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海外旅行で両替はどこがお得?便利なレート表の作り方をご紹介!
海外旅行をする際、お得に両替できる方法がネックとなります!現地通貨に両替をするためにはどこへ行けばいいのか、両替でお得な方法はあるのか、海外旅行前に知っておきたい両替のポイントを紹介します。何も考えずに両替するより30%ほどお得になることもあります!
この記事に登場する専門家
冒険と登山が好きな自転車乗り
うなお丸
両替は海外旅行の必須準備
こんにちは、うなお丸です。
毎年のように海外旅行へ行っているのですが、海外へ行く前には必ず両替をしています。
海外ではカードが使える所ばかりではありません。小さなお店、また地域に行けばいくほど現金は重要となってきます。
海外旅行のための両替のやり方を説明します。
海外旅行の際は両替レートについて知っておこう
日本円を海外のお金に換金した場合にいくらになるのか、は、レートという数字で表されます。
2019年現在、
1ドル=109.5円
1ユーロ=120.7円
これは、1ドルや1ユーロを買うために必要な円ということ。
例えば10ドルを用意する場合、約1,100円が必要になってきます。
2011年~2012年のリーマンショック直後は、1ドルが80円以下でしたし、11年前は1ユーロが170円近くしました。
10ドルのものを購入しようとしたら、800円で買える時と1,100円で買える時がある、こんな風に値段が変わるのがレートなのです。
これは覚えて! 手数料の安い場所順
日本で海外通貨を買う場合
1.金券ショップ
2.空港
3.銀行
海外で現地通貨を買う場合
1.空港
2.郵便局
3.両替商
4.ショッピングセンターの両替コーナー
一つの国の通貨レートは、外交問題なので国全体で一律。
が、交換する場所によって、店頭に表示されているレートが変わっていることがあります。
それは、本来のレートに、お店ごとの手数料が加算されているから。なので、どこで両替するかでお得さが変わります。
1ドル=110円の時、店頭のレートが1ドル=115円という表記になっていたら、1ドルあたり5円の手数料がかかるという事です。
安く外貨を購入したいなら、出来るだけ手数料が安いお店で交換するのがお得です。
上に手数料の安い順を表記しました。たいていの国で、この順番になっています(たまにすごく安い両替商とかもありますが)
まれに、店頭のレートには手数料が含まれていなくて、その代わり一回両替するごとに一定の手数料が発生すると言うケースもあります。
その場合、1万円交換しても、2万円交換しても、手数料が変わりません。
まとまった金額を交換したい場合はこの方法のお店で交換するとお得です。
海外旅行の際は両替できる場所を知っておこう
両替をする場合、どこでできるのでしょうか。
昔は銀行でするのがメインでしたが、最近、都会の金券ショップでも両替をしてくれるお店が増えてきました。
①銀行
銀行ではある程度の額以上の両替が可能です。また、多額の両替は喜ばれる傾向があります。ただし上限はありますので、多額の両替をしたい場合は前もって窓口に確認しておきましょう。
銀行なので他の場所より信用がおけるような気がしますが、不便な事もあります。
レートが基本的にはそこまで良くはないことも多く、通貨によっては下記に記している金券ショップや両替所などで両替していくほうが手数料が安い場合もあります。
また、小さな銀行だと、こういった両替に慣れていないところもあります。
両替になれている銀行かどうか、手数料がいくらなのかを下調べをした上で両替に行きましょう。
銀行が遠くにしかない場合は、オンラインで申し込んで、家に外貨を届けてくれる外貨宅配をしてくれるサービスが便利です。
下記のリンクは一例です。
外貨両替-ゆうちょ銀行
ゆうちょでの取扱通貨や両替上限など
www.jp-bank.japanpost.jp
外貨宅配 : 三井住友銀行
三井住友銀行の「外貨宅配」について
www.smbc.co.jp
②空港
関西空港、成田空港、羽田空港などの国際便が多く離発着している空港には、両替専門の窓口もあります。
空港での両替は、手数料が高いことが多いのですが、外国に行くのに外貨をもう少し変えておきたい時、また、帰国後外貨しかなくて日本の切符が買えないという場合に便利。
まとまった額の両替は手数料の安い所ですることにして、空港では最少限度の外貨両替がおすすめです。
リンクは関空公式サイトに載っている両替所の案内です。
外貨両替所 | 関西国際空港
関空内の両替所の場所を案内
www.kansai-airport.or.jp
③町の両替所(マネーエクスチェンジ)や金券ショップ
都会にしかない方法ですが、金券ショップや両替所でも両替できます。
日本円から外貨にする場合は銀行や空港よりレートがよい(手数料が安い)ところが多くてお得。
ただ、帰国後、外貨を円に変える場合にはレートが悪い傾向があるので注意が必要です。
お店によっては、パスポートの提示を求められることがあります。
パスポートや旅程票を用意しておくと便利です。
こちらもオンラインで受け付けてくれる会社も多くあります。お金を扱うので、利用には注意が必要です。
④自動両替機
海外旅行者が増えている流れから、観光地近くの駅には両替ができる自動販売機が置かれるようになってきています。
手数料が高いのですが、駅が開いている時間なら早朝から真夜中まで両替できること、詐欺を働かれる心配がないので便利。
写真は、下鴨神社や銀閣寺の最寄り駅、京阪出町柳駅(京都市)にある両替機です。
外国通貨から日本円に交換するためのものなので、旅行に行く前というより帰国後に役に立ちますね。
両替したらレート表を作ろう
私が海外または日本国内で多額の紙幣の両替を行った後には、必ずレート表を自分で作ることにしています。
私は計算が苦手なのですが、これがあると、現地で購入したものが日本円にするといくらかわかりやすいし、家計簿をつけるのにも便利だからです。
この写真は、2019年11月末に書いたもので、レートはその時のものです。
上:公定レートと両替レートの差額(手数料がこれで割り出せます)
下:1、50、100、1000など使いがちな現地通貨が何円になるのか
日本で購入するものに比べて高いのか安いのか、ばぱっと計算ができるので、大変に便利です。
悠遊カードというのは台北地下鉄の一日乗車券で、台北旅行必須アイテム。
海外旅行での両替についてあれこれ
渡航先で円が両替できないことは多い
日本でドルやユーロを両替できるように、渡航先で日本円から現地通貨に交換しようと言う人はいませんか?
日本円は、日本人が思うほど、世界で流通していません。
ヨーロッパのマイナーな国、また田舎町、中南米地域、アフリカなどでは、円から両替できないとか、円を見たことがないと断られるケースもあります。
一度ドルやユーロに変えておくとだいたいの国で両替できる
日本で両替を扱っているところが少ない通貨、現地で円から現地通貨に両替できない国や地域に行く場合は、日本でドルやユーロに一度両替していきましょう。
ドルかユーロなら、たいていの国で両替をしてくれます。
中国の元なども両替してもらえる国が多いですが、レートや知名度の観点から言えば、ドルかユーロがおすすめです。
なぜなら、ヨーロッパのマイナーな国の場合で自国通貨が無くてユーロを使っている国があったり、ほかの国でも場合によってはドルでの支払いが可能であったりするからです。アルゼンチンのメンドサでは、レストランでドル払いができました。
ジンバブエなど、自国の通貨に信用がない国なら、ドル払いの方が喜ばれることもあります。
数年前の本の情報は信じるべからず
2014年2月にバルト三国を旅行した時のこと。
ラトビアでユーロから現地通貨に両替しようとしたのですが、できませんでした。
なぜなら2014年の元旦から利用通貨がユーロになっていたから。
これには驚きました。
ユーロ圏はわりとこういうことが起こりがち。他のエリアでも起こらないとは限らないので、現地通貨については最新情報を確認しておきましょう。
東南アジアなら渡航してから両替するのもおすすめ
アジア圏、特に東南アジアでは日本人観光客も多く、街中で日本語を目にする機会もかなり多いくらい。
日本で両替しなくても、円で持って行って現地で両替することも可能です(身近な例で言えば、上海、ソウル、台北など)
現地の空港の両替カウンターで円と現地通貨を両替してくれます。
手数料も日本で交換するよりお得になることもあります。
2019年秋に私が台湾で両替した際、大体25,000円を両替して、手数料が300円程度でした。
両替後は自分で計算して合っていたら受け取ろう
街の両替所などで、本当にその金額があっているのか、また、レシートを受け取らなくて後でトラブルになった、というケースがあります。また、現地通貨を受け取ったら、実は偽札だったという事も。
レシートは必ず受け取り、スタッフの目の前でこちらの渡した金額とレートがあっているかを計算し、偽札が混じっていない事も確認しましょう。
一度離れてから気が付いた場合、自分が偽札を混ぜたのだろうと言われても仕方ありません。
また、小銭を忘れないようにすることも大切です。
海外旅行でクレジットカードは必要?
クレジットカードは必須アイテムとなってきた
クレジットカードは、世界各国で必須のものとなってきています。
旅行先でもクレジットカード払いが主となってきたり、宿やチケットの予約を確約する際にもクレジットカードが大変に重要で、クレジットカードがなければ予約できない予約サイトもあります。
現状、カードを一枚も持たずに旅行することはとても不便と言われるようになっています。
盗難やスキミングなど危険性もある
カードを持つのは大変に便利な事でもありますが、犯罪に巻き込まれるリスクもあります。
カードをひったくられたり、スキミングにあいやすいのです。
盗難された場合は必ずカードの会社に連絡して止めてください。でなければ、カードを際限なく使われる可能性があります。
またスキミング。これは最近では少額のお金を使って、データが利用できると分かると多額のお金を使われるというケースが多発しています。
私もフィンランドでスキミングに遭いました。
その時は、利用場所がフィンランドから突然アメリカになったため、不審に思ったカード会社がすぐに止めてくれて助かりました。
被害金額も払わなくて済みました。
が、犯罪者が北欧で使っていたらスルーされていたでしょうね。
どこへ行くにも現金は用意しておこう
カードのみで旅行をしていると、カードが使えなくなった時のリカバリーができなくなります。
私は北欧を旅行中に、カードがスキミングされ、不審に思ったカード会社にカードを停められたことがあります。
おかげでお金を使われずに済んだのはありがたかったのですが、その後の旅行は現金に頼らなくてはいけませんでした。
必ず、カード以外の現金として、ある程度の額を両替しておきましょう。
海外旅行中に現金やカードの管理には気を付けて
お財布に大きなお金を入れない
旅行中、便利だからとポーチや外ポケットの財布にお金を沢山入れることはままあることですが、そこはスリやひったくりに狙われる場所。
私は海外で、知らないうちに子供にポケットに手を突っ込まれていたことがあります。同公社が見つけてくれたので盗難には会いませんでしたが、ぞっとしました。
使いやすい場所に入れるお財布に入れるのは、少額にしておきましょう。
それだと、盗難のリスクが減るほか、日々の旅行での出費も減らすことができます。
残りの金銭や貴重品は、無くさないように必ず、わかりやすい場所に入れるのがいいと思います。
私は腹巻ベルトと、首から下げておいて服の下に入れられる首下げポーチを使っているのですが、一度首下げポーチを忘れて帰りそうになったことがあります。存在感が薄いものなので気をつけましょう……
まとまったお金やカードは服の下に
まとまったお金、またカードなどは服の下に収納します。腰巻ベルトであったり、また靴下の中に隠すなどの方法もあります。
しかし、この腰巻ベルトが旅行の必需品として浸透した結果、犯罪者にも目をつけられやすくなってもいます。
スリ対策にはなりますが、拉致された場合は腹巻ベルトを渡すように要求されるので、ベルト一か所にお金やパスポートをまとめるのではなく、色々なところに分散させておくのも大切です。
両替直後は道歩きに気を付けて
海外の両替屋では、繁華街の中やスラムの近くなど治安が悪いところにあるケースもあります。そういった場合は必ず、時間帯を選んで利用しましょう。
治安が悪いところ以外の、比較的良いところに両替所があるかどうか、調べてみるのも大切。
どうしても治安が悪いエリアの両替所を利用する際には、道を歩いている際にも後ろ、周りなどにしっかり注意しましょう。
私はタンザニアで、お金を引き出した直後に強盗に拉致をされたことがあって命の危険を感じました。
お金を渡したら解放してもらえたのですが、それ以来20歩歩いたら周りを見渡すように気を付けるようにしています。
これで海外旅行の現金両替は完璧!
海外旅行で必須となる、両替についてまとめました。
海外ではキャッシュレス化が進み、現金がなくても乗り物に乗ったりホテルに泊まったりはできるようになりました。
けれど、現金が必要なシーンもまだまだあります。
スムーズに両替してから、旅行をめいっぱい楽しんでくださいね!
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