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ベトナムの雨季がエゲツない⁉乾季はいつ?地域別の注意点・服装・楽しみ方をご紹介!
ベトナムは雨季と乾季がガッツリ分かれています。特に夏場が右記にあたるので、夏休みに旅行すると高確率で当たります。逆に年末年始だと、乾季なので大丈夫そうですね。どんな感じかザックリとでも分かっていると、現地でも安心して楽しめます。季節が雨季だと思ったように楽しめないことも。そんな注意点や現地での服装、楽しみ方を詳しく解説して、ベトナムの魅力をお伝えします。
この記事に登場する専門家
アジアのブロガー
サエッキー
ベトナム雨季はいつ?
こんにちは!サエッキーです。
ベトナム旅行を考えている方、東南アジアは雨季にスコールも多くて、いつが雨季なのか気になりますよね。
やはり乾季の旅行がおすすめですが、雨季に旅行する事もあるでしょう。
今回はベトナムの地域別に雨季・乾季と注意点をお届けします!
ベトナムは乾季と雨季がある国ですが、南北に広い国なので北部・中部・南部で時期がずれて来ます。
雨季の時期
ハノイ、山間部を含む北部
→5~10月
ダナン、ホイアン、フエを含む中部
→9~12月
ホーチミン、フーコック島、ニャチャンを含む南部
→5~10月
要するに、北部と南部の雨季は同じ時期で5~10月、中部の雨季は9~12月とバラつきがあります。
注目すべきなのは、主に中部を襲う台風の存在です。雨季にベトナムへ行く場合、台風情報を必ずチェックしましょう。
ベトナムの雨季・乾季を地域別にご紹介!
そして、過ごしやすいのは、やはり乾季です。
ハノイ、山間部を含む北部
→11月〜2月が良いです。
ダナン、ホイアン、フエを含む中部
→2~6月が良いです。
ホーチミン、フーコック島、ニャチャンを含む南部
→11月~2月が良いです。
乾季の方が過ごしやすいのが分かっていても、忙しい中、ベトナム行きの飛行機のチケットを取ったら雨季だった、何て事もありますよね。
でも、昨今の日本を襲った台風被害でも分かるように、リスクは回避するに越したことはありません。そんな訳でまず、ベトナム各地の雨季を見てみましょう。
ハノイ/山間部を含む北部の雨季・乾季
ハノイから北方へ行っても、それほど気候が極端に変わる事はありませんが、山間部へ入ると気温が下がるのが肌で感じられます。
雨季と乾季では、季節により気温の違いもあります。
ハノイ/山間部を含む北部の雨季(5~10月)
雨季の時期は、3日のうち2日は雨が降る、または3日とも雨という事もあります。ベトナムの雨はスコールなので、一時的に猛烈な勢いで雨が降りますが、30分から2時間もすれば止む事が多いです。
雨が降ると移動が大変な上、足元が滑りやすい場所では転倒に注意です。
ベトナム中部には毎年台風がやって来ると書きましたが、年によってはハノイ方面に台風が来る事もあります。ハノイでも台風が来た年は道路が冠水して、交通がマヒします。
こちらの2014年、2015年の暴風雨は6月と5月に起こり、一晩で1ヶ月分の大雨(場所によっては400mm!)が降ったとあります。
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雨季にベトナムへ行く時は、天気予報を豆にチェックしておきましょう。
ハノイ/山間部を含む北部の乾季(11月〜2月)
雨季が終われば乾季です。11月〜2月の乾季、日中は暑いですが、陽が陰るとカラッとして涼しいです。ハノイから北の山間部へ行くと、明らかに空気が涼しく、過ごしやすいのでオススメです。
ハノイでも、1~3月は日本の秋のように過ごしやすい気候ですが、夜間は暖房がいるくらい冷えます。夜間や冷房対策に上着が必要になるので用意しておきましょう。
またサパなどの北部山岳地帯では時に積雪があるほどで、日本の冬と同じ防寒具が必要です。
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ダナン/ホイアン/フエを含む中部の雨季・乾季
ダナンも、ホイアンも、フエも、それぞれで河の近くにある街です。
そのため、台風や長雨から来る洪水の危険を頭に置いておきましょう。
乾季であっても、それなりにスコールがあります。
ダナン/ホイアン/フエを含む中部の雨季(9~12月)
フエ・ダナンなどの中部は高温多湿で雨が多いです。
ベトナムの中部は熱帯モンスーン気候であり、台風が襲来すると大変な雨と風になるので雨季の9~12月に来るのは避けた方が良いでしょう。ダナンを通るハン川、ホイアンにあるトゥボン川といった河川の氾濫で海のようになります。
ベトナムは台風被害で49人死亡したこともあります。
防災の視点から明らかに危険なので、情報を集めて避けるようにして下さい。
ダナン/ホイアン/フエを含む中部の乾季(2~6月)
乾季、雨季といった気候とは別に、ベトナムの正月にあたるテトの時期はバスも鉄道も込み合うので控えた方が良いでしょう。
2019年のテトは2月でしたが、年によって時期が前後します。2020年のテトは1月24日が大晦日で、1月25日から1月27日で、テト元日が1月25日です。
ベトナム中部の乾季は日が強いため、水分補給をシッカリ取りましょう。
ホーチミン/フーコック島/ニャチャンを含む南部の雨季・乾季
中部や北部へは台風が襲って来る恐れがあるのに対して、南部は安定しています。
雨季でも暑さ対策をシッカリした方がいいです。
ホーチミン/フーコック島/ニャチャンを含む南部の雨季(5~10月)
ホーチミンの雨季はよく雨が降りますが、南部のフーコック島はホーチミン以上に雨が降ります。
ニャチャンは、ホーチミンより北にあるためか、降雨量が少ないです。
とは言え、雨期なのでスコールによく見舞われます。
雨が降って来たら、近くで雨宿りして待ちましょう。
雨季のスコールの後は、気温が下がって爽やかという話を聞きますが、ホーチミンで雨後に日が照ると暑い印象です。
ホーチミン/フーコック島/ニャチャンを含む南部の乾季(11月~2月)
11月~3月が乾季にあたりますが、ホーチミンを含む南部は蒸し暑いです。
フーコック島やニャチャンは海がメインの街なので、海水浴に良いですが、日中は日差しが暑いです。
北のハノイに同じ時期に友達と電話して比べると、ハノイが涼しい夜を迎えていても、南部のホーチミンは対照的に暑い事が多いです。
日中は、日差しを避けた方が良いかもしれません。
ベトナムの雨季に注意する事
雨季の雨は、30分から2時間待てば止む事が多いと書きました。問題なのはベトナムの道路に雨が降った時、非常に水捌け悪い事です。
ベトナムの雨は、土砂降りが振り続きます。
そうして出来る水溜りのサイズが日本より明らかに大きいです。
商店が並ぶ道で20分ほど雨宿りしていたら、道路に水溜りが何十mも出来て、立ち往生した事があります。
移動中であれば、雨宿りする場所から動けなくなる可能性を考えて、タクシーなどを利用しても良いかもしれません。
雨季のベトナムでは中部や山間部を始め、スコールが振って道が濁流で埋まる事があります。
道が川のようになってしまうのです。
9月の事でしたが、ランソンという山間部の街で、曇り空から土砂降りの雨になり、僕は雨具の代わりに外がナイロン、内側が毛になっている冬用の上着を着て移動しました。
その時は、たった10分ほど雨の中を移動しましたが、ナイロンの上着が中までずぶ濡れになり、役に立ちませんでした。
(写真はハノイ市内の別の機会に撮影したものなので、この時の上着はそこまでずぶ濡れではありません。)
道が川のように冠水してしまったため、靴やズボンはおろか、カバンの中まで水が染み込んでおり、ホテルに着いてから部屋中に中身を広げて乾燥させていました。
ここまでずぶ濡れになったのは、その1回きりなので、普段は普通の雨降りに対する装備で間に合いました。
ベトナムの雨季の対策・持ち物
雨が降った時の装備として、2通りの考え方があります。
①雨から濡れるのを防ぐ。
②雨に濡れる覚悟をして、乾きやすい装備を整える。
要は、この2つに当てはまる装備を整えておけば、万全です。
〈ベトナムへ旅をする場合に〉
雨季、乾季を問わず、出来るだけ現地で装備を買った方が、
・移動時に荷物が軽い
・日本より安く手に入る
(消費税ないですし)
・現地で目立たない装備に出来る
=トラブルに巻き込まれにくくなるので、オススメです。
〈カバンの中〉
山間部へ行かれる場合、最悪の場合に備えて、カバンが濡れても中は大丈夫なように、ビニールで包んでおくと安心です。
〈パソコン・電子機器〉
パソコンや電子機器類は確実にビニールで包んでおく事を勧めます。スタイルにこだわらない方ならば、ジプロックに詰めるのも良いです。
万が一って事がありますから、雨季に長時間歩く時は、雨に備えておくと安心です。
〈靴〉
靴についてですが、理想として、水に濡れてもOKで、滑りにくく、かつ濡れても乾きやすい物が良いです。
スポーツ・サンダルがわりと理想かもしれませんが、むき出しの足が怪我しないようにオール・メッシュの靴が僕は好きです。こちらは、ベトナムで買った靴です。
先程紹介したカバンの中身まで濡れるような土砂降りにあっても、メッシュの靴は一晩で乾きました。
メッシュの靴は、ラオカイという街で買いました。
市場で15万ドン(700円相当)でしたが、別サイズを探して貰って、ダメ元で値切ったら12万ドン(560円相当)にしてくれました。お得でした。
〈カサ〉
ベトナムというと現地でよく頭にかぶった三角の笠を見かけますが、雨季のハノイではベトナム人でもよく普通のカサをさしていました。
下の写真はハノイの北にある山岳地帯で、雨が降ったイベント会場での風景です。ここでは、カサを使ってる方とナイロンの雨具を着ている方が半々といったところでした。
台風クラスの風雨が来た場合、カサをささない方が賢明ですが、台風以外でカサを使うのはオススメです。
〈雨合羽〉
ベトナムはバイク社会なので、バイクに乗る人を中心に合羽を利用してます。
足元サンダルの半袖半ズボンで、上から合羽を着て、バイクに乗っていました。
親御さんは、子ども達を合羽の中に収めてバイクを運転したりしていました。
ベトナムには色付きで透明の合羽を、ビンマートやサークルKなどのコンビニ、または個人商店で売っています。
いなかの個人商店で雨合羽を買ったら6千ドン(30円相当)、ハノイのコンビニで2万ドン(95円相当)しました。
雨合羽はビニール袋と同じ材質なので、すぐに穴が空いてしまいますが、安い上あちこちで見かけるので、1つ買っておくとイザという時に役立ちます。
ベトナムの人は、もっと丈夫な合羽を使ってる方も見かけますが、大体安い合羽を利用してました。
〈Tシャツ〉
乾きやすい物を用意しておきましょう。街から街への移動時は、濡れない装備に身を包む方がいいですが、ホテルなどに荷物を降ろした後は、濡れても着替えればOKという考え方で楽しむと良いと思います。
雨季は、急に雨が降って来る事もあるので、濡れてもOKな装備が手軽です。
〈上着〉
ベトナムの北方では雨季に肌寒い事があります。また都市部でも、建物の中やバスに乗ると、冷房で寒いくらいでした。
上に羽織るものを1枚用意しておくのが良いです。
雨が降って来た時に、パーカーなら頭巾に出来るのと、強い日照りに対して日焼け予防のため、ベトナムの若い女性は使っていて、オススメです。
ベトナムで売られているパーカーですが、写真の女性のように指に袖先を引っかけて使っていました。指先まで、紫外線対策を施しているのでしょうか…。
更に、ポケットにチャックが付いていればスマホなどを落とす心配もないですし、バッグに入れたまま取り出すのが面倒といった事態を回避できます。
僕はチャック付きのポケットで、フードも付いたナイロンの上着を使っているのですが、冬でなくとも雨季に活躍してます。
〈帽子〉
雨にも役立ちますが、ベトナムの日差し避けにあると重宝します。
サングラスやマスクをして、長袖のパーカーを着て、チャックまで閉めるスタイルが、ベトナム女子の日常です。
(僕は汗かきなので、とても真似できませんでした…。)
バイクに乗るベトナムの方は、長袖のパーカーの上からヘルメットをかぶっていました。
〈タオル〉
旅する中で、速乾性のタオルが使いやすく、人によっては軽くて乾きやすいので日本手拭いを持っているという話を聴きます。
乾きやすい装備は、雨季の装備として大切です。
〈ロープ〉
使いにくい場所もあるので、何とも言えませんが、物を干せる適度な場所がないホテルもあります。あれば、干せるスペースを確保できる安心感があります。
〈虫除け〉
雨季には蚊の発生が予想されます。蚊に刺されるとデング熱などの原因になったりします。虫除け対策をシッカリして防ぎましょう。
ベトナムの薬局へ行くとレモングラスの香りのする虫除けが売っているので試してみるといいでしょう。
〈移動〉
移動に完全防水したトゥクトゥクやタクシーを利用して雨を避けるのも良いですね。Grabを利用すれば、ボッタクリに会う事もありません。
ベトナムの雨季におすすめの過ごし方
①映画
1番僕がオススメするのは映画です。ハリウッド系の映画やベトナムの映画が中心ですが、時々日本や中国の映画も上映しています。
写真左の看板にある映画「パパとムスメの7日間」は、日本人の落合賢監督の映画でキャストはベトナム人という変わり種です。
ちなみに「パパとムスメの7日間」ですが、元は舘ひろしと新垣結衣の大ヒットドラマをリメイクしたもので、日本でも2019年11月17日より公開が決定しています。
そう言えば僕は、新海誠監督の「天気の子」はハノイで見ました。
題名が「Weathering with you 」と英語で書かれていました。
ベトナムの映画は、日本と比べて安いです。
「天気の子」は、ハノイで12万5千ドン(580円相当)でした。
ハノイの安い映画館で5万ドン(240円相当)でした。
中部のフエでは2D映画1本4万ドン(190円相当)で見ることが出来ました。
安いからと言って、施設が悪いという事もありません。
僕は、日本で3Dの映画を見た事がありませんでしたが、ベトナムで見れて良かったです。
もっとも、ベトナムの街によって映画館がない事もあるので、あらかじめネットで確認すると良いですね。
ハノイ、ダナン、ホーチミンの3都市にはそれぞれ映画館があるので、機会があればぜひ楽しんで下さい。
②ショッピング
ハノイやホーチミンなどに、日本と同じようなイオンモールがあるので、日本とベトナムで売っている物を比べてみるのも、オススメです。
日本食や日本製品は、ベトナムのローカル食品より高いです。
こちらの寿司の総菜で25万9千ドン(1200円相当)でした。
イオンモール内に、日本語の本やマンガを扱っている本屋さんもあるので、暇つぶしに良いかもしれません。
ハノイのイオンモール、ロンビエン店の場所はこちらです。
こちらはハノイに2019年11月末からオープンするイオンモール、ハドン店です。
ホーチミンにはイオンモールが3か所あり、ビンタン店がこちらです。
ホーチミンのタンフーセラドン店がこちら。
ホーチミンのイオンモール ビンズンキャナリー店はこちら。
ダナンにイオンはありませんが、ビンコムプラザという大きなショッピングプラザがこちらにあります。
③コーヒーを楽しむ
ベトナム人は何故、これほどコーヒー好きなんだろうと思いますが、お洒落なカフェも多いです。
カフェを見て回るだけでも、インスタ映えするポイントに困りませんよ。
ハノイ近辺には、エッグコーヒーという、甘いコーヒーに溢れそうになるほどの泡を盛ったコーヒーがあります。コーヒーと一緒に、いつも氷水が出て来ます。
また、インドネシアにある世界一高いコーヒーと有名なコピルアックも、あちこちで見かけます。
コピルアックは、映画「かもめ食堂」や「最高の人生の見つけ方」で取り上げられた幻のコーヒーです。
こうした外国の珍しいコーヒーをわざわざ用意しているだけでも、ベトナム人のコーヒー好きが分かると思います。
コピルアックは、コピ(コーヒーの意味)+ルアック(ジャコウネコというインドネシアにいる猫の名前)という意味です。
このジャコウネコは、コーヒーの実を好んで食べるのですが、種は消化されずに体内酵素の働きで特別な香りがすると言います。
コピルアックの作り方は、ジャコウネコのウンチからコーヒー豆を取り出し、皮を剥いて、炒った物なので、日本人としては抵抗があるかもしれません。
珍しいので、僕はハノイで飲んでみました。お値段3万5千ドン(170円相当)でした。
値段からすると、普通のベトナムコーヒーが2万ドンとすると、高くはありますが、世界一高いコーヒーとまでは言えません。
本場のジャカルタでコピルアックを飲んだ知人が日本円で900円、生豆100gで266円だったと言っていました。
(自分では未確認。)
果たして本当にコピルアックなのかどうか…。
焙煎してない豆には、本物と分かるようにウンチも付いたままです。
店のお兄さんは、コピルアックと書いた豆を挽いて、ジックリと入れてくれました。
飲んでみると、アジアのコーヒーらしく、苦味が強めでしたが、スッキリした味わいでした。普段あまりコーヒーを飲まない僕には、特別な香りが分かりませんでした…。
ちなみに、同じ値段でヴィーゾル・コーヒーというベトナム産のコーヒーがありました。
これはベトナムのイタチ(英語ではヴィーゾル)にコーヒの実を食べさせて、コピルアックのように体内で発酵させていたそうですが、現在店頭で売っているヴィーゾル・コーヒーは、コーヒー豆を発酵させてコピルアックに似たような味に仕上げているそうです。
僕が飲んだ場所はこちらです。
ハノイ市「AnAn Coffee Shop」
営業時間 8時00分~22時30分
他にも、いろいろな種類のコーヒーがあるので、雨季のベトナムで、コーヒーを味わってみるのも悪くない過ごし方だと思います。
雨天の時間の使い方が決め手!
スマホ、読書。要するに暇つぶしですが、ベトナムにいて、Wi-Fiスポットで遅いと感じる事はあまりなかったです。
ここにわざわざ書くまでも無いかもしれませんが、人生を豊かにするために自分だけの暇つぶしを持つ事は大事です。
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