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トルコの移動はバスが便利!長距離バスの予約方法や鉄道の交通情報も!
日本の約2倍の面積を持つトルコ。訪れるならぜひ、様々な地方を巡ってトルコの色々な顔を見たいもの。飛行機や列車など様々な交通手段がある中で、庶民の足となっているのが長距離バス。ここでは、長距離バスの予約方法や快適性・安全性や利用のアドバイスなどをご紹介します!
この記事に登場する専門家
女性ソロトラベラー
あずさ
トルコってどんな国?
トルコ共和国は、アジアとヨーロッパにまたがる面積約78万平方キロメートルの国。
日本の約2倍の面積を持ち、東西に長い国土が特徴的です。
ブルガリア、ギリシャ、ジョージア、アルメニア、アゼルバイジャン、イラン、イラク、シリアと国境を接しています。その地域的な特性から、様々な民族・文化を要しています。
日本とは1890年に和歌山県沖で発生したエルトゥールル号遭難事件などから友好関係が築かれています。また、サッカーが盛んで日本の選手が活躍しているという一面もあります。
また、宗教は国民の多くがイスラム教徒ですが、過去には初期キリスト教が栄えた地でもあり、国内にはキリスト教ゆかりの場所も。旧約聖書にも登場する「アララト山」やノアの方舟が漂着したと言われている場所も残されています。
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トルコ国内の交通手段
長距離バス
トルコ国内の最もメジャーな交通手段は、長距離バス。
飛行機や鉄道だけでは行くことのできない場所にも交通網が張り巡らされており、しかもリーズナブル。トルコ国内での移動に欠かせない庶民の足となっています。
飛行機
ターキッシュエアラインズやペガサスエアラインなど、トルコ国内では飛行機での移動もメジャー。移動時間は早いのですが、やはりバスに比べて高額になってしまいます。
ただ、時期や曜日によってはかなり安く移動できることも。
私はトルコ東部のワンからイスタンブールまで、約1500kmの区間を約2,700円で移動することができました。のちに同じ区間のバスの値段を調べたところ、約5,000円。なんと飛行機よりバスの方が安かったのです。
トルコ旅行の計画を組む際は、飛行機も選択肢から外さずに一度値段を調べてみるのをお勧めします。
鉄道
トルコ国内には鉄道も存在しておりトルコ全土に鉄道網は張り巡らされています。
トルコ国鉄TCDDがイスタンブール・アンカラを起点に主要な都市を結んでいます。
また、アンカラ・イスタンブール間には高級寝台列車、アンカラ・エクスプレスが走っています。
アンカラ・アクスプレスは、「走る一流ホテル」とも呼ばれる快適な寝台列車。
この寝台列車は、アンカラ・イスタンブール間を毎日、約9時間30分で走っています。
イスタンブール・アンカラ間の高速鉄道の値段は、エコノミークラスで71トルコリラ(約1300円)。4時間半ほどでこの区間を移動することができます。※こちらのWebサイトを参照しました
バスよりも早く、快適に移動することができ、場合によってはバスよりもお得。鉄道移動も混ぜて旅行するとメリハリが出ていいかもしれません。
さて、ここからは、トルコ国内の長距離バスについて解説していきます。
トルコの長距離バス〜Metro Turizm〜
トルコでは、国内便・国際線ともに長距離バス網が発達しています。
その中で最も有名なのがMetro Turizm社(以下Metro社)。トルコ国内77都市に代理店をもち、1年間に1,900万人の乗客を輸送しているトルコ最大手のバス会社です。
トルコ国内にはバス会社が150社ほどあるのですが、最も利便性が高くWebサイトも使いやすいと感じたため、今回こちらをご紹介します。
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チケットの予約方法
Webサイトでの予約方法
Metro社のWebサイトは英語にも対応しているため、とても簡単に予約することができます。ここでは、Metro社のWebサイトでチケットを検索して予約するまでの手順をご紹介します。
これがMetro社のWebサイト(英語版)。
まず、左側の「ONLINE TICKET」のところに出発地、目的地、日付を入力します。
すると、その日付の便が出発時間が早い順に出てきます。
左から、バスの種類、出発時刻、到着時刻、車内設備(この場合はモニター、Wi-Fi、コンセントがついています)、残り座席、値段が表示されています。
この中から乗りたいバスを選びましょう。
Metro社は大きく分けて2種類のバスを持っています。「Metro Suite」は1+2の座席、「Metro Class」は2+2の座席です。
バスを選択すると、座席表が表示されます。
日本と少し違うなあ、と思ったのが、埋まっている座席について、男性か、女性かが表示されること。白く表示されている席が空席なので、自分の好きな座席を選びましょう。一番左の一人の席など、場所によっては少し他の座席よりも値段が高い場合があります。
次の画面では、乗客の情報や連絡先、クレジットカード番号を入力します。
「PASSENGER INFORMATION」では、BAYが男性、BAYANが女性。トルコ国民でない場合は、次の項目ではボックスにチェックを入れると、パスポート番号の入力欄が表示されます。その次の欄では、名前(Yolcu Adi)と名字を入力(Yolcu Soyadi)。一番右のServis Secinizでは、サービスバスの有無を選びます。希望がなければ選択しなくてもOK。
「CUSTOMER CONTACT INFORMATION」では、連絡先として電話番号とメールアドレスを入力します。その他の欄は、会社名や税務署など、個人旅行だと入力する必要はない項目です。
最後の項目に、クレジットカード番号を入力して支払い完了。
この後表示される予約確認書を保存しておいて、オトガル(バスターミナル)のチケットオフィスでチケットを引き換えてもらいましょう。
オトガル(バスターミナル)での購入方法
筆者は毎回、予約なしで、当日、バスのチケットを購入していました。
1人だったことや1日に何便も運行しているような路線だったため問題なく乗ることができましたが、人気の路線やハイシーズン、グループ旅行の際には予定通り旅行をするため、予約をした方が良いのではないかと思います。
上の写真は、ジョージアのトビリシからトルコのトラブゾンへのバスに乗った際のチケット。
ジョージアやブルガリアなどの周辺諸国にもMetro社の路線が張り巡らされているようでした。
トルコの長距離バスの乗り心地
座席の快適性は?
筆者が乗車したのは、2+2の座席の「Metro Class」の昼行バス。
8時間くらい乗っていたのですが座席はフカフカで、よく眠ることができました。
途中から乗客が増えてきて混み合ってきたのですが、特に居心地の悪さを感じることなくバスの旅を楽しむことができました。
車内サービスは?
トルコのバス会社はサービスが良いことで知られています。
バスによっては、水や軽食(お菓子)、チャイのサービスがあることも。
車内での飲食はトイレ休憩の関係で注意する必要があります。
トイレ・食事休憩は?
バスにトイレはついていないので、途中のトイレ休憩でトイレに行くことになります。
トイレ休憩の頻度がかなり少なめなので、乗車前、乗車中には飲み食いを控えることをお勧めします。
ただ、緊急の際は運転手に言えばどこかでバスを止めてくれるはず。無理をせずに、何かあれば運転手さんや周りの人に相談するようにしましょう。
また、このトイレ休憩には食事休憩も含まれている場合が多いようです。
食べたいものがあるかどうか分からないので、果物やパンなど持参すると安心でしょう。
Wi-Fiは?
Webサイトを見ていると、ほぼ全てのバスでWi-Fiを利用できるようです。
しかし、場所によってはWi-Fiが繋がらないことも。
私はジョージアからトルコに移動した際、ジョージア国内ではWi-Fiを利用することができませんでした。国をまたいだ移動の際には、常時快適なWi-Fiがあるとは限らないことを頭に入れておきましょう。
コンセントは?
Metro社のバスの車内では、各座席にコンセントがついており、充電することが可能です。
東の果てから西の果てに行くような長い路線もあるため、コンセントは必須ですね。
万が一のため、モバイルバッテリーを持っておくと安心かと思います。
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トルコ旅行は長距離バスが便利!
このように、トルコ旅行では長距離バスが便利。日本のバスに比べて車内サービスが充実しており、快適、しかもリーズナブル。
事前に予約してきちんとスケジュールを組んでおくこともできますし、オトガルでも購入可能なのでその場の状況に合わせて柔軟に旅行することもできます。
トルコはとても大きく、地域によって景色や食べ物、人の印象がかなり違います。トルコを旅行するなら、ぜひ、イスタンブールだけじゃなくて別の地域にも旅行してみてください。
きっと、これまでトルコに持っていた印象が変わるんじゃないかと思います。
筆者、あずさの2018年12月からの世界一周旅行の記録。
約9ヶ月間で東南アジア、南アジア、西アジア、バルカン半島、東欧、北欧、ロシアを巡りました。
トルコの情報も更新していますので、ぜひチェックしてみてください。
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