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ロンドンのおすすめ夜景ポイントと夜景を楽しむイベントを紹介
イギリスの首都ロンドンは、観光スポットがいっぱい。昼間に散策しても楽しいのですが、夜のロンドンはまた別の魅力を見せてくれます。夜景スポットや、夜景観光ツアーをまとめて紹介。観光時に気をつけるポイントも説明します!
この記事に登場する専門家
冒険と登山が好きな自転車乗り
うなお丸
ロンドンの夜景は新しい建物も古い建物もロマンチック
こんにちは! うなお丸です。
私は語学留学で、一年間ロンドンに滞在していました。
最初のころは英語が聞き取れなくてさみしい思いをしていましたが、英語がわかるようになるにつれて友達も増え、今ではロンドンが第二の故郷のような気がしています。
そんなロンドンには魅力がたくさんあるんですが、夜景の素敵さもその一つ。
ビックベンやウェストミンスター城などの古い建物も、近代的なロンドンアイやザ・シャードなどもひっくるめてロマンチックに見せてくれるのが、夜。
ロンドンのおすすめ夜景スポットを紹介します。
世界中の観光客が集まる町ロンドンは夜景も素敵
イギリスの首都・ロンドンは、世界中から観光客が集まる都市。観光スポットも数多く存在しています。
古い町並みから最新の観光スポットまで数多くあり、日中はもちろん、夜になると数多くのライトに照らし出されて見ごたえ満点。
ライトアップされたスポットを一つ一つ見に行ったり、展望台からきらめく街並みを見下ろしたり。
上から見るか、下から見るか……夜景といっても楽しみ方はたくさんあります。
①ロンドンの顔・ビックベン
ロンドンの代表的建物というと、やっぱりビックベン。
国会議事堂こと、ウェストミンスター城にある大時計塔と、そこにかけられた鐘の愛称です。
1859年に完成したゴシック復興様式の建物で、いくつも並んだ尖塔がとても美しいんですよね。
装飾が多めな建物が夜になるとライトアップされて、ロンドン一素敵な風景になります。
余談になりますが、日本の学校で流されているチャイムの音はこの鐘の音をもとにつくられているんですよ。
日本人の遺伝子に組み込まれてる音ですよね。
おすすめのビューポイントはウェストミンスター橋からです。
ビックベンの詳細情報
ビックベン
英語名:Big Ben
住所:Westminster, London SW1A 0AA
最寄り駅:ウェストミンスター駅
国会議事堂見学時間:月/13:00〜17:15、火〜金/9:00〜16:30頃、土/9:00〜16:15
入場料:£19.50(約2,750円)〜
ウェストミンスター橋
英語名:Westminster Bridge
住所:Westminster Bridge, London SE1 7GL
開場時間:24時間
通行料:無料
②無料で夜景を楽しめる展望台・スカイガーデン
夜景を楽しみたいなら、とっておきなのが高い場所からの風景。
ロンドンのきらめく街並みを見下ろせる展望台はうってつけです。
ロンドン中心部にはいくつかの展望スポットがあるのですが、その多くが有料、かつ、なかなかなお値段がします。
その中で無料で夜景を楽しめるスポットが、スカイガーデン。
ウォーキー・トーキーと呼ばれる高層ビルの、35階に2015年に誕生した展望台です。
目の前にはロンドン中心街の高層ビルが立ち並び、遠くにはザ・シャードやロンドンアイも見ることが可能。
この場所から見下ろす、宝石箱よりも美しいロンドンの夜景は圧倒的です。
無料といえども、公式サイトで事前に予約しておかなくてはならず、なおかつ人気のためすぐに予約が埋まってしまいます。
ですが、平日の7時~10時・18時以降、土曜の8時~11時・21時以降、祝日の9時~11時・21時以降なら予約せずにビルに行ったら入場することができます。平日の18時以降なら夜景にピッタリの時間帯ですね。
ただし、これは大人向けの時間帯。19歳以上で、「スマートカジュアル」というドレスコードが規定されています。崩れたTシャツやジーンズ、半そで半ズボンは避け、襟付きのシャツかジャケットを着用していくようにしましょう。
スカイガーデンの詳細情報
英語名:Sky Garden
住所:20 Fenchurch St, London EC3M
アクセス:バンク駅
営業時間:
月曜 7:00~23:00
火曜 7:00~24:00
水曜~金曜 7:00~1:00
土曜 8:00~1:00
日曜 8:00~23:00
入場料:無料(予約の必要な時間帯あり
③ロンドンの新ランドマーク・ロンドンアイ
ロンドン・アイは、ビッグベンのすぐ近くにあるとっても大きな観覧車。
ビッグベンが旧のランドマークだとすれば、ロンドン・アイは新のランドマーク。
夜はライトアップもされています。
ロンドン・アイのゴンドラは、1つが25人乗り。日本の通常の観覧車のほとんどが4人乗りだということを考えると、その大きさがわかるのではないでしょうか。
30分かけて、ゆっくりゆっくりとロンドン市街の上を回っています。
ライトアップされたロンドン・アイを見上げたり、ロンドン・アイに乗ってロンドンの夜景を見下ろしたりと、一粒で2度美味しい、もとい1箇所で2通りの楽しみ方ができる夜景スポットです。
ロンドン・アイの詳細情報
英語名:London Eye
住所:30 The Queens Walk, London SE1
最寄り駅:ウォータールー駅
営業時間:10:00~20:30
入場料:21.20£(約3,000円)~
④夜遅くまでにぎわう繁華街・ピカデリーサーカス
ロンドンの繁華街といえば、ピカデリーサーカス。
大型のお店が多いピカデリーストリートと、リージェント・ストリートの交差点にある、円形広場の周辺がこう呼ばれています。
1800年代はじめの頃から商業施設が集まっていたので、古き良きデザインの建物が多く集まっているのも特徴的。
古い建物が夜の灯りに浮かび上がると、格別の風情がありますね。
壁一面の看板や大きなネオンもあり、とても華やいでいます。
周りはレストランやお土産屋さんも多いので、ぶらぶらと買い物をして回るのに最適な場所でもあります。
留学していたころ、ちょうどレ・ミゼラブルの公演が始まりました。
私はこのステージが大好きで、留学中に何度も見に行っています。
それもあって、ピカデリーサーカスは特に思い入れが深いスポットになっています。
ピカデリーサーカスの詳細情報
英語名:Piccadilly Circus
住所:Piccadilly Circus, London W1D 7ET
最寄り駅:ピカデリー・サーカス駅
営業時間:24時間
入場料:無料
⑥ゴシック調の塔と橋・タワーブリッジ
ロンドンには美しい橋が数多くあるのですが、その中でも一番のおすすめがタワーブリッジ。
2つの大きな塔と間に渡された2本の橋が、夜になるとライトが灯されてとても印象的なんです。
塔の中には展望通路と歴史博物館が入っています。タワーブリッジの歴史や油圧ポンプなどが展示されていて、機械内部や歯車大好きな私にとってとてつもない興奮スポット。橋の上にある博物館っていうのも面白いですよね。
残念ながら、夕方には閉まってしまいますので、塔の内部見学は夜景を見る前に行くのがおすすめ。冬なら5時になるともう暗いので、展望通路からロンドンの、夕景や夜景を見ることができます。
実はタワーブリッジは跳開橋。
月に数回、テムズ川を渡る船がやってきたときには、下部の橋の真ん中のところが持ち上げられ、山のようなかたちになります。
運が良ければ夜景として見ることもできますよ。
スケジュールはこちらでチェックしておきましょう。
橋上部の展望通路は、もともと橋が跳開している間に利用するためのサブの橋として作られました。
ただし、塔の階段を登るより橋が降りるのを待つか近くにあるロンドン橋を渡ったほうが楽だったのであまり利用者がいなかったらしいのです。そりゃそうですよねぇ
今ではエレベーターがつけられ、有料の展望通路に生まれ変わっています。
高くからテムズ川とロンドンの街並みを見下ろせる展望通路は、川が好きな人なら絶対気にいるはず。
夜景のビューポイントは、沿岸や近くのビルからの撮影がおすすめ。
また、ロンドンバスに乗って橋を渡る際にもロマンチックな風景を楽しむことができます。
タワーブリッジの詳細情報
英語名:Tower Bridge
住所:Tower Bridge Rd, London SE1 2UP
最寄り駅:タワーヒル駅
塔の営業時間:(夏期)10:00~17:30 (冬期)09:30~17:00
入場料 9£(約1,250円)~
⑥ヨーロッパ一の高さを誇るザ・シャード
ザ・シャードは、高さ310メートルの超高層ビル。ヨーロッパで一番高いビルなのですが、その69階と72階(244m!)に展望台があります。
ちょっと足がすくんでしまいそうな高さですが、このフロアへ行くと目の前にめちゃくちゃきれいなロンドンの街並みが広がっています。
360度全面パノラマで、晴れた日には69㎞先まで見渡せると言うから、ロンドンの街を一望にすることができます。
22:00まで開いていますので、夜景を見るのにぴったり。
両方のフロアにバーがあり、アルコールや軽食を楽しみながらのんびりできます。
おすすめは夕暮れから夜にかけて。刻々と変わる空色とロンドンの街並みは、一度見ると忘れることができません。
ザ・シャードの詳細情報
英語名:The View from The Shard
住所:32 London Bridge St, London SE1 9SG
最寄り駅:ロンドンブリッジ
開場時間:(夏期)10:00~22:00 (冬期)10:00~19:00(木~土は22:00まで)
入場料:30.95£(約4,350円)、 予約チケット25.95£(約3,700円)
ロンドンでは夜景を楽しむイベントも開催
ロンドンは、既存の風景だけではなく、夜に行われるイベントでも夜景を楽しむことができます。
代表的なものは、花火やイルミネーション。
花火といっても、日本のように夏の楽しみではなく、冬のお楽しみとなっています。
きらめく夜景を背景に繰り広げられる光イベントを楽しんでみてください!
① ロンドン各地で花火が打ち上げられるガイ・フォークス・ナイト
ガイ・フォークス・ナイトは、イギリス全土で花火が打ち上げられる夜。
11/5、イギリスのあちこちで花火大会が催されます。
ガイ・フォークスとは、プロテスタントの王を弑してカトリックの女王を建てようとしたカトリック教徒で、11/5は彼らが国会議事堂を爆破しようともくろんでいた日のこと。
その陰謀は事前に発覚して、事件には至りませんでしたが、その後犯人の人形を作って焼き捨てるという習慣が広がりました。
現在では人形は姿を消していますが、昼間から夜にかけてあちこちで花火を打ち上げたり、夜には大きなかがり火を燃やしたりしています。
ロンドンでもウィンブルドン・パークやクリスタル・パレスなどで花火大会が開かれます。
事前に情報が公開されますが、会場によっては入場料が必要になるところもあるのでしっかり確認していきましょう。
ウインブルドン・パークの詳細情報
英語名: Wimbledon Park
住所:Arthur Rd, Wimbledon, London SW19 8AA イギリス
最寄り駅:ウインブルドンパーク駅
クリスタル・パレスの詳細情報
英語名: Crystal Palace
住所:Thicket Rd, London SE20 8DT イギリス
最寄り駅:ペンジ・ウエスト駅
②キリスト教国ならではのクリスマスイルミネーション
クリスマスは、キリスト教の中でも最大クラスのイベント。
日本でもイルミネーションが盛り上がりますが、キリスト教国家であるイギリスも、どこもかしこも華やかに飾り付けがされています。
写真はピカデリーサーカスにて撮影したもの。
イルミネーションが始まるのは11月後半や12月頭。
そこから、クリスマスや年末にかけて街中の夜が華やぎます。
この写真は12月冒頭。
クリスマスツリーの点灯式を見に行ったときのもの。
ツリーが点灯した瞬間、大きな歓声に包まれました。
キリスト教国家ならではのクリスマスを楽しんでみましょう!
③町が興奮で沸騰しそうなカウントダウン
夜のイベントで、最大のエンターテイメントなのが年越し。
ロンドン・アイ周辺では数多くの花火が打ち上げられて、ものすごい盛り上がり。
年越しの時間が近づくと音楽やアナウンスも入り、興奮がどんどん高まって。
数十秒前からビックベンの鐘の音が鳴り響きわたり、みんなで声を合わせてカウントダウン。
0:00ジャストにものすごい量の花火が炸裂するのです。
その花火を鑑賞できるエリアへは有料でチケットを購入すれば入れます。
チケットは10月と12月に公式サイトで発売されます。
が、一瞬で売り切れるくらいの人気なので手に入れば超ラッキー。
値段は10£(約1,400円)。
チケットは海外在住者にも郵送で届けてもらえます。
チケットが確保できなくても、残念がることはありません。
こちらはピカデリーサーカスの大晦日の様子。
他のエリアでも華やかなイルミネーションがほどこされていて、カウントダウンの瞬間を心待ちにしています。
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夜景スポットを簡単にめぐる方法
ロンドンバスツアー
大都会ロンドンが織りなす夜景の数々はどれもロマンチックさを漂わすものばかりです。
気軽に夜を楽しめるバスツアーもいくつかあるにで、気軽に楽しみたい方はツアーに参加してみるのもいいでしょう。
ツアーはピカデリーサーカスなどでも受け付けていますし、現地旅行社などでも受け付けていますので是非参考にしてみてください。
ツアー料金:20£(約2,900)~
通常のバスからでも楽しめる
ロンドンで夜景を見るなら、ツアー以外でも、バスや地下鉄が便利。
展望台へ行ったりピカデリーサーカスを散策したりで夜遅くなっても、地下鉄かバスが真夜中まで走っているのです。夜中の2時とかによく乗ってました。
現在、地下鉄の、主要路線6本が終夜運転を行っていて、その以外のえりではナイトバスが朝まで運行しています。
もちろん、それらのバスの中からも、ロンドンの夜景を見ることができます。
寒くなければ2階席に座るのがおすすめ!
夜景を見るときの注意点
暖かい服装を用意しよう
ロンドンでは天候がかなり頻繁に変わります。
晴れて暖かいと思っていても、出先で雨に降られることがしばしば。
雨具は必須です。
冬は夜景イベントが多い時期ですが、かなり寒いのでしっかり着込んで行きましょう。
反面、建物内部はあたたかいので、脱ぎ着しやすいジャケット類がおすすめ。
この写真はロンドン駅の、ハリー・ポッターで有名な場所での撮影。
登山ジャケットに登山ズボンを履いて、写真には写っていませんが中にも重ね着をしています。
治安が悪いと思ったらすぐに移動しよう
ロンドンは、海外諸国の中では治安が良いエリアが多いですが、それでもスリや置き引きには気をつけてください。
一度盗まれたものは、どれだけ大切なものであっても戻ってきません。
また、酔って怖い輩がいた場合、近寄らないことが無難。君子危うきに近寄らずです。
ロンドンの夜景は実際に見ると魅力倍増
ロンドンに留学していた当時、いつも夜遅くまで街なかにでかけていました。
夜遊びに忙しかったわけではありません。パブやティールームで隣に座った人とおしゃべりしたり、サッカー場で早口のローカル言葉を聞き取って一緒に騒いだりするのも語学学習の一環だったんです。
でも楽しんでやってたから、やっぱり夜遊びになるのかな?
そんな私にとって、ロンドンの夜景はいつも身近なものでした。
夜中すぎまで明るい場所もあり、バスもずっと走っていたので、夜遅くまでバスの車窓から街並みを眺めていたこともあります。
今回の写真もきれいですが、実際に見たら大好きになること間違いなしですよ!
筆者のインスタグラムはこちら
モナ王(@mona_ou315)
京都の風景や旅の写真などを投稿しています。
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