Categoryカンボジア
プノンペンで歴史を学ぶ!厳選観光スポット6選をお届け!
カンボジアというと、楽しい観光スポットだけでなく「歴史」を学べる場所でもあります。今回はプノンペンに訪れた際におすすめする観光スポット、特に”学び”を中心にご紹介致します。プノンペンを訪れた際は、楽しい観光と歴史も学んで帰ってください。
この記事に登場する専門家
旅ライター
Miku
ライター紹介
こんにちは、旅ライターのMikuです。
【旅】と【音楽】と【食べること】が大好きな旅ブロガーです。20歳の頃、船に乗って世界一周の旅に出ました。
また、24歳の頃に3ヵ月間ロサンゼルスに滞在!現在はハワイに滞在しております。今まで経験・体験してきたことを発信していくこと、またハワイ現地ならではのアクティビティ・飲食・観光をさらに体験しこちらも記事にできたらと思っております。
大日方 美公
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プノンペン観光の事前情報 治安・気候・服装・物価
プノンペンの治安は?
プノンペンは観光スポットで有名なカンボジアの首都ですが、決して治安が良いとは言えません。昼間は観光客も多く歩いているので、‘‘ひったくり‘‘や‘‘ぼったくり‘‘に気を付けていれば危険な目には合わないと思います。危険なエリアとして知られているのが夜の‘‘リバーサイド‘‘です。昼間はレストランやカフェなどが多く並んでおり、観光地としておすすめなのですが、夜はひったくりが多いと聞きます。夜の出歩きはなるべく避けるようにしましょう!
プノンペンの気候、おすすめの格好は?
プノンペンは一年中暑い街です。その為おすすめの格好は日本の‘‘夏服‘‘です。日差しも強いので、帽子を持っていくのもおすすめです。また、乾季(12 月~3 月)には少しだけ涼しくなります。雨季は 6 月~10 月です。
プノンペンの物価は?
まず、通貨はカンボジアのリエルと、USドルが流通しています。近年発展してきている都市なので物価はどんどん上がってきているようです。しかし、日本に比べると食料や移動にかかる金額は遥かに安いです。飲み物は基本100円以内で買うことができるでしょう。また、カンボジアでは屋台が有名です!屋台ですと1食300~400円ほどで食べることができます。タクシーは30分乗っていても1000円ほど!(おすすめはトゥクトゥクです)
①大量虐殺が行われた【キリング フィールド】
【キリング・フィールドとは?】
その昔、ポル・ポト政権の時代に300万人もの人々が大量が虐殺されました。キリング・フィールドは、その虐殺が行われた実際の場所なのです。
カンボジアを知る上で一番有名な場所ですね。現在は観光スポットとして多くの方が訪れ、過去の悲惨な出来事を学ぶ場所になっています。入口では日本語音声のオーディオプレーヤーをレンタルすることができます。
観光ポイント1【慰霊塔】
ココには当時虐殺された方々の骨が展示されています。頭蓋骨の頭部には斧やカマで撲殺された痕も見ることができます。相当な数の頭蓋骨なので、心構えをして入ることをおすすめします。
観光ポイント2【キリングツリー】
こちらの木は、小さい赤ちゃんを殺すために使われた木です。表面は木の幹がトゲのように突き出ている場所があります。当時は赤ちゃんの両足を掴み、そこに叩きつけ虐殺していたそうです。木は、当時の状況から少し赤み(血)を帯びていました。
観光ポイント3【中国人のお墓】
元々ここは中国人の墓地があったそうです。当時はカンボジア人の他にもフランス人やアメリカ人なども殺されココに埋められたそうです。よく見ると至る所に‘‘本物の骨‘‘が土から顔を出していました。
【ココをおすすめするポイント】
キリング・フィールドはカンボジアの歴史を学ぶ上で一番有名な観光スポットです。生々しい光景を目の当たりにしますが、ココでしか体験できないことがあります。
【アクセス・営業時間・入場料について】
【アクセス】王宮(Royal Palace)から車で30分。行く際はトゥクトゥクをおすすめします。キリング・フィールドに入っている間、運転手は外で待っていてくれます。トゥクトゥクでは20ドルほどで連れて行ってくれます。
【入場料】1人$3。オーディオプレーヤーも$3です。
【営業時間】8:00~17:00(定休日なし)
②悲しい歴史を物語る【トゥールースレン虐殺博物館】
【トゥールースレン虐殺博物館とは?】
こちらは収容所、また虐殺が行われていた場所でもあります。ココでは約2万人の人々が収容されていたそうです。この場所から生き残ったのは7名のみだったとか。
観光ポイント1【収容されていた人々の部屋】
一見アパートのようなこの建物に、当時は多くの人たちが収容されていました。
部屋の中に入ると、そこには簡易なベッドと、収容されていた人たちが逃げ出さないようにと足に付ける檻などがそのまま展示されていました。部屋の中に入ると肌寒い感覚になりました。この場所で、自分が殺される番を待っていたのかと思うと涙が出てきそうになります。
観光ポイント2【壁に展示されている犠牲者の写真】
壁には収容されていた人たちの写真がたくさん展示されていました。また、当時どのような光景だったか、再現された‘‘絵‘‘などの展示もありました。
観光ポイント3【逃走を許さない仕組み】
建物の通路には逃げる者が出ないよう、写真のように金網が設置されていました。ココから見える広場で、当時は多くの人たちが虐殺されていたそうです。
【ココをおすすめするポイント】
虐殺があった収容所は、どこでも見れるわけではありません。また、このトゥールースレン虐殺博物館には当時の遺品、当時の光景がそのまま残されている場所なので興味がある方は是非訪れて頂きたいです。
アクセス・営業時間
【アクセス】Corner of Street 113 & St 350 | History Museum, Phnom Penh 12304, Cambodia
【入場料】1人$5ほど
【営業時間】 8:00 - 17:00
③「プノンペン」の由来となった寺院【ワットプノン】
【ワットプノンとは?】
ココは、”丘の寺”という意味の名前を持ち、プノンペンという街の名前の由来にもなったお寺です。
その昔、ダウン・ペン夫人という未亡人が川で拾った4体の仏像を丘に祠をたて、そこに祀ったことから、ペン夫人の丘=プノンペンと名付けられたそうです。現在では町の名前にもなり、後に寺院が建立され、丘の寺=ワットプノンと名づけられたそうです。今でも多くの人々の祈りの場として崇められています。
観光ポイント1【登り口の手すりに施されているナーガ像】
ワットプノンの入口に着くと、七つの頭を持つ‘‘ナーガ像‘‘の手すりの階段が待ち構えています。この階段を登ると寺院が見えてきます。
観光ポイント2【ペン夫人の像もあるメインエリアへ】
中に入ると、ペンさんの仏像や中央には大きな黄金の仏像が安置されています。壁のデザインもカンボジアらしく、華やかな装飾が印象的でした。化粧をしているような仏像も!?
【ココをおすすめするポイント】
混んでいる!という印象はないので、好きな時間にゆっくり見学をして頂けると思います。カンボジアの独特な仏像や寺院の装飾を見ることができおすすめです!
【アクセス・入場料・営業時間】
【アクセス】Street 96 | Norodom Blvd, Phnom Penh, Cambodia
【入場料】$1.00
【営業時間】7:00~18:30
④現在も国王と王妃が暮らしていらっしゃる【王宮】
【プノンペンの王宮とは?】
黄金の屋根はクメール様式のデザインで施されています。ここには現在、カンボジア国王と王妃が暮らしていらっしゃいます。一部が一般公開されているので、一度は訪れてみてはいかがでしょうか?
観光ポイント1【クメール様式の屋根が印象的な即位殿】
この王宮は1870年に木造で建築され、のちの1919年にフランス人の建築家により、レンガ造りの建物に改装されたそうです。尖塔のデザインがユニークで是非近くで見て頂きたいです。
観光ポイント2【王宮の周りの装飾】
王宮の周りにもカンボジアらしい小さな仏像があったりと散策するのにおすすめです。王宮に入る際は露出が多い服装はNGなのでご注意を!
【ココをおすすめするポイント】
カンボジアの王宮に入ることはめったにないチャンス!黄金の豪華な王宮は見に行く価値があると思います。
【アクセス・入場料・営業時間】
【アクセス】Sothearos | between Street 240 & 184, Phnom Penh, Cambodia
【入場料】US$6.25
【営業時間】8:00~11:00 / 14:00~17:00
※露出の多い服装NG!
⑥貴重な石像や美術品が鑑賞できる【プノンペン国立博物館 】
【プノンペン国立博物館とは?】
クメール様式の外観が印象的なこの国立博物館は1920年に開設され、約5000点以上の石像や美術品が展示されているそうです。
観光ポイント1【貴重な石像・美術品】
中には、各時代の青銅器や鋳造品なども見ることができます。時代ごとに見て回れるのでクメール芸術をゆっくり味わうことができます。
観光ポイント2【中庭の石像】
外に出るとアンコール遺跡周辺から出土した仏像やヒンズー教の神々の石造なども展示してあります。中庭は写真撮影がOKですが内部は禁止なので注意しましょう!
【ココをおすすめするポイント】
2017年に入場料が値上げされたそうですが、貴重な石像や美術品を間近で見れるのはココぐらいです!また、ケースの中に入れずに展示されているのも魅力の一つです。
【アクセス・入場料・営業時間】
【アクセス】St.13, Khan Daun Penh, Phnom Penh
【入場料】US$10.00
【営業時間】8:00~17:00
プノンペンの情報を見る
プノンペン観光 まとめ
世界の歴史に興味があり、プノンペンはいつか訪れたいと思っていた場所でした。今回実際に訪れ、カンボジアの歴史を目の当たりにしたとき、考えさせられることや勉強になることが多くとてもいい経験になりました。‘‘旅‘‘や‘‘旅行‘‘と聞くと、楽しいことばかりのイメージですが、その国の歴史について学ぶ機会にもなればいいなと思います。
この記事が、読んで下さった方々の旅のお役に立てれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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