京都のパワースポットはどこに行けばいい??
国内はもちろん世界的にも人気が高い都市である京都には数えきれないほどの寺社仏閣が街の中に溶け込んでいます。
とても一回では回り切れないほどのパワースポットが京都には存在し、ガイドブックの種類も様々なものが出回っており、私自身、京都に行くときにはどこに行けばいいか迷ってしまいます。
そこで、数あるパワースポットの中から今まで自分で足を運び良かったと思える無料で楽しめるパワースポットを紹介します!
1,様々な御利益がある祇園祭の舞台【八坂神社】

地元では『祇園さん』の愛称で親しまれている八坂神社。
毎年7月に行われる京都の夏の風物詩『祇園祭』の舞台としても有名です。
京都の市街地を東西に駆け抜ける四条通りの東に鎮座しているため、すぐに分かります!

この八坂神社は24時間入ることが出来、夜間にはライトアップされより一層雰囲気が出るので、夜の八坂神社参拝がおすすめ!
1868年(慶応4年)に八坂神社と改称されるまでは、感神院や祇園社と呼ばれていたそうです。
八坂神社の創建は平安時代よりも古く、656年に高麗(朝鮮半島)から来た施設の伊利之(いりし)が建立したという説と、876年に僧円如が建立したという2つの説があります。

一年間を通じて様々な神事が行われる舞殿。
八坂神社の御利益としては、商売繫盛、開運招福、厄除けに加えて境内には美の神を祀る美前神社があり、女性からも人気があるパワースポットです。

祇園造りと呼ばれる本殿。
八坂神社の境内はそこまで大きくなく参拝時間は15分ほどで見周ることができますが、京都最大のショッピングストリートである四条通りや、桜で有名な円山公園、日本最大級の山門がある知恩院などがすぐ側にあり、他の場所と併せて訪れるのが一般的です。
京都パワースポットおすすめ度
穴場度:☆☆☆☆☆
雰囲気:☆☆☆☆☆
ご利益:☆☆☆☆☆
アクセス:☆☆☆☆☆
八坂神社のアクセス・詳細情報
2,五穀豊穣の神を祀る京都三大祭・葵祭の舞台【下鴨神社(賀茂御祖神社)】

下鴨神社(賀茂御祖神社)は上賀茂神社と並んで日本で最古の神社の一つで、加茂氏の氏神を祀る神社として古くから信仰されてきました。

下鴨神社には広大な敷地の中に糺の森という京都市内にあるとは思えないほど豊かな自然が広がっており、喧騒から離れた静寂な雰囲気が漂っています。

糺の森の入り口にある河合神社。
縁結びをはじめ、安産や学業、長寿などの御利益があるパワースポットです。

入り口から糺の森を1kmほど進むと鳥居が見えてきます。
平安時代には都の守り神とされ、皇室の氏神としての特別な信仰を受けていたそうです。

下鴨神社のシンボルである巨大な楼門。
下鴨神社の御祭神は玉依姫命(たまよりびめ)と賀茂建角身命(かもたけつのみのみこと)。
玉依姫命は上賀茂神社の祭神である賀茂別雷命の母で縁結び、安産、水の神としての御利益があります。
賀茂建角身命は古代の京都を造った神様として世界平和、五穀豊穣の御利益があります。

最寄駅である『出町柳駅』から入り口までは徒歩10分ほどで到着しますが、糺の森を含め下鴨神社自体がかなり広いため、少なく見ても1時間は必要です。
京都パワースポットおすすめ度
穴場度:☆☆☆☆☆
雰囲気:☆☆☆☆☆
ご利益:☆☆☆☆☆
アクセス:☆☆☆☆☆
下鴨神社(賀茂御祖神社)のアクセス・詳細情報
3,学問の神様・菅原道真を祀る全国の天満宮の総本社【北野天満宮】

北野天満宮は天暦元年(947年)に建立された全国に約1万社ある天神社・天満宮の総本社です。

国宝の御本殿。
北野天満宮の御祭神は平安時代に学者・政治家として活躍し遣唐使を廃止したことで有名な菅原道真。
菅原道真は学問の神様と崇められているため、学問に御利益があると多くの受験生が参拝に訪れます。
境内はそこまで広くないため、所要時間は多くはかかりませんが、他の観光地と少し離れているため、周るコースに入れる際は嵐電で行ける嵐山と組み合わせるのがおすすめです。
京都パワースポットおすすめ度
穴場度:☆☆☆☆☆
雰囲気:☆☆☆☆☆
ご利益:☆☆☆☆☆
アクセス:☆☆☆☆☆
北野天満宮のアクセス・詳細情報
4,縁結びで有名な京都の奥座敷【貴船神社】

貴船神社は京都市左京区鞍馬貴船町、鞍馬山の麓にあり全国に約500ある貴船神社の総本山。
貴船山と鞍馬山に囲まれた渓谷地である貴船は市街地に比べ約10度以上涼しく、手軽に行ける避暑地としても人気の場所です。

ご神水につけると文字が浮かび上がる水占いみくじ。
貴船神社は縁結びの御利益があるとしてとても有名な神社です。
平安時代の歌人・和泉式部の夫婦復縁が叶えられたことから縁結びに御利益があると信じられ、『御伽草子(おとぎそうし)』をはじめとする数多くの作品の舞台にもなっています。
また、恋愛だけでなく就職や入学などあらゆる縁結びに効果があると言われ多くの参拝客が訪れます。
京都市内からは約1時間ほどかかり、近隣にある鞍馬寺と一緒に行くと半日近くかかるため、時間にゆとりが無いと行くのは厳しいです。
京都パワースポットおすすめ度
穴場度:☆☆☆☆☆
雰囲気:☆☆☆☆☆
ご利益:☆☆☆☆☆
アクセス:☆☆☆☆☆
貴船神社のアクセス・詳細情報
5,陰陽師・阿倍晴明を祀る京都随一のパワースポット【晴明神社】

平安時代の陰陽師・阿倍晴明を祀る京都随一のパワースポットとして有名な晴明神社。
陰陽道を象徴する晴明桔梗印(五芒星)が境内のあちこちに描かれています。

晴明神社は安倍晴明の邸宅があった場所で、京都御所から見て鬼門に当たる位置にあります。
当時の都の橋にあたり、御所を守る役目を担っていました。
晴明神社は魔除け・厄除けに絶大な効果があると言われています。
京都パワースポットおすすめ度
穴場度:☆☆☆☆☆
雰囲気:☆☆☆☆☆
ご利益:☆☆☆☆☆
アクセス:☆☆☆☆☆
晴明神社のアクセス・詳細情報
6,かつて天皇が住んでいた都の中心【京都御所】

京都御所は明治維新まで天皇の住まいとして使用されていました。
京都御所は孝明天皇及び明治天皇の日々の生活や数々の年中行事に加え、江戸時代末期の王政復古の大号令、小御所会議、五箇条の御誓文の発布、明治・大正・昭和の天皇の即位の礼など数々の歴史の舞台になりました。
かつては事前の申し込みがなくては参拝できませんでしたが、2016年以降事前申し込み不要の通年無料公開になりました。

現在の京都御所は築地塀に囲まれた南北約450m、東西約250mの方形で面積は約11万㎡もの広さがあります。
京都御所は神社でも寺院でもありませんが、794年に平安京に都を移した桓武天皇が風水を参考に街づくりをしたため、天皇が住む京都御所には強力な結界が貼られており、京都御所全体がパワースポットになっていると言われています。

清所門から入りセキュリティーチェックを通ると見えてくるのが、御車寄という建物。
貴族などが儀式や天皇との対面の際に利用した玄関で、他の建物と廊下で繋がっています。

次に見えてくるのが、新御車寄と月華門。
月華門の奥には京都御所で最大の見どころである清涼殿があります。

承明門から見た清涼殿。
この清涼殿は平安時代中期から天皇の日常の住居として使われていた場所で、政治や祭事などの重要な儀式も執り行われていました。
1590年に天皇の住居が御常御殿という建物に移ってからは儀式の際に使われたとても神聖な場所です。

清涼殿は入ることはできませんが、正面近くまでは近づくことが出来ます。
写真では伝わりにくいですが、実際見るとかなり大きくパワースポット特有の凛とした空気を感じました。

御内庭と呼ばれる日本庭園。
遣水を流しところどころに石橋が架けられてとてもキレイに整備されています。
京都御所の見どころは非常に多いですが、建物の中には入れないため、見学の際の所要時間は多くて1時間ほどだと思います。
しかし、京都御所自体がとても広く、地下鉄駅からのアクセスはいいものの下鴨神社の最寄である出町柳駅からだと徒歩30分ほどかかるので時間は多めにとったほうがいいと思います。
京都パワースポットおすすめ度
穴場度:☆☆☆☆☆
雰囲気:☆☆☆☆☆
ご利益:☆☆☆☆☆
アクセス:☆☆☆☆☆
京都御所のアクセス・詳細情報
7,金運の御利益がある全国の稲荷神社の総本宮【伏見稲荷大社】

伏見稲荷大社は、京都府京都市伏見区深草にある神社で全国に約3万ある稲荷神社の本総宮。
商売繁盛・五穀豊穣などの神様として、厚い信仰を集めています。
伏見稲荷は背後にある稲荷山自体が聖域にあっており、稲荷山山頂まで行くと約4kmもあるので、途中で引き返すのが一般的です。

中でも圧巻なのが奥宮から奥社までの約150mの参道にトンネルのように連なる千本鳥居。
近年では外国人観光客に人気のスポットとして有名になり、日中は多くの観光客で賑わいます。
ただ、夕方以降になると千本鳥居が作り出す異世界のような雰囲気からほとんど人がいなくなるため、異世界のような雰囲気を味わいたい方は夕方以降に言ってみてください。
京都パワースポットおすすめ度
穴場度:☆☆☆☆☆
雰囲気:☆☆☆☆☆
ご利益:☆☆☆☆☆
アクセス:☆☆☆☆☆
伏見稲荷大社のアクセス・詳細情報
8,日本最大級の山門がある浄土宗の総本山【知恩院】

知恩院は京都府京都市東山区にある法然が開いた浄土宗の総本山にあたる寺院。
特に有名なのが国宝の三門で高さ24m,幅50mと木造門としては日本最大級の大きさを誇り、京都の南禅寺、山梨の久遠寺と並び日本三大門と言われています。

17人の僧侶によって撞かれる大鐘楼は冬の風物詩の一つ。

寺院のため御利益はありませんが、法然が開いた浄土宗の総本山ということで境内には凛とした空気が流れていました。
知恩院の敷地内はかなり広く見どころも多いため、時間には余裕をもって拝観することをおすすめします。
また、周囲には桜の名所である円山公園や先ほど紹介した八坂神社、春や秋にライトアップされることで有名な青蓮院門跡など見どころがたくさんあるので、観光コースの一つとして組み合わせやすい場所です。
京都パワースポットおすすめ度
穴場度:☆☆☆☆☆
雰囲気:☆☆☆☆☆
ご利益:☆☆☆☆☆
アクセス:☆☆☆☆☆
知恩院のアクセス・詳細情報
9,京都最高位の各位を与えられた五山文化の中心【南禅寺】

南禅寺は京都市左京区にある臨済宗南禅寺派大本山の寺院。
日本で最初の国家鎮護・皇室繁栄などを祈願して創建された勅願禅寺で、室町幕府3代将軍の足利義満により制定された五山文化の中で京都五山および鎌倉五山の上におかれる別格扱いの寺院として日本の全ての禅寺のなかで最も高い格式を与えられたお寺です。
南禅寺も知恩院と同じく山門が有名で、高さ22mの重厚感ある造りが特徴です。
この三門には有料で上ることが出来ます。
かつて大泥棒である石川五右衛門がここからの景色を見てあの有名なセリフである『絶景かな、絶景かな』と言ったそうです。

南禅寺のもう一つの見どころがレンガでできた水路閣。
琵琶湖の水を京都市内に引くために明治時代に建てられました。
ドラマやCMのロケ地としても有名。
京都パワースポットおすすめ度
穴場度:☆☆☆☆☆
雰囲気:☆☆☆☆☆
ご利益:☆☆☆☆☆
アクセス:☆☆☆☆☆
南禅寺のアクセス・詳細情報
10,様々な縁を断ち切る京都最凶パワースポット【安井金比羅宮】

安井金比羅宮は縁を切って縁を結ぶ『縁』のパワースポットとして有名な神社。
安井金比羅宮は気軽に行ってはいけない最凶のパワースポットとしても有名です。
その理由は安井金比羅宮の祭神が祟りの神と言われる崇徳上皇であることと、縁切りの御利益があるとしても有名で掲げてある絵馬にマイナスな事がびっしりと書いてあることが要因となっています。

縁切り祈願する際には形代という札に祈願内容を書いて縁切り縁結びの碑に張り付けるということをするため、碑の地肌見えないほど札が貼りつき異様な光景が広がっています。
安井金比羅宮は周辺に様々な見どころが点在する東山エリアにあるため、アクセスも容易で観光ルートにも組み込みやすいため、縁の御利益を得たい方は是非行ってみてください!
京都パワースポットおすすめ度
穴場度:☆☆☆☆☆
雰囲気:☆☆☆☆☆
ご利益:☆☆☆☆☆
アクセス:☆☆☆☆☆
安井金比羅宮のアクセス・詳細情報
おすすめモデルコース
おすすめパワースポット巡り①~四条・東山散策コース
あまり時間が無く効率的にパワースポットと観光を楽しみたいコースです。
所要時間:約3時間
四条河原町
↓(徒歩)
八坂神社
↓(徒歩)
知恩院
↓(徒歩)
祇園白川
↓(徒歩)
四条河原町
四条河原町で食べ歩きをしながら、八坂神社でお参り。
その後、知恩院まで歩き祇園白川を散策して四条河原町に戻るルートです。
短時間でパワースポットと京都らしい祇園や鴨川などの風景を楽しむことが出来ます。
もう少し足を延ばしたければ知恩院から南禅寺に、短時間でもう一つパワースポットに行きたいのであれば安井金比羅宮を組み合わせるとより充実すると思います。
おすすめパワースポット巡り②~郊外散策コース
京都市内と郊外を一日かけて回る弾丸コースです。
所要時間:約8~10時間
出町柳駅
↓(叡山電鉄)
貴船神社
↓(叡山電鉄)
出町柳駅
↓(徒歩)
下鴨神社
↓(徒歩)
京都御所
貴船神社へアクセスする叡山電鉄の発着駅である出町柳駅を起点としたルートです。
まず叡山電鉄で貴船神社にアクセスします。
貴船神社から鞍馬山へは山道を1時間ほどで歩いていくことが出来ますが、かなりの所要時間と体力が奪われるため、鞍馬寺とセットで回る場合はほぼ1日かかってしまうので、今回は貴船神社だけ行くコースを紹介します。
貴船神社参拝後は、叡山電鉄で出町柳駅に戻り、徒歩で下鴨神社を参拝。その後、京都御所まで徒歩で移動します。
このコースはかなりの距離を歩くことになるため、京都御所まで行くころにはかなりクタクタになっていると思いますが、余力があれば晴明神社まで少しなので足を伸ばすとより充実すると思います。
どこのパワースポットに行きたくなりましたか?
いかがだったでしょうか?
この記事では無料で行ける京都のパワースポットを紹介しましたが、
この他にも有料、無料含めて京都には数えきれないほどのパワースポットと呼ばれる場所があります。
京都に行った際には紹介したパワースポットを含め自分のお気に入りのパワースポットを探してみてください!
他の京都の記事も読んで、充実した旅行を楽しんでください!