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160年間ロンドンの時を告げていた時計台へ!アクセス方法や時計台か出てくるアニメなどを紹介!
ロンドンの有名スポットといえば、ビッグベンと呼ばれる時計台。150年以上もの間ロンドンっ子たちに時を告げてきました。ロンドン時計台の歴史や空港からのアクセス方法、豆知識、周囲の観光スポットをまとめています!
この記事に登場する専門家
冒険と登山が好きな自転車乗り
うなお丸
ロンドンの時計台はランドマークタワー!
こんにちは!うなお丸です。
私は学生時代、イギリスに1年間留学していました。
それ以降、イギリスにほれ込み、数年に一度はイギリスに旅行に行っています。
イギリスの首都ロンドンのランドマークといえば、ロンドン塔。
ロンドン塔の魅力や、意外な日本とのつながりなどの魅力をお教えしますね。
ロンドンの時計台「ビック・ベン」とは
ウエストミンスター宮殿(議事堂)の一部
テムズ川のほとりにたたずむ時計台、通称「ビック・ベン」。
じつは、時計台単体の設備ではなく、英国国会議事堂ことウェストミンスター宮殿の一部となっています。
地上96mの時計台は、少し離れたところからも美しい姿を拝むことができます。
ゴシック様式で建てられた尖塔の美しさに、いつも胸をときめかせていました。
160年以上ロンドンっ子に時を告げてきた時計台
ビックベンの役目は、もちろん時報の鐘を鳴らすこと。
1859年7月11日からロンドンの時を刻み、初めて鐘を鳴らしてから160年も経っています。
そんなに長い間響いてきた鐘の音は、ロンドンの人たちの魂にも刻まれる特別な音。
ただし、2017年からは、時計塔の修理工事のため時報が鳴らされていません。
修理が終わる2021年にまた再開する予定なのですが、首相が「4年も停止するのは正しくない」とコメントするなど、ビックベンが止まるのはロンドンっ子にとっては一大事。
修理日程の見直しを求める人々もいます。
BBCラジオにとってもビックベンの鐘の音は特別で、毎日生中継でイギリス全土に鐘の音を響かせていたのですが、修理中は録音したものを使っています。
偶然できたヒビが音色を美しくした
1834年、それまで建っていた古いウエストミンスター宮殿が焼け落ちた際、ゴシック風のデザインで再建されました。
その際、宮殿の一角に建てられたのが、時計台です。
1859年に稼働を始めたのですが、二か月を経た時に、中の金具がぶつかる部分にひびが入っているのが発見されます。
その後、ひびが入らないように金具を軽くしたり、傷を叩かないように少し回転させられました。
けれど本体が入れ替えられたことはなく、少しひびが入った状態の音を、独特の音色として長い間響かせてきています。
正式名称は女王陛下の塔
私は、時計のある塔が「ビックベン」なのだと思っていたのですが、本来「ビックベン」というのは、時計台の中でも一番大きな時計の部分のみをさす言葉だそうです。
時計台の塔は、正式名称は「クロックタワー」という名前でした。
2012年、エリザベス女王の即位60年を記念して、正式名称が「エリザベスタワー」に変更されています。
女王の名前を冠しているなんて、なんだかロマンチックですね。
愛称「ビックベン」はなぜつけられた?
時計台にかけられている大きな時計が「ビックベン」と言われるようになったのはなぜなのでしょう。
大柄な体躯をしていた工事責任者の名前からとった、とか、当時人気のあったボクシングチャンピオンの名前からとった、という説があります。
実際にどの説が正しいのかは不明らしいですが、きっと当時飛び切り背が高かった人の名前をつけたんでしょうね。
ペニーが振り子を揺らす
ロンドンじゅうに正確な時間を告げているこの時計台ですが、その振り子には何枚ものペニー硬貨が乗せられています。
ペニーはポンドの補助貨幣で、とても小さい硬貨で、重さは 3.56 g。
これが振り子に1枚乗っていると、1日で0.4秒、ビックベンの進みが早くなるのです。
2週間に一度行われる時計技師のチェックで、時計が進んでいればペニーを減らし、遅れていればペニーを乗せるそうです。
現在のペニーが作られ始めたのは1971年、それ以前はどうやって調整していたんでしょうね。
日本のチャイムはロンドン時計台の音
ロンドンで時報を聞いた時、たまらなく懐かしい気持ちになりました。
その理由は、日本の学校で使われているチャイムの音が同じものだから。
日本で使われるようになったのは、戦後間もないころだそうです。
小学校にあった鐘が壊れやすかったので、実際の鐘を使うのをやめ、メロディとして販売されていたこのチャイム音を使うようになったそうです。
それ以降、ロンドンっ子の魂だけではなく、日本人の遺伝子にも刻まれるようになりました。
ロンドン時計台は映画「ピーターパン」やアニメ「名探偵コナン」に登場
ロンドンというとイメージに登るくらい、日本人に有名なロンドンの時計台。
これは、時計台がアニメや映画に登場してきたから、でもあります。
世界的に有名なのが、ディズニーの「ピーターパン」。ピーターやウェンディたちがロンドン時計台の針にとまるシーンが印象的でした。
表紙の背景にも描かれていますね。
日本アニメでは、「名探偵コナン」に登場しているのが有名です。
「名探偵コナン ホームズの黙示録」編は、漫画に登場し、テレビアニメでも6週にわたって放映された人気のストーリー。
新一(コナン)が、蘭への気持ちを打ち明けたシーンで、背景にビックベンが描かれていました。
今でも聖地巡礼に訪れる人がいるくらい、人気のエピソードですね。
他にも、「けいおん」、「きんいろモザイク」や「魔法使いの嫁」にも登場しています。好きな作品なので、時計台を見るたびにうれしい気持ちになります。
時計台の中に入ってみよう
イギリス在住なら入れる
時計台に見学に入れることをご存知ですか?
観光旅行者は無理ですが、仕事や留学でイギリスに在住する場合、時計台に入れるのです。
2017年〜2021年の修理中は無理ですが、修理が終われば中に入るツアーが再開されます。
申込みはこちらから行えます。
なお、修理工事中は、職員による無料の講演が行われていて、誰でも申し込むことができます。
健康な大人じゃなければ登れない
ビックベンに登るには、必要なのは在住していることだけではありません。
内部には非常に段数の多い階段が待ち構えています。
1人でその階段を登る体力がないと、許可が下りないのです。
・住んでいる地域の国会議員の紹介があること(知り合いでなくてもここで地元の議員を検索し、メールで申し込めば紹介してもらえます)
・12歳以上
・妊娠後期でないこと
・心臓病などにかかっていないこと
・334段の階段を登れること
など、いくつかの条件がありますが、クリアすれば美しい時計台の内部を見学することができます。
事前予約制
ロンドン時計台見学ツアーは、事前に予約をする必要があります。
イギリス在住者のみに開放されているとはいえ、大人気のツアー。
何か月も先まで予約が埋まっていることがありますので、早めの予約が大切です。
時計台内の様々な部屋
私は残念ながら、内部見学をするタイミングがなかったのですが、友人に聞いた話だと、プリズンルームやクロックルーム、鐘楼を見学できるそうです。
プリズンルームというのは、今は展示室になっていますが、実はもともとは簡易収容所。国会中にヤジがひどかったり、会議を妨害した議員さん用の独房だったそうです。
クロックルームにあるのは時計の仕掛け。歯車がいっぱい回っているとのこと。内部の見える時計とか、歯車が好きなので、とても興味深い……!
最後は、ビックベンの中心である鐘の見学です。音がすごいので、耳栓を渡されるとのこと。日々の部分も見せてもらえるそうですよ。
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ロンドン時計台周りの観光スポット
ウェストミンスターから川沿いを歩くと、色々な名所があります。
時計台に行ったときにはぜひ立ち寄ってほしい、そんな名所について紹介していきたいと思います。
①イギリスの国会議事堂【ウェストミンスター宮殿】
国会議事堂として使われている、ウェストミンスター宮殿。
16世紀までは、実際に王の宮だったのですが、それ以降は議事堂となっています。
尖塔が並ぶゴシック風建築で、ライトアップされた姿がテムズ川に映る風景は息をのむ美しさです。
こちらは、議会が行われていないときならだれでも見学することが可能です。
ウェストミンスター宮殿の詳細情報
【英語名】Palace of Westminster
【住所】Westminster, London SW1A 0AA
【電話番号】+44 20 7219 3000
【見学可能時間】9:00~17:00 土日閉館
【入場料】19.50ポンド(約2,800円)
【公式サイト】https://www.parliament.uk/about/living-heritage/building/palace/
②世界第三位の観覧車【ロンドン・アイ】
高さ135mもある、世界で三番目に高い観覧車。
一周30分もかかり、じっくりとロンドンの町並みを見下ろすことができます。
晴れた日は40kmも先まで見ることができるんですよ。
回るのは数人乗りのかごではなく、25人乗りのカプセルで、中には椅子がないので自由に移動が可能となっていました。
ロンドン・アイの詳細情報
【英語名】London Eye
【住所】The Queen's Walk, Bishop's, London SE1 7PB イギリス
【電話番号】+44 870 990 8881
【営業時間】6月〜9月…10:00〜21:00 10月〜5月…10:00〜20:0
【入場料】30ポンド~(約4,300円)
【公式サイト】https://www.londoneye.com/
③二つのゴシック塔が美しい【タワーブリッジ】
時計台と同じく、ゴシック様式で建てられた二階建ての橋、タワーブリッジ。
下側の橋は、船が渡るときには跳ね上がるようになっています。
上側の橋は、下の橋が上がっているときにわたるためのものとして作られました。
建築当時はエレベーターがなくて、あまり使われることがなかったそうですが、現在ではエレベーターが作られ人気スポットに生まれ変わりました。
塔の上部は展望台になっていて、川の上からロンドンの風景を楽しめました。
タワーブリッジの詳細情報
【英語名】Tower Bridge
【住所】Tower Bridge Rd, London SE1 2UP イギリス
【電話番号】+44 20 7403 3761
【展望台営業時間】9:30~17:00
【展望台入場料】9.8ポンド(ネット割引8.8ポンド 約1,250円)
④童謡でおなじみ【ロンドン橋】
ロンドン塔に至る道、テムズ川にかかっているロンドン橋は、ロンドンの象徴の一つとして知られている橋で、歩行者と自動車が行き来出来る橋として知られています。
1750年まではロンドンのテムズ川にかかる唯一の橋として知られていました。
日本ではロンドン橋落ちた、の歌で有名です。近くにはサザークの大聖堂、ロンドン塔がある他、川沿いを歩ける場所も整備されているので、散策にも非常に向いている場所と言えるでしょう。
ロンドン橋の詳細情報
【英語名】London Bridge
【住所】イギリス 〒SE1 9RA ロンドン London
【営業時間】24時間
【入場料】無料
伝説の塔【ロンドン塔】
色々な政治の舞台になったロンドン塔はロンドン橋のたもと、テムズ川の近くにあります。ビックベンからはのんびりと川沿いを歩いてロンドン橋をわたると見えてきます。
ロンドンの時計台の本当の名前は、
Her(His) Majesty's Royal Palace and Fortress of the Tower of London
(ロンドンの女王(国王)陛下の宮殿かつ塔要塞)
美しい姿をしていますが、もともとは監獄だったり、内部は鎧が展示されていたりと、なかなか怖い雰囲気でどきどきしました。
世界最大のダイアモンドを飾ったイギリス王笏と王冠も、ロンドン塔に展示されていました。
ロンドン塔の詳細情報
【英語名】Tower of London
【住所】St Katharine's & Wapping, London EC3N 4AB イギリス
【電話番号】+44 20 3166 6000
【営業時間】9:00~16:30
【入場料】24.7ポンド(約3,500円)
ゲームで大人気【ベルファスト記念艦】
時計台の斜め前に係留されている、軽巡洋艦ベルファストの内部が記念館になっています。
戦争博物館分館となっていて、内部には戦争当時の艦内が再現されていました。蝋人形がめちゃくちゃリアルですよ。
ベルファストは第二次世界大戦時に勝つ悪したイギリスの巡洋艦。
戦艦を擬人化したオンラインゲーム「アズールレーン」(2019年にテレビアニメ化もされましたね!)の中に登場し、美しくりりしいメイドキャラとして大人気。
そのおかげで、ベルファスト記念館にはアズレンファンも大勢聖地巡礼で訪れるようになりました。
ベルファスト記念艦の詳細情報
【英語名】HMS Belfast
【住所】The Queen's Walk, London SE1 2JH イギリス
【電話番号】+44 20 7940 6300
【営業時間】10:00~18:00
【入場料】8.5ポンド(約1,220円)
ヒースロー空港から時計台へのアクセス
ヒースロー・エクスプレス+地下鉄
ヒースロー空港から短時間で行くなら、「ターミナル3」から出ている「ヒースロー・エクスプレス」で「パディントン」駅まで行き、地下鉄に乗り換えて「ウェストミンスター」駅へ行く方法があります。
空港からの料金は「パディントン」駅までは21.5ポンド(約2,850円)、所要時間は40分程です。
地下鉄のみで行くよりはかなり高くなります。
地下鉄(ピカデリー線+ジュビリー線)
ヒースロー空港から地下鉄で行く方法があります。
「ピカデリーライン」で「グリーンパーク」駅まで行き、「ジュピリーライン」に乗り換え、ウェストミンスター駅へとたどり着く事が可能です。その後は同じ。
料金は約3.1ポンド(約450円)、所要時間は約1時間となります。少し時間がかかってしまうのが難点と言えるかもしれません。
タクシー
高くつく方法ですが、最終手段とも言えますが、空港からタクシーに乗れば、大体50ポンド(約7,150円)でたどり着く事ができます。
所要時間は一時間ほどで、地下鉄と変わりません。
海外でタクシーに乗るのは、いつも緊張する手段なのですが、イギリスのタクシーは危険なうわさを聞かず、安心して乗ることができました。
ただし、いかんせん高いので、私的には地下鉄に軍配があがると思います。
ロンドン時計台の詳細情報
【英語名】The Elizabeth Tower
【住所】Westminster, London SW1A 0AA
【最寄り駅】ウエストミンスター駅下車 地上に出て目の前
【電話番号】+44 20 7219 4272
ゴシック調の建物が好きならロンドン時計台は絶対おすすめ
ロンドンの時計台についてまとめました。
私はゴシック調の建物がとても好きなので、ロンドン時計台は大好きなスポット。
いかにもロンドンらしさのある建物だと思います。
ロンドンを訪れるなら、ぜひ観光してみてくださいね!
筆者のインスタグラムはこちら
モナ王(@mona_ou315)
フォロワー24人、投稿26件。📷 Nikon D5600/Nikon1 J5風景や旅の写真などを投稿します。
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