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ポルトガルの物価は安いって本当?実際に旅行でかかった費用をご紹介!
ヨーロッパの国、特に西欧と言われるエリは「物価が高い」というイメージがありませんか? ポルトガルは西欧の中では食事、交通費など全体的に物価が安く、旅するのにお財布に優しい国でした。 実際に旅行した筆者が現地で実際に購入したもので紹介します。
この記事に登場する専門家
旅ライター
ハルカ
ポルトガルの物価
こんにちは!今年、人生初のヨーロッパ一人り旅をしてきたハルカです。
旅先として選んだのが、ヨーロッパ最西端の国ポルトガル。
旅行前、ネットの情報ではポルトガルの物価は安いと聞いていたけれど、本当に安いのか?実際には日本と比べてどうなのか?
一人旅で高く付いたもの、安く抑えられたものを私が旅で実際に払ってきた実体験で紹介していきます。
(2019年1月の情報/1€=120円で計算しています)
ポルトガルの物価~外食~
せっかくの旅行だから、レストランで食事したいですよね。
高級レストランを除けば夕飯一食あたりお酒・チップ込みで、20€あれば満腹になります。
ちなみに、写真の料理(タコのリゾットと豚肉の炒め物)にワイン1杯で、合計13€でした。
日本のレストランよりは若干安いかもしれませんが、だいたい同じくらいと思っていたほうがいいです。
ただヨーロッパのレストランは高い!というイメージが崩れたポルトガルの外食費。
テーブルに置いてあるパンは食べた分だけ請求される!
レストランに入って驚いたのは、テーブルにパンやオリーブなどが置いてあること。
これは食べ放題なのか?と思いきや、食べた分だけ請求される仕組みなので、気をつけましょう。
食べたくなければ「結構です」とはっきりと伝えると、片付けてくれるレストランもありました。
ちなみにパンの値段は1€(120円)程度。
※写真の料理はリスボンのレストランで合計6.9€(830円)でした。
カフェは安くておススメ
外食で一番安いのは「カフェ」や「ベーカリー」です。
クリーム入り揚げパンがおよそ1€、写真のフランスパンのサンドウィッチは4€です。
どちらも日本のパンよりもボリュームがあるので、一つだけで満腹になります。
そしてカフェオレも1杯1€~1.5€(120円~180円)
ポルトガル名物の"エッグタルト"も1€~(120円)
総じてカフェは日本よりも安いです。
1日に1〜2回は利用しくらいお世話になりました。
レストランではなく、カフェで食事をとると食費をかなり安く抑えることが出来ます。
何よりも気軽に入店できる雰囲気も、女子一人旅にはありがたかったです。
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ポルトガルの物価〜スーパー〜
お土産用のお菓子を購入したり、お酒とおつまみを購入してホテルで晩酌したり。
食費を安く抑えるにはスーパーを活用するのが一番です。
日用品は日本と同等か少し高く感じましたが、食料品、とくにチーズは断然安い!
また、日本と同様スーパーのプライベートブランドの商品は、他の同じ商品よりも安くなっていました。
<買ったものの一例>
チョコチップクッキー:0.79€(100円)
フレッシュモッツァレラチーズ:0.98€(120円)
スーパー利用の注意点~レジ袋は有料~
ポルトガルのスーパーではレジ袋は有料です。
袋はレジのところに置いてあることが多く、袋を持ってきている前提のため言わなければ袋買えません。
必要であればかならず伝えましょう。
ポルトガルの物価〜お酒〜
部屋飲み用にスーパーで購入したビールが1本0.69€(90円)、ワインは1€(120円)からありました。
ポルトのレストランで飲んだ時はビール1本2€(240円)、ワイン1杯が3€(360円)とお酒は日本に比べてかなり安いです。
驚いたことに、カフェで飲んだオレンジジュース(3.5€)よりも、お酒の方が断然安い!
自然とお酒の注文が多くなりました。
ポルトガルの物価~食費のまとめ~
スーパーで買ったパンとチーズで朝食を済ませたり、レストランで食事したりで大分1日に使った額が異なりましたが、実際にかかった食費は、1日平均で15€(1800円)程でした。
ポルトガルの料理は米もあり魚介もありで、日本人の口に合う料理が多いので
日本と比べるとかなり安いですね。
なお観光中心地にあるレストランやカフェではクレジットカードが使えましたが、個人店のベーカリーでは受け付けてくれないところもあったので、現金はある程度用意しておくといいです。
ポルトガルの物価~交通費~
リスボンの公共交通機関
地下鉄、バス、トラム、ケーブルカーなどを利用する場合、Viva ViagemというICカード(カード代0.5€)が必要。
特にトラムやケーブルカー、サンジュスタのエレベーターは乗車の都度、運転手に支払いをすると倍近い値段がかかります。
私はリスボン滞在3日間は、24時間単位の乗放題券を毎朝チャージして、交通費を安く抑えました。
地下鉄1回券:1.5€(180円)
24時間乗り放題:6.4€(770円)
ありがたいことに、券売機によっては1回券からクレジットカードで購入可能でした。
ポルトの公共交通機関
地下鉄、バス、近郊列車を利用する場合リスボン同様、andanteというICカード(カード代0.5€)が必要。
リスボンと違い地下鉄はゾーンで値段が異なり、トラムとケーブルカーはandante対象外となります。
ゾーン2の1回券:1.2€(150円)
ゾーン2の24時間乗り放題:4.15€(500円)
行動するゾーンが決まっていてバスと地下鉄を4回以上利用する場合は、24時間乗り放題を購入した方が安く抑えられます。
タクシーのチップは端数で十分
ヨーロッパでタクシーに乗ると、必ずチップを払わなければいけないと思っていました。
バターリャ→アルコバサの移動にタクシーを利用した際、タクシー料金が21€に対し、10%のチップ込みで23€支払いをしたら、満面の笑みで感謝されました。
不思議に思いよくよく調べたら、ポルトガルではチップは義務ではなくサービスに対して満足したら渡す程度なので、お釣りの端数程度でよかったらしい。
払い過ぎに注意しましょう。
ポルトガル鉄道は?
購入時期・出発日時・クラスによって値段は変動しますが、リスボン⇔ポルトの移動でだいたい24.5€(2,940円)~
日本の東京⇔大阪間の新幹線代に比べると断然安いです。
バスよりも値段は上がりますが、時間が正確で速い鉄道を利用するほうが便利です。
ポルトガルの物価~観光費用~
観光スポットの入場料って、気がついたらとんでもない金額になっていることがありますよね(^^;)
特に世界遺産に登録されている修道院やお城は値段設定が高いです。
観光地の入場料が
ジェロニモス修道院:10€(1200円)
サンジュスタの展望台:1.5€(180円)
ペーナ宮殿:14€(1680円)
シントラ王宮:10€(1200円)
中部世界遺産共通券:15€(1800円)
観光費用は日本と同様、もしくはポルトガル全体の物価からすると高いです。
リスボアカードは利用せず
リスボアカードとは、リスボンとその周辺公共交通機関が乗り放題、また対象施設入場料が無料になったり割引になったりするお得なカード。
(24時間券:19€、48時間券:32€、72時間券:40€)
1日でジェロニモス修道院、ベレンの塔、サンジュスタのエレベーターを利用するだけで元が取れます。
シントラの観光箇所は事前にネット予約で10%オフ、中部世界遺産も共通券購入したため、私には不要と判断しました。
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ポルトガルの物価~宿泊費~
物価が安いポルトガルですが、宿泊費だけは日本と同等な金額でした。
リスボン中心地の場合、ドミトリーやゲストハウスであれば日本円にして2,000円程度で宿泊できますが、3つ星以上の場合、1泊10,000円は必要です。
安さを求めて観光の中心地や駅から離れるという方法もありますが、女子一人旅で駅から距離があるのはそれなりのリスクもあることを忘れずに。
またポルトガルはどの街も坂道が多いので、駅から離れてる分坂道を登り続ける、ということにもなるので注意が必要です。
意外な落とし穴。宿泊税とは?
一部の添乗員同行ツアー等を除き、ポルトガルのホテルに宿泊する際、宿泊料以外に宿泊税の支払いが必要です。
リスボンとポルトのホテルは1泊1人2€(240円)
この宿泊税はスペインやフランスはホテルランクにより金額が異なるのに対し、ポルトガルは一律料金であり、さらにこの2か国より高い料金設定となっています。
今まで物価は安い!と紹介していましたが、宿泊税だけは高い。
なお支払い方法は、チェックイン・チェックアウト時に直接、宿泊施設に支払います。
トイレのチップは必要?
海外旅行で個人的に1番困るのが「トイレのチップ」
ポルトガルはどうなのでしょうか?
ジェロニモス修道院、リスボンのデパート(El Corte Ingles&Centro Vasco da Gama)、アルコバサの長距離バスターミナル、カフェ、レストランは無料でした。
確認できたチップが必要なトイレは、リスボンのセッテリオスバスターミナル、ポルトのサンベント駅、シントラの観光案内所でした。(ともに1回で利用0.5€)
お金を投入しないとトイレのゲートが開かないようになっていたので、50セントコインを常に持っておいた方が安心です。
ポルトガルの物価~まとめ~
いかがでしたか?
ポルトガルの物価は地元民も利用するスーパーや交通費は安く、観光客向けの入場料、ホテル代は若干高い結果でした。
しかし、観光施設など事前に手配できるものはオンライン予約、市内移動は1日乗車券を利用したので、お得に安く旅行することが出来ました。
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