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ロンドン・大英博物館の厳選見どころ10選やアクセス・注意点などを徹底解説!【イギリス】

イギリス・ロンドンの人気スポットである大英博物館。「世界一有名な博物館」とも呼ばれ、世界的に重要な出土品や美術品・工芸品が揃っています。ここではイギリス観光で外せない大英博物館について、見どころやアクセス、注意点などを徹底的に解説します!

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旅ライター

松本マユ

ドイツ在住経験のあるフリーライター。ドイツ滞在と世界15ヶ国以上を旅した経験を活かして、ワクワクする海外情報をお届けします。 旅先はヨーロッパや南の島が多め。旅行と犬とドイツビールが何よりも好き。

大英博物館はイギリスで外せないスポット!

大英博物館のエントランス

こんにちは、旅ライターの松本マユです。

イギリス旅行で特に思い出に残っているのが、ロンドンの大英博物館。「教科書で見たことある!」という有名な展示品ばかりでワクワクしたのを覚えています。

大英博物館は約800万点ものコレクションを所蔵しており、すべてを見て回るには1日あっても足りません。そのため、できれば事前に「最低限これだけは見たい!」という展示品を絞っておくことをおすすめします。

ここではイギリス・大英博物館内の見どころを紹介していくので、ぜひ参考にしてくださいね!

松本マユ/旅ライター (@matsumotomayu91) | Twitter

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イギリスが誇る「大英博物館」とは?

大英博物館

イギリス・ロンドンにある大英博物館は世界最大級の博物館。貴重な展示品も数多く、「一度は行ってみたい!」と思っている方も多いのではないでしょうか。

所蔵品は有名なものばかりで、たとえばロゼッタストーンエジプトのミイラパルテノン神殿の遺物イースター島のモアイ像など……。日本のブースもあり、甲冑や着物、茶室などを見ることもできます。中には漫画などのサブカルチャーも展示されていて、コレクションの幅広さが感じられます。

イギリス・大英博物館の見どころ①~③古代エジプトエリア

見どころ①ロゼッタストーン

ロゼッタストーン

大英博物館で絶対に見逃せない展示の1つに、古代エジプトの出土品が挙げられるでしょう。

入口からすぐの展示室には、古代エジプトの文字であるヒエログリフが刻まれた石碑・ロゼッタストーンがあります。

ロゼッタストーンは「エジプト考古学史上最も重要な発見」とも言われています。大英博物館の中でも特に人気の展示で、常に大勢の人に囲まれていますよ。

生で見るロゼッタストーンは教科書で見ていたよりも大きく感じられ、文字の形がくっきりと見て取れます。「紀元前にこのようなはっきりした文字が存在していたなんて……!」と感動してしまいました。

見どころ②ミイラ

ミイラの「ジンジャー」

大英博物館には、現在発見されている中で最も古いと言われるものを含む、数体のミイラがあります。

特に紀元前3000年ごろのものと言われる「ジンジャー」というミイラは、棺に入っていない状態で展示されています。今から5000年近く前のミイラですが、完全な形で残っていることには驚愕です。

ミイラの棺

ミイラを納めていた金色の棺も展示されています。金箔で覆われた棺には細かな装飾が施され、ため息が出るほど精巧です。

棺の内側に描かれた絵がはっきり見えるものもあるので、ぜひ探してみてくださいね。

見どころ③死者の書

死者の書

古代エジプトで死者と共に埋葬された巻物である「死者の書」。死者の魂が死後の世界に入るまでの過程が描かれており、古代エジプト人の死生観がよくわかります。

教科書にも必ずと言っていいほど載っていることから、その重要さがうかがい知れますね。

イギリス・大英博物館の見どころ④~⑥古代ギリシャエリア

見どころ④ネレイデス・モニュメント

古代ギリシャ・ローマの展示コーナーには、「ネレイデス・モニュメント」と呼ばれる展示品があります。

ネレイデス・モニュメントは神殿のような見た目ですが、実際は墓廟だったと言われています。土台部分や屋根周辺の彫刻は非常に繊細なため、じっくりと見入ってしまうでしょう。内部には女神の像が立っています。

見どころ⑤パルテノン神殿の彫刻群(エルギン・マーブル)

エルギン・マーブル

ギリシャ・アテネのパルテノン神殿に飾られていた彫刻の数々も見逃せません。

これらの彫刻はエルギン伯爵がギリシャから持ち帰ったため、「エルギン・マーブル」と呼ばれています。

今より2000年以上前に作られた彫刻ですが、人間の筋肉や服の皺なども詳細に再現されており、古代ギリシャの彫刻がいかに素晴らしいかがわかります。

見どころ⑥馬の頭部像

展示室の隅にあるのは、馬の頭部像。こちらもパルテノン神殿にあった有名な彫刻です。

この彫刻は、ギリシャ神話の月の女神・セレネが乗っていた馬車の馬を模したもの。まるで本当に生きているかのようなリアルさで、古代ギリシャの展示コーナーの目玉とされています。

イギリス・大英博物館の見どころ⑦アッシリアの守護獣神像

アッシリアの守護獣神像

現在のイラクに当たるメソポタミアの展示コーナーでは、「アッシリアの守護獣神像」が圧倒的な存在感を放っています。

この像はメソポタミアにあったアッシリアという地域の宮殿で、魔除けのために門に飾られていたもの。頭部は人間ですが、雄牛の体と大きな翼を持ち、脚は5本もあります。一見不思議な姿ですが、生で見ると大迫力で非常に神々しく感じられました。

この巨大な像は、一枚の岩から作られたのだそう。人の倍近くはある背丈に、横幅もかなり大きいです。自分の背丈と比べてみるのも面白いかもしれません。

大英博物館の見どころ⑧イースターのモアイ像

北アメリカと南アメリカのコーナーでは、チリ・イースター島のモアイ像を見ることができます。

モアイ像はポリネシア人にとっての信仰の対象。大英博物館に飾られているモアイ像は、イギリスの探検隊がイースター島から持ち帰った本物です。

イギリス・大英博物館の見どころ⑨ルイスのチェス駒

ヨーロッパの展示コーナーでの見どころは、「ルイスのチェス駒」と呼ばれる中世ヨーロッパのチェス駒です。

このチェス駒は12世紀にノルウェーで作られ、その後スコットランドで発見されたと言われています。王や騎士・王女たちの表情が生き生きとしていることから人気の展示です。

映画「ハリー・ポッターと賢者の石」に出てくる、動くチェス駒のモデルにもなったそうですよ。

イギリス・大英博物館の見どころ⑩日本のブース

日本のブース

大英博物館には日本の展示コーナーもあります。

着物や甲冑、兜、陶器、平安時代の彫像、そして茶室などが展示されています。中には日英同盟の時代に日本から贈られた品々もあるそう。

アイヌの着物

アイヌの工芸品も常設で展示されており、伝統的な柄の着物や木彫りのアートを見ることができます。

北海道生まれの身としては、イギリスの地でアイヌの伝統に触れられるのは非常に感慨深く思いました。

最後は大英博物館のショップへ!

棺のペンケース

展示品を見終わったら、館内のお土産ショップを覗いてみましょう。

ミイラの棺を模したペンケースや、ルイスのチェス駒のレプリカスフィンクス仕様のお風呂に浮かべるアヒルなど、遊び心満載のグッズが販売されていますよ!

他にもポストカードやマグカップなど、定番のお土産も揃っています。

イギリス・大英博物館の入場料・アクセス・注意点など

大英博物館の入場料はなんと無料!

大英博物館内の展示

これだけ有名な展示品があるのなら、入場料も高くつきそうなもの。ところが大英博物館は、なんと入場無料! どうやら博物館の維持費は任意の寄付やグッズの販売から成り立っているようです。

物価が高めのイギリスでは観光に出費がかさみがちですが、これだけ大規模な博物館を無料で見学できるというのは嬉しいですね。

大英博物館へのアクセスは?

イギリスのメトロ

大英博物館へは、イギリス・ロンドンの地下鉄駅から簡単にアクセスできます。最寄りはトッテナム・コート・ロード駅(Tottenham Court Road)で、大英博物館までは徒歩約5分。またはホルボーン駅(Holborn)からも、徒歩約5分で着くでしょう。

道もわかりやすいので迷わず行けるはずです!

大英博物館を見学する際の注意点

大英博物館内の展示

館内に入場する際は、セキュリティチェックを受ける必要があります。入口付近で手荷物検査を受けましょう。

持ち込める荷物もサイズが決まっており、40×40×50センチより大きいカバンを持って入ることはできません。

また館内は非常に広いため、すべてを見て回るのにはかなりの時間を要します。私は大英博物館の見学にほぼ1日を費やしましたが、すべての展示は回り切れませんでした。

館内にはカフェやレストランもあるので、歩き疲れた場合は休憩を挟みつつ見て回るといいですよ。

イギリス・大英博物館で素敵な思い出を!

ロンドンの音楽隊

大英博物館の営業時間は10時から17時30分ですが、毎週金曜日は20時30分まで開館しています。金曜日の夜は比較的すいていることが多いので、人の少ない環境でじっくり見て回りたい人におすすめです。

長くて深い歴史を持つ展示品は、生で見ると大迫力。みなさんもイギリス旅行の際は、大英博物館で素敵な思い出を作ってきてくださいね!

詳細情報

名称:大英博物館(The British Museum)

住所:Great Russell Street, London, WC1B 3DG

営業時間:10時~17時30分(金曜日は20時20分まで)

定休日:12月24日、12月25日、12月26日、1月1日

入場料:無料

公式サイト:https://www.britishmuseum.org/

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