【カナダ在住者厳選】オタワに行ったら外せない観光スポットベスト10！

ジョイかな子　カナダ在住15年。ヴィクトリアに2年、現在はオタワに住んでいます。カナダの首都である歴史と運河の美しい街、オタワ。オタワとその周辺の地域の在住者ならではの情報をお届けします。

オタワ、そしてカナダのシンボルである国会議事堂。1866年に完成。当時、英領だったため、イギリス色が濃くネオゴシック方式で建てられています。市の中心にあるため建物の前の芝生の広場は市民のくつろぎの場所に。毎週水曜日の12：00には誰でも参加できるヨガのセッションが行われているほど人々に親しまれています。まだ参加したことはありませんが、国会議事堂を眺めながらのヨガをぜひ近いうちに一度と思っています。

1916年に火事で消失、現在の建物は1922年に再築されました。内部はとても重厚な様相。カナダの議会は上院・下院から成り立っています。写真は赤を基調にした上院議会内。ここで様々なカナダの歴史が作られたのだと改めて深く感銘させられる国会議事堂内です。

＊通常は国会議事堂内を無料のガイドツアーで回ることができるのですが、大掛かりな改装のため2019年夏から約10年間はこのツアーは中止されます。大学生によるガイドのカナダの歴史を知るわたしも大好きなツアーだったので、仕方がないですがとても残念です。

1916年の火災時、議事堂内で図書館だけは奇跡的に被害を免れました。1866年の建設当時のままの姿を残した国会図書館。中に入ると息が止まるような美しさ、まるで図書館全部が芸術作品のようです。本棚の後ろから１世紀半以上前にここを利用していた政治家が今にも現れるのではないかという錯覚に陥ります。ここは現在も図書館として使用されています。 

衛兵交代式は6月末から8月末まで国会議事堂の前の広場で毎朝10時から行われています。人気のあるイベントなので、遅くても交代式の始まる20分くらい前には到着して見やすい場所を確保するのをおすすめします。女性、様々な人種の衛兵さんたち。最初にこの多様性のある衛兵交代式をみた時にはカナダという国の素晴らしさに改めて感謝しました。

エルギン通りをぬけ、音楽とともにちょうど10時に衛兵さんたちが国会議事堂に到着します。国会議事堂を正面に見て右側の方が衛兵さんたちが議事堂前の広場に入ってくるとき間近でよく見られますよ！

日が暮れてきました。もうすぐナイトショーの始まりです。入場料無料なので開始時間の少し前に到着すれば大丈夫です。ショーの開始時間は日没の時間によって変わりますので、確認してからお出かけください。ショーが始まるまで、議事堂前の芝生でのんびりゴロリと待ちましょうか？同じような人たちが大勢いるので何となく夕方のピクニックをしているようで楽しいです。

「Northern Lights Sound and Light Show」

国会議事堂の建物をスクリーンにしてカナダの歴史；文化について英語、フランス語で約30分の音と光の迫力あるナイトショーを楽しめます。ショーの最後にカナダの国歌が流れる場面では胸に何か込み上げてくるものがありました。移住してきたのがカナダで本当によかったと。2019年は7月9日〜9月8日に天候が許す限り毎晩開催されます。オタワの夜をこのショーで締めくくるというのはいかがですか？

住所：111　Wellington St., Ottawa, Ontario, Canada K1A 0A6

衛兵交代式：6月23〜24日、7月6日〜8月24日、いずれも10AM開始（2019年のスケジュール）

夜のイルミネーションショー：7月9〜31日(10:00PM開始), 8月1〜31日(9:30PM開始), 9月1〜8日(9:00PM開始), およそ30分間,　天候により中止になることもありますので事前のチェックをお忘れなく！

活気に溢れているバイワードマーケットはオタワのダウンタウンの中心にあります。とれたての野菜、果物そしてお花などを農家の人々が売ったり、地元のアーティストが自作の作品をスタンドで並べています。およそ１３０件ののレストランやパブも入っています。大勢の人たちに混ざってカラフルな品物を眺めながらの散策をぜひお勧めします。歩いているだけで楽しくなる場所です！必ず足を運んでくださいね。

道の両側にはたくさんのスタンドが並んでいます。売っているものを眺めたり、休憩したり。フルーツスタンドで売っているローカルで採れたての果物を買い食べながら歩くと、最高に幸せな気分に♪スタンドでものを買うときは交渉すると少し安くなるかも。

カナダの有名な甘いペーストリー、「バイワードマーケット」の元祖１号店。

ここでひと息つきますか？とて〜も甘いので飲み物の準備も忘れなく！

もちろんカナダお土産No.１のメープルシロップ関係のスタンドも。シロップだけでなくメープルバター、メープルシュガーなどありとあらゆるメープル商品が手に入ります。日本人観光客は礼儀正しくたくさん商品を買ってくれるよいお客さんなんでしょうね。お店のお兄さんもとてもフレンドリーで親切です。小さい瓶などはお土産にいいかも？

住所：55　ByWard Market Square, Ottawa, Ontario

行き方：ホテル　フェアモント　シャトーローリエからSussex（サセックス）通りをアメリカ大使館の方に向かい１つ目の交差点をGeorge（ジョージ）通りへと右折します。George（ジョージ）通りを150mほど歩くとそこはもうバイワードマーケットです。

公式HP：http://www.byward-market.com/

営業時間：8AM〜6PM,　スタンドのお店の場合、特に決まった時間が内容です。

街の中心を通り、オタワの顔ともいえるリドー運河。この運河が建設された本来の目的は、アメリカ合衆国がカナダに攻め込んでくるかもしれないという戦争準備の一環でした。幸いにもその目的で利用されたことは一度もありません。1832年の開通、オタワからキングストン市まで202kmに及んでいます。この美しすぎるリドー運河、私は一目ぼれでした！

5月から10月はのんびりと小型ボートが行き交います。運河の両脇には歩道があり、散歩・ジョギング・サイクリングなどを楽しむ人々の姿も。晴れの日に運河脇の歩道をわざわざ散歩するために私は時々ダウンタウンに出かけます。同じ風景なのに毎回写真を撮らずにはいられません♪

冬にはこの運河が世界最長７.８kmの天然スケートリンクへと変身します。毎年スケートのために100万人以上の観光客が訪れます。

バイワードマーケットを抜け国会議事堂に向かい物々しいアメリカ大使館の隣にある石段を登るとそこはメイジャーヒルズ公園です。この公園は賑やかなダウンタウンのオアシス的存在で、人々がピクニックをしたりごろりと横になっていたりするのをよく見かけます。バイワードマーケットでのショッピングや散策で疲れた時、この公園の木陰で一息つけばまた生き返りますよ！

リドー運河の水門、そして運河を挟んで国会議事堂、オタワ川、対岸のケベック州側を眺めることができオタワで写真を撮るのに最も人気の高い場所となっています。

住所：１Rideau St., Ottawa, Ontario, Canada K1N 8S7

ホテル　フェアモント　シャトーローリエのちょうど裏のあたりになります。公園にはトイレあり（5月〜10月）

1912年開業の由緒あるフェアモント　シャトーローリエ。フランスにあるお城のような豪華なホテルです。ダウンタウンの中心地にありリドー運河とオタワ 川を眺められるという最高のロケーションです。イギリスの故ダイアナ妃を初め数々の政治家、セレブリティーたちに愛用されてきています。ここで宿泊しない場合でも１階にある「Zoe's lounge」でアフタヌーンティーをいただくのはどうですか？優雅な気分でホテルを楽しめますよ！

リドー運河の河岸がまるでシャトーローリエの裏庭のようです。

住所：１Rideau Street,Ottawa,Ontario, Canada K1N 8S7

TEL：＋1（613）241-1414

Rideau StreetとSussex Driveの交差点にあります。

公式HP：https://www.fairmont.com/laurier-ottawa/

ホテル　シャトーローリエ横の階段から降ていくとこの水門に出ます。シャトーローリエと国会議事堂に挟まれた場所にあり、ロケーションは抜群。水門の上を歩くことも。水門を訪れるのはもちろん日中もいいですが、私は時間的には夕方が好きです。周りが公園になっているので散策して写真を撮るのにもぜひオススメの場所です。これはプラザ橋の上から撮った写真ですがわたしとしてはこれこそオタワ！という大好きなイメージの一枚です。

タイミングがいいと、水門が開き小型ボートが通過して行くのが見られます。水門を挟んでの水位を同じ高さにしなければいけないので、この作業に時間がかかります。水門が開くのを待っている間、ボートの持ち主、水門の職員たち、そして周りの観光客たちが一緒に雑談をしたりと、とても和やかな雰囲気です。

住所：１Rideau Street,Ottawa,Ontario, Canada K1N 8S7

ホテル　シャトーローリエのすぐ隣になります。

オタワで最も古く大きな教会であるノートルダム大聖堂は、バイワードマーケットから徒歩で行ける距離に位置しています。40年以上かけて造られ1885年に完成したこの教会ではオタワらしく英語、フランス語両方でミサが行われます。わたしの子供もカトリックの洗礼を受けた思い出のある場所です。

内装はとても色鮮やか、ステンドグラスは古い教会独特の幻想的な美しさです。やはり祈りの場所はとても厳粛な気持ちにさせられます。

ミサのないときは中を自由に見学することができます。ダウンタウン内にあるにも関わらずここではひっそりと静か。にぎやかな外とはまるで別世界のようです。

住所：385 Sussex Drive, Ottawa, Ontario, Canada K1N 1J9

行き方：ホテル　シャトーローリエからSussex（サセックス）通りをアメリカ大使館の方に向かい7〜８分歩くと右側にノートルダム大聖堂が見えます。

ミサの時間以外は無料で見学できます。

公式HP: https://notredameottawa.com/

グリーブ地区はリドー運河のそばにあり歴史のあるとてもお洒落な住宅地です。ダウンタウンから少し離れているためあまり観光客は見かけません。ダウンタウンで自転車をレンタルして運河沿いをサイクリングしてみませんか？２、３km行けばそこはもうグリーブです。

ダウンタウンにあるスパーク通りで自転車をレンタル可能。４時間レンタルで約C＄25（約2000円）、1日レンタルで約C＄32（約2600円）。ロック、ヘルメット、地図つき。

名前：Escape Tour&Rentals

住所：65 Sparks Street, Ottawa, Ontario, Canada K1P 5A5

リドー運河沿いにサイクリングでも利用できる歩道がずっと続いています。サイクリングの合間にこんなベンチで休憩できます。

グリーブ地区にはこんな感じの、手入れのよく行き届いた家が多くあります。どの家も新しくなく、家の周りもお花で飾られていてサイクリングしながらついつい見とれてしまいます。こんなステキな家に住めるなんてちょっと羨ましいです、きっと中も綺麗なんでしょうね！

ダウズ湖はリドー運河が少し広くなったエリアで、湖にようになっているためこのように呼ばれます。湖畔にはレストランもあり、春から秋のシーズン中はアクティブまたはリラックスしている人たちでにぎあう所です。湖の周りにつけられているベンチでゆっくり本でも読んだりするのがオススメです！

ダウズ湖に隣接して植物園もあります。お時間があればぜひこちらの方も。ランチをテイクアウトしてここで綺麗なお花でも眺めながらのピクニックとかはどうですか？

観光シーズンの5月終わりから9月半ばまでは、カヌー、カヤック、漕ぎボートのレンタルができます。水上でのんびりも最高ですね、いろいろな種類の水鳥も寄ってきます。

住所：1001 Queen Elizabeth Drive, Ottawa, Ontario, Canada K1S 5K7

行き方：ダウンタウンにあるリドーセンターの前から＃10の市バス。約15分後、Bronson/Lakeviewで降りて徒歩で4分でダウズレイクに到着。

公式HP：http://dowslake.com/

オタワから北西に約35km、車で25分の距離にある小さな村ウェイクフィールド。ガティノー川の川沿いにありまるで絵本の中から抜け出てきたような美しさです。川沿いにはおしゃれなレストランやお店が並び2〜３時間の散策にはちょうどいいコース。四季それぞれの風景はどれも綺麗でどの季節が一番いいかは選ぶのに困ってしまいます。

ウェイクフィールドといえばノスタルジックな屋根付き橋を訪ねて写真を撮ることも忘れずに！

周りの風景にうまく溶け合った屋根付きの赤い橋。ここにきたら写真を撮らずにはいられません。ここを以前訪ねた時、ウェディングドレスの花嫁とタキシードの花婿が橋の上で写真を撮られていました。こんな美し過ぎる景色の中で将来を約束する！ここウェイクフィールドで結婚式をするカップルが多いというのも頷けます♪

オタワのダウンタウンから約25分のドライブ。ケベック州側になりますが、お店・レストランで英語が通じます。

屋根付き橋の住所：45 Chemin de Wakefield Heights, Wakefield, QC J0X 3G0

公式HP：http://www.patrimoine-culturel.gouv.qc.ca/rpcq/detail.do?methode=consulter&id=171024&type=bien#.XRFxRpNKii5

カナダの首都オタワ。世界中だけではなく、カナダ国内からも大勢の人たちが訪れる観光地です。国会議事堂、リドー運河をはじめ多くの観光スポットにカナダの歴史が刻まれてる街です。

お土産には地元のメープル農場で採れたメープルシロップをお忘れなく＾＾