ミラノの気候と服装の関係について【在住者】が現地情報をお届け！

こんにちは！Kayoです！米系企業を経て、キャリア変更。都内イギリス系インターナショナルスクールでピアノ教師。その後、イタリアへ。2011年から、ミラネーゼの主人、3匹の犬たちと生活。

近年における、ミラノの気候の傾向、そして服装との関係について、在住者だからこそ知ること、感じることを、ファッションの街、ミラノから発信。そして2019年、ミラノの現在の夏について、最新情報をお届けします！

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まず、旅行を計画する際に、一番重要なのが、天候について。特に休暇を利用しての旅行で、たくさんの素敵な思い出を作り、心地よく旅をするのに、知っておきたいことを、お伝えします。

地中海性気候のイタリア。イタリアの北部に位置するミラノの緯度は、北海道の稚内と同じ。冬は寒く、夏は暑いです。

上のグラフをご覧の通り、1月の、平均最高気温は7度。平均最低気温は2度。

8月は、平均最高気温が、29度で、平均最低気温が20度となります。

平均年間降雨量は、1013mmと、東京に比べると断然に少ないです。しかし、突然の豪雨、嵐、雹が降ることも、年に数回あります。

ミラノの冬と言えば、霧がシンボルでもありますが、異常気象、地球温暖化の影響により、以前に比べれば、霧が若干少なくなっているのが、現状。

夏も、以前より、湿度が高く、アフリカからの熱波のため、気温が上昇し、特に、ここ数年、寝苦しく、家庭でのエアコン普及率も上昇しています。

写真は、ミラノのスカラ座。ミラノ大聖堂からも近く、心地よい日差しを感じながら、スカラ座まで散策するのも、とても爽快！

イタリアでは、イースター（イタリア語でPasqua)を境に、春となります。

"春分"の日の後の最初の満月の次の日曜日が、イースター（パスクア）です。

つまり、毎年、イースターの日が変わりますが、大体、3月下旬から4月上旬あたりとなります。

イースターが終わると、イタリア人の気分は、すっかり春ですが、3月、4月のミラノの天候は、不安定なのが、現実です。4月前半まで、まだ寒い日も続くときもあります。4月下旬から、5月下旬ぐらいまで、清々しい春の日差しを浴びることができます。また、5月に、嵐が訪れることもあります。

さて、まだ肌寒い日もあったり、天気が不安定なミラノの春に欠かさないものは。スカーフ。

スカーフは、防寒のためだけでなく、おしゃれにも、一つのアクセントになります。ミラネーゼにとって、特に、秋や冬だけでなく、春も、スカーフは重要なアイテムとなります。

そして、旅行の際に、かさばらずに、持参できるのが嬉しい！実用的なだけでなく、せっかくの、ファッションのミラノで、おしゃれに、スカーフを活用してみてはいかが？

また、歩きやすい靴を持参するのもポイント。テニスシューズのようなスポーティーな靴も、人気で、定番ですが、一足、バレエシューズを持っていると、カジュアルにも、少しエレガントにも、様々なシチュエーションで使えます。

ジーンズは、オールシーズンで活躍できるので、一足、スーツケースに入れておくと便利。

春らしい日差しがあるときの装いとしては、こんな感じで、明るい色のショートブーツを合わせたり。

メンズについては。

ベーシックなシャツに合わせて、薄手のセーターがあると便利。靴は、もちろん、歩きやすく、履きなれている靴で。

夏です！暑く、気温は、30度を超えることも多いです。ただ、夏の嵐、雹が降ることもあります。

ちなみに、現在。2019年のミラノの夏。

まったく春らしくない、雨ばかりで寒かった春の後、急激に暑くなり、現在、まだ7月に突入していないにもかかわらず、日々、30度を超え、最高気温が40度を超え、既に、蒸し暑い夏となっています。

車の温度計を見ると、既に夜7時半なのに、38度。日中は44度でした。

アフリカからの暑い空気が影響している、この熱波ですが、現在、【2019年夏】の始まりは、ローマや南のカラブリア、シチリアより、ミラノが暑いという、異常なことになっています！

涼し気な、ロングのワンピースや、薄手のパンツでコーディネートをしてみては?

メンズは、薄手のパンツに、ポロシャツを合わせて。

イタリアの太陽の光は、とても強いので、サングラスは必需品。

夏の服装の【注意点】として、ミラノ大聖堂や、教会、聖なる場所を観光する際には、肌を露わにするような恰好は避けてください。

袖なしのタンクトップなど、肩が見えるもの、ミニスカート、短パン、サンダルで、大聖堂に入ることは、禁止されております。

入館前に、服装チェックがあるので、観光スケジュールを確認しながら、服装のコーディネートをすることが、ポイントです。

ミラノの秋冬は、イタリアの他の都市に比べて、平均的に、気温が下がります。降雨量は、一年を通して、秋が一番多いです。冬は、寒く、1月や2月には、雪が降るときもあります。

イタリアの長い夏休み終了後、バカンスから戻り、職場復帰をするミラネーゼたち。秋とはいえ、まだ、夏の終わりの暑さを感じる日々もあれば、冬の訪れを感じさせる涼しい日もあったり。

9月の平均最高気温は、24度、平均最低気温は、16度。

公園、緑が多いミラノの秋の紅葉もロマンティック。10月の平均最高気温は、18度、平均最低気温は、11度です。

朝夜は涼しく、日中、秋の日差しで、心地よい天気の場合、こうして、ロングスカートに、薄手の7分丈のブラウスを合わせて。

もしくは、履きやすい厚手のスパッツに、ブラウスと、革のジャケットを合わせて、秋晴れの突然の寒さに備え。

メンズは、秋色のパンツに、シャツ、そして、パーカーを合わせ、脱ぎ着をして、調節。

特に、パーカーは、メンズだけでなく、レディースも、ちょっと肌寒いときに、重ねられるので、秋は、一枚あると便利。

履きやすくミラネーゼに人気な【Hogan】の靴に合わせたり。

ミラノの11月は、冬の始まりを感じる空模様となります。平均最高気温は、11度。平均最低気温は、6度となります。もしかしたら、11月は、まだ、”秋”なのかもしれませんが、私個人的には、11月に入ると、冬のプレリュード（前奏）のように毎年感じます。秋の終わりから冬の始まりのこの時期は、急に気温が下がったりすることもあり、地元のミラネーゼたちも体調を崩しがちなので、しっかり、身体を温めるための小物を持参することが重要です。

ミラノの12月、1月の平均最高気温は、7度。平均最低気温は、2度となりますが、寒いときは、0度下回ることもあります。また、以前に比べれば、少なくなったとはいえ、霧の日も、ミラノの冬の特徴です。雪は、1月から2月に降ることもあります。3月は、特にイースター辺りまで、まだまだ寒さを感じる日々が続きます。

ミラノで冬の冷たい空気に負けないためには?

冬のファッションの主役は、やはり、コート。

メンズ、レディースともに、【Moncler (モンクレール）】は相変わらず、ミラノで人気ブランドの一つ。防寒のためだけでなく、ファッショナブルに着こなせます。

レディースで、2018－2019の冬に流行った、【フェイクファーコート】（79,99ユーロ、約9,800円）を、H&Mで購入しましたが、大活躍しました。とにかく、とても暖かく、かわいいので、寒い日でも、外出するのが楽しくなります！

又、寒いミラノでは、モンクレールのコートは、老若男女問わず、日常的に活躍。冬は、ジーンズに厚手のセーター、そして、ブーツが欠かせません。

メンズも、ハイカットの履きやすい靴を、こうしてファッショナブルに。

また、そのほかにも、冬は、スカーフ、マフラー、毛糸の帽子などで、身体を温めながら、おしゃれなミラネーゼたちのように。

インターネット社会で、莫大な量の情報で溢れているこの時代。専ら、天気予報も、スマートフォンや、ネットで、手軽にチェックする人も大半。

スマートフォンやサイトによって、”天気予報が微妙に違う！”なんて気づいた人も少なくないはず。

ミラネーゼの間で、信頼できると評判の天気予報サイトは、こちらの2つです。

旅行の際に、まず根本的に決めることが、旅行の時期。

ミラノの散策に心地よいのは、春と秋。春になると、ミラノの歴史あるクラシカルなアパートのバルコニーの緑が、目と心を癒してくれ、初夏を感じさせる、この季節のミラノが、個人的には好きです。

そして、ミラノといえば、ショッピング。夏のセールが行われる7月～8月、そして冬のセールが行われる、1月～3月は、季節のショッピングができるので、おススメ。

イタリアで一番華やかなお祝い行事であるクリスマスは、イルミネーションが美しいので、12月のミラノもおすすめです。

イタリア、ミラノ旅行準備のポイントとしては?

もし、イタリアで運転をする場合は、夏だけに限らず、冬でさえ、天気の良い日は、太陽の光が強いので、サングラスがあると便利。

そして、秋、冬は、女性だけでなく、男性も、スカーフやマフラー、冬は帽子などをスーツケースに忍び込ませておくと、突然、天候が悪化したときに、重宝します。

又、かさばらず、邪魔にならないので、旅行準備の際に重要なアイテム事項となるでしょう。

オールシーズン楽しめるミラノ。それぞれの季節に特徴があり、ミラノファッションウイークや、ミラノ家具サローネなど、他にも、ミラノならではのイベントもたくさんあります。

ぜひ、季節ごとに違う色彩をもつ魅力あるミラノを、ぜひ、お楽しみください！