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ニュージーランドの先住民マオリ族を在住者が解説!文化に触れ合えるおすすめスポットとマオリ族の歴史を紹介!

2020.03.18

ニュージーランドに白人が足を踏み入れる前はマオリ族という先住民が住んでいました。マオリ族の文化や生活スタイルは独特で、知れば知るほど魅力的!ニュージーランドへ行くなら欠かせないマオリ族についてと、楽しみながら学べる施設を現地在住者目線で紹介します。

この記事に登場する専門家

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ニュージーランド在住webライター

高崎めめ

ニュージーランドの各地で暮らしながら旅をした後、北島の田舎町でkiwiと同棲中。学生時代にオーストラリア留学。海外一人旅は趣味。前職が金融系であることと無駄が嫌いな性格により、出来るだけお金をかけなくても楽しめる旅を発信しています。

  1. ニュージーランドにとって欠かせない存在、マオリ族
  2. ニュージーランドの先住民、マオリ族とは
  3. マオリ族はニュージーランドの北島に多く住んでいた
  4. イギリス人とマオリ族との間で起こった重要な出来事
  5. ニュージーランド建国の礎、ワイタンギ条約とは
  6. ニュージーランドの平和を祈念する日「ワイタンギ・デー」
  7. マオリ族の文化について学べて楽しめる施設
  8. マオリ族伝統のハンギ料理とショーを満喫「タマキ・マオリビレッジ」
  9. ハカパフォーマンスからマオリ族の村まで!「テ・プイア」
  10. マオリ族とニュージーランド建国について学べる「ワイタンギミュージアム」
  11. 迫力満点!マオリ族の伝統的な歌とダンスは必見!
  12. マオリ族について現在のニュージーランドが抱える問題
  13. 悲しい忠告「マオリピーポーに気を付けろ」
  14. ニュージーランドの太陽のように明るいマオリ族たち
  15. 自然だけじゃない!個性的な国、ニュージーランド
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引用: https://www.instagram.com/p/B4Vm2g1CtGH/?utm_source=ig_web_copy_link

Kia Ola!高崎めめです。

ニュージーランドを語るうえで欠かせない存在、「マオリ族」について今回は紹介していきます。

 

まだ記憶に新しいラグビーワールドカップ2019で大活躍した、ニュージーランド代表のオールブラックスが、試合前にマオリの伝統ダンス「ハカ」を披露したことでその名を知った人も多いのではないでしょうか。


マオリの文化や歴史、ハカについては、わかりやすく説明しているサイトがいくつもあるので、この記事ではマオリ族とニュージーランド建国の関連性、ニュージーランドへ旅行の際マオリ族について知れるおすすめスポットを紹介していきます。

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引用: https://www.instagram.com/p/B6cpPTChes6/?utm_source=ig_web_copy_link

今でこそヨーロッパ系民族が総人口の7割以上を占めているニュージーランドですが、白人がニュージーランドの地に足を踏み入れる前から、マオリ族はそこで暮らしていました。とは言ってもその歴史は他の世界各国の先住民のものと比べると浅く、今から約700年前にポリネシア(南太平洋の諸島の総称)からカヌーでやってきたとされています。


彼らの身体的特徴としては、大きな体と浅黒い肌、黒い髪にはっきりとした顔立ちが挙げられます。そしてマオリの人々は現代でも伝統的な模様のタトゥーを入れていることが多いです!

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マオリ族は温暖な気候を好んで生活していたため、ニュージーランドの中でも北島に多くの拠点があります。北島の観光地として有名なロトルア(Rotorua)や、筆者も実際に住んでいたタウポ(Taupo)周辺ではマオリ族の文化が色濃く残っていて、現在もマオリの人たちが多く住んでいる地域でもあります。(当たり前ですが現在住んでいるのはマオリ族の子孫で、先住民のような暮らしをしているわけではないです。)

 

また、筆者が現在暮らしているベイオブアイランズ(Bay Of Islands)周辺も、のちに紹介する「ワイタンギ条約」がイギリス人とマオリ族の間で結ばれた町がある地域であり、マオリの人たちが多く住んでいます。

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逆に北島でも、ハミルトン近郊のケンブリッジ(Cambridge)という比較的高級住宅地に住んでいた時は、白人だらけでマオリの人はほとんど見かけませんでした。


ニュージーランドの中でも町によって大きく特色が変わるので、もし「マオリ族について知りたい」「マオリの人が多い地域で住みたい」と思っているのならばこの記事を参考にしてみてください。

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なぜ北島ベイオブアイランズ地方の、ケリケリやパイヒア(Paihia)、ワイタンギ(Waitangi)、ラッセル(Russel)といった小さな田舎町がマオリ族を知るうえで重要かというと、かつてこの地で侵入者イギリス人先住民マオリ族の間で「ワイタンギ条約」というものが結ばれたからです。


このワイタンギ条約により、ニュージーランドはイギリスの主権下になるわけですが、ここで一悶着、いや、二悶着三悶着くらいあるのです。

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引用: https://www.instagram.com/p/B8NUuKQJvkX/?utm_source=ig_web_copy_link

ワイタンギ条約とは、1840年2月6日にイギリス人女王と先住民マオリ族との間で結ばれた条約です。これによりニュージーランドの地はイギリスの主権下となり、国としてのニュージーランドが始まったと言えます。


しかし、マオリ語と英語との解釈の違いや、マオリ族は当時書き言葉を持たなかったことなど、言語的な問題で大きな誤解がありました。マオリ族たちはニュージーランドの統治権を全てイギリスに譲るとは思っていなかったので、その解釈の違いから反乱が起き、のちに戦争にまで発展します。


確かに、言語も文化も全く異なる民族がお互いに理解し合って条約を結ぶなんて、とんでもなく大変なことですよね。

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引用: https://www.instagram.com/p/B8PzZBCAXw9/?utm_source=ig_web_copy_link

のちに戦争や反乱は収まり、マオリ族の権利も認められたことにより、現在は全く違う民族であった白人とマオリが共に暮らしています。ワイタンギ条約が結ばれた2月6日は、今ではワイタンギデーとしてニュージーランドの平和を祈念する祝日に定められています。ニュージーランド人にとって最も重要な日の一つと言えるでしょう。

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平和式典やイベントが各地で行われ、中でもワイタンギ条約締結の舞台となったパイヒアの「ワイタンギ・トリーティ・グラウンズ(Waitangi Treaty Grounds)」では、首相をはじめとする国の重要な人物が式典に参加します。また、ベイオブアイランズの美しい海には世界最大のマオリの戦闘用カヌー「ナトキマタファオルア」が一年ぶりに海に出され、その姿は必見です。


屋台もたくさん出てお祭りのような雰囲気なので、ベイオブアイランズへ旅行を考えている人はこの日に合わせて訪れてみるのも良いですね。

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ニュージーランドへ来たからにはマオリについて学ばない、楽しまない手はないでしょう。なぜなら、彼らの独自の文化やパフォーマンスはとても興味深く、知れば知るほど魅力的だからです。


ニュージーランド旅行者の目的のほとんどが「自然」であることは想像できますが、観光プランの中に埋め込むとニュージーランド旅がぐっと濃厚になるスポットを現地在住者目線で紹介します。

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北島の中心部ロトルアは、マオリに関する施設や歴史的場所が最も多い地域であります。そんなロトルアでの夜のうち一日は、本格的なマオリショーを楽しみながらマオリの伝統料理ハンギをいただくのはどうでしょうか。


ハンギ(Hangi)とは、地熱地帯の多く存在するニュージーランドで、地中に掘った穴に葉っぱで包んだ肉やクマラ(サツマイモ)、カボチャなどの食材を置き、土を被せて蒸し焼きにするマオリ族伝統の調理法です。


いわば地中のオーブンで調理された、素材の味を楽しむシンプルな料理です。


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ここ、「タマキ・マオリビレッジ」には、マオリ族がかつて暮らしていたような村が再現されており、そこでマオリ族伝統の歌とダンスのショーを楽しむことができます。


値段はショーと夕食代込みで約130NZD(約9360円)と少々お高めですが、ユニークで特別な夜を過ごすことできますよ。食事はバイキング形式になります。


似たような施設で「ミタイ・マオリビレッジ(Mitai Maori Village)」もおすすめです。

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同じくロトルアにある、一日楽しめる複合施設です。中には地熱地帯特有の天然温泉を見られるエリア、マオリ族の文化やアートについて学べるエリア、キーウィ(ニュージーランド固有種の飛べない鳥)を見られるエリアにそれぞれ分かれています。

 

マオリ族がかつて生活していた村を再現したエリアでは、当時の家の様子を見ることができます。また、マオリ族の集会場(ファレヌイ)ではマオリの伝統的な歌とダンスのパフォーマンスを間近で楽しめます。

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入場料は大人60NZD(約4200円)、子供30NZD(約2100円)で、そこからオプションを付けられるので私はマオリショー付きの76NZD(約5320円)のものを事前に購入しました。


迫力満点で感動するので、個人的にはニュージーランドへ来たらここでなくてもいいので一度はマオリショーを見ることをおすすめします!

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ベイオブアイランズの観光地、パイヒアの中心部から徒歩で行ける距離にワイタンギという地域があり、そこに「ワイタンギ・トリーティ・グラウンズ(Waitangi Treaty Grounds)」があります。

 

敷地内にはワイタンギ条約にまつわる資料が展示されているミュージアムと、マオリ族の集会場を再現した建物、世界最大のマオリ族のカヌー、イギリス官僚の別荘、カフェ、お土産屋さんなどがあります。2020年2月からはさらに新しい博物館が追加でオープンするので、パイヒアの町の規模を考えるととても大きくて新しい施設と言えます。

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歴史的にとても重要な場所であることはもちろん、ベイオブアイランズの美しい海のすぐそばに位置しているので、散策しながらゆっくりと過ごすのにぴったりです。 


入場料は旅行者だと50NZD(約3600円)と少し高めですが、ガイドツアー(英語)と、マオリのパフォーマンスショーが元々含まれています。そして謎に「二日間入場できる」という権利も付いているのですが、ここに来た人誰もが思ったことでしょう、「誰が二日連続行くねん」と。笑

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引用: https://www.instagram.com/p/B8VisZCJxPJ/?utm_source=ig_web_copy_link

マオリショーを見られる施設についてここまでいくつか紹介してきましたが、実際にどんなものかと言うと、伝統衣装に身を包んだマオリ達による迫力的な歌とダンスのパフォーマンスです。だいたい屋外での儀式の後、集会場の中に招いてもらって、短い曲が何曲かの計30分くらいのものが多いです。


有名な「ハカ」は戦いに臨むための歌なのでアグレッシブですが、もっとポップで陽気な歌もたくさんあります。

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槍のような武器、「ポイ」という紐でつながれた二つのボール、棒、時にはギターを使って様々な動きや音が表現されます。


ポイを器用に振り回したり、チームで息を合わせないと出来ない動きもあって面白いのですが、何より注目してほしいのが、彼らの表情です。目を見開き、舌を思いっきり出すマオリ族独特の表情は、どこか歌舞伎の「見得」のように人を惹きつける魅力があります。

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伝統的なマオリ族についてこれまで紹介してきましたが、現在のマオリの人たちはどのような生活をしているのでしょうか。もちろん、白人やその他移民と何ら変わりない生活をしているのですが、現実問題として、「マオリの犯罪率の高さ」というものがあります。


ニュージーランドの人口を占める人種の割合はヨーロッパ系の白人が最も多く、マオリは次いで約15%にもかかわらず、囚人の人種割合はマオリが半数以上を占めているというデータがあります。

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マオリの人たちが多く住んでいる地域に住んでいた時、「マオリピーポーに気を付けろ」と知り合った人から何度か言われました。当時の私は、「なんでそんなことを言うの?」「それって差別じゃない?」と思っていました。しかし悲しいことにそう言われてしまう事実があるということを知りました。


ニュージーランドは万引きや窃盗などの軽犯罪が多い国で、実は私もこれまでいくつか遭遇しましたが、その全てがマオリの人によるものでした。また、マオリが多く住んでいる地域では万引きが絶えないため、スーパーはより厳重に警備されています。

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もちろん、全てのマオリがそうではないです!ニュージーランドが抱える問題の一つとして無視できないものではありますが、私の出会ったマオリの人たちの印象としては、陽気で気さくで、はっきりしていて、家族をとても大切にしています。本当に素敵な人ばかりでした。


私達日本人とは正反対のような民族ですが、そんな人と出会えるなんて貴重なので、実際に会って、感じて、知ってほしいと思います。

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いかかでしたか?ニュージーランドは絶景の国だと思っていたら、意外と文化や歴史が複雑で、少なからず問題も抱えています。ただ、全くタイプの違う民族がこうして今、同じ土地で共に暮らしているなんて素晴らしいことですよね。


これらは筆者が過去にニュージーランドへ一週間だけ旅行に行った際には知る由もなかったことです。こうして少しでも知ってから行っていたら、またニュージーランドを見る目も変わっていたかなと今では思います。是非マオリ族の文化・歴史的側面も気にしながら旅をしてみてください。

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サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://www.instagram.com/p/B8VisZCJxPJ/?utm_source=ig_web_copy_link