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カナダ・トロントの物価は高い?日本との比較や気候・治安情報をまとめてご紹介!
カナダトロントは世界でも住みやすい都市の一つであり、近年世界各国からのワーキングホリデーや語学留学生、移民者が増えています。それだけトロントには魅力がいっぱい詰まっているんです。そんなトロントの実際の気候、物価、治安を、トロント在住経験者がご紹介します!
この記事に登場する専門家
タイ在住ライター
Saki
世界で認められた住みやすい都市【トロント】
こんにちはSakiです。
実は毎年「世界で最も住みやすい都市ランキング」が発表されているのはご存知ですか?
このランキングでは、オーストラリアのウィーンやメルボルンをはじめ、日本の東京や大阪などがランクインしている中、カナダからは、トロント、バンクーバー、カルガリーの3都市が上位10位にランクインしています。
日本からの留学生や、旅行者も年々増えているカナダですが、今回はその中でもトロントの気候、物価、治安など旅行の際に役立つ情報をまとめてご紹介します!
日本と何が違う!?【トロントの気候】
日本と同様に四季があるカナダトロントですが、緯度が高いため、1年を通して日本と比べて気温が低く、日差しが強い傾向があります。
ちょっと遅めの【春】
トロントでは毎年4月初めまでは雪が降るほど気温が下がり、年によっては4月中旬にも豪雪が降ることもあります。気温が10度を超えるのはだいたい5月の初め頃で、その時期から桜も咲き始めます。日本と比べると1、2ヶ月ほど遅い春になります。
またこの時期は5度以下になるときもあれば、よく晴れた日は10度以上になるときもあり、日によってだいぶ暖かさが変わります。暖かい日にはTシャツ一枚で十分過ごせるほどですが、次の日には暖かかいパーカーを着込んでいる、なんてこともよくあります。
トロントの春は、秋ほどではないですが、日本に比べてとても短く、暖かくなったなあーと思ったらすぐ夏の暑さがきてしまいます(笑)そのためこの時期に観光に行く方は、Tシャツももちろん必要ですが、パーカーなど、寒くなった時のために備えて厚めのものを持って行くことをおすすめします。
観光ベストジーズン【夏】
6月頃から8月の終わりにかけて、気温も上がり、日差しも強くなりまさに「夏」本番の気候になります。気温は25度から30度ほどになるときもあり、日本とほぼ変わりません。しかし、緯度が高いこともあって日差しがとても強く、サングラスや帽子が必須になります。カナダでは小さい子供もサングラスをかけるほどです。
ただ日が暮れると一気に冷えるため、薄いカーディガンやジャケットなど、適宜羽織ったり、脱いだりできるものを用意しておくことをおすすめします。
また湿度に関しては日本のように高くなく、とてもカラッとして過ごしやすくなっています。先ほど述べたように日差しも強いので、水遊びなどをしてもすぐ乾いてしまうほど。
この時期はカナダトロントの観光ベストシーズンにもなっているため、観光客も多く、イベントなども他の季節に比べてたくさん行われていますよ〜。
一瞬で過ぎ去る【秋】
トロントでは9月中旬からだんだん寒くなり始め、早い年には10月下旬から雪が降り始めます。そのため、毎年秋はほとんど感じられないほど一瞬で過ぎ去っていきます。私もトロント在住時は春同様、秋服や秋用のコートなどは持っておらず、暖かい日は夏服、寒い日は冬服をといった感じで過ごしていました(笑)
そのためこの時期に観光される方は、暖かい日に対応できるTシャツなどに加えて、ジャケットやパーカーなど防寒できる服も必要かと思います。夏同様昼間と日が沈んでからでもだいぶ気温が変わるので、ショールやカーティガンなど適宜、調節しやすい服装を心がけることをおすすめします。
観光には向いてない!?【冬】
トロントの冬は毎年11月頃から3月頃までの5ヶ月ほどです。早い年では、10月下旬から雪が降り始め、4月頃まで雪が降ります。寒い日には体感温度–30度ほどにもなり、日本の冬とは比べ物にならないくらい寒くなります。服装も日本の冬の格好では寒さに歯が立たず、スキー場や雪国に行く時に使うようなスノーブーツや、ウィンタージャケットが必要になります。1年を通して湿度が低く乾燥している地域なので、冬はかなり乾燥するので、肌などか乾燥しやすい人はハンドクリームやボディクリームが必須になります。
ウィンタースポーツが好きな方には、日本よりも雪も多く質もかなりいいのでおすすめですが、ナイアガラの滝や、トロント市街をメインで観光したい方には、やはり夏に行くことおすすめします。
日本にはない【サマータイム】
日本人には馴染みのないサマータイムですが、カナダトロントでは毎年3月初めから10月初めまでの7ヶ月間、サマータイムが導入されています。普段(冬季期間)は日本との時差は13時間で、日本の方がトロントより13時間早くなっていますが、サマータイム期間は時差が14時間になり、日本の方がトロントより14時間早くなります。
実はこのサマータイムですが、今は携帯なども自動的に変更されるようにできるためカナディアンでさえも忘れがち、職場に1時間早くきたり、遅刻したりしてることも珍しくありません(笑)
大都市トロントは安全?危険?トロント在住者が治安情報をお届けします!
勧められるがままに来たトロントに住み続けて13年になるTsukiです。海外に行く時はその国の治安情報が気になりますよね。特に都心部となると心配事も出てくるものです。今回は大自然のイメージがあるカナダでも、都会のトロントの治安情報をお届けします。比較的安全と言われているトロントでも日々、事件や事故は起きています。
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トロントの物価は日本と比べて高い?安い?
トロントの物価は大都市ということもあり、日本より少し高めです。また日本にはないチップ制度があるため、8〜13パーセントの税金に加えさらに10〜15パーセントのチップを払うとそれだけでどうしても高くなってしまいます。
【食費】レストラン、バー
世界中の国から観光客だけでなく移民も多いカナダトロントには、チャイナタウン、コリアンタウンを始め、様々な国の料理を本場そのものの味で楽しむことができます。
基本的な相場をあげてみると、
・コーヒーは約5ドル(約350円)
・ビール(1パイント)は約10ドル(約700円)
・ラーメン1杯は約14ドル(約1000円)
・中華ランチセットは約10ドル(約700円)
・タピオカドリンクは約6ドル(約420円)
レストランやカフェなどではこの値段に、さらにチップを払うことになります。ランチの相場はチップも含めるとだいたい15ドル(約700円)から20ドル(約1400円)ほど。ディナーになるとお酒を飲まない場合で、20ドル(約1400円)から30ドル(約2100円)ほどになります。
日本よりチップがある分少し割高になります。
【交通費】地下鉄、バス、タクシー
地下鉄、バスはTTCといって、料金が一律でどこまで乗っても乗り換えをしても、一回3.25ドル(約230円)です。ただこの値段は現金で支払った場合になります。支払い方には他にトークンと呼ばれる回数券(正確には硬貨なのですが。。。)とプレストと呼ばれる電子マネーがあります。
トークンで支払う場合は3枚で9ドル(約630円)で3枚単位で購入することができます。1回乗るごとに1枚使用します。またプレストの場合も先にお金をチャージしておく必要がありますが、1回3ドル(約210円)で、トークンと同じ値段で、現金払いより約20円安く乗ることができます。現在では、プレストを普及させるために、プレストを使用した場合のみ、改札を入ってから2時間は乗り放題というサービスもやっています。プレストはだれでも作ることができるので観光客の方にも電車やバスで移動される方には一番便利で安くすむのでおすすめします。
タクシーは、会社や車種よって少し変わりますが、基本的には初乗りが3.25ドル(約230円)で、0.143kmごとに0.25ドル(約18円)で、日本よりは安く比較的気軽に使うことができるかと思います。が、英語での説明が不安だったり、ぼったくりが心配だったりで、タクシーを使うのはハードルが高く感じる方も多いと思います。
そこでおすすめなのが、日本でもUverEatsなどで名前が知られているUverというタクシーサービスです。アプリで、乗車位置、降車位置をあらかじめ指定でき、値段も決まっているので、英語での説明や、ぼったくりなどの不安がなく、安心して利用することができます。値段も雨の日や時間によって変動的ではありますが、タクシーに比べてかなり安く設定されています。
Uber
「Uber」のレビューをチェック、カスタマー評価を比較、スクリーンショットと詳細情報を確認することができます。「Uber」をダウンロードしてiPhone、iPad、iPod touchでお楽しみください。
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トロントの治安は?危険な地域とは?
世界で最も住みやすい都市ランキングにランクインしているトロントは世界でも治安のいい都市の1つです。私の経験的に言えば、日本と同じくらいの治安のよさかと思います。ただ、慣れない国ということもあるので日本よりも気をつけていただきたいポイントがいくつかあります。
危険な地域と安全な地域
トロントのダウンタウンと呼ばれる、市街地では比較的、夜もお店がやっていることもあり、道路も明るく特別危険ということはありません。昼間の雰囲気も日本の都市とあまり変わらないと思います(道路にゴミが落ちているのは気になりますが(笑))。
しかし昼間でも危険で、留学生や観光客だけでなく、現地のカナディアンでさえ近づかない方がいいと言われている場所が大きく2ヶ所あります。
・Jane&Finch(ジェーンアンドフィンチ)
トロントの北部に位置する地域で、過去に銃撃事件も起きた場所でもあり、危険な地域とされています。この地域は住宅地で、観光地があるわけでもないので、トロントに住んでいる人もめったに行くことのない場所です。ただ危険な地域とされており、人気のないことから家賃や今流行りのAirbnbなどの宿泊費もとても安く設定されています。安いからといってこの地域に住んだり宿泊することはおすすめしません。ダウンタウンまでのアクセスも悪く不便なので、観光客の方には特におすすめしません。
・Scarborough(スカボロー)
トロントの東部に位置する地域で、かなり広い地域ですが、中国系や南アジア系の方が住んでおり、昔から治安の悪い地域とされています。現在では開拓も進んでおり、湖やビーチなどに行くひとも増えていますが、ジェーンアンドフィンチ地域と同様住んだり宿泊するにはおすすめしません。
夜はやっぱり危険?
日本と同じくらいの治安といえども、やはり夜は危険です。なるべく夜の一人歩きは避け、人になる場合は明るいうちに帰るようにしましょう。
TTCでは24時間バスが運行しており、夜間には女性限定ですが、バスの運行経路ないであれば、バス停でなくても降ろしてくれるというサービスがあります。もし遅くなってしまった場合には、やはりUverなどのタクシーがおすすめですが、夜間バスのサービスも利用して、一人で夜道を歩くことはないように気をつけましょう。
置き引きに注意!
トロントの図書館やカフェではよく、荷物を置いてどこかにいかないようにという注意の張り紙をよく見ます。私自身、置き引きなどにあったことはありませんが、用心するにこしたことはありません。カフェで、トイレなどで席を立つ際も、貴重品はかならず持ち歩いて行くようにしましょう。また、カフェや図書館では、たとえ知らない人でも隣の人に、荷物見ててと頼む人も少なくありません。近くに日本人の人がいたり、話しかけれそうな人がいれば、頼んでみるのもいいかもしれませんね。
日本より厳しいお酒のルール
トロントのあるオンタリオ州では、アルコールが購入できるのはBEER STORE(ビアーストア)か LCBO(リカーショップ)のみとなっており、販売時間も店によって異なりますが朝10時ごろから夜8時ごろまでと、限られています。
また法律で道や公園、ビーチなど屋外での飲酒は全面禁止になっています。そのため、野外でBBQやピクニックをする際も、アルコールはなし。日本人からすると少しびっくりな制度ですよね。お店で飲む際も、お昼の11時から夜中の3時までと決まっており、24時間営業の居酒屋やバーなどもありません。
ピクニックやBBQや、ビーチでうっかりアルコールを飲んでしまって警察に捕まる、なんてことがないように注意しましょう。
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トロントは日本とあまり変わらない!?
以上、カナダトロントの気候、物価、治安についてご紹介しました。少しずつ違いはあるものの、日本と似ているところも多いトロントです。この記事を参考に、安心して楽しんで旅行していただけたら嬉しいです〜。
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