ててみることにしましょう。
主たる目的は88ヶ所のお寺さん参り。徳島市を朝に出発して日帰り、寄り道もしながらのプランとなっていますので、ご参考にしてみてください。
2020年はうるう年、88ヶ所の逆打ちがご利益がある年です。そのため、このモデルルートも23番から20番という通常とは反対の順番で回っているので、合わせてプラン建てに役立ててみてくださいね。
まずは美波町、ちょっと前まで日和佐町と呼んでいた場所からスタートいたします。
今回のモデルコースの流れ
出発地:徳島市
・薬王寺
・大浜海岸
・大菩薩峠
・平等寺
・太龍寺
・鶴林寺
・お松大権現
・弁天山
到着地:徳島市
徳島県南部観光AM:全国的に名高い厄除けのお寺【薬王寺】
徳島市を出発し、国道55号線を南下すること約1時間15分。最初の目的地に到着しました。徳島県で最南端に位置する四国88箇所のお寺、それが第23番札所の薬王寺です。
こちらは厄除けのお寺さんとして全国的に知られているもの。88ヶ所を回るお遍路さんのみならず、一年を通して多くの参拝客を迎えています。
このお寺さんは何段階かに分けられていて、本堂に向かうまでに33段の女厄坂と42段の男厄坂を通り抜けます。
一段一段、一円玉を置いて上っていくとご利益に一層ありつけるとか。私も42段すべて置きましたが、かなり体力を使いました…(ちなみに寺務所に行けば両替してもらえます、ふつう1円玉をそんなに持ってませんからね)
特に悪いことはあれから起こっていませんので、確かにご利益はあったかもしれません(笑)。
さらに60段の還暦厄坂を登ると、この薬王寺のシンボルである瑜祇塔(ゆぎとう)にたどり着きます。
内部では暗闇の中を手探りで進む、戒壇巡りを体験することも。また、瑜祇塔は高台にあるので、少し離れた海岩まで見渡すことができます。
四国のお遍路さんに興味がない方でも、見どころが多く、十分に楽しめるお寺さんだと思います。
詳細情報
住所:〒779-2305 徳島県美波町奥河内寺前285-1
アクセス:JR牟岐線 日和佐駅 徒歩10分
電話番号:0884-77-0023
営業時間:7:00-17:00(納経時間)
料金:境内自由
瑜祇塔拝観料=大人100円、小学生50円
徳島県南部観光AM:ウミガメの産卵地として知られる【大浜海岸】
薬王寺から東へ5分ほど車を走らせると、大浜海岸と呼ばれる場所にたどり着きます。この大浜海岸はウミガメの産卵地として全国的に知られている場所。1967年に国の天然記念物に指定されました。
約500mにも及ぶ砂浜は海の水も美しく、日本の渚100選にも選ばれただけあって景色だけ堪能するのも十分な場所ですが、ウミガメの生態などを知りたい方は、海岸からすぐのところにある「うみがめ博物館カレッタ」を見学してみてはいかがでしょうか?入口にあるカメの公衆電話ボックス、かわいいですね。
また、近くにある日和佐八幡神社も参拝してみてください。
本殿前にあるご神木のクスノキが醸し出す雰囲気がとてもいい場所ですよ。
詳細情報
住所:〒779-2304 徳島県海部郡美波町日和佐浦374-4
アクセス:JR牟岐線 日和佐駅から1.5㎞
車で10分、徒歩20分
電話番号:0884-77-1110(日和佐うみがめ博物館カレッタ)
営業時間:砂浜自由(ただしウミガメ産卵時には立ち入り禁止の時間あり)
09:00-17:00(日和佐うみがめ博物館カレッタ)
料金:砂浜自由
日和佐うみがめ博物館カレッタ
<一般> 大人:¥610 <団体> 大人:¥510 中高生:¥410 小学生:¥260
<年間パスポート> 大人:¥1,220 中高生:¥1,020 小学生:¥610
徳島県南部観光PM:まるでジブリ映画の世界【大菩薩峠】
国道55号線沿いを徳島市方面へ走っていると、進行方向左側に突然現れる茶褐色の建物。誰もが二度見をしてしまう建物、是非車を下りて見学してみてください。これは大菩薩峠(だいぼさつとうげ)というカフェです。
なぜこのような奇抜な外観をしているかといいますと…今から約50年前にカフェのオーナーは日本を旅している中で山梨県の「大菩薩峠」の壮大な風景に感銘を受けました。
自分の理想のカフェを作ろうと、レンガを使って大菩薩峠の雄大さを表現しようとしましたが、材料となるレンガを譲ってくれるところもなかったので、自分で焼いて作りはじめ、5年の歳月をかけて、ほぼ現在の形に仕上げたそうです。完全な材料からのセルフビルドのおかげで、独特な褐色の外観になったんですね。
そして、今でもこの建物は完成しているわけではなく、作成中だそうで…今の状態だけで十分にファンタジー感があふれていますが、オーナーの理想の形は一体どこまで行ってしまうのでしょうか…これからがまた楽しみです。
詳細情報
住所:〒779-1620 徳島県阿南市福井町土井ケ崎115
アクセス:JR牟岐線 新野駅(あらたのえき)から4.5㎞
電話番号:0884-34-2701
営業時間:10:00-20:00
定休日:金曜日(ただし不定休あり)
徳島県南部観光PM:田園風景の中にたたずむ【平等寺】
大菩薩峠から山方面へ進んでいくと、次の88ヶ所のお寺が近づいてきます。
第22番札所、平等寺。このお寺は四方を田んぼに囲まれた田園風景の中にあり、非常に風情のある場所。
山門から本堂のご本尊に向かって、五色の布が結び付けられています。誰にも平等に、ご本尊からのご利益が得られるように、という気持ちからでしょう。また、お寺さんによればこのお寺にあるものは何でも写真に収めていいということ。
四国88ヶ所のお寺さんでは特に本堂は写真撮影が認められていないケースも多いため、かなり珍しいことです。
どうやら撮られていけないものなんてうちには置いてませんということのようで…写真を撮るものからしてみれば、確かにどこから見ても、どの角度から見てもフォトジェニックになっているような気がしますね。
いい写真が撮れたような気がします。
詳細情報
徳島県南部観光PM:ロープウェイが楽しい【太龍寺】
第21番札所、太龍寺。
平等寺からさらに山奥に位置します。
この太龍寺ですが、遍路ころがしの難所の一つに挙げられています。
しかし1992年のロープウェイの開業に伴い、以前に比べるとはるかに参拝が楽になりました。
太龍寺ロープウェイは西日本で最も長いロープウェイ(2,775m)として知られており、また山、川越えをする珍しいタイプのものです。
国道195号線を西に進み、那賀川と合流するあたりにロープウェイ乗り場があります。
ロープウェイは清流として知られる那賀川の上空、そして木々の生い茂る美しい山を越えていきます。途中にある支柱は世界最大級。通り過ぎる際にその大きさにびっくりさせられます。
およそ10分の空の旅を満喫した後、階段を登ると本堂に至ります。自然豊かな森の中にある非常に雰囲気のいいお寺さん。
また、大師堂は少し離れた場所にありますが、その周りの風景もとても印象的です。
四国88ヶ所の中でも、もっとも印象深いお寺さんの一つと言えるでしょう。お遍路さんとしてだけでなく、是非とも参拝していただきたい場所です。
詳細情報
住所:〒771-5173 徳島県阿南市加茂町龍山2
アクセス:
太龍寺ロープウェイで10分、徒歩10分
太龍寺ロープウェイの最寄駅:JR牟岐線 桑野駅から13㎞
電話番号:
0884-62-2021(太龍寺)
0884-62-3100(太龍寺ロープウェイ
営業時間:
7:00-17:00(納経時間)
【太龍寺ロープウェイ運行時間】
3~11月 7:20-17:00(上り最終)
12~2月 8:00-17:00(上り最終)
料金:
境内自由
【太龍寺ロープウェイ】
大人 2,600円(往復)
中高生 1,950円(往復)
小学生 1,300円(往復)
徳島県南部観光PM:遍路ころがしの難所【鶴林寺】
第20番札所鶴林寺。太龍寺と谷を挟んだ山の中腹辺りに位置しています。
交通網が発達した現在でもなお、車か徒歩でしかたどり着けない難所として知られているお寺さんです。
太龍寺ロープウェイ乗り場から那賀川沿いに進み、途中くねくねした山道を標高500m近くまで登っていく必要があります。場所によっては離合(すれ違い)も難しい場所がありますので、注意していただきたいと思います。
太龍寺同様、自然に囲まれた雰囲気のいい場所。長い道のりを登ってきた達成感が感じられます。下山するときはゆっくりと焦らず進んでくださいね。
詳細情報
住所:〒771-4303 徳島県勝浦郡勝浦町生名鷲ヶ尾鷲ケ尾14
アクセス:JR牟岐線 立江駅(たつええき)から16㎞
電話番号:0885-42-3020
営業時間:7:00-17:00(納経時間)
徳島県南部観光PM:至る所に猫だらけの神社【お松大権現】
鶴林寺を下山し、阿南方面へ向かう途中にとある神社があります。その名もお松権現というもの。一般の方々には知名度はほとんどありません。ただし、この場所は知る人ぞ知るすごい場所なのです。
関東、特に東京にお住まいの方は豪徳寺(ごうとくじ)という名前のお寺を聞いたことがある方は多いかもしれません。そう、世田谷区にある井伊家の菩提寺で招き猫が有名な場所ですね。このお松権現はそんな招き猫が…
なんと1万体近く奉納されています。自身が数えていないので正確な数はわかりませんが、豪徳寺が2千から4千と言われていますので、とんでもない数値です。しかも、置けない猫たちは倉庫に入っているとか…
数にはびっくりさせられますが、面白いのはこの神社の至る所に猫がいろんな形であらわれるということ。
入口にある巨大な招き猫のみならず…
大仏様や…
お不動様…
七福神まで…
ちょっとした「にゃんこテーマパーク」です。なぜここまで猫な場所になったかという理由を説明するには、このお松権現の創建の話をしましょう。
不作である村を救うために、ある庄屋が富豪に金を借り、その後すぐ返済したにもかかわらず、富豪の策略で未返済の濡れ衣を着せられました。
そして担保になっていた土地は富豪に取り上げられてしまいます。庄屋の妻のお松は奉行所に訴えますが、奉行は買収されており、不当な裁きが下されました。
お松が不服として藩主に直訴しましたが、罪に問われ処刑されてしまいます。その後お松が飼っていた猫が化け猫になり、富豪や奉行を滅ぼしたというもの。直訴により悪人を倒したということから、いつからか勝負ごとに強い神社さんとして受験生をはじめ、崇められるようになったそうです。
「にゃんとも」不思議な感じですが、ちょっと楽しい場所なので立ち寄ってみてくださいね。
詳細情報
住所:〒771-5173 徳島県阿南市加茂町不け64-1
アクセス:JR牟岐線 阿南駅より加茂谷行き阿南バスでお松権現前下車(約40分)
電話番号:0884-25-0556
営業時間:境内自由
9:00-17:00(社務所)
徳島県南部観光PM:日本一の低さ!【弁天山】
阿南市から国道55号沿いを徳島市内方面へ走り、市内に入ってすぐのところ、JR牟岐線の地蔵橋近くにちょっと不思議なスポットがあります。
弁天山という…果たして山…と言っていいのでしょうか?以下の看板を見てください。
「日本一低い山」…自然にできた山(人の手が加わらないという意味)で一番低いそうです。標高は6mほど。
入口にある鳥居をくぐり、おおよそ1分以内に頂上にたどり着いてしまいます。未だかつて登山をして誰も遭難したことがないということから、ご利益があるとして(意外にも)多くの方が参拝に訪れるようです。
6月にはちゃんと山開きが行われるれっきとした「山」。日帰りも可能な山なので(笑)、是非登山してみてくださいね。
詳細情報
徳島市夕食:県内外の人に愛される名店【いのたに本店】
弁天山から車を20分ほど走らせると、JR徳島駅付近まで戻ってくることができます。
さて、モデルコースを巡ると、この時点ではもう夕食の時間になっているはず。
徳島らしいご飯を食べたいですよね。あまり気取らないのであれば、徳島市内ではラーメン屋さんに行ってみてはいかがでしょうか?徳島のラーメンは既にブランド化されていますしね。
徳島ラーメンは醤油豚骨ベース、炒めた豚のバラ肉と生卵(最近は別売りのことが多いです)が乗るのが特徴。市内にはライバル店がひしめき合っています。その中でご紹介するのは私が実際に行ってみたところ。全国的にもよく知られている2店です。
初めて徳島ラーメンを食べる方にどこがお勧めか聞かれたら、県内外ともにいのたにと答える人が多いのではないでしょうか?豚骨醤油ベースのスープ、炒めたばら肉、生卵。典型的な「徳島ラーメン」です。
店内に入り、券売機で食券(というよりはプラスチックの板)を購入し、店員さんに渡してしばらくするとラーメンが到着します。
スープが少し濃いめなので、ライスも合わせて注文する方も結構多いですね。時間帯によっては行列ができるお店なのでご注意ください。
詳細情報
住所:〒770-0903 徳島県徳島市西大工町4丁目25
アクセス:JR徳島駅から徒歩15分
電話番号:088-653-1482
営業時間:10:30-17:00
定休日:月曜日
徳島市夕食:徳島ラーメンの名店【麺王 徳島駅前店】
こちらも人気店として知られています。駅のすぐ近くということで、やはり行列のできるお店。
麺王はメニューのバリエーションが多いことが売り。私が頼んだのはチャーシュー丼と餃子のセット。
がっつりと食べたい方にはお勧めです。また、もう少し食べたいな、という方は通常のとんこつラーメンのように替え玉を注文することもできます。
詳細情報
徳島市観光夜:四国有数の夜景を満喫【眉山ロープウェイ】
夜、徳島市内でまだ体力が余っていたらお勧めしたい場所があります。徳島市内にそびえる眉山、人気の夜景スポットです。4月から10月終わりまでは夜9時まで運航しているので十分夜の姿を堪能できるはず。
麓にある阿波踊り会館の5階がロープウェイの乗り場になっています。
そこからたったの6分で山頂に到着。標高290mの眉山からの風景はなかなか素敵なもの。
徳島市の人口は25万人ほどですが、町の大きさの割には美しい夜景です。
詳細情報
住所:〒770-0904 徳島県徳島市新町橋2丁目20番地
アクセス:JR徳島駅から徒歩10分
電話番号:088-611-1611(徳島阿波踊り会館)
営業時間:
・運転時間
11/1〜3/31=9:00〜17:30
※但し土曜日及び11/22~24、12/22~24は9:00〜21:00
※1/1日は6:00~17:30
4/1〜10/31=9:00〜21:00
※8/12〜15=9:00〜22:00
料金:
・利用料金
一般(中学生以上)=610円(片道)・1,020円(往復)
小学生=300円(片道)・510円(往復)
徳島市観光おまけ:デザインが非常に美しい御朱印の【天神社】
さて、おまけとして今回もう一つのスポットを取り上げたいと思います。
御朱印を集めている方が対象です。
是非とも手に入れたい非常に珍しい御朱印が徳島市内にあります。ただし、徳島市内に何日か滞在できる方のほうがいいかもしれません。というのも、書き手の方が一人ですべて回しているため、時期によっては完成まで時間が非常にかかってしまうからです。
まず、その神社のことに関してお伝えしましょう。
徳島市内の阿波踊り会館のすぐ隣、赤い鳥居が立っています。こちらが眉山天神社。名前の通り、菅原道真を祀る天満神社です。
本殿横には、縁結びにご利益があると言われる姫宮神社があります。たくさん絵馬が奉納されていますね。
そんな天神社、頂ける御朱印は月替わりのもの。私自身は2種類、見開きのものをいただきました。それが以下のもの。
こんなデザインも。
キレイですね。とっても素敵なデザイン。普段は参拝後すぐに頂ける御朱印ですが、ここまで手の込んでいる御朱印に時間がかかるのは納得です。書き手の方とお話ししましたが、やはりかなり時間がかかって大変だそうで…何冊も御朱印帳を持って来られる方もいて、対応に困ることがあるとか…確かに貴重な御朱印ですが、あくまで参拝することでいただけるありがたいもの、最低限のマナーは守りたいですね。
詳細情報
バリエーション豊富な徳島県南部
さて、いかがだったでしょうか?一日あれば実に多くの場所を巡ることができますよね。今回は88ヶ所のお寺を軸に観光スポットを集めてみましたが、お寺にあまり興味のない方でも巡れる場所が充実していると思います。
あくまでモデルのプランなので気になるところは組み込み、ないところは外して自由に計画を立ててみてください。普段あまり見慣れないものが多くある分、ちょっと変わった旅行ができるのではないでしょうか?