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マカオの気候と服装を解説!経験者が選ぶ旅行ベストシーズンはこの時期だ!
アジアとヨーロッパが融合した独自の魅力を持つマカオ。豊富な食や文化で形成された味わい深い街を楽しむには、年間の気候やベストシーズンを知っておくことも大切です。今回はマカオへの旅行経験がある筆者が、現地の天気や気温などの気候からベストな服装まで解説します。
この記事に登場する専門家
医療健康旅行ライター
西村のぶ
マカオはいつ旅行すべき?まずは気候や気温の変化を抑えよう!
こんにちは!
医療系旅行ライターの西村のぶです。
かつてポルトガルの植民地でもあり、他のアジアでは体験できない街並みやグルメなどを見つけることができるマカオ。
実は日本と同じように四季があって、雨季には台風が来たり冬は意外と寒くなったりします。
年間通して暑いわけではなく日本ほど極端な天気の変化はありませんが、旅行するなら季節ごとの特徴や対策を抑えておくことも大切です。
マカオ旅行を最大限に楽しむために、まずは気候について知っておきましょう!
マカオの気候は亜熱帯気候!その特徴と注意点を知っておこう!
マカオは広東省の珠江デルタ西岸、北緯22度14分、東経113度35分に位置し、亜熱帯気候に区分されています。
亜熱帯気候は熱帯に次いで気温の高い地域ですが、気候区分の定義としては広義に認められたものではありません。
そのため人や場合によってさまざまな意味合いで使われています。
例えば温帯に属する地域で、「最寒月の平均最低気温が0℃以下にならない」「年平均気温が18℃以上」などと定義されることもあります。
マカオには四季がある!旅行前にそれぞれの気候とベストシーズンをチェック!
マカオには緩やかな四季があり、3~5月が春、6~8月が夏、9~11月が秋、12~2月が冬となります。
亜熱帯気候に区分される香港は、温帯気候である日本と比べて寒暖差は大きくありません。
ただし湿度は通年で高く天気は不安定なため、旅行するには対策が必要になってきます。
上の図がマカオの年間気温・降水量で、気候は日本と同じような変化になります。
まずは季節ごとの特徴からチェックしていきましょう!
春(3~5月)は昼夜の気温差に注意!雨も徐々に増えてくる!
この時期の気候は以下のようになります。
(※全ておおよその値)
最高気温は3月21℃、4月25℃、5月29℃
最低気温は3月16℃、4月20℃、5月24℃
降水量は3月83mm、4月217mm、5月362mm
この時期は天気が不安定で、徐々に雨の日が増えて雨期に突入します。
昼夜の気温差が大きくなることもあるので注意してください。
3月こそ降水量は少ないですが、4月以降は雨が多く蒸し暑くなります。
この期間で旅行するなら3月がおすすめ!
夏(6~8月)は台風と高温多湿に注意!蒸し暑い日が続きます
この時期の気候は以下のようになります。
(※全ておおよその値)
最高気温は6月31℃、7月32℃、8月32℃
最低気温は6月26℃、7月26℃、8月26℃
降水量は6月340mm、7月290mm、8月352mm
この時期は本格的な雨期になります。
降水量はかなり多くて月の約半分以上で雨が降り、台風シーズンでもあるので旅行には向いていません。
筆者は6月にマカオを訪れましたが、連日ずっと雨で予定していた観光もできませんでした。
さらに気温と湿度も高いので不快指数はかなり高めです。
運が悪いと旅行と台風が重なり、飛行機に乗れないなどのトラブルに遭遇することもあります。
できる限りこの時期の旅行は避けるべきだと思います。
秋(9~11月)は徐々に気温や湿度が低下!天気が安定する旅行ベストシーズン!
この時期の気候は以下のようになります。
(※全ておおよその値)
最高気温は9月30℃、10月28℃、11月24℃
最低気温は9月25℃、10月22℃、11月18℃
降水量は9月194mm、10月117mm、11月43mm
この時期は徐々に雨の日が少なくなり、気温も下がって快適に過ごせる日が続きます。
特に11月は雨がほとんど降らず天気が安定する旅行ベストシーズン!
ただし昼夜の気温差が大きくなってくるので注意してください。
冬(12~2月)は意外と気温が低め。寒波にも注意!
この時期の気候は以下のようになります。
(※全ておおよその値)
最高気温は12月20℃、1月18℃、2月19℃
最低気温は12月13℃、1月12℃、2月13℃
降水量は12月35mm、1月32mm、2月59mm
この時期は乾季で雨はほとんど降らず、気温も日本より高めなので旅行しやすい時期です。
ただし寒波の影響で意外と冷え込む日があります。
また香港やマカオには暖房設備を備えてた建物が少ないです。
暑さ対策優先でこの時期でもショッピングセンターやホテルでは冷房を使っていることもあります。
意外と寒くて困ることも多いので、しっかりとした対策が必要です。
マカオの気候で知っておきたい2つの注意点!
亜熱帯気候に区分されるマカオは、天気などの気候面で温帯湿潤気候や冷帯湿潤気候である日本とは異なる部分もあります。
もし旅行を計画しているなら、まず以下の2つの点を抑えておいてください。
気候の注意点①マカオは年間通して湿度が高い
マカオは亜熱帯性気候の影響の影響を受けて、年間平均気温が20℃前後と年間通して暖かい環境です。
ただし湿度も年間平均で80%前後と高めで、特に春から夏にかけては雨期も重なり不快指数は高めになります。
筆者は6月にマカオへ行きましたが、天気がものすごく悪くて連日ほとんど雨でした。
雨が止んでも霧がひどくてマカオタワーも営業しておらず。
バンジージャンプもできませんでした。
シトシト雨どころか大雨の日もあり、湿度も高くて屋外観光も厳しかったです。
この時期はショッピングやグルメ、カジノなどを目的にして楽しむことが良いと思います。
マカオのグルメと言えばエッグタルト!
ポルトガルでも有名ですが、マカオにしっかりと受け継がれています!
1個のサイズが小さいので3つ4つ食べてしまうのが難点?
香港のエッグタルト人気店・穴場店8選!値段・賞味期限・香港式とマカオ式の違いを解説!
バターたっぷりの生地にクリーミーなエッグタルト!ここ香港では、主に地元のパン屋さんで売っている代表的なお菓子です。エッグタルトは香港のおやつ・人気トップ第5位の常連客でもあります。一口にエッグタルトと言ってもたくさんありすぎて、どこのものがいいのやら。普段おやつとしてよくエッグタルトを食べている香港在住者がお答えします。
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エッグタルトの有名店「Margaret's cafe e Nata(瑪嘉烈蛋撻店):マーガレットカフェ・エ・ナタ」。
マカオ旅行では訪問必須です!
気候の注意点②雨季には台風がやってくる
マカオは5月頃から雨期に入り、8月頃まで雨が多めになります。
特に7~8月は台風シーズンになるので注意が必要です。
マカオや香港では、台風接近時には台風の強さを示す「シグナル」が発令されます。
シグナルの強さは1から10まで数字で表され、シグナル8以上は外出禁止です。
また飛行機などの交通機関も運休になることがあるため、特に帰国日に重なりそうな場合は運行状況を確認できるようにしておいてください。
筆者の場合、旅行中に大雨が降ることはあっても台風ではなかったので飛行機に乗ることができました。
マカオ旅行の気候別・シーン別の服装は?
筆者がマカオを旅行した6月は雨季で連日雨が降り、満足できるほど観光できませんでした。
湿度も高くて服が乾かずお手上げ状態!
大雨や台風上陸の危険性もあるこの時期は旅行に向いていませんが、もし予定があるなら対策は必須です。
また昼夜・屋内外の気温差、暖房設備の少なさはもちろん、気候面以外での服装マナーについても知っておきましょう。
旅行前に以下の点をチェックしておいてください!
マカオ旅行の服装①気候ごとの服装をチェック!
春(3~5月)は夏服と羽織物で対応!雨具があると安心
半袖・長袖シャツ、薄手のカーディガンやジャケット・ジーパン、スニーカーやフラットシューズがおすすめです。
3月は気温が少し低いので長袖シャツが良いですが、それ以降は蒸し暑くなります。
4月頃からは雨の日も増えてくるので、速乾吸湿性や防水性能のある服や靴があると便利です。
雨で寒さを感じる場合は重ね着で過ごしましょう。
夏(6~8月)は速乾吸湿の服と羽織物が活躍!蒸れ対策も必要
吸湿速乾系の半袖・長袖シャツ、UVカット系のパーカーやカーディガン、ハーフパンツ、スニーカーやフラットシューズ、日差し対策の帽子、サングラスがおすすめです。
この時期は高温多湿で雨が多いので、乾きやすい素材の服や防水機能のある上着・靴があると快適に過ごすことができます。
なお晴れた場合は日差し対策必須!
また屋内は冷房が強くてかなり冷えます。
屋外との気温差が大きくなるので羽織物を持っていくと便利です。
秋(9~11月)は重ね着で気温差に対応!徐々に厚手の服へ
半袖・長袖シャツ、カーディガンやジャケット、パーカーなど羽織物、ジーパン、スニーカーやフラットシューズがおすすめです。
日中は半袖でも大きな問題にはなりませんが、夜は少し冷えることもあります。
昼夜の気温差、屋内外の気温差に注意して対策してください。
着やすく脱ぎやすい服装が便利です。
冬(12~2月)は厚手の上着や使い捨てカイロが活躍!
セーターやコート、冬用ジャケットやズボン、スニーカー、厚手のパジャマなどがおすすめです。
意外と寒さを感じることも多く、寒波到来もあるのがマカオの冬です。
厚手の服、暖かさを保つ素材で対策してください。
使い捨てカイロなどのアイテムも便利です。
マカオ旅行の服装②カジノやバーでのマナーは?
マカオと言えばカジノですが、服装の心配はほとんど必要ありません。
そこまで厳しいドレスコードは設定されておらず、ジーパン、ハーフパンツ、サンダルでの入場も可能となっています。
ただし、帽子やサングラス、マスクなどの着用は禁止なので注意してください。
男性なら襟付きのシャツ、長ズボン、革靴、女性なら襟付きシャツやワンピース、おしゃれなサンダルなどがおすすめです。
マカオ旅行の服装③冬でも冷房対策が必要!
年間通して高温多湿のマカオでは、冬でも除湿目的で冷房が効いているため屋内でも寒くなることがあります。
冬でも冷房を効かせる理由は気温ではなく湿度を下げるためです。
マカオは気温が低くても湿度が高い日もあり、冷房を効かせることで湿度を下げているのです。
またマカオや香港は暖房を使う習慣がありません。
ショッピングセンターやホテルは暖房設備を備えていないことが多いため、屋内でも防寒対策する必要があります。
特に夜は寒くなることもあるため、特に就寝時などは気を付けてください。
筆者は路線バスを使って移動しましたが、バス内も寒かったです。
雨で気温が下がっていたのと、バス内の冷房のダブルがきつかった!
時期ごとの気候に対応してマカオ旅行を楽しもう!
マカオ旅行のベストシーズンは9~11月の秋です。
マカオは年間通して気温と湿度が高めで、日本ほどではないですが四季があります。
旅行しやすい時期を選んだり現地で対応するためには、季節ごとの特徴やマカオの暖房事情などを知っておくことも大切!
時期ごとの気候に対応して、マカオ旅行を最大限に楽しみましょう!
筆者のブログはこちら!
のぶログ
東南アジア旅の記録。観光地への行き方やホテルレビュー、食べ物がメインのブログです。
nobu26.com
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