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ヘルシンキ大聖堂の魅力とアクセス方法を紹介!周辺にもおすすめ観光地がたくさん
ヘルシンキにある白亜の大聖堂は、フィンランドのランドマーク的スポットになっています。白い壁は、教会と言われてイメージする建物そのもの。毎年多くの観光客が訪れるヘルシンキ大聖堂の詳細と行き方を説明します。
この記事に登場する専門家
冒険と登山が好きな自転車乗り
うなお丸
ヘルシンキ大聖堂はおとぎ話から抜け出したかのよう
こんにちわ、うなおです!
ヘルシンキ大聖堂って知ってますか?
この建物は、メディアで観た時にとても印象深く、ずっと行きたいと願っていた場所。
新婚旅行の時に訪れたのですが、気に入ってしまい、冬季北欧自転車縦断旅行の時のゴールとした場所でもあります。
ヘルシンキ大聖堂の魅力と、行き方などについて解説します。
ヘルシンキはフィンランドの首都
まずは、大聖堂のあるヘルシンキについて説明します。
ヘルシンキとは、フィンランドの首都。
北欧からバルト海に張り出したフィンランド湾の半島にあります。
中央通りのマンネルヘイム通りの左右には、国会議事堂や美術館が立ち並び、建物を見るだけでも楽しい。
ヘルシンキ大聖堂とウスペンスキー大聖堂のシルエットが印象的です。
ちなみにヘルシンキでは、大聖堂より大きな建物を建ててはいけないそうです。
フィンランドは豊かな福祉国家
北欧は福祉が発達していると言われますが、フィンランドも同様。教育レベルも高く、「世界的競争力を持っていて、かつ、人々が人生に満足している」と言われています。
フィンランドの有名な観光スポットは、ヘルシンキ、サンタの町ロヴァニエミ、オーロラが見えるラップランド。
ヘルシンキで人気があるのは、2つの大聖堂とマリメッコ、ムーミングッズ等です。
ヘルシンキ大聖堂とは
ヘルシンキ大聖堂は、観光旅行として大人気の北欧の中でも、とくに有名な観光スポット。年間50万人以上の人々が訪れているそうです。
教会としての機能もちゃんと持っていて、結婚式などが行われていることもあります(その際は観光客は中に入れません)
フィンランド福音ルーテル教会の建物
ヘルシンキ大聖堂は、フィンランド福音ルーテル教会の総本山。
福音ルーテル教は、フィンランド最大の宗派で、フィンランドの人の7割はこの宗派に属しています。
ロシア帝国に統治されていた1830年~1852年に建設。フィンランドが独立するまでは「セントニコラス協会」と呼ばれていました。
建築当初は黄色い外観をしていたのですが、19世紀末に白く塗りなおされました。
屋根のドームは、モデルにしたロシアのサンクトペテルブルクの大聖堂を彷彿とさせるようになっています。
屋根のドームや端に建っているのはキリストの12使徒。
この規模の真鍮彫刻は世界で最大規模です。
ネオクラシックの建築
建築様式は、ネオクラシック(新古典様式)。
建築家カール・ルドヴィグ・エンゲル(Carl Ludvig Engel)にデザインされました、彼はヘルシンキの市庁舎や中央図書館など、フィンランドの主要建築を多く手掛けています。
「ギリシャ十字」の形をモチーフに、中央に四角の広間、そこを取り囲む4つの辺には同じデザインの三角屋根と柱が並んでいます。
4つの方向のどこから見ても、同じ形に見えるのが特徴です。
正式な入口はこっちじゃない?
ヘルシンキ大聖堂の正式な入口は、ヘルシンキ中央駅側を向いている面なのです。
が、どこから見ても同じ姿なのと、階段の下から見上げる姿が美しいため、階段に向かっている面が入り口だと勘違いする観光客がほとんどです。
が、そちら側の入り口は通常は施錠されているので、駅に向いている西側に回り込んでくださいね。
大聖堂がよく目立つ秘密
ヘルシンキ大聖堂の前に広がるのは、元老院広場。
ロシア皇帝アレクサンダー二世の像が大きく建てられています。
ここが周辺で一番低い場所で、そこから階段を上った大聖堂が、周辺で一番高い建物になるようデザインされています。
この辺りで、大聖堂より背の高い建物は立ててはいけないと決められています。
写真の像の向こうにあるのはPrime Minister's Office。
同じ建築家がデザインした建物です。
大聖堂も昔はこの建物のように黄色い壁をしていたんですね。
階段の上からは、ヘルシンキの町が広く見渡せます。
Prime Minister's Officeやヘルシンキ市立博物館、国会図書館のほか、カフェやお土産屋さんも並ぶヘルシンキの中心地となっています。
私が行ったときは、うっすらと雪化粧をしていました。
ヘルシンキ大聖堂の内部はシンプル
ヘルシンキ大聖堂の内部は、割とシンプル。大きな装飾や彫刻などは置かれていません。
フィンランド福音ルーテル教会は、プロテスタント系になり、偶像崇拝を良しとしないので、カトリックのウスペンスキー大聖堂とは雰囲気が異なります。
これぞ北欧デザインと言いたくなる、茶色と白が印象的な内装。
ニコライ1世に寄贈された、聖母マリアと亡くなられたキリストの祭壇画。
エンゲルによるデザインの天使が脇を挟み、二人を見守っています。
シンプルな広間の中で、天井から下げられた、大きなシャンデリアが目を引きます。
パイプオルガンもシンプルながら、ロマンティックな形をしていて素敵でした。5500本以上のパイプが使われているそうです。
ヘルシンキ大聖堂へのアクセス
ヘルシンキ大聖堂の観光おすすめ時間帯
ヘルシンキのランドマークかつ、総本山となっているヘルシンキ大聖堂には、拝観時間中は常に参拝者や観光客でいっぱい。
落ち着いて観光したいなら、平日の午前中がおすすめ。
夏場なら、深夜まで開いているので、ライトに照らし出されるヘルシンキ大聖堂にお参りすることができます。
ヘルシンキ大聖堂の詳細情報
住所:Unioninkatu 29, 00170 Helsinki, フィンランド
電話番号:+358 9 23406120
開門時間:9:00~18:00(夏場は24:00まで)
入館料:無料
公式サイト:helsinginseurakunnat.fi
中央駅からの行き方
ヘルシンキ中央駅からは、東方向に、徒歩約10分。
カイボ通り(Kaivokatu) を東に行った後、少し南下してYliopiston通りをまた東に向かった先にあります。
この通り沿いは目抜き通りになっていて、カフェやレストラン、おしゃれな建物が立ち並んでいます。
トラムで行く場合は、
1,1A,7A,7Bで「Hallituskatu」下車
もしくは
2,4,5,7A,7B番「Senaatintori」下車
メトロで行くなら、「ヘルシンキ大学」駅が近いです。
「katu」という駅名は、「通り」という意味の言葉なので、フィンランドにたくさんあります。
トラムに乗らなくても行ける距離なのですが、ヘルシンキのトラムはとてもかわいいので、観光がてら乗車してみることをおススメします。
ヘルシンキ大聖堂近くの観光スポット
カフェ・エンゲル
ヘルシンキ大聖堂の正面にある、ヘルシンキの老舗カフェ。
大聖堂より古くからここに建っていて、ヘルシンキでもっとも古い建物の一つと言われています。
もともとは違う外観をしていたのですが、大聖堂をデザインした建築家エンゲルが、周囲の雰囲気に合わせるために道路に面した壁をデザインしなおしています。その時からエンゲルの名前が付けられました。
住所:Aleksanterinkatu 26, 00170 Helsinki, フィンランド
営業時間:(平日)8:00~21:00 (日曜)10:00~19:00
マリメッコ
日本人の愛するフィンランドデザイン・マリメッコ。
その本社がヘルシンキ郊外にあり、直営店がヘルシンキ大聖堂の近くにあります。
けして安いお値段ではありませんが、日本で買うよりも安く購入できるとあって、店内は日本の女性であふれています。
私の友人も、数年に一度、ヘルシンキを訪れてはマリメッコのアイテムをたくさん購入しています。
住所:Aleksanterinkatu 50, 00100 Helsinki, フィンランド
営業時間:(平日)10:00~20:00 (土曜)10:00~18:00 (日曜)12:00~18:00
公式サイトはこちら
かもめ食堂Ravintola KAMOME
ヘルシンキ大聖堂から少し外れますが、日本人観光客が大勢訪れるスポットが、「かもめ食堂」
2006年公開の邦画「かもめ食堂」が撮影された場所です。
明るくて清潔な北欧のインテリアが迎えてくれます。
平日はランチタイムが14:30、ディナータイムが17:00からで、その間は準備中となっています。
ヘルシンキ中央駅からトラム3に乗り、「Viiskulma」駅で降りて徒歩4分。
住所:Pursimiehenkatu 12, 00150 Helsinki, フィンランド
営業時間:(月曜~木曜)17:00~21:00 (金土)11:00~22:00 日曜定休
公式サイトはこちら
サブカルが好きならアカデミア書店もおすすめ
ヘルシンキの有名な本屋さんの一つ、アカデミア書店。
著名なデザイナー・アアルトがデザインしたことで、一般的に観光地として有名なのですが、その一角にはマンガコーナーがあります。
日本の漫画や、漫画を描くためのアイテムがそろっていて、サブカル好きとしては興味深かったです。
住所:Keskuskatu 1, Pohjoisesplanadi 39, 00100 Helsinki, フィンランド
営業時間:(平日)9:00~21:00 (日曜)11:00~18:00
公式サイト:https://www.akateeminen.com/
私たちがヘルシンキを訪れた時には、Amai Manga Café Oyという漫画カフェも中央駅前で営業していました。
その名の通り、壁には日本の漫画がずらり。ゲームやアニメのグッズも並んでいます。
お店の一角には日本の同人誌も並んでいました。
スタッフさんにお聞きしたところ、毎年コミケに訪れて同人誌を買って帰っているそうです。
現在は閉店しているのですが、また開店してくれるように願いましょう。
ヘルシンキの観光スポットはコチラに詳しく纏めています!ぜひ読んでみてください。
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フィンランドの歴史に触れるヘルシンキ大聖堂へ
ロシア帝国時代に、ドイツの建築家がデザインしたヘルシンキ大聖堂。
サンクトペテルブルクの教会に似たその形は、ヘルシンキが経てきた歴史を感じることができるスポット。
大聖堂も周辺も、美しく、北欧風の明るい建物ばかりで、とても素敵な空間でした。
ぜひ訪れてみてくださいね。
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