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Categoryドイツ

チョコレート大国ドイツのチョコレート10選!在住者厳選のおすすめお土産です!

世界で最も愛されているお菓子チョコレート。ドイツに住み始めてからチョコレートが大好きになり、今やチョコレートのない人生なんて考えられないしろうさぎがドイツで手に入る美味しいチョコレートを選んでみました。

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ドイツ在住ライター

たむらしろうさぎ

ドイツ在住早くも25年以上になるしろうさぎです。ドイツはこれまで都会から田舎まで東西南北色々な場所に住み、現在は通訳などでドイツ在住の日本人の生活サポートをしながら ドイツ人生徒にピアノを教えています。

ドイツのチョコレート事情〜ドイツはチョコレート大国です

こんにちは! チョコレートがない人生が考えられないほどのチョコレート好きなしろうさぎです。毎日の食後のコーヒーにはチョコレートが欠かせません!


さて、ドイツというとよく飲まれているものはビール、よく食べられているものはソーセージとじゃがいもというイメージが強いかと思います。


ビールやソーセージも美味しいですが、実はそれよりもドイツの人が好んでよく食べているのではないかと思うのが「チョコレート」です。


気軽にスーパーで買う板チョコ、プレゼントにするプラリーネをはじめとして、チョコレート・カカオを使ったお菓子やケーキは数えきれないほどあります。

一人当たりの消費量は世界でもスイスと並んで1位を争うほどです。世界で最もチョコレートを食べるドイツ人、彼らの大好きなチョコレートのブランド、商品を紹介します。

ドイツのチョコレートメーカー

ドイツはチョコレートの生産量は年間120~130万トン。これはアメリカ合衆国の約150~160万トンに続いて世界で2位なのです。3位以下の国の生産量は50万トン程度。


大量のチョコレートを生産しているドイツ。この国には本社はスイスでスイスチョコとして有名なLindtやイタリアのメーカーとして有名なFerreroの工場もあり、ドイツで作られている製品がたくさんあります。これらのメーカーのチョコレートはもはや「ドイツのチョコレート」と呼べるほどになっています。

ドイツ人に好まれているチョコレートブランド

人気チョコレート商品

2018年の統計です。調査前4週間に食べたチョコレートのブランドをアンケート調査したものです。ミルカが圧倒的に人気で35%以上の人が食べた、と回答してます。

ドイツで好まれているチョコレートの種類

ドイツではチョコレート、およびカカオやチョコレートを含むお菓子を1人年間約11kg消費されています。これは金額にすると約53ユーロ(約6600円)。これだけのお金を毎年チョコレートに使っているのです。

ちなみに日本人は年間の1人当たりのチョコレート消費量は約2kgです。ドイツ人は日本人の5倍ものチョコレートを食べていることになります。


チョコレートやチョコレート菓子と一口にいっても色々な種類がありますが、ドイツでよく食べられているのは

  1. ミルクチョコやセミスイートチョコなど特にナッツなどが入っていない板チョコ
  2. ナッツやレーズンなどが入った板チョコ
  3. チョコレート、カカオの入った(パンに塗る)スプレッド

板チョコの中では

  1. ミルクチョコレート
  2. ヌガーチョコレート
  3. ビターチョコレート
  4. ホワイトチョコレート

が 人気です。 昔からある種類がやはりよく食べられているようですね。


では、ドイツのチョコレート、ブランド別に紹介します。大抵のものはドイツではスーパーなどで手軽に買うことができます。

【ドイツのチョコレート、お土産に!①】Milka(ミルカ)

milka

ドイツ人に人気のチョコレートから紹介します。

ドイツで売り上げが一番多いのはこのミルカのチョコレート。本当はスイスのメーカーですが、ドイツにも工場がありドイツで多く生産されています。

Milkaという名前はMilch(牛乳)と Kakao(カカオ)から来ています。

手頃な値段(板チョコ1枚100g=1ユーロくらい。125円)で美味しいチョコレートです。

ミルカのシンボル、ライラック色の牛の飾りはスーパーなどでも見かけることがあります。それほど人気で有名な牛です。

筆者もミルカのミルクチョコレートは甘いな、と思いますが、1枚食べれます!

【ドイツのチョコレート、お土産に!②】Ritter Sport(リッタースポーツ)

RitterSportチョコレート

ドイツで人気のチョコレート商品、2位はこのリッタースポーツです。

1912年にアルフレッド・リッターがシュトゥットガルトで創業した、ドイツのチョコレート会社のチョコレートです。

このリッタースポーツは「スポーツジャケットのポケットに入って、ポケットの中でチョコレートが崩れる事がないように」正方形の形をしています。多くの板チョコは銀紙で包み、さらに紙で包まれていますが、このリッタースポーツは簡単にチョコレートが取り出せ、しかもまた閉じる事ができるパッケージを使っています。

RitterSport パッケージ

種類も色々あり、ミニサイズのアソートから1枚250gの大きな板チョコまで、またヴィーガン向けやラクトースフリーのチョコレートも製造販売しています。

【ドイツのチョコレート、お土産に!③】Lindt(リンツ)

Lindtチョコレート

スイス・チューリヒで1845年に作られたチョコレート工場「シュプルングリー」がリンツの前身です。これまでにない口当たりのよいチョコレートを作ろうと研究し、ルドルフ・リンツが1879年に「コンシュ」と呼ばれる機械を開発。その後シュプルングリーがリンツからこの製造法ごと買取り、リンツ&シュプルングリー社(通称リンツ)が誕生しました。

1935年にはドイツがこのチョコレート製造のライセンス契約を結び、現在ではドイツ西部の街、アーヘンの工場で多くのリンツチョコが製造されています。

スーパーで手に入るけれど、高級感もあってまろやかなリンツのチョコレートは、値段がミルカほど手頃ではないせいか、人気はドイツでは3位です。が、筆者は一番好きなチョコレートブランドです。

rindt osterhasen

リンツといえばイースターの金色をしたうさぎのチョコレートが有名です。イースターにはチョコレートがよく売れるそうですよ。

【ドイツのチョコレート、お土産に!④】Merci(メルシー)

merci

日常でコーヒーのおともに、そしてプレゼントにも大人気なのがこの「メルシー」です。

筆者がクリスマスにいただくプレゼントの中で一番数が多いのがこれです。

そして筆者が自分用に買うのが一番多いチョコレートもこれです。

一箱の中に色々な味のチョコレートが入っているのが嬉しいですね。

「merci」というフランス語の名前の商品ですが、Storck(ストーク)というドイツの会社のチョコレートです。

【ドイツのチョコレート、お土産に!⑤】Kinderschokolade(キンダーショコラーデ)

キンダーショコラーデというと、あの卵の形をした、中におもちゃの入ったÜberraschungs-Ei(ユーバーラッシュングス・アイ)という商品を思い出します。一時はこの卵型のチョコレートが日本でも話題になったようです。

筆者も子供が小さい頃にこのチョコレートを買い、中のおもちゃを集めていました。卵型のチョコレートの中にあるカプセルには、こんな小さい容器に入っているとは思えないほどのおもちゃがある事もあって、中のおもちゃを楽しんでいたのは子供ではなく大人の方だったかもしれません。

Kinder Schokolade

卵以外にも色々な形のキンダーチョコラーデがあります。ミルクを多くしている、というのが宣伝文句ですが、その分甘いです。キンダー=子供、チョコラーデ=チョコレート。一応子供向けの商品です。


このキンダーショコラーデはFerrero(フェレロ)というイタリアに本社のあるメーカーのチョコレートですが、ドイツにも工場があります。ドイツのチョコレートとして有名になりました。

【ドイツのチョコレート、お土産に!⑥】Alpia(アルピア)・Sarotti(ザロッティ)

ここでドイツのスーパーでとても気軽に買えるチョコレート、Stollwerck(シュトルベルク)のブランドを2つ紹介します。

Alpia(アルピア)

Alpiaチョコレート

ピンク色の包み紙が目印のアルピアのチョコレートはメーカー品でありながら手軽に安く買えるチョコレートです。70セント(約85円)も出せば板チョコ1枚買えます。

この値段でありながら、美味しいのがさすがはドイツのチョコレートです。

Sarotti(ザロッティ)

sarottiチョコレート

1868年にベルリンで創業を開始したメーカー、Sarottiのチョコレートです。工場のあった通りの名前はMohrenstraße(モーレン通り)。Mohrとはムーア人、黒人、という意味で、その創業を開始した住所から黒人の絵がザロッティチョコレートのシンボルマークになりました。以前のシンボルマークはトレイを持った黒人だったのですが、人種差別だという声があり、現在のSarotti-Mohr(ザロッティのムーア人)は黒人だとわかりにくい絵になっています。

筆者がドイツで初めて食べたチョコレートがザロッティでした。

【ドイツのチョコレート、お土産に!⑦】Hachez(ハシェ)・Feodora(フェオドラ)

スーパーで売っていますが、少々高級でプレゼントにも好まれているチョコレートがハシェとフェオドラです。

Hachez(ハシェ)

Hachezチョコレート

1890年創業のハシェ、名前がドイツ語ではないのですが、それは創業者ハシェがブレーメンに移住したブリュッセル出身の人だったからなのです。

木の葉の形をした薄い板チョコなど有名です。

Feodora(フェオドラ)

Feodoraチョコレート

現在はハシェの傘下にあるフェオドラです。フェオドラは1910年に亡くなったプリンセスの名前です。1910年からこの名前でチョコレートを作っています。パッケージにある紋章もプリンセスのものです。

【ドイツのチョコレート、お土産に!⑧】Hussel(フッセル)

Hussel店舗

スーパーではなく、チョコレートやお菓子の専門店で手に入る、高級なチョコレートを紹介します。

まずはドイツ中で見られるお店「フッセル」(Hussel)です。ドイツ国内に200店舗以上あります。駅の構内やショッピングモールにある事が多いので ドイツを旅行した方は一度は目にしているのではないでしょうか?

このHussel、チョコレートやキャンディが店内に所狭し!と置いてあり、見るだけでも楽しいお店です。プレゼントを探す人で人気です。プラリーネのバラ売りがあるので少しだけ食べたい人にもおすすめのお店です。

【ドイツのチョコレート、お土産に!⑨】Heinemann(ハイネマン)

heinemannプラリーネ

ハイネマンはデュッセルドルフ近郊でかなり有名なコンディトライです。

もちろんケーキはとても美味しく、併設されたカフェでコーヒーとともにいただく、贅沢なひとときが過ごせます。チョコレートも美味しく、特にシャンパントリュフは日本人にも大変好まれていてドイツ土産として人気の商品です。繊細でなめらか、そしてアルコールのきいたプラリーネは大人にも、そして甘党でない方も喜ばれるようです。

【ドイツのチョコレート、お土産に!⑩】Bioのチョコレート

最後にブランドではないのですが、ドイツ人に好まれているチョコレート、ビオのチョコレートを紹介します。ドイツではBio(ビオ)製品が大人気。ディスカウントストアでもビオの商品を扱っています。チョコレートも例外ではありません。

Vegan Bioのチョコレート

また世界的なトレンドのヴィーガン。ヴィーガンのチョコレートも最近人気です。

ビオやヴィーガンのチョコレートには写真のようなマークが付いています。

ビオ・ヴィーガンのマーク

ドイツのチョコレート〜総括編

とにかくチョコレートが好きなドイツ人。ドイツ人はあまりブランドにこだわらない、また高級品志向ではないので、日本で「高級なチョコレート」として有名なブランドのチョコレートはありません。が、ドイツではスーパーで売っているような普通のブランドのチョコレートが値段の割にはとても美味しいのです。

最近はチョコレートのバリエーションも増え、保守的だったドイツのチョコレートメーカーも実に様々な味覚のチョコレートを製造・販売するようになりました。

この頃は抹茶ブームもあって抹茶味のチョコレートもドイツで手に入ります。

また、砂糖が不健康でなるべく摂取量を減らそうという動きからカカオ含有量が多く砂糖が少ないブラックチョコレートが人気です。

ブラックチョコ一つをとっても実に様々な種類のチョコレートが販売されています。

カカオが85%のブラックチョコレートなど好まれています。

そして、これはカカオ99%。

カカオ100%という商品もあります。チョコレートといえど100%カカオでは甘くないとか。

ドイツにはまだまだ美味しく、そして手軽に買えるチョコレートがあります。

ドイツに旅行の際はぜひチョコレートをお試しを!

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