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マカオの物価は香港や日本に比べて安い?とんでもなく高いものとは?
香港がデモの関係で年末年始の行き先で「圏外」となっているいま、中華圏では台湾やマカオなどがランクインしています。マカオってカジノのイメージが強いけど、果たして物価は高いのでしょうか?香港や日本と比較してわかりやすくお伝えします!
この記事に登場する専門家
香港好きライター
zuenmei
いろんな楽しみ方があるマカオに行きたい!でも物価はどうなのか?
こんにちは!香港好きライターのzuenmeiです!
なんと香港の代わりに年末年始の海外行き先のトップ10にマカオがランクインしています。
香港がデモの関係で渡航は控えたほうがいい今、マカオや台湾に行きたい中華圏好きの人も多いことでしょう。
でもマカオって行ったことないけど、物価はどうなの?という方もちらほら。
そこでマカオの物価を、香港や日本と比較しながら見ていきたいと思います!
マカオってどんなところ?行き方・気温・通貨などマカオの基本情報
マカオはかつては香港からフェリーに約1時間のらないと行けないところでしたが、最近ではマカオ航空など日本からの直行便もあり、香港国際空港からも港珠澳大橋を通って香港から直接バスで入ることができます。
12月、1月の平均気温は香港同様20度位ですが、湿度も下がるため、肌寒い日も多くなります。ダウンジャケットだとちょっと暑いけど、カットソーだと寒い感じですね。
通貨はMOP(パタカ)で香港ドルよりも若干安いです。香港に行き慣れている人は若干安めに計算するといいでしょう。
また、香港ドルもマカオで使えますが、マカオパタカは香港で使えません。
マカオの物価・やはり高級ホテルは日本より高い
マカオで日本より高いものは高級ホテルのレストランでの食事や、5つ星、6つ星ホテルのホテル代くらいです。世界中からカジノをしにやってくるお金持ち相手なので、上限はびっくりするくらいの値段のものもあります。例えばマカオ1高いと言われているリッツカールトンでは、100,000円を超えます(1泊1室)。
またレストランではモルフェイスのアラン・デュカスのレストランでは、メインが1品8,000-10,000円です。
どちらも東京の相場に比べると1.3倍くらいは高いですね。
マカオの物価・高級ホテル以外は日本より安い
マカオの物価は東京に比べると、上記の高級ホテルやレストラン以外は安いです。特に安いのが、交通費と博物館などの料金です。
マカオを走っているバスは一律料金で6パタカ(約80円)で端から端まで行けます。例えばマカオ半島側のフェリー乗り場あたりから、南のコロアン島まで行っても6パタカなので、東京に比べると半額以下に安いです。しかし、驚くのはまだ早く、「マカオパス」というICカードで乗ると6パタカが3パタカ(約40円)になりますのでびっくりです!
また、博物館などの料金も無料のところが多いです。さすがカジノで潤っている街は違いますね!
マカオの物価・スーパーなどの食品編
それではマカオの物価をスーパーなどの食品から見ていきたいと思います!
食品編①実はポルトワインだけじゃない!・ワイン・ビールなど
かつてマカオが植民地だったポルトガルのポートワインは、美食の国フランスで飲み尽くされてしまっており、日本にはほとんど入ってきていないそうです。それがマカオでは多くの種類のポートワインを手に入れることができます。
銘柄はニーポート、フェレイラ(ペレイラ)、オフリーが有名です。値段はさまざまで1,000円代のものから、年季が入ったものは10,000円代までさまざまです。お味はやはり年季物は深い味わいです。
また、マカオではマカオビールも有名で、セントポール大聖堂の絵柄が入っており、ビジュアル的にも旅愁を掻き立ててくれます。こちらは濃厚ですがフルーティーで飲みやすいです。サイズによって値段は違いますが、330mlで7.5パタカ(約100円)と激安です!
ビールは来来ようなマカオにたくさん支店があるスーパーマーケットやセナド広場近くのサークルKなどのコンビニで買うことができますが、ポルトガルワインでなくて、ポートワインはマカオフェリーターミナル3階のマクドナルド奥にある「好運手信店」(手信は土産の意)が種類も豊富で充実しています。
なお、香港はフリーポートのため、外国のワインやビールが安く手に入る印象があります。日本では輸入品の値段はさまざまですが、やはり美味しいワイン、ブランド化しているものは高い傾向にあります。
好運手信店の詳細情報
食品編②ポルトガルの香り漂う・お土産類
では、お土産類などの物価はどうなのでしょうか?マカオのお土産はスーパーマーケットでも買えますが、セナド広場からセントポール大聖堂跡へ行く道すがらなどに、たくさんのお土産屋さんがあります。
例えばマカオの定番みやげにはエッグロール、杏仁餅(アーモンドクッキー)、花生糖(ピーナツヌガー)とありますが、有名な「咀香園餅家」というお土産屋さんでは、60-180パタカ(約800-2500円)くらいで売られています。とくに杏仁餅は沖縄のちんすこうのような味わいでおすすめ!どれもたくさん入っていてボリュームがありますので、それほど高くないと言えます。
お土産屋さんでの値段はものにもよりますが、香港や東京と比べるとマカオのほうが1~2割程度安い印象です。
食品編③香港よりも若干安い?・お茶類
香港、マカオ、台湾などの中華圏に来るとやはりお茶類がお土産として楽しみですよね。マカオのお茶の種類としては香港同様、中国茶や紅茶、香港ミルクティーなどがあります。
どれもスーパーマーケットで売られているのが一般的ですが、お値段もさまざまです。中国茶は香港に比べるとマカオのほうが若干安い印象。また紅茶や香港ミルクティーなども若干安く手に入るようです。
マカオの物価・レストラン編
それではマカオのレストランは高いのでしょうか?安いのでしょうか?
レストラン編①高級レストランはそれなりに高い!・高級レストラン
マカオの高級レストランというと、やはり星が5つ、6つつくくらいの高級ホテルの中にあります。
特に新開発のコタイ地区にはザ・ベネチアン・マカオをはじめ、バニアンツリー、オークラ、シティ・オブ・ドリームス内のモルフェイスなど、一流ホテルがたくさんあり、それぞれに特徴的なレストランを有しています。
例えばモルフェイスは1泊あたり40,000円くらいする5つ星ホテルですが、ザハ・ハディドさん設計の外観は特に目をみはる奇抜さです。
1階のアラン・デュカスによるレストランはミシュラン2つ星ですが、前菜で500-1000パタカ(5800-12000円)、メインで800-1000パタカ(10000-12000円)、デザートで190パタカ(約2500円)と決して安くありません。
こちらは極端な例だと思いますが、世界中のお金持ちが集まるマカオには、こんなレストランもあるということです。
レストラン編②日本や香港よりはるかに格安!・バイキング・レストラン
マカオにはたくさんのバイキングをやっているところがあります。例えばマカオタワーの「360度Cafe」では、マカオが一望できるロケーションに超豪華なシーフードのディナービュッフェが288パタカ(約3900円)、ザ・ベネチアン・マカオ内の「バンブー(渢竹)」レストランでは、日本の寿司やマカオ料理、ポルトガル料理に超バリエーションのあるデザート付きのディナービュッフェが286パタカ(約3800円)とかなりお得!
日本のように時間制限などはないのですが、とても全種類食べきれないほどの種類があるので、あまりひとつの種類を多く食べすぎないように注意が必要です。
レストラン編③庶民の味を堪能したいなら・大衆食堂・茶餐庁
世界のマクドナルドのビックマックはビックマック指数と言って、物価を測る経済指標として知られていますが、マカオのビックマックは17.5パタカ(約180)円ですので、390円の日本の約半額、290円の香港と比べるとかなり格安と言えます。
マカオには高級レストランばかりではなく、香港同様に茶餐庁という喫茶店とファミレスのような役割をする大衆食堂があります。そこではモーニングが300円もあればお腹いっぱいになります。
特に香港同様、ご当地メニューありますが、マカロニスープは中華だしをつかっていて美味しいのでおすすめです!
マクドナルドの詳細情報
マカオの物価・エンタメ編
アメリカのラスベガスのように、マカオはエンタメが根付いている土地なのです。エンタメの料金はどうなのでしょうか?
エンタメ編①ラスベガスばりのエンタメの街・ショーの代金
マカオのシティーオブドリームスでは現在、「ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター」というショーを上演しています。
水の中で繰り広げられる、シルク・ドゥ・ソレイユに似たショーなのですが、日本では絶対に見られないような迫力満点で幻想的なショーが、時期にもよりますが安い時で515パタカ(約7000円)で見ることができます。日本では10,000円を超える金額だと思うので、これはかなりお得です。
エンタメ編②無料のところも!・博物館・美術館
マカオは、東京の品川区ほどの面積の中に、いろいろな博物館や美術館があります。マカオグランプリのF1グランプリ博物館やコロアン島でのリニューアルオープンが待たれるワイン博物館もそのひとつ。
グランプリ博物館の入館料は現在は無料だが、2020年のリニューアルオープン後には有料になるとのこと。料金は80パタカ(約1,000円)といったところ。ただし、マカオ市民や高齢者、団体には割引料金が適応されるとのことです。
マカオの物価・交通費編
マカオの物価で、ダントツに安いのはバスです。その他の交通はどうなのでしょうか?
交通費①表記が中国語&ポルトガル語で難易度高いが安い!・バス
マカオの物価で日本と比べて一番安いのがバスの料金と言えるでしょう。なんと一律料金なので、マカオの端から端まで6パタカ(約80円)で行けます。
しかし車内表示などは中国語(繁体字)とポルトガル語なので、事前にアプリやルート表などを入手しておいたほうがいいでしょう。
なお、「マカオパス(澳門通・おうむんとん)」という、日本のSuicaのようなパスがコンビニで買えるのですが(130パタカ・約1700円)、このパスを使うと3パタカ(約40円)で端から端まで行けるのがびっくりです!
なお、バス停に立っているだけでは通過される場合もあるので、必ず手を上げて乗る意思表示をしましょう。
交通費②香港よりも若干安いか?・タクシー
マカオのタクシーは初乗りが19パタカ(約260円)ですので、香港と同じくらいです。以降は240mごとに2パタカ(約30円)の加算となります。
香港のように荷物が加算になったりはしないようです。
また、マカオのタクシーは英語が通じないことが多いので、行き先などを予め紙に書いてみせるといいようです。
交通費③入国税込みでわかりにくいが安い・フェリー
香港とマカオを結んでいるターボジェットとコタイジェットの2つのフェリーがあります。
料金はコタイ地区に到着するコタイジェットのほうが料金は高いです。
スタンダードなターボジェットのほうは、香港の尖沙咀や上環からマカオ半島のフェリーターミナルに到着しますが、昼と夜、また平日と土日祝日で料金が微妙に違います。
平日マカオから香港行きは、入国税の関係でしょうか香港からマカオ行きよりも11HKドル(約150円)安くなって153HKドル(約2150円)で土日祝、夜のほうが高くなります。
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マカオ・年末年始の行き先ランキングトップ5
マカオで年末年始に行くスポットで人気なのはどこなのでしょうか?
スポット①200円で並ばず見れる!・パンダ館
日本だと並ばないと見られないパンダですが、実はマカオの「石排湾郊野公園」というところにパンダがいて、たったの15パタカ(約200円)でパンダが見られるのです。もっともお金が必要なのはパンダ館だけで、他にもレッサーパンダや珍しい鳥などがいてそれらは無料で見ることができます。
平日ならパンダ館も空いていて、お客も10人以下。かぶりつき状態でパンダをじっくり観察することができます。
アクセスは21Aや26Aなどのバスで「石排湾郊野公園」下車。
パンダ館の詳細情報
スポット②素朴でかわいい!コロアン村
マカオのいちばん南部にあるコロアン島。ここはネオンギラギラのマカオ半島やタイパ島のホテル群とは一味違った素朴な雰囲気のするところです。
あの有名なマカオ風エッグタルトの名店、ロードストウズがあるのもこのコロアン島です。また、フランシスコ・ザビエル教会や古い石のポルトガル風建物があるのもコロアン島。ちょっとのんびりとした異国の雰囲気を味わいたい人にはおすすめです。
スポット③カウントダウンには花火も!マカオタワー
マカオは香港のようにカウントダウンの花火は派手ではないですが、15分ほどの花火が打ち上げられます。
カウントダウンの場所はマカオタワーやグランドリスボア前の広場、ポンテ16ソフィテル前広場、そしてコタイ地区もカジノリゾート、花火はマカオタワー、ザ・ベネチアン・マカオ、パリジャンなどで打ち上げられます。
かなりの混雑が予想されますので、12時を回る前に場所を確保しておきたいものです。
スポット④元シルク・ドゥ・ソレイユの監督がプロデュース!・ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター
コタイ地区のシティ・オブ・ドリームス(COD)に、元シルク・ドゥ・ソレイユの監督がプロデュースしたショーが見られるシアターがあります。お値段は季節によって違いますが、水の中で繰り広げられる幻想的で、迫力満点のショーが515パタカ(約7000円)で見られます。東京ならば絶対に10,000円は超す価値のあるショーです。
マカオの歴史をモチーフにした東洋的な雰囲気のするショーは必見です!
ハウス・オブ・ダンシング・ウォーターの詳細情報
スポット⑤周辺にも見どころがいっぱい!・セナド広場&セントポール大聖堂跡
まだまだ紹介しきれないマカオの魅力!
東京の品川区くらいの面積に、いろいろな楽しみがギュッと凝縮されているマカオ。まだまだ紹介しきれません。こちらに紹介したのはほんの一部ですが、ご自分なりのマカオの楽しみ方をぜひ見つけてみて下さい!
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