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【イギリス】気になるロンドンの治安…筆者の体験談と共にシーン別の治安とその対応策をお届けします!
イギリスの首都ロンドン。観光地としてもとても人気があり、本当にたくさんの人が訪れます。そんなロンドンでも数年前には爆発事件が起こったりと、日本にいても時々耳にするがありますよね。果たしてイギリス・ロンドンの治安は悪化しているのでしょうか?今回はそんなロンドンの気になる治安について、筆者の体験談をもとにお届けしたいと思います!
この記事に登場する専門家
オランダ在住ライター
ひさと
有名な観光スポットがたくさん!イギリスの首都ロンドン
イギリスと言えば絶対に訪れたい、そして訪れるべき場所。ロンドン。
とにかく有名な建物や美術館など、たくさんの観光スポットがあり、一日ではとても観光しきれません。
特に有名な観光スポットには多くの人が訪れ、イギリスの国会議事堂として有名なウェストミンスター宮殿の前にあるウェストミンスター橋などは、観光客で溢れかえっています。
さて、そこで気になるのがロンドンの治安。
訪れてみたいけど治安が気になる、という方の為に、今回は私の体験談と一緒にロンドンの治安について情報をお届けしたいと思います。
実際のところどうなの?気になるイギリス・ロンドンの治安
まず、イギリスとしての治安はどうなのか。
イギリスで爆発テロが起こったりしたことは日本でも大きなニュースになり、印象に残っていると思います。
私が実際にイギリスに滞在していた2017年にもロンドンでテロが起こった記憶があります。
イギリス・ロンドンの治安は悪化しているのか?
テロが起こったりすることがあるとは言え、イギリスの治安はヨーロッパではかなり良い方で、そこまで身の危険を感じたりする必要は基本的にはありません。
治安が悪化しているのかというと、そうでもないと私は思っています。
他のヨーロッパの国を訪れて明らかに治安の悪さを肌で感じたことがありますが、私個人の意見にはなりますが、ロンドンにはそういう雰囲気はありません。
外務省が発表している海外安全情報でも、下の画像のようにイギリスとその周辺国には色がついていません。
渡航が危険だというほどに治安は悪くなく、特にイギリスにおいてはかなり治安は良いと言えます。
外務省海外安全ホームページ
画像引用元
www.anzen.mofa.go.jp
と言っても、やはり日本にいるような気持ちでイギリス滞在するのはちょっと危険。
日本はやはり世界一安全な国と言ってもいいほど治安が良い、世界から見ると特殊な国です。
ヨーロッパでは安全な方とは言え、イギリスでも気を抜かないようにしましょう!
2019年夏にロンドン北部で起きた事件
さて、比較的安全なイギリス・ロンドンですが、2019年夏、物騒な事件がロンドン北部で発生しました。
外務省からもその旨発表があり、イギリス在住やイギリスを訪れる日本人に向けて注意が促されています。
事件の内容としては、2019年7月8日(月)の22時頃、ロンドン北部のフィンズベリーという区域のセブンシスターズ通りで男性がナイフで刺され、その直後その付近で別の男性が銃で撃たれるというものです。
どちらも命に別状はなかったようですが、とにかく物騒な話です。
私が一時期ホームステイをしていたイーリングブロードウェイという街でも、日本人が住む家に強盗が入るという事件も最近耳にしました。
事件の発生内容としては日本でも起こり得るレベルのものかもしれませんが、特にロンドンではここ最近ナイフや銃を使った犯罪が増加の傾向にあるということで、外務省からも注意が出ています。
イギリス・ロンドンでここ最近事件が起こったエリア
特に外務省が銃やナイフを使った事件が発生している場所として挙げている街が以下の通りになります。
※リンクをクリックするとそれぞれのGoogleマップ地図に飛びます。
実際にホームステイをしていたイーリング、またウェンブリーやクロイドンにも足を運んだことがありますが、街の印象としては移民が多く住んでいる街という印象です。
また、ほとんどの事件が夕方から夜にかけて発生しているとのことですので、特に夏場は22時や23時くらいまで明るいイギリスですが、なるべく夜に外を出歩くことは控えるようにしましょう。
さて、ここからはエリアなどは関係なく、それぞれのシーン別の治安とその対策法を私の体験を交えながら紹介していきたいと思います。
【イギリス・ロンドン】レストランの治安と対策
レストランなどで場所を取って置くときや、トイレに行く時に日本人ならばやってしまいがちな行動。
それは、荷物やスマホをテーブルや椅子の上に置きっぱなしにすること。
日本人旅行者あるあるとして良く聞く話だと思いますが、本当にこれはよくやってしまう行動です。
テーブルの向かいの席に友達が座っているからと言って、トイレに行く時などに荷物を自分の座席に置いたり、椅子の背にぶら下げたり、スマホを自分側のテーブルの上に置いたまま席を立ってしまうと、本当に本当に危険です。
椅子に座っていたとしても椅子の背にかけていたバッグを取られてしまう可能性があるくらいです。
席を立つ時には本当にこの点には注意するようにしましょう。
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【イギリス・ロンドン】パブの治安と対策
ロンドンのパブで気を付けることはレストランで気を付けた方がいいことと同じです。
が、パブの場合、レストランとは違ってお酒を飲む場なので、酔っている人がレストランよりも多いのは明らか。
トイレなど、お店の奥の方にあって一人で行くのにちょっと勇気がいるという場合には友達と行くことをオススメします。
私もとあるパブでお店を出る前に友達と連れ立ってトイレへ行った際、完全に酔っぱらった女性たちが数名、トイレのドアを開けっぱなしにした状態で用を足し、半裸で騒ぎ、といった場面に出くわしたことがありました。
相手が男性でなかったとしても日本では見たこともないようなあまりの女性たちの行動にビックリしつつ、恐怖も感じました。
また、パブでもクラブでも、場所と集まる人のジャンルにもよりますが、タバコとは少し違う変な香りが漂っている場合にはドラッグ(マリファナ)の可能性があります。
ドラッグとは無縁の生活を送っている日本人としてはそういう人や場所とは関わらずにいるに越したことはありません。
すぐに場所を変えることをオススメします。
基本的にイギリスの由緒正しいパブはお昼から開いているところも多く、少しローカルなパブになると本当にお洒落で素敵な雰囲気が漂い、楽しくゆったりと時間を過ごすことができます。
ただ、ロンドン市内のパブはどこも人が多く、どんな人がいるか分かりませんので、荷物は肌身離さず、そして変な人や集団にはなるべく近寄らないようにした方が賢明です。
【イギリス・ロンドン】公共交通機関の治安と対策
ロンドンでの移動手段は、ロンドンバス、地下鉄の利用が本当に便利です。
場合によってはタクシーやUberなどを利用する機会もあるかと思います。
ロンドンバスに乗る時の対策
ロンドンではご存知の通り、有名な赤い2階建てのバスがたくさん走っています。
私達が日常的に使うのはこのバスということになりますが、特に夜にバスに乗る際には、2階へは行かず、1階のバスの運転手の近くに座ることをオススメします。
2階の席に座っていて、若者のグループだったり変な集団が2階に上がって来て周りを取り囲まれてしまうなんていうこともあり得ます。
また一番後ろの座席に座っていても同じような状況になり得ます。
夜にバスに乗る際にはスムーズに乗り降りが出来て人の目が届く、1階席、そしてバスの運転手さんの近くに座るようにしましょう。
ロンドンで電車に乗る時の注意点
ロンドンの電車は頻繁にキャンセルや遅延があったりはしますが、社内は綺麗なことが多いですし、治安が悪いと感じたことはありません。
ただ、小さな駅や治安のあまり良くない地域の駅などで電車が来るのを待っている間などは要注意。
夕方や夜で人気のない駅に一人たたずむのは避けた方が良いです。
私も酔っぱらいに絡まれたことがあり、嫌な思いをしたことがあります。
駅に行く際には駅での電車の待ち時間をなるべく減らすよう心掛けるか、なるべく夜に駅で一人になることがないように気をつけましょう。
ロンドンの地下鉄を利用する際の注意点
ロンドンの地下鉄は私としてはかなり治安が良いと感じています。
プラットフォームは明るく、特に中心地は夜でも人がたくさんいるので、人気がなくて薄暗くて治安が悪そう…というような雰囲気はありません。
少し端の方のローカルなエリアになると人気が少なかったり、小さな駅で薄暗かったり、外にプラットフォームがあったりということもあり、一概に安全で治安が良いと言い切ることは出来ませんが、基本的にはとても治安が良いです。
とは言え、数年前には地下鉄で日本人に向けて罵声を浴びせてきた男性がニュースになったりと、そういう変な人や状況に当たる可能性もあります。
また、やはり夜に地下鉄を利用するのは避けるにこしたことはありません。
また、乗車する際はすぐに乗り降りができる入り口付近になるべく乗るようにしましょう。
ロンドンでタクシーやUberを利用する際の注意点
イギリスと言えば黒いキャブが有名ですが、タクシーはロンドン市内を移動するのにとても便利な交通手段の一つです。
特に黒のキャブは安心して乗れるタクシーです。
Uberも呼べばそこまで迎えに来てくれてとても便利。
デメリットとしては、地下鉄やバスを利用するよりもお値段が張るということ。
それに関して、タクシーに乗る際には必ず料金がどれくらいかかるかの確認をすることをオススメします。
特に、有名な黒いキャブではないタクシーに乗る場合。
時にはちょっとうさんくさいタクシーがいたりもします。
こちらが土地勘がないのを逆手にとって目的地まで遠回りをしたりする可能性もあるので、私はタクシー利用の際は自分のスマートフォンでGoogleマップを出して基本的な道を外さずに向かってくれているかこっそりと確認していました。
道順の確認をするほど慎重にならなくても大丈夫かとは思いますが、ぼったくりを防止する為にも、先にだいたいの料金でもいいので確認してから乗車するようにしましょう。
【イギリス・ロンドン】道端の治安と対策
ロンドンの有名な観光地の周辺はとにかく人が溢れています。
そういった人ごみの中を歩く際には、すりに注意しましょう。
気を抜いた瞬間、一瞬で持ち物がなくなってしまう可能性があります。
【体験談】カムデンタウンでiPhoneを盗まれた話
カムデンタウンのマーケットを訪れていた時のこと。
とにかくすごい人でにぎわっており、その人ごみの中写真を撮ったりしながら歩いていました。
そんな中、持っていたiPhoneをコートのポケットに入れて人ごみを通過。
人ごみを通過した後にiPhoneを手に取ろうとポケットに手を入れたところ、既になくなっていました。
完全に自分の油断が招いた出来事と言ってもいいですが、この時の状況は以下のような感じでした。
・iPhoneを使ってたくさん写真を撮っていたのをきっと見られていた。
・iPhoneをポケットに入れた時、ケースについているストラップをポケットの外に出していた。
・そもそもコートのポケットに入れた状態で人ごみの中歩くのは不注意過ぎた。
落としたということはあり得なかったので、人生で初めて人から何かを盗まれた瞬間でした。
その後近くの警察へ行きましたが、盗まれた瞬間を見ていなかったのであればどうすることもできないと特に対応もしてもらえませんでした。
幸いなことに後日保険が降りたので金銭面では助かりましたが、本当に衝撃的な出来事でした。
【体験談】観光地では花売りジプシーに要注意!
ロンドンで一番有名な場所と言ってもいい、ビッグベンで有名な国会議事堂前にある橋、ウエストミンスター橋。
ここは多くの観光客でかなり込み合います。
私が台湾人の友人と訪れた際にもすごい人ごみだったのですが、人でごった返す歩道に花売りの女性たちが何人かいました。
彼女たちはジプシーと呼ばれている人達で、歩行者の洋服のポケットなどに急に花を挿してきたり突然渡してきたりして、てっきりただ花をくれたのかなと思って喜んでいると、お金を請求してきます。
台湾人の友達も、一人はうまく逃げれましたが、もう一人はかなりしつこくお金を要求され、何度いらないと伝えても引き下がらず、最終的には「地獄へ落ちろ!」と罵声を吐かれていました。
こうしてかなり強引で、脅してきたりすることもあるので、元から花を受け取らないようにすることをオススメします。
自分の身は自分で守りつつイギリスでロンドン観光を楽しみましょう!
ここまで色々と紹介してきましたが、対応策を大きく2つにまとめると以下の通りです。
・ここは日本ではないということを肝に銘じておく。
・治安が悪いと言われているところにはなるべく行かない。行くとしても夜には行かない。
また、私のオススメの「狙われない方法」は、なるべく観光客感を消す、ということです。
例えばガイドブックや地図を見ながらあからさまにキョロキョロしない、大きなリュックを背負って観光客感を出して歩かない、ファッションをちょっと現地のものに近づける、など。
自信を持ってスタスタ歩いていると、声をかけられるのを防ぐことができます。
何はともあれ、ロンドンはとても楽しくて魅力的な街であることに違いありません。
治安も何度もいいますが、すごく気にしなくてはならないほど悪くはありません。
安心して観光できる街ですが、やはり気は抜かないように、自分の身は自分で守って楽しい時間を過ごしましょう!
筆者のブログはこちら
「Lovely Sunny 31歳からのヨーロッパ生活」を運営中!
イギリス語学留学、イギリスボランティア留学の2年間のイギリス生活で体験したこと、そして婚約を機に移住してきたオランダでの体験を基に記事を書いています。
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