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スリランカの古都キャンディの観光名所まとめ!自然や花でリラックスできること間違いなし!
スリランカの中央高地キャンディは、かつてキャンディ王国最後の王朝のあった世界遺産の街。由緒正しい古都で、観光の合間にホッとひと息つけるリラックス・スポットをご紹介。定番観光スポットから少しはずれて、忙しい旅の合間に印象的な思い出がきっと出来るはず!
この記事に登場する専門家
スリランカ在住WEBライター
たら・みどり
ライター紹介!
ライター:たら・みどり さまざまな国の民族舞踊を学び、最終的に行き着いたのがスリランカのキャンディアン・ダンス。その魅力に取り付かれ2008年に日本国内で学び始めてすぐ、スリランカへの旅へ。以後は断続的に渡航し、2017年からはキャンディに在住しています。現地でローカルのように生活し、生活の様々な面に出会っています。南国リゾート好きに加え、世界各地の民族音楽・文化・伝統芸能に目がありません。スリランカの文化や、生活の中のびっくり!をお伝えしていきます。
スリランカ・キャンディの魅力
インド洋に浮かぶ真珠のように美しい島スリランカ。かつてはセイロン島と呼ばれていた南国のリゾート地です。高地はイギリス植民地時代からの紅茶の栽培地としても有名です。
スリランカの古都・キャンディとは?
中央高地の都市キャンディは、スリランカ最後の王朝が存在した古都。さらに、街自体が世界遺産という由緒正しい場所なのです。
キャンディの街の中央、仏歯寺の目の前で、ひときわ目を引く白く美しい建物は、キャンディでも伝統あるクィーンズ・ホテルです。仏歯寺前は広場になっているため、待ち合わせ場所としてもよく使われるランドマークのような建物です。
スリランカ・キャンディ観光の見どころ
キャンディの観光で有名なのは、仏陀の歯が祭られているという仏歯寺や、街の中心にある人工の湖キャンディ湖などです。
上の写真は、キャンディで最も有名な観光地でもある「仏歯寺」。仏陀の本物の歯が奉られているといわれます。また毎年夏にパレードを行うペラヘラ祭でも有名です。 こうした定番観光地以外にも、キャンディには素敵な観光場所があります。あまり気負いせず、ゆるい気持ちで訪れられる、とっておきの場所。キャンディ観光上級者とも言えるそんな場所を、キャンディ在住者がご紹介します。
①仏陀の一生が等身大で表現されている変わり種スポット!【ラナワナ・プラナ・ラジャマハ・ヴィハラヤ】
ラナワナ・プラナ・ラジャマハ・ヴィハラヤ(Ranawana Purana Rajamaha Viharaya)は、キャンディ郊外にある、ちょっと変わった仏教のお寺です。スリランカ観光でおそらくさまざまなお寺を巡ったとしても、きっとここの印象はすごく残るはず!
ラナワナ・プラナ・ラジャマハ・ヴィハラヤはこんな人にオススメ!
・スリランカのお寺をたくさん巡って堪能した人! ・普通のお寺はおもしろくないので、変わったお寺を見たい人! ・お子さま連れで、お寺を観光したい人! ・観光しながら、ハイキング気分でウォーキングしたい人! ・キャンディのちょっと郊外まで足を伸ばしたい人!
ラナワラ・プラナ・ラジャマハ・ヴィハラヤへの行き方
ラナワナ・プラナ・ラジャマハ・ヴィハラヤは、キャンディから西へバスで約12kmの場所にある仏教寺です。 植物園で有名なペーラーデニヤを過ぎ、さらに西へコロンボロードを行き、バス停「ナヌオヤ・ジャンクション」で下車。
バス停を降りると少しキャンディ寄りに戻ったあたりに、山道への入り口があります。角にはお寺の看板が。 ここから、なだらかな山道を北に約2km歩きます。こんなのどかな風景です。
山の小道を歩いていくと、いきなり目の前に巨大な仏陀像が現れて、ビックリ!木々の間から姿を現します。しばらく山道を歩いて「どこまで行くのか」と不安になり始めたころ、この仏陀像が見えると、目的地がすぐに分かってひと安心。
ラナワラ・プラナ・ラジャマハ・ヴィハラヤの見どころ
このお寺が興味深いのは、仏陀の一生や、弟子たちの姿が、ほぼ等身大の像としてたくさん敷地内に据えられていること。中には、仏陀の一生で悲惨なシーンも現されており、写実的な像にびっくりします。
お寺の入り口から入ると、小高い丘を登る順路になっています。その最初に現れた仏陀像が上のもの。 さらに上に登ると、ちょっと怖いこんな像も。口を開けた鬼?に、ジャンプしようとしている人がいます。急な岩場を歩いていると、こんな像に出会うので、ちょっと怖い・・・。
さて、敷地内でも圧巻なのは、弟子たちの像が山の小道にどこまでも並んで立っている風景。我が子をつい、その列の最後に並ばせてしまいました。
仏陀の弟子たちのようです。実はこの弟子たちの像、お寺の頂上付近にある巨大な仏像めざして歩いているように設置されています。巨大仏に向かって、下方の林の中を、ずっとずっと弟子たちの像が続きます。 道順の通りに歩いていくと、最初に頂上につき巨大仏像に出会うのですが、その仏像がこちら。圧巻です!
*注意)スリランカの多くの寺院では、仏像に背を向けてポーズをとっての撮影は禁止されています。撮影の際には注意しましょう。
お寺というと、厳粛な雰囲気が思い出されますが、このお寺はまるでエンターテイメントの施設のようなおもしろさがあります。子供にも、仏陀の一生を教えるには最適。お寺の中もある程度広くて、歩きがいがあります。程よく高低差もあり、中には狭い岩場を登る場所もあり、1日のハイキングには最適です。
ラナワナ・プラナ・ラジャマハ・ヴィハラヤの情報
所在地:Ranawana Temple Rd, Pilimathalawa 電話:081 2575 208 バス停:「Nanuoya Junction」下車 開館時間:5:00~20:30(2019年6月現在) 入場料:(大人)300スリランカルピー(約185円),(子供)無料(2019年6月現在)
帰り道に立ち寄りたい観光スポット
ちなみに、最寄バス停からすぐの場所には、「ハイウェイ・ミュージアム(Highway Museum Complex)」があります。バス通り沿いのちょっとしたスペースに、スリランカ古い列車などが陳列され、交通事情の歴史が見れます。お子様連れなら、男の子が楽しめそうな場所です。
②大自然に癒される!【ウダワッタキャレー自然保護区】
ウダワッタキャレー自然保護区(Udawattakele Royal Forest Park)は、キャンディでは通称「サンクチュアリ」と呼ばれる、街の中心にある広大な森。動植物を保護している国立公園です。 キャンディの観光では必ず訪れる仏歯寺のすぐ裏(北側)に広がる、103ヘクタールもの広大な森が、このサンクチュアリです。
上の写真は、エントランスすぐのマップの横に案内されている、サンクチュアリ内のオススメ見どころスポット。ぜひこれを押さえてから散策に出かけましょう!
ウダワッタキャレー自然保護区はこんな人にオススメ!
・静かに自然散策するのが好きな人! ・定番観光地に飽きてしまった人! ・運動不足を解消したい人! ・自然の中でくつろぎたいけど、キャンディの街からあまり遠方へ行く時間のない人!
ウダワッタキャレー自然保護区への行き方
ウダワッタキャレーは、キャンディの街から歩ける距離です。仏歯寺の西の端から北へ向かうバス通りを北上し、右手に小さな郵便局と、市議会の建物に挟まれた四つ角を東へ曲がって、なだらかな坂道を登っていきます。 写真の右手がキャンディ・レイク方面。街中の喧騒の中、中央の四つ角を進むと、ウダワッタキャレー自然公園です。
少し歩くと、眼下にグラウンドを眺めながら、あっという間に山道にさしかかります。山道で一度曲がり角を曲がって進むと、そのすぐ先に管理局の建物があり、さらにすぐ先に「Royal Forest Park Udawattakele 50M」の看板が。ここまでたどり着くと、目の前左手に小さなお寺が目に留まります。このお寺の右手の道を進んだすぐ奥が、サンクチュアリへのエントランスです。
お寺の右、エントランスに続く道にも看板が見えます。
街中の通り(四つ角)から、10~15分程度で到着できるでしょう。坂道を歩くのがきつい場合は、四つ角あたりでスリー・ウィーラーをつかまえてもいいかもしれません。この距離なら、50スリランカルピー(約31円:2019年6月時点)で十分です。
ウダワッタキャレー自然保護区の内部の様子(見どころ)
エントランス=チケット売り場を過ぎるとすぐ右手に、施設内のマップがあります。広大な施設のため、ぜひ道順を確認しておきます。展望台や歴史的な場所、動物に遭遇しやすい場所も確認できます。
エントランスの地図を過ぎるとすぐに、左手に池が見えてきます。街から坂道を登ってきて少し疲れている場合は、池の周囲にあるベンチに座って、さっそく休憩するのも良し! 街中の喧騒がウソのように、サンクチュアリの中のとても静かな雰囲気が味わえます。鳥たちの鳴き声にも、とても癒されます。
上の写真は、池のほとり。このあたりには、竹が群生しています。さて、ひと休憩してサンクチュアリ内の散策を始めると、本当にたくさんの植物に出会えます。ほとんどは大きな樹木です。下の写真は、カレーなどスリランカ料理でもよく使われる“ジャック・フルーツ”の木。木の幹にモコモコとたくさんの大きな果実がぶらさがっています。
サンクチュアリの北西方面の道を行くと、うねうねと螺旋状に曲がった木の枝なのか、ヘビのように大きな木から垂れ下がっているものがあたり一面に。とても驚きます。触るととても硬く、サンクチュアリ内の広大な範囲に、この枝を広く伸ばしているという説明書きがありました。 冒頭の写真(看板)の「(5)Puss-wel(Giant liana)」が、下の写真の樹木にあたります。
サンクチュアリの中には鹿などの動物も生息しているようです。
キャンディ湖と街を見渡せる展望スポット
北からぐるりと回って、南側の展望スポットに到着。仏歯寺のちょうど裏手にあたる展望スポットからは、キャンディ湖をはじめ、街中が展望できます。 冒頭の写真(看板)の「(6)City View Point」が、下の写真の場所にあたります。
展望スポットに立つと、右手遠方には、キャンディの有名なホワイトブッダがよく見えます。
街中散策や観光に飽きたら、こんな自然いっぱいの場所で、森林浴を兼ねてホッとひと息つきませんか? ひとつ注意すべきは、サンクチュアリ内で時々サルに出くわすことです。サンクチュアリ外の街中でもそうですが、サルは人間が食べ物などを持ってくると、奪いにやってきます。ぜひ邪魔をされたり危険な目にあわないように注意して、森の中のリラックスタイムを楽しみましょう。
ウダワッタキャレー自然保護区の情報
管理: Department of Wildlife Conservation 電話: 081 2232 873 開館時間:8:00~17:00(2019年6月現在) 入場料:(大人)630スリランカルピー(約390円),(子供)350スリランカルピー(約216円)(2019年6月現在)
Udawattakele Forest Reserve - Wikipedia
Udawattakele Forest Reserve - Wikipedia(English)
en.wikipedia.org
③森の中にあるラグジュアリーリゾート施設!【トゥリー・オブ・ライフ・ネイチャー・リゾート】
トゥリー・オブ・ライフ・ネイチャー・リゾート(Tree of Life Nature Resort)は、キャンディ郊外に65エーカーの広さを誇る、すばらしい森のリゾートです。
トゥリー・オブ・ライフ・ネイチャー・リゾートはこんな人にオススメ!
・本格的なアーユルヴェーダの施術を、ドクターの問診つきで受けたい人! ・静かでリラックスできる環境で、トリートメントを受けたい人! ・郊外の自然の中を散策したい人! ・バード・ウォッチングしたい人! ・自然の中の、プールつきラクジャリーホテルに宿泊したい人! ・アーユルヴェーダを学びたい人!
トゥリー・オブ・ライフ・ネイチャー・リゾートとは
トゥリー・オブ・ライフ・ネイチャー・リゾートとその中に位置するホテル・トゥリー・オブ・ライフ(Hotel Tree of Life)は、日本のハーブとアロマテラピー専門店「生活の木」を運用する(株)生活の木の在スリランカ・グループ会社の施設です。キャンディ中心部から北西へ、クルネーガラへ向かう道沿いに約14km、ひっそりとした郊外ヤハラテンナにあります。
トゥリー・オブ・ライフ・ネイチャー・リゾートの歴史
トゥリー・オブ・ライフ・ネイチャー・リゾートの歴史は、イギリス植民地下の1900年までさかのぼります。当時は700エーカーにも及ぶ茶畑に囲まれたエリアでした。
第二次世界大戦当時は、イギリス兵のプレイホームとして、またマウント・バレン卿の隠れ家でもありました。 現在残っているバンガローが、当時の雰囲気を髣髴(ほうふつ)とさせます。 第二次世界大戦後は、シンハラ人の手に渡り、維持されることとなります。敷地のうち65エーカーの土地が購入され、現在のトゥリー・オブ・ライフの形となりました。
ヤハハラテェンナは、植民地時代からの村です。当時、この地域の泉に人々が集うために、ブロック・カートというホロ付きの牛の引く車が使われていました。
トゥリー・オブ・ライフ・ネイチャー・リゾート内の様子
広大な敷地内には、ハーバルガーデンや、バード・ウォッチングができるエリア、また本格的なアーユルヴェーダの施術が受けられる施設が。アーユルヴェーダ医の問診を受けて、マッサージなどの施術が受けられます。 敷地内は森のように広く、自然散策に最適です。周囲の植物を見ているだけでも、ハーブや植物好きの方は癒されるでしょう。歩きつかれた、ホテルのレストランで美味しいお食事もできます。
南国の植物らしい、大きな葉を発見。
以下は、ジャックフルーツ。カレーの材料にもなります。大きな果実の表面は、まるで細胞とその中の核のような形態がプチプチと並んでいて、初めてみるとびっくりします!
ホテル・トゥリー・オブ・ライフ
ゆったりと滞在されたい方は、敷地内のホテル“ホテル・トゥリー・オブ・ライフ(Hotel Tree of Life)”に滞在するのも良さそうです。施設内には、眺めのよい屋外プールもあります。
「生活の木」が提供するアーユルヴェーダ講座も
日本の「生活の木」は、長年に渡り国内でのハーブ業界をリードしてきた企業です。「生活の木」では国内各地のスクールで、アーユルヴェーダの知識を深め、実際の施術を教える講座を開催しています。
日本の「生活の木」ではアーユルヴェーダ・アドバイザーとアーユルヴェーダ・セラピストの資格が取得できますが、スリランカではさらに上級のアーユルヴェーダ・インストラクター養成講座(12日間)が行われています。これらの資格は、スリランカのアーユルヴェーダ医学協会(SLAMA)の認可を受けた日本アーユルヴェーダ普及協会(JAPA)によって行われており、本格的な知識と技術が学べます。
スリランカとアーユルヴェーダにハマッた方は、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか?
トゥリー・オブ・ライフ・ネイチャー・リゾート / アーユルヴェーダ施術料金の目安
トゥリー・オブ・ライフ・ネイチャー・リゾートでは、アーユルヴェーダ・ドクターのカウンセリングのもと、プロフェッショナルなセラピストによるマッサージその他の施術が受けられます。日本の「生活の木」のアーユルヴェーダ・サロンで施術を行っていたというセラピストさんもいらっしゃいました。日本企業の運営のため、安心してサービスが受けられます。 以下は、料金の目安です(2019年6月現在)。
■各種メニューと料金(料金と円換算:2019年6月現在) ・マッサージ、フットマッサージ:各15USD(約1,630円) ・オイルマッサージ、ハーバルバス、ヘッドマッサージ、フェイスクリームマッサージ:各17USD(約1,850円) ・スチームバス、ヘッド&ショルダーマッサージ:各25USD(約2,715円) ・シロダーラ(額にオイルを垂らす施術:20分):35USD(約3,800円) →上の写真の施術。 ■コースメニュー ・最短30分コース(30USD:約3,260円)から、時間と内容によって選択可能。
アーユルヴェーダ・ドクターの問診(カウンセリング)後の施術を、オススメします。
トゥリー・オブ・ライフ・ネイチャー・リゾートの情報
所在地:yahalathenna, Kandy 電話:081 2499 777 / 081 2491 356 (日本の問合せ先)03-4510-2542 入場料:敷地内への入場料なし(ホテルでの飲食や、アーユルヴェーダの施術など個別料金)(2019年6月現在)
Sri Lanka Nature Hotel | Tree of Life Nature Resort Kandy
Among the Finest Hotels in Kandy, Tree of Life offers you with accommodations, wedding halls & more hotel facilities.
www.hoteltreeoflife.com
Tree of Life Nature Resort
Tree of Life Nature Resort、キャンディ (スリランカ) - 「いいね!」9,600件 · 234人が話題にしています · 19,667人がチェックインしました - A nature resort with 65 acres peaceful calm area. The...
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アーユルヴェーダ|ハーブとアロマテラピー専門店 生活の木
ハーブとアロマテラピー専門店「生活の木」の公式サイト。生活の木で体験できる・学べる、本場スリランカのアーユルヴェーダをご紹介。
www.treeoflife.co.jp
④スリランカの穴場庭園!【ウェイス・パーク / ロイヤル・パレス・パーク】
ウェイス・パーク / ロイヤル・パレス・パーク(Wace Park / Royal Palace Park)は、キャンディ湖の南西の端、湖畔の道を南方面へ登った丘の上にある庭園です。ウェールズ・パーク(Wales Park)という名で呼ばれることもあります。 丘へ登る道が湖畔から目立たず、あまり有名ではありませんが、ひっそりとしていてとても素敵な場所です。
ウェイス・パーク / ロイヤル・パレス・パークはこんな人にオススメ!
・キャンディ中心部で、自然の中でちょっとくつろぎたい人! ・イギリス植民地時代の庭園を気軽に見てみたい人! ・ロマンチックなデートスポットでひっそりと過ごしたいカップルの人! ・歴史に興味がある人!(第二次世界大戦で使用された大砲があります)
ウェイス・パーク / ロイヤル・パレス・パークへの行き方
ウェイス・パーク / ロイヤル・パレス・パークは、キャンディ湖の南西の端から南方面への丘を登ります。少し急な坂ですが、徒歩で5~10分程度で到着します。
湖畔の南西の端に到着すると、湖畔を目にしてすぐ右手に横断歩道があります。これを渡ると、丘へ登る石段が見えます。
目立たない位置にありますが、上り口に上のような表示があるので、気をつけて見てみましょう。 石段を少し登ると、すぐに普通の小道になります。一本道の小道は、その右手の樹木のエリアがもう庭園です。ぐるりと庭園に沿うように登ると、三叉路に出た場所が、庭園のエントランスです。
ウェイス・パーク / ロイヤル・パレス・パークの園内の様子
エントランスを入ると、すぐ右手がチケット売り場です。外国人の入場料は100スリランカルピー(約62円:2019年6月現在)でした。 エントランスからまずすぐに目につくのは、中央から庭園の奥にまっすぐ向かう手前に、かわいい象の噴水が見えます。象が鼻で自分に水をかけているかわいらしいもので、目を引きます。子供連れでも喜びそう。
噴水からまっすぐ奥を見ると、左右対称の美しい小道が続きます。イギリス庭園風のデザインに見えますが、手前のステップの左右には、スリランカらしく象が座しています。
小道をさらに進むと、その先には、第二次世界大戦時に使われたという大砲が設置されています。 それを過ぎると、美しい花の門をくぐり、庭園の丘をキャンディ湖方面へ下る斜面を小道は降りていきます。
門をくぐると、その先には、鳥の象の上に天使が据えられたかわいらしい噴水が。
その先は、さまざまな植物が植えられた広場を通り、小道はエントランスへ向かいます。
ウェイス・パーク / ロイヤル・パレス・パークの歴史
ウェイス・パーク / ロイヤル・パレス・パークは、16~17世紀にまたがる王朝時代に、王とその家族の休暇の憩いの場や、沐浴の場として作られました。 その後、イギリス統治下の1825年に、イギリスがキャンディ地域を治めるためにこの場所に軍の施設を作りました。 庭園内に設置されている大砲は、第二次世界大戦で使われたものです。
その後、20世紀初頭にこの地は公園として再建されました。また当時、キャンディの行政区の官吏であったハーバート・ウェイスにちなんで、「ウェイス・パーク」と名づけられました。 さらに20世紀中盤になると、この公園はキャンディ市の管理となり、管理局の元に維持されてきています。
かつてはキャンディ湖から丘の上まで、広い地域を含んでいたこの庭園も、今ではその一部が残され、3.5エーカーの広さとなっています。それでも、丘の上から斜面の小道を歩くと、キャンディ湖が眺められ、高台まで登った爽快感が味わえます。
市民の憩いの場 ~ ローカルの若者たちのデートスポット!?
庭園内の小道を進み、キャンディ湖へ続く丘の斜面を下るあたりから、ところどころにベンチがたくさん置かれています。ふと見ると、どのベンチも地元の若者のカップルばかり!
仏教色が強く、まだまだ堂々とデートができないスリランカでは、こんなひっそりした場所でのお忍びデートでしょうか?晴れているのに、傘を差してベンチに座り、姿を隠すように寄り添っているカップルもたくさん。
また、キャンディ湖へ続く丘の端からエントランスに戻るあたりには、たくさんの植物や樹木が植えられています。中には、植物の名がプレートで示されていたり、かわいいきれいなお花が小道に植えられていたり。
クチコミではヨーロッパからの旅行者にも好評なこの庭園です。ぜひ、観光中の息抜きに、ホッとできる美しい庭園を訪れてみてください。
ウェイス・パーク / ロイヤル・パレス・パークの情報
所在地:Rajapihilla Mawatha, Kandy 電話:081 2922 312 開場時間:8:00~17:00(2019年6月現在) 入場料:(大人・子供)100スリランカルピー(約62円:2019年6月現在)
Wales Park - Wikipedia
Wales Park From Wikipedia, the free encyclopedia
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Wales Park - 「いいね!」92件 · 617人がチェックインしました - The Royal Palace Park, also known as Wales Park, Wace Park or Rajawasala Park, is a small park on top a small...
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庭園の帰りに立ち寄りたい“カトゥゴデッラ・ラジャマハ・ヴィハーラヤ”
キャンディ湖から、少し急な坂道を登ってウェイス・パーク / ロイヤル・パレス・パークを訪れたら、そのまま坂を下ってしまうのは、ちょっともったいない。 エントランスを出て目の前の三叉路(左手が丘を下る道)のうち、真ん中の道をほんの少し進むと、ひっそりとした落ち着けるお寺、カトゥゴデッラ・ラジャマハ・ヴィハーラヤ(Katugodella Rajamaha Viharaya)があります。
大きな門をくぐり、左手の小さな階段を登ると、本堂とパゴダ(仏舎利)、そして菩提樹の木と木の下に座る黄金の仏陀像が見られます。
丘の上のきもちのよい空間で、ぜひこちらも参ってみてはいかがでしょうか? 庭園内のカップルたちの熱に当てられてしまったら、こちらでひっそり静かに頭を冷やすのもいいかもしれません! 入場無料です。
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観光の合間のリラックスに、またスリランカ・キャンディ観光の上級者には穴場探索に、ホッとできるスポットをご紹介しました。
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