北米のパリとも呼ばれるモントリオールのおすすめ観光地を紹介!
こんにちは!北米在住のライターで翻訳家でもあるmm2445です。今回は私がこれまでに旅行したカナダの観光都市の中から、経済的に旅行ができたモントリオールの名所を紹介します。
モントリオールはカナダ東部のケベック州に位置し、街並みにフランス文化の雰囲気を感じさせることから北米のパリと呼ばれています。そのため市内では歴史や文化が感じられる観光地をたくさん見つけられますよ。それではモントリオールで見逃せない7つの観光名所を紹介していきます。
標識もフランス語のみ!?パリの薫り高い街並み!

観光名所を紹介する前に、経験者目線であらかじめ知っておいた方がいい情報を教えたいと思います。カナダは通常、英語とフランス語が併用された標識を用いていますが、モントリオールやその周辺エリアではフランス語だけの表記です。これはモントリオールの第一公用語がフランス語であるためです。実際に3人に2人はフランス語が母国語らしいですよ。英語が母国語なのは十数パーセントなんだとか。
街中の建造物だけでなく、言語もまるでフランス感を出していますよね。初めてモントリオールに行ったときにレンタカーで旅行したため、標識が読めずに慌てましたが、標識の形はアメリカと同じであったことと、事前に英語とフランス語が併用の標識を何度か見ていたので、運転はなんとかなりました。例えば写真のように8角形で赤色はストップなので、フランス語でストップという意味だと予想できます。

ストリートの名称もフランスっぽいです。会話は英語のみでも大丈夫でしたが、フランス語を少し勉強しておくといろいろ観光に役立ちます。レンタカーなどを運転する場合には、東西南北とか出口とか、簡単なフランス語を知っていないとちょっと苦しいです。モントリオールから車で3時間ぐらい走ったオタワとかなら、英語とフランス語の両方の表記になるんですけどね。私の場合にはちょうど偶然パリを旅行したすぐ後に立ち寄ったため、パリでなんとなく覚えた知識が大いに役に立ちました。
①ステンドグラスと7000本ものパイプオルガンが壮観!【ノートルダム大聖堂】

それではモントリオール旅行で必見の観光地を紹介していきます。モントリオールでとくに見逃せないのは、こちらのノートルダム大聖堂です。モントリオール歴史的地区にあり、2本の塔が目印です。

素晴らしい外観の写真を撮った後は、内部の装飾の写真を何枚も残しましょう。金や青のような多彩な色が使用されていて、これまでにたくさんの大聖堂を見てきたにも関わらず、その美しさに長時間魅了されてしまいました。もちろんステンドグラスも綺麗でしたよ。

後方には世界最大級のパイプオルガンがあります。7000本ものパイプが使われているらしいですよ。正面にばかり気を取られていて、見逃さないようにしましょう。
必要な時間の目安
15分から30分(体験者の感覚)
アクセス方法
地下鉄のPlace-d'Armes駅から徒歩5分です。もしくは55番、361番、363番のいずれかのバスでNotre-Dame / Saint-Sulpiceで降りてすぐです。
マップで確認
②夜景の絶景スポット!【モン・ロワイヤル公園】
モントリオール市街地のすぐ西側には、モン・ロワイヤル公園と呼ばれる自然溢れる小高い丘があります。園内には展望台もあるため、市街地を一望できます。またリスなどの様々な動物にも出会えますよ。

このモン・ロワイヤル公園は夜景を眺められる絶景スポットです。北米らしい近代的でカラフルな夜景を楽しみましょう。当初の予想よりも、この市街地の眺めに感動しました。

自然が豊かなのでアライグマのような動物も見かけました。というよりアライグマは多すぎて、むしろかなり引きます。アライグマは人間の持っている食べ物の匂いに誘われてついてきます。あとはゴミ箱なども住処にしているようでした。日本だとアライグマと言えば、あらいぐまラスカルのようなかわいいイメージが強いかもしれませんが、北米では結構汚らしい動物です。人間に危害を加えてはきませんが、鋭い爪を持っているので気をつけてください。
必要な時間の目安
1時間から2時間(体験者の感覚)
アクセス方法
11番または711番のバスでCamillien-Houde / Remembranceで降りて歩きます。
マップで確認
③カラフルでモダンな内装が魅力!【聖ジョゼフ礼拝堂】

こちらの聖ジョゼフ礼拝堂は、モン・ロワイヤル公園から見るとモントリオールの中心地とは逆の方向にあります。丘のふもとに建っていて、建物内から都市の眺めもすばらしかったですよ。

2階にエレベーターで上がると、展望台とギフトショップがありました。さらに3階には礼拝堂博物館もあります。

カナダらしいモダンな作りで、明るくてカラフルな内装でしたよ。これまでの教会のイメージを覆されました。
必要な時間の目安
30分から1時間(体験者の感覚)
アクセス方法
51番、166番、368番、711番のいずれかのバスでOratoire Saint-Joseph (Queen-Mary/du Frère-André)で降りてすぐです。
マップで確認
④バチカン市国のサンピエトロ大聖堂を模して建設された【世界の女王マリア大聖堂】

私は別にキリスト教徒とかではないのですが、モントリオール観光というとどうしても立派で綺麗な大聖堂巡りがメインになるでしょう。こちらの大聖堂の屋根には、銅像がたくさん立っていますね。バチカン市国にあるサンピエトロ大聖堂を模して造られたためらしいですよ。

内部は明るく、白を基調とした作りになっています。天井装飾が細かい印象を受けました。

道路を挟んで対角線上に公園があるので、ここからの眺めも写真に納めましょう。
必要な時間の目安
15分(体験者の感覚)
アクセス方法
地下鉄のモントリオール中央駅またはBonaventure駅のすぐそばです。
マップで確認
⑤おしゃれなカフェが立ち並ぶ【ジャック・カルティエ広場】

ジャック・カルティエ広場は、お店が立ち並んでいる細長い広場です。旅行者も多いですが、なんか落ち着く雰囲気の場所でした。

この広場は後で紹介するオールド・ポート(旧港)と、こちらの写真に写っている市庁舎を結んでいます。

ここには花を売っている露店や、おしゃれなカフェなどが多いです。旅行中にのんびりできました。
必要な時間の目安
15分から1時間(体験者の感覚)
アクセス方法
地下鉄のChamp-de-Mars駅から徒歩5分です。もしくは361番のバスでPlace Jacques-Cartierで降りるか、715番のバスでPlace Jacques-Cartier (de la Commune/J.-Cartier)で降りてすぐです。
マップで確認
⑥天井から船の模型が吊り下がる【ノートルダム・ド・ボンスクール教会】

ジャック・カルティエ広場から北に向かった場所に、こちらのノートルダム・ド・ボンスクール教会がありました。この写真は裏口ですが、外観が特徴的でした。

壁に綺麗なステンドグラスが並んでいました。またこの教会は船乗りの教会として知られ、天井から船の模型が吊り下げられています。
必要な時間の目安
10分(体験者の感覚)
アクセス方法
715番のバスでde la Commune / de Bonsecoursで降りてすぐです。
マップで確認
⑦美しい港町!【オールド・ポート】

モントリオールを流れているセント・ローレンス川沿いに埠頭があります。オールド・ポート(旧港)と呼ばれ、豪華客船も停泊しています。

遊歩道があるので、美しい景色をのんびり眺められました。
必要な時間の目安
15分から2時間(体験者の感覚)
アクセス方法
715番のバスでセント・ローレンス川沿いで降ります。
マップで確認
モントリオール旅行のベストシーズンは?
モントリオールを旅行するのに最適な季節は?と聞かれれば、秋の一択です。気候が最適なのは言うまでもないですが、それ以上に紅葉が綺麗なので、できる限り紅葉シーズンを選んだ方がいいでしょう。
紅葉が綺麗なメープル街道とは?
モントリオールを含めて、ナイアガラからケベック・シティーまでの約800キロはメープル街道と呼ばれています。このエリアにはカエデの木が多く、秋には一面が真っ赤になります。カナダの国旗もカエデの柄になっていることからもわかるように、旅行は美しい紅葉シーズンを選ぶことを強くおすすめします。
カナダ東部のお土産にぴったりなメープルシロップ!

カナダ東部の旅行のお土産は、メープルシロップが定番です。北米は食べ物類のお土産の選択肢が少ないイメージを持っているのですが、メープルシロップなら大きさや種類が多種多様なので、どれにするか迷うぐらい見つけられますよ。
メープル以外のカナダ土産は?

カナダのお土産の定番は個人的な意見ではメープル関連だと思っているのですが、それ以外となると北米先住民を思い出させるグッズはいかがでしょうか?好き嫌いが分かれそうですが、トーテムポールのようなインディアンらしいお土産もたくさんお店に並んでいますよ。
モントリオールの観光名所7選のまとめ
カナダのモントリオールのおすすめ観光スポットを紹介しましたが、いかがだったでしょうか?治安も良いモントリオールでは、豪華な大聖堂や教会を巡りながら、ヨーロッパのフランスを思い出させる市街地を散歩してみましょう。旅行がちょうど紅葉シーズンと重なったのであれば、メープル街道をレンタカーで走ってみるのもいいでしょう。絶句するほどの絶景を味わえますよ。
筆者のブログはこちら!
この記事が気に入った方は、カナダの他の都市をまとめた記事も読んでみてください!