イベントだらけのイタリア

こんにちは。イタチです!
イタリアのお祭りと聞くとヴェネツィアをイメージする人が多いのではないでしょうか?勿論ヴェネツィアもイタリアを代表する有名なお祭りですが、イタリアにはまだまだ沢山のお祭りがあります!今回はそんなイタリア各地で行われているお祭りについて紹介していきます。
カーニバルとお祭りの違い
カーニバルはcarnevaleと言い、謝肉祭を意味しています。キリスト教独自の習慣で日本では馴染みがありませんが2月になるとヨーロッパ各地でカーニバルが行われています。
2月に行われるお祭りがカーニバルだと思っていただけるとわかりやすいです
イタリアのお祭り①ヴェネツィアのカーニバル

言わずと知れたイタリアで最も有名なカーニバルで、世界三大カーニバルの1つでもあります。この期間は世界中から仮装をした人々がやって来ます。ヴェネツィアの本島全体がカーニバル会場になっているので至るところで仮装した人々を見られます。入場料などは無く、期間中はずっと開催されます。
元々は中世時代、身分を隠して純粋に踊りを楽しむことを目的に出来た習慣だと言われています。期間中は様々なイベントが開催されるので公式サイトをチェックしましょう。
マスクを被って参加しよう

ヴェネツィアでは至るところでこのようなマスクが売られています。マスクの値段はピンからキリまであって、安いものだと5€(650円)、高いものだと数万円するものもあります。
個人的にはなるべくお手頃な値段のものを買って、それを着用しながら街を練り歩くと楽しいですよ。
メイン会場はサン・マルコ広場

ヴェネツィアの中心街でもあるサンマルコ広場に沢山の人が集まっています。色々な仮装を見てみたい!という人はここに行きましょう。各種イベントもここで行われます。
ヴェネツィアカーニバルの詳細情報
場所 :ヴェネツィア本島
行き方:mestre駅から電車で10分程
開催期間:2月中
参加費:なし
他のお祭りに比べて期間が長い分、イベントがあまりない日もあります。僕が行ったときはちょうどその日でした(笑)
イタリアのお祭り②ヴィアレッジョのカーニバル

日本では全く馴染みがありませんが、イタリア国内では超有名なカーニバルがこのヴィアレッジョのカーニバルです。海が見える広い街道を大きな山車とダンサーが練り歩きます。
このカーニバルにヨーロッパ各地から沢山の人が訪れるそうです。確かにこれはわざわざ外国からでも訪れる価値はあります。
2月の毎週土曜日に行われます。詳しくは公式サイトをチェックしましょう。
スリの心配はあまりしなくても大丈夫そうです。
社会風刺がテーマ

このカーニバルは最近の社会風刺をした作品が多く、見応えがあって楽しいです。

参加者とパフォーマー、山車との距離が非常に近く、カーニバルを超間近で楽しめます!
筆者的ベストカーニバルです

そんなに沢山のカーニバルを見た訳ではないですが、このヴィアレッジョのカーニバルが個人的に一番楽しかったです。まず山車の作り込みが素晴らしいです。顔のシワなど細かいところまで再現されていました。そしてダンサーの踊りも素敵です。地元の子供達と思われる子達が出演していてとても可愛らしかったです。
ヴィアレッジョのカーニバルの詳細情報
場所 : Viale Daniele Manin, 55049 Viareggio LU
行き方 :viaggiavo駅からまっすぐ徒歩で10分程
開催期間:2月中毎週土曜
参加費:2500円程度
イタリアのお祭り③イブレアのカーニバル

最近メディアでも取り上げられるようになってきたオレンジを投げ合うカーニバルです。ここで使われているオレンジは食用に不向きなものが使われているので、間違っても食べないようにしてください。絶対に汚れるので汚れても良い格好で行きましょう。
日程は2月の下旬~3月です。公式サイトをチェックしてください。
旅行者の参加はOK?

旅行者は基本的見学のみで参加は出来ないのですが、地面に転がってるオレンジを少し投げるくらいならOKです。写真のフリジア帽を必ず買ってください
イブレアカーニバルの詳細情報
場所 : Corso cavour Ivrea周辺
行き方 : Ivrea駅から徒歩で15分程
開催期間:2月中
参加費:なし
基本的に参加は出来ませんが見ているだけでも非常に楽しいお祭りです。どちらかというとスリよりも貴重品を汚したり壊さないように注意してください。こびりついたオレンジはなかなかとれません。
イタリアのお祭り④チェントのカーニバル
ボローニャ近郊のチェントという街でもカーニバルが行われます。これもヴィアレッジョのカーニバルのように山車が出て来ます。リオのカーニバルと姉妹提携を結んでいるので、リオ風のサンバが見られることが大きな特徴です。2月の毎週日曜日に行われているのでヴィアレッジョと合わせて見に行ってみても良いかも知れませんね。
プレゼントも
このカーニバルでは山車からプレゼント(小物)が投げられます。あまり期待はしないでください(笑)
チェントのカーニバルの詳細情報
場所 : Piazza Guercino cento
行き方 :ボローニャ中央駅からバスでCento cimitero駅まで行って徒歩10分
開催期間:2月中毎週日曜日
参加費:15€(約2000円)
ヴィアレッジョとよく似たカーニバルです。どちらか都合の良い方に行くと良いでしょう。こちらはリオのカーニバルと提携を組んでいるのでヴィアレッジョよりもダンスの質が高いです。本格的なサンバが見られます。その他ライブパフォーマンスなども行っていて一日中いても退屈しません。
イタリアのお祭り⑤ペルージャのチョコレート祭り

ペルージャという小さな街では10月にチョコレート祭りが行われます。バレンタイン発祥の地イタリアというだけあって、とても美味しいチョコレートが食べられます。また、ペルージャは中世の町並みがそのまま残っている美しい街なので、お祭りと合わせて観光も楽しんでください
チョコレート祭りの詳細情報
場所 : Piazza Giacomo matteotti
行き方 : perugia railway station からバス15分と徒歩5分
開催期間:10月
参加費:なし
正式にはeuro cioco と言います。期間中は世界中の有名チョコレート店がやってきますので色々食べてみてください。チョコレートの彫刻などもあって、食べること以外でも私達を楽しませてくれます。
イタリアのお祭り⑥シエナのパリオ

トスカーナ州の小さな街シエナではイタリア人大熱狂の競馬のお祭り"パリオ"が開催されます。シエナのランドマークであり、イタリア一美しい広場と称されるカンポ広場で行われます。競馬と言っても賭け事が行われるわけではなく、純粋に競争が行われます。
7月2日と8月16日の2回に分けて行われます。
優勝商品は"名誉"
シエナは17の地区(コントラーダ)から構成されており、パリオの時期にはそれぞれの地区から代表となる騎手と馬を選出し、パリオに出場させます。優勝して得られるものは名誉です。「私達の地区はパリオで優勝したんだ!」という名誉のために熱狂出来るイタリア人、とてもかっこいいです
中世時代のヨーロッパでは名誉というものが非常に重要視されていました。名誉の無いもの=社会的弱者という構図になっていたのです。そのような人は就く仕事も限られてしまうため、人々は必死に自らの名誉を守ろうとしました。例えば人から売られた喧嘩を買わなければ意気地無しとされ、名誉が損なわれてしまうのです。しかし、当時も今と同じく喧嘩は奨励されていなかったので、その代わりとなる争い事としてパリオなどの地域のお祭りが生まれたのだと思います。
パリオの詳細情報
場所 : piazza del campo
行き方 : siena駅から徒歩20分程
開催期間:7月2日と8月16日
参加費:なし
イタリア人で知らない人はいるの?という位イタリア国内では有名なお祭りです。このお祭りもまた、イタリア中から観客がやって来ます。参加費は要りませんが、当日は早くに場所取りをしないと確実に入れなくなります。また、宿も早めに確保しておきましょう。
イタリアに行くなら2月がおすすめ!

イタリアへ行くならカーニバルが開催される2月がおすすめです。2月なら観光客もそこまで多くないので、ストレス無く観光出来ると思います。勿論2月以外でも様々なお祭りが開催されるので渡航する日が決まったら是非お祭りが開催されていないか確認してみてください!
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