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絵本の世界へようこそ!イタリア・アルベロベッロ観光スポット5選と行き方をご紹介!

2019.10.09

世界遺産の数が世界一多い国、イタリア。そのイタリアに、絵本の世界そのままの可愛い世界遺産があるのをご存知ですか? メルヘンな街並みが、世界中から100万人以上も観光客を集める、イタリアの世界遺産アルベロッベロの観光情報をお届けします。

この記事に登場する専門家

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ドイツ在住ライター

TAKIママ

各国のスキー場を渡り歩くスノージャンキーな青春を経て、ドイツに嫁入りしました。ドイツ在住10年。二児の母です。
子連れでも、一人でも世界中を旅したい!居住地であるドイツの情報を中心に発信しています。

  1. 南イタリア観光のハイライト!アルベロベッロ
  2. アルベロベッロ観光の前に知っておきたい事。 
  3. ①アルベロベッロの観光はここから始めよう!【カーサ・ダモーレ】
  4. ②トゥルッロ建築の雄【トルッロ・ソヴラーノ】
  5. ③アルベロベッロの絶景パノラマ!【ベルべデーレ・サンタ ルチア】
  6. ④『世界遺産・アルベロベッロのトゥルッリ』リオーネ・モンティ地区(Rione Monti)
  7. ⑤『世界遺産・アルベロベッロのトゥルッリ』アイア・ピッコラ地区(Rione Aia Piccola)
  8. アルベロベッロへの行き方
  9. 一度は見てみたい!アルベロッベロのトゥルッリを訪ねる旅
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アルベロベッロはイタリアをブーツの形に見立てると、ちょうど踵の部分に位置するプーリア州にある人口約1万1000人の街です。

アルベロベッロとはイタリア語で『美しい木』という意味。


円錐形の石積みの屋根が特徴的な「トゥルッリ」と呼ばれる伝統的な家屋が1500以上も残されており、1996年に『アルベロベッロのトゥルッリ』として世界遺産登録されました。

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アルベロベッロの、白壁に石積みの円錐形の屋根の家は、サントレ半島北部にかつて広く見られた伝統的な住居でトゥルッリと呼ばれています。

トゥルッロ(Trullo)が単数形、トゥルッリ(Trulli)は複数形で、トゥルッロは「部屋ひとつに、屋根ひとつ」の意味。アルベロベッロのトゥルッリ住居もほとんどがこのような造りになっており、トゥルッロの集合体がトゥルッリという訳です。


建物の材料はこの地域で豊富に採取できる石灰岩で作られており、原始的な物はモルタルなどの接合剤を使わず、石を積み上げただけの乾式工法と呼ばれる簡単な造りで、現在でも郊外の家畜小屋や農機具を保管する小屋として目にすることが出来ます。

アルベロベッロのトゥルッリは白壁部分を漆喰で塗り固め、厳しい暑さでも室内では過ごしやすいように、また、円錐形の屋根は雨水を集め、地下の貯水槽に溜められるようになっています。


そしてこの円錐形の屋根、石を積み上げているだけで接合剤を使っていないので『いつでも解体出来る』事が特徴です。

17世紀半ば、この地を治めていたアックアヴィーヴァ家の領主が税の徴収を逃れるために、このすぐに解体できるトゥルッリ住居しか建ててはいけないと定めたのがアルベロベッロにトゥルッリ住居が集まっている理由だとする説が有力です。

当時、ナポリ王国は住居の数で税金を徴収していたので、政府の徴税官が来るたびに解体して住居の数をごまかしていたのですね。

この可愛らしい街並みに、脱税者とマルサのお金を巡る争いの歴史があったと思うと驚きです。


世界遺産に登録されたアイア・ピッコラ地区(Aia Piccola)とモンティ地区(Monti)にトゥルッリ住居群が集中してあり、全てを観光しても3時間程で見て回ることが出来ます。

アイア・ピッコラ地区は590軒のトゥルッリがあり、実際に住民が住んでいる地区です。モンティ地区は1030軒のトゥルッリがあり、ホテルや土産物屋、飲食店の多く集まる地区で、アイア・ピッコラ地区と比べると賑やかです。



では、順番にアルベロベッロを散策してみましょう。

アルベロベッロに到着したらまずはカーサ・ダモーレ(Casa D'Amore)を目指しましょう。

この建物は、封建的な領主の支配に反発した住民の運動により解放のシンボルとして、初めてモルタルと石灰で建てられた、トゥルッリではない住宅です。

現在は観光案内所になっているので、最初に地図と情報を入手してから観光を始めるといいでしょう。


住所:Piazza Re Ferdinando IV di Borbone , numero 3, 70011, 70011 Alberobello BA, Italien

次に目指すのはトゥルッロ・ソヴラーノ(Trullo Sovrano)です。

カーサ・ダモーレのある場所から北側、世界遺産のトゥルッリ住居群のエリアとは反対方向になりますので、一番最初か最後に訪れるのがいいと思います。


見学時間が決まっているので、訪れる時間は開館時間に合わせるように注意してください。

アルベロベッロ最大のトゥルッリで、12の屋根を持ち、建築技術として難しいとされる2階建てのトゥルッロの内部は階段や2階部分の床が木材で作られています。

1930年には国の重要文化財に指定されました。

博物館としてトゥルッリ内部を見学できるようになっています。


住所:Piazza Sacramento, numero 10, 70011 Alberobello BA, Italien

開館時間:10:00~13:15、15:30~18:30

日曜閉館

入館料:1.5€ (約195円)

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カーサ・ダモーレから南に向かうとすぐにBelvedere Santa Luciaという展望テラスが見えてきます。

このテラスからは、なだらかな斜面にびっしりとトゥルッリの並ぶ、モンティ地区の大パノラマを眺めることが出来ます。

しっかりと写真を撮ったら、テラス横の階段を降りてモンティ地区の散策に向かいましょう。


住所:Via Contessa, 70011 Alberobello BA, Italien

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アルベロベッロ最大の観光エリアであるモンティ地区には1000以上のトゥルッリがあります。

お土産屋、レストランやカフェが並び、どこを向いてもとんがり屋根の絵本の中に入り込んだような気持ちになる街歩きの楽しいエリアです。

聖アントニオ教会(Chiesa a Trullo Parrocchia Sant'Antonio di Padova)

モンティ地区の丘の上にある教会。

トゥルッリと同じ円錐形の屋根を持った、アルベロベッロらしい教会です。


住所:Piazza Canonico Don Antonio, Via Angelantonio Lippolis, numero 16, 70011 Alberobello BA, Italien

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住民がトゥルッリに暮らしている、現役の街アイア・ピッコラ地区。

商業的なお店も無くモンティ地区に比べるとひっそりとしていますが、人々の暮らしが垣間見えて穏やかに街歩きを楽しめるので、静かにじっくり観光したい人にはピッタリです。

現在も590のトゥルッリが残っています。

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アルベロベッロへのアクセスはプーリア州の州都バーリの街からが一番便利で、分かりやすいと思います。

日本からバーリへは空路直行便はありません。

バーリへは、ヨーロッパのハブ空港から空路でバーリに行く方法。

ローマ、ナポリなどの大都市から鉄道、長距離バスでバーリに行く方法。

地中海対岸の港町から船舶利用でバーリに行く方法があります。


バーリからアルベロベッロへのアクセス

バーリ中央駅から電車→バスと乗り継いで行く方法と、直行バスで行く方法があります。

電車→バスだと所要時間が2時間程かかり、料金も少し高めですが、直行バスの場合乗り換えなしで、1時間ちょっとで料金は4.5€(約585円)なので直行バスで行く方法をお勧めします。

バス乗り場はバーリ中央駅の南側、正面とは反対になります。

アルベロベッロでは、到着したバス停の反対側から帰りのバスが出るので、帰りの時刻表を確認しておいた方がいいでしょう。


※2019年9月現在、アルベロベッロ駅は工事中です。工事が完了すれば、バーリからアルベロベッロへは電車で行けるようになると思います。

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いかがでしたか?

写真を見て、「行ってこの目で見てみたい!」と興味が沸き上がり、実際に行ってみたら写真で見る以上に可愛いメルヘンの世界が広がっていました。


筆者が訪れたのは冬でしたが、夏は厳しい暑さになると想像できます。アルベロッベロ散策は日陰が少なく、坂道を歩くことになるので、真夏に訪れる場合は暑さ対策を万全にした方がいいと思います。

特に夏休み期間中は観光客も多くなるので、写真を撮ったり、ゆっくり見学したい方は、気温の上がりきらない午前中の早い時間に観光されることをお勧めします。

気候は日本の九州地方と同じくらい(ただし乾燥して雨は少ないです)だと考えて、服装もその時期の気候に合わせて用意してください。


絵本の中にいるような気分になる、アルベロッベロの街。

これから旅しようと思っている方、素敵なイタリア旅行になるよう願っています!

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