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スペインの古都トレドの1日観光モデルコース!地域によって文化が違う融合の街!

2020.01.20

情熱の国、スペイン。実はスペインの国土は日本よりも広く、それぞれの地域によって全く異なる性質の文化を持っています。中でも「トレド」は中世の雰囲気を今に残す、見どころの多い街なのです。今回の記事では、そんなトレドの1日観光モデルコースをご紹介したいと思います!

この記事に登場する専門家

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スペイン在住・旅行記事ライター

はな

大学で西洋美術史を専攻し、教会建築や宗教画を中心に研究。大学卒業後、メーカーにて法人営業を担当しながら一人旅にハマり、これまでに訪れた国は20か国以上。趣味は美術館、教会巡り、ポストカード・古紙幣収集。現在は仕事を辞めてスペインにて留学中。

  1. スペインの古都「トレド」とは?
  2. スペイン・トレド観光モデルコース①:展望台
  3. スペイン・トレド観光モデルコース②:サン・マルティン橋(Puente de San Martín)
  4. スペイン・トレド観光モデルコース③:トランシト教会(Sinagoga del Tránsito)
  5. スペイン・トレド観光モデルコース④:エル・グレコ博物館(Museo del Greco)
  6. 美しい中庭
  7. スペイン・トレド観光モデルコース⑤:カテドラル(Catedral)
  8. スペイン・トレド観光モデルコース⑥:ソコドベール広場
  9. スペイン・トレド 観光の注意点
  10. まとめ:文化の融合するスペインらしい街、トレド
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トレドは、スペインの中心部にあたるカスティーリャ=ラ・マンチャ州の州都です。

スペインの首都マドリードから約70kmの地点にあり、電車やバスなどでのアクセスが可能です。

街の1/3がタホ川に囲われており、古くはそれらが城砦の一部となって街を守っていたことを想像できるような構造になっています。

マドリードからトレドへ

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トレドは首都マドリードからのアクセスが非常によく、電車で片道30分程度で行くことができます。

そのため、多くの観光客はマドリードからの日帰りでトレドを訪れているようです。

実際に筆者も日帰りでトレド観光をしましたが、街自体が小さいので十分全体を見て回ることができました。

スペインらしく多文化共生なトレドの歴史

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8世紀初頭から約400年にわたりイスラム教徒の支配が敷かれたという歴史もあり、街を観光しているとそれらの影響を随所に感じることができます。

現在のスペインの国教でもあるカトリック、イスラム教、そしてユダヤ教の三つの宗教が融合しながら発展した街には、他の街にはない独特の魅力が詰まっています。

トレドの1日観光モデルコース

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トレド駅

→展望台

→サン・マルティン橋

→トランシト教会

→エル・グレコ博物館

→カテドラル

→ソコドベール広場

→トレド駅


今回のモデルコースでは、まず初めにトレド駅に朝に到着し、夕方に再びトレド駅に戻る想定でプランを組んでいます。

市街地に入るには二つの橋がある

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トレド駅は街の中心地から見て東に約150mのところにあります。

タホ川を隔てているので、市街地に入るためには橋を渡ることになりますが、入り方は「アルカンタラ橋(Puente de Alcántara)」か、「サン・マルティン橋(Puente de San Martín)」のいずれかを利用することになります。

写真に写っているのは駅からすぐ近くにある「アルカンタラ橋(Puente de Alcántara)」ですが、渡りたい気持ちをグッとこられ、ここはスルーします。

市街地→展望台はアクセスが良くない

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トレドの外観がすべて見渡せる展望台付近には橋がなく、一度市街地に入ってしまうと展望台に向かいづらくなってしまいます。

そのため、着いたらまずサン・マルティン橋方面に向かって街の南の山道を進み、この展望台を目指すコースをおすすめします。

8月の一番暑い時期での観光でしたが、早朝に行ったこともあり、結構寒かったです。

展望台は山道を登った先に

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展望台までは坂道が続き、距離も長いので、体力に自信のない人は駅でタクシーを拾い、展望台で一度降ろしてもらったのちにサン・マルティン橋に向かうことをおすすめします。

トレドは内陸に位置した街のため、日中と朝晩の寒暖差が激しく、夏場であっても朝は冷え込むので、必ず羽織るものを持っていくようにしましょう。

展望台からサン・マルティン橋へ

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展望台到着後は、街並みを外から眺めながら道沿いに進み、サン・マルティン橋を目指します。

トレド駅からサン・マルティン橋までは、ゆっくり景色を見ながら進むと1時間から1時間半かかります。

サン・マルティン橋の歴史

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サン・マルティン橋は、13世紀に建設されたと言われている橋で、トレド旧市街に入るための西の入り口となっています。

城塞都市としてのトレドの側面をよく表しているこれらの橋は、外敵の侵入を防ぐための要素を多く含んでおり、訪れる観光客にタイムスリップをしたような感覚を与えます。

14世紀以降には、何度か橋の一部が破壊されてきましたが、都度修繕が行われ、現在の姿に至ります。

アルカンタラ橋を模した?

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この橋はもう一つの橋「アルカンタラ橋(Puente de Alcántara)」をモデルに設計がなされたとされています。しかし、アルカンタラ橋に比べるとだいぶ川幅が広い位置に建てられたため、渡ってみるとかなりゆっくりと橋からの景色を楽しむことができます。

堂々とした橋塔

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橋の入り口部分には、立派な門構えの塔を見ることができます。

外敵の侵入にすぐに察知できるよう、上階部分には物見窓が備わっています。

塔から見える橋の景観は、過去の生活の息吹を感じさせるほど、趣をあるスポットとなっています。

午前中の観光客の少ない時間帯に行くのがおすすめです!

シナゴーグとは

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トランシト教会は、スペイン語でSinagoga del Tránsitoと呼ばれます。

シナゴーグ(Sinagoga)とは、ユダヤ教の教会を指し、トレドの多文化、多宗教な面を見せてくれる観光スポットの一つです。

見上げると、梁瀬で優雅な装飾が広がり、ずっと眺めていたいような美しさです。

アーチ状の54の窓

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内部に入ると長方形の建物の壁と天井いっぱいに幾何学模様の装飾が施されているのがわかります。

中でもひときわ目を引くのは、天井付近にある54個の窓です。

控えめに設置された窓から差し込む光は幻想的で、シナゴーグの持つ厳かな雰囲気を際立たせています。

セファルディ博物館が内設

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この建物は現在シナゴーグとしての役割だけでなく、ユダヤ博物館にもなっています。

上階部分には、ヘブライ語などで記された貴重な史料を見ることができます。上に上がると天井や壁の装飾をより近くで見ることができ、その繊細な美しさに圧倒されます。

【トランシト教会(Sinagoga del Tránsito)】

住所: Calle de Samuel Levi, S/N, 45002, Toledo

営業日時:

火~土 9:30-19:30(11~2月は-18:00)

日・祝 10:00-15:00

休日:月曜日、1月1、6日、5月1日、12月24、25、31日

料金:3€(約360円)

公式サイト

※エル・グレコ美術館との共通券5€(約600円)

※土の14:00以降、日、4月18日、5月18日、10月12日、12月6日は無料

スペインを代表する画家エル・グレコ

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スペインを代表するマニエリスモ画家エル・グレコの住んでいた住居を改築し、現在は当時の生活などを再現した博物館となっています。

かつての住居跡地を見ることができ、台所などの日常生活の様子を知ることができるので、美術に興味がない人でも楽しめる空間になっています。

アトリエや書斎の再現も

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居住空間の再現だけではなく、16~17世紀の家具や調度品なども展示されており、その空間に足を踏み入れるだけで、500年前の生活を感じることができます。

順路の中にはアトリエになっている部分もあり、エル・グレコが残した作品を近くで感じることができる、見ごたえある造りになっています。

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この博物館の魅力はグレコの作品群や居住の再現だけに留まりません。

順路を抜けた最後の部分には、美しい中庭があります。

春から夏にかけては美しい花が咲き、晴れた日には非常に気持ちのいい場所となっていますので、ゆっくりベンチに座って休憩をするのもおすすめです。

【エル・グレコ博物館(Museo del Greco)】

住所:Paseo del Tránsito, s/n 45002 Toledo

営業日時:

火~土 9:30-19:30(11~2月は-18:00)

日・祝 10:00-15:00

休日:月曜日、1月1、6日、5月1日、12月24、25、31日

料金:3€(約360円)

公式サイト

※トランシト美術館との共通券5€(約600円)

※土の14:00以降、日、4月18日、5月18日、10月12日、12月6日は無料

スペイン・カトリックの総本山

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トレドの最大の見どころは、何と言ってもこのカテドラルです。

スペイン・カトリックの総本山が置かれたこの聖堂は入り組んだ坂道の中に建てられているので、外観からはその大きさは想像がつきにくいです。

しかし一度中に入れば、その大きさと圧倒的な迫力に、誰しも息を飲むでしょう。

13世紀着工の歴史ある大聖堂

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カテドラルの歴史は古く、1226年まで遡ります。その後全体が完成されたのは1493年と言われています。

完成当時はゴシック様式の建物でしたが、その後増改築が繰り返され、様々な様式が入り混じった今の様相にたどり着きました。

祭壇上のトランスパレンテは必見

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全体的にまばゆい装飾に覆われているので、何を見ていいかよくわからない!と思われる方も多いと思います。

これまでに120か所以上の教会巡りをしてきた私が特におすすめしたいのは、この大聖堂の祭壇裏の装飾です。

天井部分が仕掛け絵になっており、実際の窓から差し込む光と、装飾で描かれた天使や雲との境目を曖昧にしています。

この光が照らす先にあるのは、バロック様式の聖母子像です。ぜひ、いろんな角度からこの作品の魅力を堪能してください。

【カテドラル(Catedral)】

住所: C/ Cardenal Cisneros, 4, 45002, Toledo

営業日時:

月~土 10:00-18:30

日・祝 14:00-18:30

料金:10€(約1,200円)

公式サイト

※塔・博物館のコンビチケットは12€(約1,440円)

お土産屋さんが充実

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ソコドベール広場は、終日観光客でにぎわう街の中心的な広場にあたります。

この広場沿いだけでなく、周辺の路地などにもたくさんのお土産屋さんがあるので、トレドのお土産を買いたい!という人はこのエリアで探してみると良いかもしれません。

軽食にも

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周囲にはぐるっとカフェやレストランなどの飲食店が並んでおり、小腹が空いたときにも立ち寄ることができます。

私は夏にトレドに行ったので、近くのアイス屋さんでチョコミントのアイスクリームを食べました。

ちなみにスペイン語でチョコミントは「Menta y Chocolate(メンタ・イ・チョコラテ)」です。

アルカンタラ橋まで

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このルートで進んでくると、西側のサン・マルティン橋から、東に向かって街を横切るように進んできたことになります。

ここからは、道に沿って坂を下り、東側のアルカンタラ橋を渡って、トレド駅へ戻ることができます。

夏でも朝晩は寒い

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先述した通り、トレドは内陸の街なので、空気が乾燥しており、朝晩の冷え込みが激しいです。

昼間の気温を確認して薄着で行くと、夜になって寒い!なんてこともあり得ます。

私は、8月中旬という一年で最も暑い時期に行きましたが、それでも朝は半袖では耐えられないくらい寒かったです。

冬は防寒をしっかり、夏でも羽織るものを一枚用意しましょう!

坂道がとにかく多い

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トレドはとにかく坂道だらけです。どの道を進んでも坂です。

しかも、中世からも街並みを残すトレドでは、道の多くは石畳であり、注意していないとすべります。絶対にヒールなどで行かず、歩きなれた靴で行ってください!

若く体力がある人でも、一日中歩き続けるのはしんどいと思いますので、こまめに休憩をとりながら観光を楽しんでください。

スリに注意

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スペインの人気観光地はどこでも同じことが言えますが、観光客を狙ったスリが存在します。

特にスペインの多くのバルは、外にあるテラス席に案内されることも多く、一通りの多い場所でうっかり荷物を椅子の上に置いたりすると、一瞬のスキに盗まれてしまうことがあります。

楽しく観光をするためにも、手荷物は身体から離さず、貴重品はポケットに入れないなどの工夫をしましょう。

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今回は、一日モデルコースをご紹介しましたが、トレドには他にもたくさんの見どころがあります。

もっとゆっくり街の魅力を感じたい!昼と夜の街の雰囲気を両方楽しみたい!

そんな風に思う方は、トレドに一泊するのも良いかもしれません。

ぜひこのコースを参考に、効率的にトレド観光を楽しんでくださいね!

以上、スペイン・トレドの一日観光モデルコースでした。